43 / 511
日ノ本歴史改変
結束は、外乱に拠りて生じるもの 元・高麗軍襲来
しおりを挟む
史実での元寇について、「八幡神」の化身が、矢を射かけて、恐れおののいた元軍が海に逃げ、海から炎が燃え巡り、その中から現れた八幡神が顕現したといった記述があったりしている。
この「八幡神」を史実として、現実に顕現させようと描いたのが、松浦党ミヅチ衆による襲撃。琉球八幡衆による、江南軍の撃破である。
あやかしを人として顕現させるには、「八幡衆」という一つの一家一門を形成する必要があった。その実現を為すために、日ノ本のリアルチート、鎮西八郎為朝にあやかしの嫁を迎えて、北太平洋全域に人とあやかしの強大な勢力圏を築き上げた歴史ifを造り上げた。
ランドパワーの元に対抗するための、シーパワーの確立である。
日ノ本のシーパワー確率は、白漆喰を用いた、竹筋白漆喰船をミヅチ衆の曳航によって確立された。十丈(三十メートル)の大型船を竹筋白漆喰船は、鉄甲船並みの強度を持ち、高い外洋航行能力を有していた。
また、世界帝国の元は、「てつはう」といった火薬兵器を持ち、宋攻略に回回砲という新兵器をも保有していたとされる。最近の資料だと、宋に火砲ではなかったとの情報もあるが、水滸伝が好きなお爺ぃとしては、凌振が製作した火砲、大筒、連環筒を日ノ本へと持ち込んだのである。
蒙古の回回砲も火砲として、宋国が、官僚の平和主義による妥協が、結果的には水滸伝の英雄達を死に追い込み、岳飛すらも死に追いやったことへのケジメもお爺ぃなりにつけたいなぁと考えていたのである。
艦載砲として、大筒を用いたのは、平清盛の功績として、彦島を拠点とした源氏の艦砲射撃で、元軍へ損害を与える方法をとった。第一次元寇で、日ノ本の大筒やミヅチ衆の襲撃を受けた元は、二十丈(六十メートル)の大船を建造し、回回砲を艦載砲にして搭載、史実の「てつはう」を含めて、史上初の砲雷撃戦が、博多湾で戦われた。
回回砲は、大筒に発射速度で劣っていたが、射程距離は長かった。日ノ本側は、長距離からの砲撃に対して、肉薄しての砲撃で対抗した。壱岐、対馬、博多で、元軍は上陸はできたものの、野戦築城された石塁を壁に抵抗によって攻めきることができなかった。
海上での戦は、夜間松浦、鹿賀水軍早船三百艘とミズチ衆による夜襲が敢行され、火矢や元軍の使用した「てつはう」を複製を使った攻撃に出た。夜襲は、伊予水軍や熊野水軍も参加し、交代で続けられた。昼は、博多への上陸戦となり、夜は海上での夜襲への対処をおこなっていた元・高麗の遠征軍は、攻め込んでいながらも、兵を失い艦船を削られ疲弊していったのである。
八日目未明、前日に実施された夜襲後、源氏水軍三百艘、松浦水軍の大船七十艘、鹿賀水軍三十七艘、熊野水軍十一艘、伊予水軍十艘を中心とした日ノ本水軍は、全力出撃で、元軍へと襲い掛かった。疲弊していた元・高麗軍は、源氏水軍の大筒による砲撃からの突撃に対応が送れ、輪形陣を崩され、元の大船に対して、文字通りの体当りをおこなった。
元・高麗軍も応戦したが、火矢、てつはう、灼熱の鉄球といった焼き討ちを目標とした攻撃によって被害は拡大し、遠征軍は海の藻屑と消えていった。元・高麗軍も、必死の逆襲によって、日ノ本の艦船へ乗り込んでの白兵戦を実施し、鎌倉幕府勢にも大きな損害がでたのでありました。
第二次元寇もまた、日元双方に大きな損害を出し、多くの船を沈められ、戦闘の継続が困難となった元・高麗軍の撤退によって幕を閉じた。
この「八幡神」を史実として、現実に顕現させようと描いたのが、松浦党ミヅチ衆による襲撃。琉球八幡衆による、江南軍の撃破である。
あやかしを人として顕現させるには、「八幡衆」という一つの一家一門を形成する必要があった。その実現を為すために、日ノ本のリアルチート、鎮西八郎為朝にあやかしの嫁を迎えて、北太平洋全域に人とあやかしの強大な勢力圏を築き上げた歴史ifを造り上げた。
ランドパワーの元に対抗するための、シーパワーの確立である。
日ノ本のシーパワー確率は、白漆喰を用いた、竹筋白漆喰船をミヅチ衆の曳航によって確立された。十丈(三十メートル)の大型船を竹筋白漆喰船は、鉄甲船並みの強度を持ち、高い外洋航行能力を有していた。
また、世界帝国の元は、「てつはう」といった火薬兵器を持ち、宋攻略に回回砲という新兵器をも保有していたとされる。最近の資料だと、宋に火砲ではなかったとの情報もあるが、水滸伝が好きなお爺ぃとしては、凌振が製作した火砲、大筒、連環筒を日ノ本へと持ち込んだのである。
蒙古の回回砲も火砲として、宋国が、官僚の平和主義による妥協が、結果的には水滸伝の英雄達を死に追い込み、岳飛すらも死に追いやったことへのケジメもお爺ぃなりにつけたいなぁと考えていたのである。
艦載砲として、大筒を用いたのは、平清盛の功績として、彦島を拠点とした源氏の艦砲射撃で、元軍へ損害を与える方法をとった。第一次元寇で、日ノ本の大筒やミヅチ衆の襲撃を受けた元は、二十丈(六十メートル)の大船を建造し、回回砲を艦載砲にして搭載、史実の「てつはう」を含めて、史上初の砲雷撃戦が、博多湾で戦われた。
回回砲は、大筒に発射速度で劣っていたが、射程距離は長かった。日ノ本側は、長距離からの砲撃に対して、肉薄しての砲撃で対抗した。壱岐、対馬、博多で、元軍は上陸はできたものの、野戦築城された石塁を壁に抵抗によって攻めきることができなかった。
海上での戦は、夜間松浦、鹿賀水軍早船三百艘とミズチ衆による夜襲が敢行され、火矢や元軍の使用した「てつはう」を複製を使った攻撃に出た。夜襲は、伊予水軍や熊野水軍も参加し、交代で続けられた。昼は、博多への上陸戦となり、夜は海上での夜襲への対処をおこなっていた元・高麗の遠征軍は、攻め込んでいながらも、兵を失い艦船を削られ疲弊していったのである。
八日目未明、前日に実施された夜襲後、源氏水軍三百艘、松浦水軍の大船七十艘、鹿賀水軍三十七艘、熊野水軍十一艘、伊予水軍十艘を中心とした日ノ本水軍は、全力出撃で、元軍へと襲い掛かった。疲弊していた元・高麗軍は、源氏水軍の大筒による砲撃からの突撃に対応が送れ、輪形陣を崩され、元の大船に対して、文字通りの体当りをおこなった。
元・高麗軍も応戦したが、火矢、てつはう、灼熱の鉄球といった焼き討ちを目標とした攻撃によって被害は拡大し、遠征軍は海の藻屑と消えていった。元・高麗軍も、必死の逆襲によって、日ノ本の艦船へ乗り込んでの白兵戦を実施し、鎌倉幕府勢にも大きな損害がでたのでありました。
第二次元寇もまた、日元双方に大きな損害を出し、多くの船を沈められ、戦闘の継続が困難となった元・高麗軍の撤退によって幕を閉じた。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
戦国異聞序章 鎌倉幕府の支配体制確立と崩壊
Ittoh
歴史・時代
戦国異聞
鎌倉時代は、非常に面白い時代です。複数の権威権力が、既存勢力として複数存在し、錯綜した政治体制を築いていました。
その鎌倉時代が源平合戦異聞によって、源氏三代、頼朝、頼家、実朝で終焉を迎えるのではなく、源氏を武家の統領とする、支配体制が全国へと浸透展開する時代であったとしたらというif歴史物語です。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる