琉球お爺いの綺談

日ノ本が危機

超高齢化社会は危険がいっぱい 自動運転装置は、何故、必要なのか

　正直な話で言えば、自動車を運転するドライバーの能力に対して、信頼性が低下しているというのが、一番の原因だろうと思います。ブレーキとアクセルの踏み間違いとか、飛び出した車に反応できないとか、非常に厄介なドライバー側の問題が、徐々に表面化しているということがあるようです。

　自動ブレーキの実装や車庫入れの自動化は、これから超高齢化社会になる中では、非常に重要な技術になっていくと考えられます。

　簡単に言えば、昔は、運転に慣れた人が多く、バックでの駐車で隣の車にぶつけるとか言う人は少なかったというのがあります。確かに、バックでの駐車が苦手とか、縦列駐車できないとか、昔からそういうドライバーが居たのも事実ですが、慣れようという努力をしてくれていたと思います。

　つまりは、最近のドライバーは、縦列駐車できないから、縦列駐車しない。バックで駐車できないから、前進で入れる駐車場所ばかり使う。訓練を乗り越えて、駐車技術を身につけようという姿勢が、ドライバから無くなったというのが、本質的な問題なのだろうと思います。

　最近になって、自動で駐車場に入れてくれるや、ブレーキを代わりに踏んでくれる車が増加したのは、こういったドライバーの事情が要望となっているようです。知り合いが、父親の車を買う時に、高いけど自動ブレーキ付きの車を選んだのは、高齢に伴う運転者の能力低下からだと言っていました。

　今後、こういった流れは、加速することはあっても、減速することは無いと考えられます。また、高齢者の収入格差が拡大していることから、自賠責に入っていても、任意保険に入っていない車が増加しているということもあるようです。

　危険な日本の交通事情は、自動運転ではなく、ドライバーの運転支援機能の強化が求められているということになります。つまり、コンピュータが運転する方が、ドライバーが運転するよりも事故率が低くなるとすれば、コンピュータ操縦による自動運転車の方が安全だということになります。





　交通死亡事故者数トップの香川県、岩手県、愛媛県、徳島県、福井県、高知県、佐賀県、富山県、三重県、和歌山県で、四国四県は、トップ１０に全県が入っています。香川に五年ほど住んでいましたが、運転している人が、自分の前を横切る人は居ないと信じきって運転しているように感じたのは事実です。確かに夜間とかは、人が出歩くことが少ないのですが、ゼロではありません。街灯もほとんどないので、歩行者がLEDライトを持って歩いています。
　警察からは、LEDライトだけではだめで、反射テープを貼るとか、目立つ服装をするといった指導が行われています。少しでも多くのドライバーに認識しやすい格好をしてくださいというお願いは、自己保身としては間違っていないと思いますが、本質としては、運転手の信用が無いということがあるように思いました。

　また、五年間で二回、歩いている道で、高齢者の方が、交差点を止まれずに行き過ぎて、事故って居るのも見かけました。お一方は、心臓の発作で、そのまま救急車に運ばれて、お一方は気づいたら交差点に侵入していたそうです。

　超高齢化社会は、危険がいっぱいなのです。

　ちなみに、死亡事故者数が少ないのは、東京都、神奈川県、大阪府、埼玉県、沖縄県、京都府、愛知県、宮城県、千葉県、兵庫県と、車を使わなくても生活が出来そうな地域、人口密度が少ないかなという地域でした。つまりは、運転している人は、車に慣れている人が多いと判断できる地域です。

　人口密度が高く車が多い、沖縄県が、死亡事故者数が少ないで五位に入っているのは、とっても運転者が信用できない、事故ルと面倒な相手なYナンバーの車が多かったするため、ぶつかった時に自賠責も危険かもという状況から、賠償請求すら出来ず、運転者が慎重にならざるを得ないというのが理由じゃないかな。