琉球お爺いの綺談

日ノ本史伝

史伝01 日ノ本制圧は大変です。

　ファンタジーで言われる魔力とは、気力プラーナというモノであり、「魔」という言葉が付いているが、これは一神教の教義を規定する中で、異端とされて「魔」に扱われたというだけである。気力プラーナそのものには、陰陽があるだけで、善悪という概念は無い。

　「卑弥呼」というのは、日ノ本の女王ヒメミコの名であり、皇族女性の尊称であり、個人名ではなかったと想定される。魏国よりの使者が来られて、応対した最高位の女王ヒメミコが名乗ったけれど、日ノ本の名乗りは、家祖代々の流れを説明するため、非常に長くなることから、最後の女王ヒメミコと名乗ったのを名前として記述したのではないかと推定される。

　実際のヒミコの記述には、「鬼道に長ける」とあるように、魔法が使えたのだと推定される。魏志の当時は、日ノ本すべてが「まつろう民」ではなく、「まつろわぬ民」を含めた連合国家であり、纏め上げたのが倭ヤマトの国であるという状況であった。

　つまりは、数多くのあやかしひとならざるものもまた日ノ本に棲み、人とあやかしひとならざるものにどちらにも、「祀ろうモノ」が居て「祀ろわぬモノ」が居た。

　魔法は、玉に宿り鉄剣を流れ、鏡に照らす。

　「鬼道」を持って、日本制覇を確立したのが、「卑弥呼」ということになります。女王ヒミコが登場した時代は、日本制覇の最終時期であったことになります。お爺ぃは、個人的には、「卑弥呼」を神功帝と、現時点では推定しています。神功帝による「三韓征伐」は、日本征覇の最終段階であり、日ノ本の流れを決めた時期ということになります。