琉球お爺いの綺談

Ittoh

文字の大きさ
上 下
286 / 511
時の奔流

 最終戦争に向けた流れ 新たなる時代。自国および日ノ本への圧力2

しおりを挟む

 様々な流れの中で、PCが技術的に進展する中で、テキストベースであった、Charactor User InterfaceからGraphical User Interfaceへの動きが生まれていった。これは、PCの画像処理能力が上がって、実現できるようになった機能である。

 Graphical User Interfaceの先手は、Micr〇s〇ftではなく、他の会社で在り、日本へ売り込みに成功したのは、A〇〇le社であった。デザイン分野で浸透していたため、デザイン分野では、かなりのシェアを確保していた。

 PCの性能があがり、アプリケーションソフトが、Wind〇wsでも動く様になると、徐々にA〇〇le社は追い込まれていった。PCの技術的な進化は、ワープロ専用機を市場から消滅させ、日本への圧力は徹底して、日本企業を追い込むように展開した。

 この流れは、氷山の水面下のような暗闇の中で、徐々に次世代への戦争へと移行していた。この時期、様々な意味でも、圧倒的な力をアメリカは求めていた。チート国家アメリカが、力の原点となったのは、当時徐々に浸透していた、電話回線を介したネットワークであった。

 技術的なブレイクスルーは、イーサネットの接続技術と、電子メール技術の汎用化にあった。無料ではがき程度の文字数であるが、文字を相手に届ける技術は、北米を中心に広がっていった。イーサネットが、日本に浸透するのには、日本語と言う壁があって、かなり時間がかかった。また、イーサネット技術が、政府関係機関および学術用として、無料公開されたことで、商用による使用に制約がかかった。

 お爺ぃは、良く分からないまま、Japan University NETworkというイーサネットを大学で使用して、メールのやり取りをしていた。

 当時の日本ではN〇fty-serveは、電話回線を介して、ネットワーク上で様々な活動ができるように発達していた。海外ネットワークC〇mpuServeとの連携していたこともあって、イーサネットへの接続が、初期段階でできるようになっていた。つまり、日本側の接続は、N〇fty-serveが担当に、C〇mpuServeがアメリカの接続と変換を対応していた。結果として、アメリカを介した形で、イーサネットへの接続が可能となっていた。

 通信の実験と研究という形の中で、N〇fty-serveが商用でありながら、参加を許されていた。こういった様々の流れの中で、イーサネットがネットワークの標準プロトコルとして浸透して、イーサネット技術がネットワーク技術の根幹に組み入れられるようになった。2080年代、日本国内では、様々なネットワーク事業者が、様々なサービスを展開していたし、イーサネットとの接続も、ネットワーク事業者がおこなっていた。

 このイーサネット接続を、電話回線のネットワーク事業者を排除し、一時的に切り離させたのは、日本政府であった。科研費を中心とした税金で、ネットワーク事業を維持管理をボランティアで実施しているのに、商業用途で使用するのであれば、応分負担を要求した。回線接続に非常に多くの配慮を実施し、費用を負担していた事業者からすれば、当然の要求であったが、常時接続となれば、従量課金の条件で高額金額負担を要求された。事業者は、資金的に負担することできなかったため、金額負担をユーザーに転嫁するしかなかった。





<<<<<>>>>>
 ネットワークについては、総仕上げのように開催されたのが、2000年沖縄サミットであった。
<<<<<>>>>>
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

戦国異聞序章 鎌倉幕府の支配体制確立と崩壊

Ittoh
歴史・時代
戦国異聞  鎌倉時代は、非常に面白い時代です。複数の権威権力が、既存勢力として複数存在し、錯綜した政治体制を築いていました。  その鎌倉時代が源平合戦異聞によって、源氏三代、頼朝、頼家、実朝で終焉を迎えるのではなく、源氏を武家の統領とする、支配体制が全国へと浸透展開する時代であったとしたらというif歴史物語です。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

処理中です...