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時の奔流
最終戦争に向けた流れ 新たなる時代。世界に対抗するために2
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日本人は、世界で最も、説得することが難しい民族です
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日本の政治力は、非常に厄介な側面があり、“1”でなければ“0”、“0”でなければ“1”ということを嫌います。中途半端にグレーゾーンを規定することで、多くの人の意見を組み入れることになりますが、すべての人に不満を残すことにもなります。
「総論賛成、各論反対」というのは、日本の政治が示す在り方となります。
結果として、日本の政治は、本質として、すべての人に不満を残します。
逆に言えば、不満を残す形でしか、法律を成立させることができないのが、日本の政治状況ということになります。
“1”でなければ“0”、“0”でなければ“1”という判断は、日本ではどちらからも認められない結果なのです。困ったことに、“1”にするとなれば、“1”の賛成から反対に移行し、“0”にするとなれば、“0”に賛成から反対に移行する者が増えるのです。
つまり、極論に走ることで、極論の賛成者が減って、反対者が増加していくのです。
日本という国は、あらゆる意味で、極論を好みながら、極論になることを嫌うのです。
原子力発電を嫌いながら、原子力発電を停止した結果、電気代が上昇することには反対する。現在、既に原子力発電所が存在している以上、すべての原子力発電所の廃炉を完了するまでの期間、電気料金に原子力発電所の廃炉コストが追加されるのですが、それは嫌いなのだそうです。
普天間基地の移転についても同じです。基地の位置が、普天間にあることで、ヒトとカネの動きは、普天間を基準にヒトとカネが動く。辺野古に移転すれば、ヒトとカネの動きが変わることで、利権そのものが変質する。つまりは、ビジネスの上での賛成反対も存在し、変化することになります。だからと言って、普天間にあることを認めるのかというと、困ったことに表向きは反対です。
21世紀の20年くらい、安定した時代の米軍であれば、海兵隊が日本に居ても、そうそう大きな問題は生じない。しかしながら、17度線の代理戦争、ベトナム戦争末期のアメリカ海兵隊であれば、普天間であろうが辺野古であろうが関係なく、海兵隊が駐屯していることは、県民にとっては恐怖でしかない。
米ソ冷戦が終結し、安定した時代であったから、辺野古移設も通り、県民の賛同を得られた。しかしながら、21世紀9.11以降、アメリカを巡る国際情勢は、日を追うごとに悪化の一途を辿り、イラク戦争が始まり、イラクで米兵が死んでいく(2004年4月136人死亡)と、沖縄県内に不安が広がっていく。ベトナム戦争末期、米兵が持っていた刹那的な精神状態を、目の前で再現されていくからである。
米兵が刹那的な精神状態に追い込まれれば、県内で納得できない事件が増加していくことになり、県民感情が悪化していくことになる。
2009年の「最低でも県外」という鳩山発言は、米兵への不安が、徐々に薄まった時期であったが、不安が残っていたため、県民は発言を歓迎した。だからと言って、県外に本当に移設されることには、反対する県民も多いのも事実である。
日本における「総論賛成、各論反対」は、各個人の利害関係と総論の関係であり、各論反対もまた各論反対と各個人の利害関係に起因している。これは、憲法改正と言った議論に対しても同じになる。改正の賛成派も反対派も、どちらにも「総論賛成、各論反対」が存在している。
日本人が、政治的に纏まりが見えないのは、利害関係者の利害調整が、非常に困難であり、利害調整そのものが不可能に近いからである。
お爺ぃは、憲法改正そのものに反対しない、自衛隊が軍隊で在り、自律した防衛権を認めるのは、国家の義務であると判断している。
辺野古への移設には、反対するが、普天間の跡地利用に関して、基地と同等のヒトとカネが動く経済利用ができた上で、住民の合意を得られるのであれば反対しない。
例えば、「N〇Kをぶっ壊せ」で、「N〇Kスクランブル放送」の実現ということがあり、お爺ぃは反対の立場をとっています。スクランブル放送の実現は、確かにN〇Kの活動規模は、必ず縮小方向に進みます。N〇Kの活動規模は、縮小しますが、N〇K活動の縮小は、地方局および視聴率に貢献しない事業から縮小されます。
「N〇Kをぶっ壊せ」で壊れされるのは、真っ当に番組を低コストの中で創っている方々から、徐々に潰され壊されていきます。決して、「N〇Kをぶっ壊せ」で望んでいる方々は、最後までしぶとく、自己保身と自己権益を護りながら生き残ります。
結果的に、最終的に残るN〇Kは、しがみ付く者達だけになり、存続させる必要すら感じないほどの状態になるでしょう。お爺ぃは、そんなN〇Kが、存在することに意味を感じません。
おそらくは、党首の意見に対して、ほとんどが賛成で在りつつ、「N〇Kスクランブル放送」に反対することになります。
女系天皇という考え方をする場合、旧皇族との婚姻をもって、宮家設立と女帝というのであれば、特に反対する理由は無い。それは、歴史的な状況として、継体陛下は、そうやって「越ノ国」に出向いていた「皇族」から、手白香陛下に婿入りしたのだと考えているからである。
日本は、明治以降の歴史によって、正面から向き合うことから、逃げ続けているのである。
日本人は、世界で最も、説得することが難しい民族です
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日本の政治力は、非常に厄介な側面があり、“1”でなければ“0”、“0”でなければ“1”ということを嫌います。中途半端にグレーゾーンを規定することで、多くの人の意見を組み入れることになりますが、すべての人に不満を残すことにもなります。
「総論賛成、各論反対」というのは、日本の政治が示す在り方となります。
結果として、日本の政治は、本質として、すべての人に不満を残します。
逆に言えば、不満を残す形でしか、法律を成立させることができないのが、日本の政治状況ということになります。
“1”でなければ“0”、“0”でなければ“1”という判断は、日本ではどちらからも認められない結果なのです。困ったことに、“1”にするとなれば、“1”の賛成から反対に移行し、“0”にするとなれば、“0”に賛成から反対に移行する者が増えるのです。
つまり、極論に走ることで、極論の賛成者が減って、反対者が増加していくのです。
日本という国は、あらゆる意味で、極論を好みながら、極論になることを嫌うのです。
原子力発電を嫌いながら、原子力発電を停止した結果、電気代が上昇することには反対する。現在、既に原子力発電所が存在している以上、すべての原子力発電所の廃炉を完了するまでの期間、電気料金に原子力発電所の廃炉コストが追加されるのですが、それは嫌いなのだそうです。
普天間基地の移転についても同じです。基地の位置が、普天間にあることで、ヒトとカネの動きは、普天間を基準にヒトとカネが動く。辺野古に移転すれば、ヒトとカネの動きが変わることで、利権そのものが変質する。つまりは、ビジネスの上での賛成反対も存在し、変化することになります。だからと言って、普天間にあることを認めるのかというと、困ったことに表向きは反対です。
21世紀の20年くらい、安定した時代の米軍であれば、海兵隊が日本に居ても、そうそう大きな問題は生じない。しかしながら、17度線の代理戦争、ベトナム戦争末期のアメリカ海兵隊であれば、普天間であろうが辺野古であろうが関係なく、海兵隊が駐屯していることは、県民にとっては恐怖でしかない。
米ソ冷戦が終結し、安定した時代であったから、辺野古移設も通り、県民の賛同を得られた。しかしながら、21世紀9.11以降、アメリカを巡る国際情勢は、日を追うごとに悪化の一途を辿り、イラク戦争が始まり、イラクで米兵が死んでいく(2004年4月136人死亡)と、沖縄県内に不安が広がっていく。ベトナム戦争末期、米兵が持っていた刹那的な精神状態を、目の前で再現されていくからである。
米兵が刹那的な精神状態に追い込まれれば、県内で納得できない事件が増加していくことになり、県民感情が悪化していくことになる。
2009年の「最低でも県外」という鳩山発言は、米兵への不安が、徐々に薄まった時期であったが、不安が残っていたため、県民は発言を歓迎した。だからと言って、県外に本当に移設されることには、反対する県民も多いのも事実である。
日本における「総論賛成、各論反対」は、各個人の利害関係と総論の関係であり、各論反対もまた各論反対と各個人の利害関係に起因している。これは、憲法改正と言った議論に対しても同じになる。改正の賛成派も反対派も、どちらにも「総論賛成、各論反対」が存在している。
日本人が、政治的に纏まりが見えないのは、利害関係者の利害調整が、非常に困難であり、利害調整そのものが不可能に近いからである。
お爺ぃは、憲法改正そのものに反対しない、自衛隊が軍隊で在り、自律した防衛権を認めるのは、国家の義務であると判断している。
辺野古への移設には、反対するが、普天間の跡地利用に関して、基地と同等のヒトとカネが動く経済利用ができた上で、住民の合意を得られるのであれば反対しない。
例えば、「N〇Kをぶっ壊せ」で、「N〇Kスクランブル放送」の実現ということがあり、お爺ぃは反対の立場をとっています。スクランブル放送の実現は、確かにN〇Kの活動規模は、必ず縮小方向に進みます。N〇Kの活動規模は、縮小しますが、N〇K活動の縮小は、地方局および視聴率に貢献しない事業から縮小されます。
「N〇Kをぶっ壊せ」で壊れされるのは、真っ当に番組を低コストの中で創っている方々から、徐々に潰され壊されていきます。決して、「N〇Kをぶっ壊せ」で望んでいる方々は、最後までしぶとく、自己保身と自己権益を護りながら生き残ります。
結果的に、最終的に残るN〇Kは、しがみ付く者達だけになり、存続させる必要すら感じないほどの状態になるでしょう。お爺ぃは、そんなN〇Kが、存在することに意味を感じません。
おそらくは、党首の意見に対して、ほとんどが賛成で在りつつ、「N〇Kスクランブル放送」に反対することになります。
女系天皇という考え方をする場合、旧皇族との婚姻をもって、宮家設立と女帝というのであれば、特に反対する理由は無い。それは、歴史的な状況として、継体陛下は、そうやって「越ノ国」に出向いていた「皇族」から、手白香陛下に婿入りしたのだと考えているからである。
日本は、明治以降の歴史によって、正面から向き合うことから、逃げ続けているのである。
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