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歴史と時代
歴史と時代第一稿 日本の政治、中央から距離が離れるほどに、統制が効かなくなる
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日本は、古来より、中央より離れるほどに、中央の統制が効かなくなる。つまり、中央が地方の暴走を阻止したくても、そう簡単に地方の暴走を止めることはできない。
これは、現在の沖縄が置かれている状況も同じである。
沖縄の現状は、「寝た子を起こした」結果である。
或るユーチューバーの方は、県知事の行動を、ダブルスタンダードと評している。お爺ぃからすれば、この発言も、困ったものなのだ。
沖縄県の人間は、馬鹿ではない。辺野古移設することそのものに、心底から反対はしない。表立って騒ぐのは、納得できないからである。
かつて、日本国首相は、「最低でも県外」という発言をおこなった。
お爺ぃはその時、沖縄で働いていて、TVを観ながら、「オオバカヤロウ!!!」と叫んだ。
寝た子が起きると思ったからだ。
首相の発言を受けた沖縄の行動は早かった、県民集会を開催し、辺野古移設反対を中心として、普天間の基地返還運動を実行していった。10万人を軽く超える人々が、集会へと集まってきた。
「寝た子を起こした」首相の何代か前、閣下が首相の頃、辺野古への移設が政府で決定された時、沖縄県では大規模な反対はしなかった。つまりは、沖縄県民は寝ていたのである。
「普天間の基地が返還されるなら、辺野古にできるのは仕方ない」
これが当時、沖縄県民の判断であった。
しかしながら、寝ていた子を起こした、日本国首相が出たのである。
2019年の現時点から、首相について批判することは容易いし、誰もが愚かな首相という話で終わるのかもしれない。しかし、一国の首相が発言した事を、ないがしろにする発言である。移設先が、「辺野古」という選択肢以外をとることができない理由について、何がどう駄目なのかの説明が一切されていない。これが、一番の問題なのである。
お爺ぃは、「辺野古」という場所について、百人いて百人全員に、論理的な説明ができるとは思っていない。たとえば、種子島と比較してどうか、台湾との比較は、グアムとの比較は、なぜ沖縄県なのか。仕方ないという言葉で引けるほどに、沖縄県民は優しくない。
「歴史問題は解決しない」と同じように、沖縄問題は、「歴史問題」であり、解決することが無い問題である。
解決方法というと、「寝るまで待ってろ」である。
もう一つ、お爺ぃが忠告をしておくと、「寝た子を起こすな」である。
これは、現在の沖縄が置かれている状況も同じである。
沖縄の現状は、「寝た子を起こした」結果である。
或るユーチューバーの方は、県知事の行動を、ダブルスタンダードと評している。お爺ぃからすれば、この発言も、困ったものなのだ。
沖縄県の人間は、馬鹿ではない。辺野古移設することそのものに、心底から反対はしない。表立って騒ぐのは、納得できないからである。
かつて、日本国首相は、「最低でも県外」という発言をおこなった。
お爺ぃはその時、沖縄で働いていて、TVを観ながら、「オオバカヤロウ!!!」と叫んだ。
寝た子が起きると思ったからだ。
首相の発言を受けた沖縄の行動は早かった、県民集会を開催し、辺野古移設反対を中心として、普天間の基地返還運動を実行していった。10万人を軽く超える人々が、集会へと集まってきた。
「寝た子を起こした」首相の何代か前、閣下が首相の頃、辺野古への移設が政府で決定された時、沖縄県では大規模な反対はしなかった。つまりは、沖縄県民は寝ていたのである。
「普天間の基地が返還されるなら、辺野古にできるのは仕方ない」
これが当時、沖縄県民の判断であった。
しかしながら、寝ていた子を起こした、日本国首相が出たのである。
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お爺ぃは、「辺野古」という場所について、百人いて百人全員に、論理的な説明ができるとは思っていない。たとえば、種子島と比較してどうか、台湾との比較は、グアムとの比較は、なぜ沖縄県なのか。仕方ないという言葉で引けるほどに、沖縄県民は優しくない。
「歴史問題は解決しない」と同じように、沖縄問題は、「歴史問題」であり、解決することが無い問題である。
解決方法というと、「寝るまで待ってろ」である。
もう一つ、お爺ぃが忠告をしておくと、「寝た子を起こすな」である。
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