琉球お爺いの綺談

はじめての世界大戦

ｉｆはじめての世界大戦後 紛争の多発、オリンピック停戦実現に向けて

　ｉｆ昭和１２年(1935年)、暴れる奔流は、周囲を押し流すように、大戦の大海に注ぎ込んでいるようだった。

　日本は、「特区」経済の恩恵を受けて、好景気の流れにあり、アメリカもまた、一時的に急増した失業者を、拡大する大陸の需要から吸収することに成功し、欧州の緊張とは裏腹に、太平洋は平和を享受していたのである。

　ドイツのヒス大統領が、ナチスによる一党独裁を掲げるヒトラー首相が就任し、終身執政官を兼務したヒトラーは、ヒス大統領の命という形で、独裁を始めたのである。

　ソビエトがスターリンによる独裁政権を確立し、徐々に国力を上昇させながら、各地の紛争を激化させていったのである。これは、ドイツも同じであり、ポーランドへのドイツ軍駐留は、国際連盟からの抗議が強く、結果としては義勇兵の派遣という形をとったのである。この義勇兵の形式は、悪用ができることを、ベルギーへの義勇兵派遣という形で、ドイツは国境を突破し、踏みにじっていったのである。

　義勇兵
　戦時国際法の中で、４つの条件が規定されている。
　１．部下の為に、責任を全うできる者を頭とすること。
　２．遠方から認識可能な、固著の徽章を有すること。
　３．公然と兵器を携帯すること。
　４．その動作につき、戦争の法規慣例を遵守すること。

　ソビエトが、ｉｆ昭和１２年(1935年)冬に国境紛争から戦闘を開始しされたのが、フィンランドであり、フィンランドは義勇兵を受け入れ、ロシアの侵攻に怯える、スウェーデン等の借款や支援を受けて、必死の抵抗を示した。フィンランドは多大な犠牲を払いながら、ｉｆ昭和１７年(1940年)秋には、東京オリンピック開催に伴って、フィンランド－ソビエトへの停戦とオリンピック参加の呼びかけが実行された。極東ロシア軍１００万、蒙古派遣軍１０万とイルクーツクに集結して、ソビエト軍の撤退を要求した。

　緊張する欧州の状況は、ソビエトという拡大因子によって、各地に紛争が発生していたのである。

　ドイツは、現実の状況から、欧州に緊張状態をもたらしていたが、ｉｆ昭和１２年(1935年)ポーランド併合からｉｆ昭和１８年(1941年)までは、ファニーウォーと呼ばれる程に、陸上戦闘が皆無であった。特に、ｉｆ昭和１３年(1936年)ベルリンオリンピックとｉｆ昭和１７年(1940年)東京オリンピックは、開催期にあって、戦闘が生じていないけれど、開催期間中の休戦が締結される状態であった。特に、ｉｆ昭和１７年(1940年)東京オリンピックでは、ソビエトとの期間中停戦が成立し、戦闘中であったフィンランドとソビエトからの選手の受け入れを実施したのである。

　東京オリンピックは、ソビエトからの選手受け入れだけでなく、ソビエトに占領されていた、エストニア、ラトビア、リトアニア、ドイツに占領されているポーランドから選手の受け入れを実行したのである。

　オリンピックの平和実現は、松方正義の子松方正雄が、露蒙鉄道都市警備局長となり、極東ロシア共和国と蒙古共和国を動かし１００万の連合軍、１０万の帝国陸軍蒙古派遣軍をイルクーツクに展開し、協和外交を掲げる幣原喜重郎外相が就き、世界中を飛び回って、停戦協定の締結や、各国の選手団招聘を並行して進めていたのである。東京オリンピックの成功と、オリンピック停戦と呼ばれる、協定締結を受けて世界中では、「一時的であったとしえも戦争が停止」、ｉｆ昭和史では、ソビエトとの交渉を推進した露蒙鉄道都市警備局長松方正雄、外務大臣幣原喜重郎、首相であった濱口雄幸の三名が、ノーベル平和賞を受賞しています。



　ｉｆ昭和１７年(1940年皇紀2600年)に開催された、東京オリンピックは、「協和外交の聖火」と名付けられ、内外で日本の外交努力が認められた最大の成果であった。