琉球お爺いの綺談

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琉球お爺ぃ小話

温暖化が進むかどうかではなくて(1) 持続可能社会の闇と解決法の提案

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温暖化はどうでもいいのである。持続可能社会の闇



 環境エネルギーという話をしている、またそのお話を、開講する時期が来ることになる。

 機械は、物理的にゴミを減らす「ゼロエミッション」、理想はゴミをゼロとして、リサイクル可能な形に持っていくこと、持続可能社会の物理的な側面を担っている。

 電気は、エネルギーの持続可能性ということになる、理想は資源をゼロとして、持続可能な社会を実現する、社会的な側面を担っている。

 コト情報では、膨れ上がる経済 活動の生息場として、既に膨張する経済活動が蠢くバケモノリヴァイアサンとなっているが、いかに膨張する経済活動を抑制し、持続可能な社会を実現するのか、ことわりの側面を担っている。

 まぁ、困ったことに、一般人にはまったく関係ないということで、寝てる学生に多い授業もである。一般教養としては、必要であろうが、エネルギー管理という形で、一定の整理をしていく必要がある。

 ここで言う、持続可能な社会は、SDGsとやらの実現ではないので、説明が困ったことに厄介なのである。

 コト情報という形で、管理していくと考えると、ゴミ,エネルギー,コトという三点を、エネルギーで数値化するという形で、概念把握を行う必要となる。モノに関わる点であれば、石油エネルギー換算という形で、算出する方法もあるし、エネルギー管理士という形で、資格対象としても扱われている。しかしながら、コト情報で課題となるのは、多様性の確保という点にあるだろう。

 持続可能な社会は、効率が求められ、世界中から、日本の生産性が低いと、問題視されている状況がある。SDGs多様性の確保は、効率化に逆らうものであり、コストが増加して、生産性を低下させる要員となる。

 本音と建前を使い分ける、欧米を中心とした諸外国であれば、SDGsを推進しても、プライベートとパブリックを明確に分けることができる。そういった国々であれば、自分自身の思想や考え方として、多様性を認めていなくても、大きな問題になることはない。しかしながら、本音と建前を一致することが求められやすく、同調圧力が強い日本の場合、SDGsの推進は、自分自身の思想や考え方の変更を求められる結果となる。SDGsへの反発は、この思想や考え方の変更圧力に対する、抵抗勢力ということになる。



 トイレを考えてみよう、敷地面積の小さいコンビニでは、トイレは一つしかないのが普通で、この場合、男女共用という形になる。大規模商業施設のように、敷地面積が大きくなると、男女別という形が取れるが、ここに多様性の問題が加わると、多目的ルームという形が加わる。

 トイレというのは、日本では無料で提供されるサービスで、店側にとってコストがかかり、面積当たりの生産性を阻害する因子となる。サービス提供であり、おもてなしとして活用されるが、店舗にとっては、利益を生み出すモノではない。

 店舗にとっては、デッドスペースではないが、維持管理コストがかかる、容積がトイレの容積となる。男性トイレ、女性トイレ、男女を分けるようになったのは、明治期からであり、江戸期以前のトイレは、性別で分かれていなかった共用スペースであった。日本の場合、お風呂が混浴であったことを考えれば、共用スペースであることで、時間調整等の課題があったのは事実である。

 女性トイレが、女性の権利化したのは、欧米の考え方であり、元々トイレや風呂が、長屋等での共同生活を基本として、風呂やトイレが共用スペースであり男女の区別などなかった日本では、男性用女性用と、トイレを分ける必要性が無かっただけである。覗きや猥褻行為が、黙認されるのは、男性女性に関係が無く、女性だけが猥褻や覗きの対象であったわけではない。

 また、お爺ぃが大学生であった昭和の時代、まだ、風呂トイレ共同のアパートも多く、アパートで雑居生活であったのは事実であり、男子学生も女子学生も、当たり前の空間であり、風呂トイレが部屋に必要になるのは、バブル期くらいの金銭的な余裕があった時代の話であった。
 平成になった頃から、金銭的な余裕は無くなっていくけれど、風呂トイレ事情が、個人の占有スペースという意識になっていったのは、バブル以降の思想ということになる。

 SDGsの流れからすれば、最終的に、トイレスペースは、共用スペースという形で、旧に戻る形態へと進化することになる。

 コト情報としてトイレを捉えた場合、SDGsを推進すればするほど、トイレを共用スペース化する圧力が上昇することになる。すべてのトイレが、多目的スペース化という形で、変化していくことになるだろうというのが、SDGsが推進していった結果として、トイレの状態ということになる。

 こういった状況を受け入れることができるかどうかは、女性の事情ということになるが、老若男女を問わない、トイレの多目的スペース化が、日本におけるSDGsの解決手段ということになるのだろう。

トイレの歴史事情は、「平安バストイレ事情」という形で記載している。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/36138718/441070982



 時折、トイレのSDGs化という話にあたって、安全確保や盗撮や除き防止という話がでるが、本質としてはモラルの問題でしかない。覗き対策や安全確保からすれば、すべてのトイレを洋式かつ密室化したうえで、非常ボタン等の設置という流れになる。手洗い等の共同空間には、防犯カメラを複数設置して、監視体制を強化することとなる。

 正直、現在の男女トイレ別よりも、コストはかかるし、安全性は低下する。しかしながら、SDGsという選択をしたのが、グローバル社会の結果というのであれば、世界との同調圧力が上昇するのは間違いなく、日本という国は、同調圧力に弱い国である。
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