琉球お爺いの綺談

Ittoh

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未来if

梅干しは、日本か

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  最近、電子書籍の進展して、ようようと自分が持って居る本の電子版が出版されるようになった。
  おかげで、ポチッとなの回数が増えて仕方ない。これは、これで困ったものである。
「梅干しと日本刀」を書いたのは、樋口清之という人であった。

  日本人らしさとか、日本人って何?という疑問への答えを、作者なりに書いた本である。最近、日本語以外の言葉を耳にする。今のところは、ほとんどが観光客だ。しかしながら、日本にはすでに様々な人達が暮らして居る。いくつかの地方自治体は、すでに日本国籍を持たない住民が、日本国籍を持つ住民に迫ってきて居るという話も聞こえてくるようになった。
  「日本が日ノ本でなくなった」というのは、遠い将来とは言っても、百年も先のことではない。
  そういった時に、日本という存在が、どのような世界になるのかは、判断できないことも多いが、おそらくは高齢となった多くの日本人が、「昔は良かった」というのではないだろうか。
  今を生きる高齢者が、当時のことで都合の悪いことを忘れて、昭和は良かったというのと、それほど大きく変わることではない。

  本当の欲しいこと、聞きたいことというのは、なかなかその時代に聞けるものではない。
  日本では、戦前、戦中、戦後の話が8月には、繰り返すように溢れるが、ようやくにして、すこしづつ、実相が語られるようになってきたのではないだろうか。
 お爺ぃは、戦後沖縄の占領下で生まれた。だから、父親は8月15日の玉音放送を聞いてはないない。
 すでに負けて占領されている国に、放送は届かない。
 南方では、放送すらも嘘だと信じて、戦い続ける日本人も居たという。

 日本には住んでいれば、日本人であるということを、知ろうとしない、なんでと疑問に持つことも無い。しかし、これからの日本人は、日本人であることを問われ、なんで自分は日本人なのだろうと考えることが要求されるだろう。



  そんな時に、「梅干しと日本刀」一度は読んでみてもいいような気がする本だ。



「日本が、日ノ本でなくなった」というのは、新たな時代を築くこととなる、これから日本に住んでいくことになる人々に対して、これからの百年を生きるために、ちょっと考えておいて欲しいなぁと思って書いたコンテンツである。

「2050年 日本が、日ノ本でなくなった」
「琉球お爺ぃ」
2017年8月16日同時掲載
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