381 / 511
お爺の一考
トンデモ研究だそうな02 大規模なお金は、国防予算から?
しおりを挟む
アメリカの国家戦略、インターネットとGPS
インターネットの元となった、ARPANET[Advanced Research Projects Agency NETwork]というのは、国防予算が投入されて開発されていた。予算投入の理由には、色々と組み込まれたモノもあったようだが、現行のインターネットとの関係については、否定的に語られている。しかしながら、ゴア副大統領の情報のスーパーハイウェイ構想に始まり、2000年の沖縄サミット以降に急速に浸透していったのは事実である。
インターネットの根幹であった、「自由:Free」「平等:Flat」「自律:Autonomy」という概念は、神話的な黄金時代を築き、インターネットを介したコミュニケーションが、世界中に広がっていったのである。
もう一つが、時々、日本国内にも破片が落下する、各種偵察衛星であった。すでに大量のゴミと言えるくらい、地球の衛星軌道上には、大量の廃棄されたり機能を失った人工衛星が浮かんでいた。宇宙開発競争は、莫大な資金が投下された、米ソ冷戦の象徴でもあった。人工衛星の打ち上げで、ソビエトは圧倒的に先行し、アメリカが国力に任せて資金投下をおこなって、アポロ計画による月着陸の実現と帰還によって、アメリカが勝利したともいえる。
中曽根首相の「不沈空母」発現して、レーガン大統領が、「スターウォーズ計画」を推進して、宇宙開発競争そのものが、ソビエトの国家経済を破綻に追い込むモノであった。
研究内容からすれば、当時の技術開発能力を大幅に上回る、莫大な予算が投下された「トンデモ」研究計画であった。
アメリカとしては、ソビエトを破綻に追い込む戦略的な価値であったし、パックスアメリカーナを確立する、重要な戦略要素でもあった。こういった計画から生まれたのが、GPSを用いた測位システムである。日本では、カーナビに採用され、日本の道路情報を適応させることで、急速に発達して、現在では車には欠かせない機器となっています。
<<<<<>>>>>
パックスアメリカーナの確立は、インターネットをGPSが齎したと、お爺ぃは考えています。
<<<<<>>>>>
パックスアメリカーナの確立と崩壊は、インターネットとGPSに対する諸国家の反応によって、理解することができます。「自由:Free」「平等:Flat」「自律:Autonomy」という概念は、神話時代の黄金期は、インターネット上の通信信号に対して、ハガキのようなサービスとして確立されていました。つまりは、通信回線上を流れる信号は、無線放送と同じく、ノーセキュリティで信号が伝送されていたのです。Wind〇wsというOSもそれを後押ししていたようなモノで、セキュリティという考え方そのモノがありませんでした。
ハガキのような通信という発想は、インターネット上を流れるすべての情報が、公開情報であるという意味になります。JuNETのように、大学公共機関が使用し、私的やビジネスとして利用するという発想が無い時代であれば、すべての人が善意を期待できるという前提で構築されていました。つまりは、情報のセキュリティそのものが、参加者全員で担うようなモノであったのです。
今では、夢(悪夢?)のようなモノですが、インターネット接続の初期は、「自由:Free」「平等:Flat」「自律:Autonomy」という概念の下、接続されているパソコンを簡単に確認できた時代でもありました。私が、昔住んでいたマンションは、マンション全体で一個のルータで接続されていて、接続されているパソコンがすべて確認可能な状況でした。ファイルを共有化してしまうと、マンション全員と共有しているような感じだったのです。
「*.jpg」とか「*.jxw」で検索すると、恐ろしい結果になったことを、お爺ぃは記憶しています。
これは、車載電話だった頃から発展した、昔のケータイ電話も同じでした。通信に使用する周波数帯域に誰でも聞くことができるように、通信信号が送信されていたのです。つまり盗聴する人は善意の人で、盗聴しても悪用しないという前提で、電波が通信に使用されてきました。犯罪の取り扱いについても、盗聴そのモノではなく、盗聴したことを悪用したことに対するモノでしかありませんでした。
インターネットがビジネスで使用されるようになると、ノーセキュリティという訳にはいかなくなります。昔で言えば、ハガキから封筒への変化ということになります。
世界中でビジネスとして、インターネットが浸透していくと、ハガキの情報として、情報収集が容易になることを意味します。インターネット上に流れる情報に対して、セキュリティをかけることに、アメリカの反対によって暗号強度を低く設定することになり、セキュリティの問題が取り上げられるようになったのです。
<<<<<>>>>>
つまりインターネット上で、セキュリティという概念は、ビジネスが齎したことになります。
<<<<<>>>>>
人々が便利に使っているGPSは、測位信号への妨害電波[ジャミング]や測位信号の偽装情報[スプーフィング]の危険に晒されていて、利用できないことがあります。これは、GPSがアメリカ政府が主導する、戦略兵器の側面があることの証明でもあります。結果として、欧州のガリレオや中国の百度といった、測位情報システムを独自に開発することになりました。
日本でも、同じように、広域情報収集が必要となったのは、北の方から打ち出されたロケットが、日本領空を通過して、太平洋上に落下した事実である。それまでの日本の防衛システムでは、対応できない、広域情報収集システムの必要性に迫られたのである。現在、日本上空を飛んでいる、天頂衛星の開発は、日本独自の広域情報収集システムの開発でもありました。
日本の準天頂衛星「みちびき」のシステムは、GPSの通信信号に対して、測位情報への妨害電波[ジャミング]や測位信号の偽装情報[スプーフィング]が生じても、位置情報を正確に取得できるように設計されています。まぁ、日本の衛星を活用できる範囲は、日本標準時子午線の東経135度を中心とした軌道上であり、東西南北に限界範囲があります。公式の発表では、東経180度、南緯60度、東経90度、北緯60度、という結果となっています。衛星の観測範囲からすると、西はオマーン湾あたり、東はハワイ諸島、北は北極、南は南極という感じです。精度の確保が難しいというところでしょう。日本の対地同期軌道GEO[Geostationary Orbit]をとって静止している、「ひまわり」も気象情報だけでなく、位置情報に利用されています。日本の準天頂衛星「みちびき」、静止衛星「ひまわり」といった位置情報を利用すると、日本国内ではセンチメートル単位で位置情報の補正が可能です。基準点を独自に規定すると、ジブチ共和国に自衛隊の海外基地があるのは、こういった位置情報確保の範囲外で、日本が公用で活動をおこなうためなのかもしれません。
<<<<<>>>>>
日本が、位置情報について、独力で対応できたのは、テ〇ドンのおかげ?
<<<<<>>>>>
日本には、国家による長期計画で、独自の体制を構築できる見本。「準天頂衛星みちびき」「静止衛星ひまわり」といった衛星開発事業に対して、継続的に資本投下をおこなえる体制が整えられている。
インターネットの元となった、ARPANET[Advanced Research Projects Agency NETwork]というのは、国防予算が投入されて開発されていた。予算投入の理由には、色々と組み込まれたモノもあったようだが、現行のインターネットとの関係については、否定的に語られている。しかしながら、ゴア副大統領の情報のスーパーハイウェイ構想に始まり、2000年の沖縄サミット以降に急速に浸透していったのは事実である。
インターネットの根幹であった、「自由:Free」「平等:Flat」「自律:Autonomy」という概念は、神話的な黄金時代を築き、インターネットを介したコミュニケーションが、世界中に広がっていったのである。
もう一つが、時々、日本国内にも破片が落下する、各種偵察衛星であった。すでに大量のゴミと言えるくらい、地球の衛星軌道上には、大量の廃棄されたり機能を失った人工衛星が浮かんでいた。宇宙開発競争は、莫大な資金が投下された、米ソ冷戦の象徴でもあった。人工衛星の打ち上げで、ソビエトは圧倒的に先行し、アメリカが国力に任せて資金投下をおこなって、アポロ計画による月着陸の実現と帰還によって、アメリカが勝利したともいえる。
中曽根首相の「不沈空母」発現して、レーガン大統領が、「スターウォーズ計画」を推進して、宇宙開発競争そのものが、ソビエトの国家経済を破綻に追い込むモノであった。
研究内容からすれば、当時の技術開発能力を大幅に上回る、莫大な予算が投下された「トンデモ」研究計画であった。
アメリカとしては、ソビエトを破綻に追い込む戦略的な価値であったし、パックスアメリカーナを確立する、重要な戦略要素でもあった。こういった計画から生まれたのが、GPSを用いた測位システムである。日本では、カーナビに採用され、日本の道路情報を適応させることで、急速に発達して、現在では車には欠かせない機器となっています。
<<<<<>>>>>
パックスアメリカーナの確立は、インターネットをGPSが齎したと、お爺ぃは考えています。
<<<<<>>>>>
パックスアメリカーナの確立と崩壊は、インターネットとGPSに対する諸国家の反応によって、理解することができます。「自由:Free」「平等:Flat」「自律:Autonomy」という概念は、神話時代の黄金期は、インターネット上の通信信号に対して、ハガキのようなサービスとして確立されていました。つまりは、通信回線上を流れる信号は、無線放送と同じく、ノーセキュリティで信号が伝送されていたのです。Wind〇wsというOSもそれを後押ししていたようなモノで、セキュリティという考え方そのモノがありませんでした。
ハガキのような通信という発想は、インターネット上を流れるすべての情報が、公開情報であるという意味になります。JuNETのように、大学公共機関が使用し、私的やビジネスとして利用するという発想が無い時代であれば、すべての人が善意を期待できるという前提で構築されていました。つまりは、情報のセキュリティそのものが、参加者全員で担うようなモノであったのです。
今では、夢(悪夢?)のようなモノですが、インターネット接続の初期は、「自由:Free」「平等:Flat」「自律:Autonomy」という概念の下、接続されているパソコンを簡単に確認できた時代でもありました。私が、昔住んでいたマンションは、マンション全体で一個のルータで接続されていて、接続されているパソコンがすべて確認可能な状況でした。ファイルを共有化してしまうと、マンション全員と共有しているような感じだったのです。
「*.jpg」とか「*.jxw」で検索すると、恐ろしい結果になったことを、お爺ぃは記憶しています。
これは、車載電話だった頃から発展した、昔のケータイ電話も同じでした。通信に使用する周波数帯域に誰でも聞くことができるように、通信信号が送信されていたのです。つまり盗聴する人は善意の人で、盗聴しても悪用しないという前提で、電波が通信に使用されてきました。犯罪の取り扱いについても、盗聴そのモノではなく、盗聴したことを悪用したことに対するモノでしかありませんでした。
インターネットがビジネスで使用されるようになると、ノーセキュリティという訳にはいかなくなります。昔で言えば、ハガキから封筒への変化ということになります。
世界中でビジネスとして、インターネットが浸透していくと、ハガキの情報として、情報収集が容易になることを意味します。インターネット上に流れる情報に対して、セキュリティをかけることに、アメリカの反対によって暗号強度を低く設定することになり、セキュリティの問題が取り上げられるようになったのです。
<<<<<>>>>>
つまりインターネット上で、セキュリティという概念は、ビジネスが齎したことになります。
<<<<<>>>>>
人々が便利に使っているGPSは、測位信号への妨害電波[ジャミング]や測位信号の偽装情報[スプーフィング]の危険に晒されていて、利用できないことがあります。これは、GPSがアメリカ政府が主導する、戦略兵器の側面があることの証明でもあります。結果として、欧州のガリレオや中国の百度といった、測位情報システムを独自に開発することになりました。
日本でも、同じように、広域情報収集が必要となったのは、北の方から打ち出されたロケットが、日本領空を通過して、太平洋上に落下した事実である。それまでの日本の防衛システムでは、対応できない、広域情報収集システムの必要性に迫られたのである。現在、日本上空を飛んでいる、天頂衛星の開発は、日本独自の広域情報収集システムの開発でもありました。
日本の準天頂衛星「みちびき」のシステムは、GPSの通信信号に対して、測位情報への妨害電波[ジャミング]や測位信号の偽装情報[スプーフィング]が生じても、位置情報を正確に取得できるように設計されています。まぁ、日本の衛星を活用できる範囲は、日本標準時子午線の東経135度を中心とした軌道上であり、東西南北に限界範囲があります。公式の発表では、東経180度、南緯60度、東経90度、北緯60度、という結果となっています。衛星の観測範囲からすると、西はオマーン湾あたり、東はハワイ諸島、北は北極、南は南極という感じです。精度の確保が難しいというところでしょう。日本の対地同期軌道GEO[Geostationary Orbit]をとって静止している、「ひまわり」も気象情報だけでなく、位置情報に利用されています。日本の準天頂衛星「みちびき」、静止衛星「ひまわり」といった位置情報を利用すると、日本国内ではセンチメートル単位で位置情報の補正が可能です。基準点を独自に規定すると、ジブチ共和国に自衛隊の海外基地があるのは、こういった位置情報確保の範囲外で、日本が公用で活動をおこなうためなのかもしれません。
<<<<<>>>>>
日本が、位置情報について、独力で対応できたのは、テ〇ドンのおかげ?
<<<<<>>>>>
日本には、国家による長期計画で、独自の体制を構築できる見本。「準天頂衛星みちびき」「静止衛星ひまわり」といった衛星開発事業に対して、継続的に資本投下をおこなえる体制が整えられている。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
戦国異聞序章 鎌倉幕府の支配体制確立と崩壊
Ittoh
歴史・時代
戦国異聞
鎌倉時代は、非常に面白い時代です。複数の権威権力が、既存勢力として複数存在し、錯綜した政治体制を築いていました。
その鎌倉時代が源平合戦異聞によって、源氏三代、頼朝、頼家、実朝で終焉を迎えるのではなく、源氏を武家の統領とする、支配体制が全国へと浸透展開する時代であったとしたらというif歴史物語です。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる