102 / 511
お爺ぃ、よもやま噺
英国聖公会とアイルランド教会
しおりを挟む
ケルトの流れは、英国国教会とアイルランド教会に浸透していった。ハローウィンに代表される、ケルトに伝えられた、ドルイドの宗教儀式がキリスト教へ組み入れられていったのは、現地にキリスト教を浸透させるためでもあった。イギリスやアイルランドでは、顕著に現れていた。
魔女狩りの本質は、生贄を探すことにあった。飢饉が発生したら、飢饉を起こした原因を求める。自分が良い信徒であるならば、天候が悪かったのは、異端者が居たからだということになる。これが、異教徒の排斥であり、同じキリスト教徒ですら異端とする考え方へと繋がっていく。
カタリ派やフス派の弾圧や虐殺は、同じキリスト教徒に対する虐殺であった。
アイルランド系アメリカ人の発生は、イングランドのアイルランド抑圧政策の結果であり、イングランド商人だけでなく、アイルランド商人もアフリカ奴隷交易で儲けていたというのもあります。その中にアイルランド人の奴隷(年季奉公を含む)がいたということになります。
イングランドによるアイルランドの抑圧は、結果的にアイルランド経済への影響となり、借金してアメリカに渡航するアイルランド人を増加させたことになります。これは、イングランド国教会による圧力から、カルヴァン派プロテスタントが、アメリカ新大陸へ移住が多くなったのも、本人が渡航費を払えるかどうかで、原因としては大きく変わらないと考えられる。
日ノ本の場合も、地方から年季奉公で都市へ働きに出るのが当たり前に生じたこととも同じである。
アイルランドのカトリック教会は、アイルランドカトリック教会という形で、司教制度を基本としたカトリックとは異なり、修道院を中心としていて、ケルト石造十字架のように、Celtic Churchが持つ特徴となっている。
個人的には、西欧における虐殺の歴史は、互いに相手を許容できないことにあったのだと考えている。
フスやカタリ、ユグノーといった、ローマのカトリック教会からすれば異端であることが、戦争の原因となり、異端審問としての虐殺を許容するようになった。異端審問による吊し上げと、生贄を求める民衆の声と重なった時、虐殺は止めることのできない歴史の渦となって、濁流のように世界を翻弄していった。
こういった流れを止めるには、許容する世界を組み入れなければならない。
本来のキリスト教が求める本質からすれば、罪を異端者に求めて殺害することではなく、自らの罪として敵に裁かせることにあると個人的には考えている。
ここに歴史のifを求めることから、紀元におけるローマ帝国とイングランドの女王ボーディカとの戦いを、ボーディカの娘とローマ軍人の夫による勝利として、ローマとの共棲を図るため、異なるCeltic Churchとして修道会の設立させていく流れを創る。
東西ローマ教会の分裂と許容、最悪の第四回十字軍によるコンスタンティノープル略奪と虐殺の阻止、教会の分裂に対する、根本的な寛容を、カトリックに根付かせることにある。この流れを造り上げることで、カルヴァン、フス、カタリ、ユグノーといった争いを未然に防げる社会背景の確立を図ることができる。
魔女狩りの本質は、生贄を探すことにあった。飢饉が発生したら、飢饉を起こした原因を求める。自分が良い信徒であるならば、天候が悪かったのは、異端者が居たからだということになる。これが、異教徒の排斥であり、同じキリスト教徒ですら異端とする考え方へと繋がっていく。
カタリ派やフス派の弾圧や虐殺は、同じキリスト教徒に対する虐殺であった。
アイルランド系アメリカ人の発生は、イングランドのアイルランド抑圧政策の結果であり、イングランド商人だけでなく、アイルランド商人もアフリカ奴隷交易で儲けていたというのもあります。その中にアイルランド人の奴隷(年季奉公を含む)がいたということになります。
イングランドによるアイルランドの抑圧は、結果的にアイルランド経済への影響となり、借金してアメリカに渡航するアイルランド人を増加させたことになります。これは、イングランド国教会による圧力から、カルヴァン派プロテスタントが、アメリカ新大陸へ移住が多くなったのも、本人が渡航費を払えるかどうかで、原因としては大きく変わらないと考えられる。
日ノ本の場合も、地方から年季奉公で都市へ働きに出るのが当たり前に生じたこととも同じである。
アイルランドのカトリック教会は、アイルランドカトリック教会という形で、司教制度を基本としたカトリックとは異なり、修道院を中心としていて、ケルト石造十字架のように、Celtic Churchが持つ特徴となっている。
個人的には、西欧における虐殺の歴史は、互いに相手を許容できないことにあったのだと考えている。
フスやカタリ、ユグノーといった、ローマのカトリック教会からすれば異端であることが、戦争の原因となり、異端審問としての虐殺を許容するようになった。異端審問による吊し上げと、生贄を求める民衆の声と重なった時、虐殺は止めることのできない歴史の渦となって、濁流のように世界を翻弄していった。
こういった流れを止めるには、許容する世界を組み入れなければならない。
本来のキリスト教が求める本質からすれば、罪を異端者に求めて殺害することではなく、自らの罪として敵に裁かせることにあると個人的には考えている。
ここに歴史のifを求めることから、紀元におけるローマ帝国とイングランドの女王ボーディカとの戦いを、ボーディカの娘とローマ軍人の夫による勝利として、ローマとの共棲を図るため、異なるCeltic Churchとして修道会の設立させていく流れを創る。
東西ローマ教会の分裂と許容、最悪の第四回十字軍によるコンスタンティノープル略奪と虐殺の阻止、教会の分裂に対する、根本的な寛容を、カトリックに根付かせることにある。この流れを造り上げることで、カルヴァン、フス、カタリ、ユグノーといった争いを未然に防げる社会背景の確立を図ることができる。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
戦国異聞序章 鎌倉幕府の支配体制確立と崩壊
Ittoh
歴史・時代
戦国異聞
鎌倉時代は、非常に面白い時代です。複数の権威権力が、既存勢力として複数存在し、錯綜した政治体制を築いていました。
その鎌倉時代が源平合戦異聞によって、源氏三代、頼朝、頼家、実朝で終焉を迎えるのではなく、源氏を武家の統領とする、支配体制が全国へと浸透展開する時代であったとしたらというif歴史物語です。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる