琉球お爺いの綺談

Ittoh

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太平洋戦記

ifの厳しさ04 日本は、戦争に強いが国は弱い

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 日本は、戦争に強いが、国は弱い
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 日本と言う国家の本質は、現状維持を好みて戦を嫌い、弱者であることにある。世界有数の強さを持ちながら、宝を持ち腐れる国家が、日本の本質でもある。世界を相手にしても、戦える力を持っていても、国は戦うことそのものを嫌う。

 しかしながら、かつての日ノ本は、戦争そのものを、スポーツのように楽しむような国家でもあった。

 武士の時代、戦は、スポーツみたいなモノであった。

 戦に命を懸けるモノと、戦に利するモノ、戦を嫌うモノ、戦を宴として楽しむモノが居た。戦とは、血みどろに生死を分かつ、命ノ華であり、命の闇である。

  戦いとは、陰惨なものであり、殺し合いに綺麗なモノは無い。生々しく、グロである。

 日本と言う国は、戦に強い国家として、鍛え上げられた。侍と呼ばれる武士が強い時代から、すべての国民を侍という武士にする時代へと変貌させる、これが富国強兵の真実であり、教育であった。だからこそ、有り得ないような戦を、何年も戦い続くけることができたのである。

 教育と言うのは、非常に難しいモノである。だが、適切に施された教育は、困ったことに最良の兵隊を生み出すシステムとして機能してしまうのである。こまったことに、最良の兵隊を生み出すシステムでは、最良の将軍を生み出すシステムではない。これが、戦前日本の悲劇である。

 逆に侍と言う武士にとって、最も納得できな戦が、日露戦争後の権益確保で生じた、シベリア出兵から始まる大陸での戦争であった。

 シベリア出兵は、完全にその典型となった。戦争に勝つほど士気が低下していく戦場、それがシベリアでの戦闘であった。敵が国軍でなく、民兵なのである。軍事訓練を実施し、軍人として鍛え上げた相手が、そこらのオッサンおばさんが弾も満足に入っていない銃で戦うとしたら、士気が上がるようなことは無い。

 日本の軍人は、大陸で戦ってはならない。大陸の戦争は戦争ではなく、警察の業務に近く、日本軍が戦闘すれば、殺戮であり虐殺にしかならない。日本軍は、ロシア帝国が居なくなった大陸で、国家として戦闘してはならない。





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 警察は警察の業務とすべし、これが、満洲鉄道都市警備局の設立理由である。
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