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時の奔流
最終戦争に向けた流れ 新たなる時代。グローバルは欧州からの圧力1
しおりを挟む21世紀という新世紀を前にした、科学と技術の流れは、メートル法に始まる、度量衡の国際統一の流れである。SI単位は、国際度量衡総会での流れであり、21世紀を前にした、工学技術の統一化に向けた流れの一つである。
日本は明治18年(1885年)以来、メートル条約に加盟していたが、独自の度量衡を用いていた。メートル条約が厳しくなり、度量衡の国際化を日本は迫られた。平成4年(1992年)に気圧表示が、ミリバールからヘクトパスカルに変わったのは、国際化の圧力である。
日本に尺貫法で残っていた、畳の数で部屋の大きさを表す六畳間や、建物の広さを表す坪数は、メートル法へと変化したのは、計量法が改正される昭和34年(1959年)以降の話である。当初は、尺貫法を使っていても、処罰されることはなかったため、畳の枚数や坪数を使っていた。
心無い業者が、畳の大きさを変えて、面積を誤魔化すようになって、それが事件化するようになると、尺貫法を使うことが処罰の対象となるようになった。
座って半畳、寝て一畳というように、生活に即した単位は、尺貫法で考える方が理解しやすい。メートル法の浸透とグローバル化の圧力は、日本固有の度量衡を使用不可にする流れとなった。
日本では、亡くなられた永六輔さんが有名であるが、尺貫法復権運動が進められ、日本固有の度量衡を護るための活動がなされていた。メートル法が、国際的な単位であるが、処罰されることはなくなったのは、多くの職人や様々な方々と永六輔氏の活動による賜物である。
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今も残る、五円玉は一匁(3.75g)
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