262 / 511
if昭和史を描く理由
第国際連盟は、歪を抱える。アメリカ編 ~「プロジェクトX」のXは|×《ばつ》なのです~
しおりを挟む国際連盟は、世界の紛争を解決するため、国際法を推進する結果となった。しかしながら、大多数の公約で進む中で、二つの大国が、国際連盟の流れの歪となる。
<<<<<>>>>>
自己都合で国際理念を定義し、力任せの外交以外を選択肢にとれない、理想主義国家アメリカ。
<<<<<>>>>>
理想主義と孤立政策、傲慢外交と三拍子そろったアメリカは、外交交渉の中で、日英の分断に入っていた。特に中南米諸国に対して、欧州各国が介入することは、一切認めない上に、欧州の状況には口をはさむ、非常に厄介な交渉相手であった。
アメリカの孤立政策は、アメリカ大陸を、アメリカの権益とした上での、列強からの不干渉政策であった。1920年前後のアメリカの理想主義は、禁酒法に代表されるような、人間の理性とプロテスタント的規範を基本とした、理想主義政策にあった。アメリカの理想主義に従わない国家は、理想を解さない国であり、アメリカの敵と言う判断をされた。
人種差別の撤廃は、アメリカにとっては、理想国家であるアメリカへの内政干渉であり、許されざる暴挙という結論になる。
しかしながら、アメリカとの対話は可能であり、外交交渉の中で、アメリカを契約に引き込むことが、アメリカとの交渉となっていた。
アヘンの撲滅や麻薬取引の禁止、スペイン風邪といったパンデミックへの対応は、国際連盟の主導で進み、一定の成果を上げることができたのである。血液型をABOで記述する、記載方法の国際化もその流れの中で、世界中に浸透し確立していった。
工業所有権法や著作権法といった、知的財産権に関する法整備などについても、アメリカも含めて世界中の国家が参入した。しかしながら、メートル条約に批准しない、アメリカの態度は、傲慢な一面で在り、交渉は遅々として進まなかった。
国際連盟内では、アメリカと言う歪が、非常に厄介な歪として、事務局を悩ませたのである。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
戦国異聞序章 鎌倉幕府の支配体制確立と崩壊
Ittoh
歴史・時代
戦国異聞
鎌倉時代は、非常に面白い時代です。複数の権威権力が、既存勢力として複数存在し、錯綜した政治体制を築いていました。
その鎌倉時代が源平合戦異聞によって、源氏三代、頼朝、頼家、実朝で終焉を迎えるのではなく、源氏を武家の統領とする、支配体制が全国へと浸透展開する時代であったとしたらというif歴史物語です。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる