上 下
26 / 26
文明国の世界って?

文明国とは何か?その2 十字軍と|残酷な虐殺者《Conquistador》

しおりを挟む
しおりを挟む
感想 6

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(6件)

ツカサメイ
2019.04.11 ツカサメイ

うーん・・・弱小国家から10年で大国になったんですか・・・そんな事が可能なのかな?
うーん・・・アメリカが二等国ですか・・・南北戦争の規模は諸国の総力戦に近いと想う。
うーん・・・アメリカが言う民族自決はイギリス植民地や欧州植民地に対する揺さぶりで黄色人など眼中に無い。
白人世界の共通認識は黄色人を押さえつけ支配する事で意見の違いは無い。日本参入の余地無し。

うーん・・・アメリカが世界支配を他国と分けるとはとても思えない・・・支配権力とは単独の物。
うーん・・・国際連盟は国々の意志統一を妨害する目的の組織と想う。だからアメリカは不参加。
多数決なのに日英で決定出来るでしょうか?日英がそろって脱退するのかな?

日本を発展させるより押さえつける方が欧米の意志として強力だし実現の国益も大きい。
味方を探す日本という点で国家指導として異常で無力、と想う。

でもまあ、小説書くのに迷うほど当時の日本は選択肢が多いですよね。

Ittoh
2019.04.11 Ittoh

感想ありがとうございます。

 ロシア帝国は大国です。スターリン指導下のソビエト連邦も大国です。レーニンの時代は、弱小国です。

 これは、皇帝による支配体制でなんとか纏まっていたロシア帝国を、共産党の独裁体制下に国家そのものを再構築するのにかかった時間です。

「皇帝を倒しました、明日から自分が支配者です」と言っても、誰もついてきません。革命後のロシアの混乱は、国家体制そのものが崩壊していったのです。つまりは、色々な野心家がピーチクパーチクと、好き勝手に言っているだけでは、国家としては動けません。

 混乱している状態は、革命後のロシア皇帝の扱いにも表れています。決定できないから、保留して先延ばした。共産党内部の権力抗争によって、ロシア皇帝一家が惨殺されました。現在のロシアでは、無かったこととされている歴史です。

 ツカサメイさんのおっしゃる通り、大日本帝国は、様々な外交手段が打てる状況でありながら、国内を纏めることはできませんでした。ロシア帝国とは異なり、国家体制そのものは盤石でありましたが、上層部の指導体制はバラバラで、すべてに良い顔をしたがる状況にありました。そういう意味では、国際連盟は、都合が良かったハズなのです。

 欧米人は、日本人をプライベートで蔑んでいても、公的な場では手を結べる程度には論理的な民族です。同族嫌悪も強いので、白人というのは、一枚岩のように連帯することはありません。白人というだけで、仲間になれるなら、宗教戦争で自国民を虐殺しまくるような殺し合いは起きません。イギリスの歴史はフランスの悪口とドイツの悪口で、フランスの歴史はイギリスの悪口とドイツの悪口という話となります。列強と呼ばれる国は、仲が良い悪いではなく、外交上はどのように行動するかなのです。

 共産党の支配体制が確立するまでに、どのくらいロシアの国力を削れるか、皇帝の救出作戦を実施して、ウラジオストックにロシア帝国を築くというのも、連合国側として活動する日本の選択肢のひとつとなります。


解除
ツカサメイ
2019.04.10 ツカサメイ

外交は複雑で難しいですね・・・
ドイツとイタリアは強烈な白人至上主義です、黄色人種の日本に味方して白人国を攻撃するかな?
イギリス・・・アメリカを捨てて日本に味方する国益は無いと想う・・・だから日英同盟は消滅。
満州に莫大な投資を出来たのは日本ぐらいでしたでしょうね、英米にとって魅力無し・・・
オーストラリアに満州は不要でしょうねえ、石炭と鉄鉱石は競合資源です・・・

満州から日本が引けば間違いなくソ連が南下して来るでしょう。
押し寄せるソ連軍に対応する戦力をどこから投入出来るでしょうか?
英米の権益を守る為に日本軍将兵100~200万人を戦死させる政策が決まるでしょうか?

これらに対する説明があれば、もっと面白い小説になると想います。

解除
ツカサメイ
2019.04.03 ツカサメイ

深く考えられておりますねえ。
大日本帝国はロシア帝国の満州支配を阻止する必要から日露戦争を戦い阻止に成功した。
しかし莫大な対外債務・・・借金という大問題が残りました、償還に100年必要なほどの巨額。
世界がブロック経済に進む中で借金返済を続ける事を止めなかった・・・
借金なんて踏み倒せば良かったのですよ。
貿易黒字が無ければ借金は増えて破綻する・・・それで起きたのが満州事変。

昭和の戦略や官僚の考えなど莫大な借金の前では霧雨に過ぎない。
列島外との貿易が無ければ国民生活は窮乏する・・・それほどに国民数は増えていた。
民族資本を投下する場所さえ国内に無い。
窮乏し飢えて行く国民・・・対策を作れず無為に時を費やす政治家と官僚・・・
と言う訳で満州。

満州事変を起こさずにどうやれば日本を持続出来たか難しいですね。
アメリカとの対等貿易で利益を出すのは困難。
高性能軍用ガソリンはアメリカしか作れないし潤滑油もアメリカ頼り。
石油はもちろん外国頼み・・・
そして、日本の味方は世界にひとつも無いのです。

それと貧乏人の味方など国内国外どこにも居ない・・・昔も今も・・・

まあその辺で小説を作れてるんですけどね。

Ittoh
2019.04.03 Ittoh

感想ありがとうございます

 大日本帝国の外交は、味方が居なかったのではなく、本音と建前を使い分けれなくて、味方を作ることを失敗したことにあります。本来、日本人は外交が上手いハズなのですが、日露戦争後、大衆への迎合が進んでしまって、国家の意思が統一できないため、安定した外交ができなくなったのです。

 アメリカやイギリスやフランスといった欧州諸国にしても、一個の意志や思想で行動できていたわけではありません。沖縄戦でイエローモンキーを虐殺する連中がいた中で、降伏した民間人を保護した連中もいました。国家というのは、様々な意思が錯綜する中で、どのように選択するかでした。

 覇権国家であったイギリスにとって、チャレンジャーのアメリカは、非常に不愉快な存在だったのも、間違いありません
 経済的に依存が強く、表立ってはアメリカに歩み寄りますが、イギリスからすれば大日本帝国の味方に引き込める可能性があります。これは、フランスやイタリアといった国々も同じです。アメリカによる、第一次大戦後の強圧的な経済支配に辟易していたのです。

 大日本帝国としては、国際連盟と言うアメリカが存在しない国際会議を使って、満洲という餌を欧州諸国に提供することは可能なのです。イギリス、オーストラリア連邦、オランダといったを含めて、国際連盟軍として参戦させて、アメリカが国際連盟に入らない限り、権益を得られない状況を作るという外交が可能です。

 大日本帝国として重要なのは、オーストラリア軍をイギリスの後援の下でアメリカから引き離し、満洲に参加させることです。

 太平洋戦争の中で、オーストラリアは、アメリカにとっての最重要な支援国家です。オーストラリアの支援が無ければ、アメリカは南太平洋で戦うことが困難になります。

 満洲と言う餌を先に大日本帝国が食べてしまうと、大日本帝国の狭量で省益大好きな官僚達は、権益を他国に譲ることができません。だからこその満洲放棄戦略です。

解除

あなたにおすすめの小説

戦国異聞序章 鎌倉幕府の支配体制確立と崩壊

Ittoh
歴史・時代
戦国異聞  鎌倉時代は、非常に面白い時代です。複数の権威権力が、既存勢力として複数存在し、錯綜した政治体制を築いていました。  その鎌倉時代が源平合戦異聞によって、源氏三代、頼朝、頼家、実朝で終焉を迎えるのではなく、源氏を武家の統領とする、支配体制が全国へと浸透展開する時代であったとしたらというif歴史物語です。

女子竹槍攻撃隊

みらいつりびと
SF
 えいえいおう、えいえいおうと声をあげながら、私たちは竹槍を突く訓練をつづけています。  約2メートルほどの長さの竹槍をひたすら前へ振り出していると、握力と腕力がなくなってきます。とてもつらい。  訓練後、私たちは山腹に掘ったトンネル内で休憩します。 「竹槍で米軍相手になにができるというのでしょうか」と私が弱音を吐くと、かぐやさんに叱られました。 「みきさん、大和撫子たる者、けっしてあきらめてはなりません。なにがなんでも日本を守り抜くという強い意志を持って戦い抜くのです。私はアメリカの兵士のひとりと相討ちしてみせる所存です」  かぐやさんの目は彼女のことばどおり強い意志であふれていました……。  日米戦争の偽史SF短編です。全4話。

大航海時代 日本語版

藤瀬 慶久
歴史・時代
日本にも大航海時代があった――― 関ケ原合戦に勝利した徳川家康は、香木『伽羅』を求めて朱印船と呼ばれる交易船を東南アジア各地に派遣した それはあたかも、香辛料を求めてアジア航路を開拓したヨーロッパ諸国の後を追うが如くであった ―――鎖国前夜の1631年 坂本龍馬に先駆けること200年以上前 東の果てから世界の海へと漕ぎ出した、角屋七郎兵衛栄吉の人生を描く海洋冒険ロマン 『小説家になろう』で掲載中の拙稿「近江の轍」のサイドストーリーシリーズです ※この小説は『小説家になろう』『カクヨム』『アルファポリス』で掲載します

蒼雷の艦隊

和蘭芹わこ
歴史・時代
第五回歴史時代小説大賞に応募しています。 よろしければ、お気に入り登録と投票是非宜しくお願いします。 一九四二年、三月二日。 スラバヤ沖海戦中に、英国の軍兵四二二人が、駆逐艦『雷』によって救助され、その命を助けられた。 雷艦長、その名は「工藤俊作」。 身長一八八センチの大柄な身体……ではなく、その姿は一三○センチにも満たない身体であった。 これ程までに小さな身体で、一体どういう風に指示を送ったのか。 これは、史実とは少し違う、そんな小さな艦長の物語。

満州国馬賊討伐飛行隊

ゆみすけ
歴史・時代
 満州国は、日本が作った対ソ連の干渉となる国であった。 未開の不毛の地であった。 無法の馬賊どもが闊歩する草原が広がる地だ。 そこに、農業開発開墾団が入植してくる。 とうぜん、馬賊と激しい勢力争いとなる。 馬賊は機動性を武器に、なかなか殲滅できなかった。 それで、入植者保護のため満州政府が宗主国である日本国へ馬賊討伐を要請したのである。 それに答えたのが馬賊専門の討伐飛行隊である。 

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

ソラノカケラ    ⦅Shattered Skies⦆

みにみ
歴史・時代
2026年 中華人民共和国が台湾へ軍事侵攻を開始 台湾側は地の利を生かし善戦するも 人海戦術で推してくる中国側に敗走を重ね たった3ヶ月ほどで第2作戦区以外を掌握される 背に腹を変えられなくなった台湾政府は 傭兵を雇うことを決定 世界各地から金を求めて傭兵たちが集まった これは、その中の1人 台湾空軍特務中尉Mr.MAITOKIこと 舞時景都と 台湾空軍特務中士Mr.SASENOこと 佐世野榛名のコンビによる 台湾開放戦を描いた物語である ※エースコンバットみたいな世界観で描いてます()

独裁者・武田信玄

いずもカリーシ
歴史・時代
歴史の本とは別の視点で武田信玄という人間を描きます! 平和な時代に、戦争の素人が娯楽[エンターテイメント]の一貫で歴史の本を書いたことで、歴史はただ暗記するだけの詰まらないものと化してしまいました。 『事実は小説よりも奇なり』 この言葉の通り、事実の方が好奇心をそそるものであるのに…… 歴史の本が単純で薄い内容であるせいで、フィクションの方が面白く、深い内容になっていることが残念でなりません。 過去の出来事ではありますが、独裁国家が民主国家を数で上回り、戦争が相次いで起こる『現代』だからこそ、この歴史物語はどこかに通じるものがあるかもしれません。 【第壱章 独裁者への階段】 国を一つにできない弱く愚かな支配者は、必ず滅ぶのが戦国乱世の習い 【第弐章 川中島合戦】 戦争の勝利に必要な条件は第一に補給、第二に地形 【第参章 戦いの黒幕】 人の持つ欲を煽って争いの種を撒き、愚かな者を操って戦争へと発展させる武器商人 【第肆章 織田信長の愛娘】 人間の生きる価値は、誰かの役に立つ生き方のみにこそある 【最終章 西上作戦】 人々を一つにするには、敵が絶対に必要である この小説は『大罪人の娘』を補完するものでもあります。 (前編が執筆終了していますが、後編の執筆に向けて修正中です)

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。