2050年 日本は、日ノ本ではなくなった

2050年日ノ本背景事情

数十年前から徐々に侵食されている日ノ本

　2050年に新たな日本が生まれる。
　そんな世界が起きるもう一つの理由は、十年ほどの前のことですが、首都から遠く離れたＫ県で、アグリビジネスに関する懇親会に参加すると、農家の方々はご夫婦で懇親会に参加されていて、非常に国際色豊かな奥様方とご一緒になった。
　話を聞いていると、高度成長から、バブル期の日ノ本では、都会に人口が集中していて、収入の少ない、地域社会では、日本人の嫁が探せずに海外との交流が加速していった時期がありました。今でいう、婚活初期であります。



　ＩターンやＵターンなどは、その後に出た言葉です。



　地方から中央へと人が流れ、地方は過疎化し、上手く海外からの人口増が生じた地域と、生じなかった地域との格差も生まれていったと考えられます。こういった海外からの流入者が増えたことで、人口が増加している地域もあるかと思います。

　超少子高齢化社会の進展には、地域格差があり、それぞれの海外との接点についても、様々な状況があるように思います。
　また、2017年時点では、少数ではありますが、海外流入者の増加から来る、無国籍者の在住についても、問題になるように思います。


　日本という国の課題は、一面だけというか、みたいことだけを一面的に取り上げることが多い様に思います。
　二重国籍で、どっかの国会議員が問題となりましたが、該当者の説明責任は必要となります。しかしながら、街頭者の国籍が、旧日本軍占領地であったことによる二重国籍化と考えると、被害者という見方もできますし、日本に長く住んでいれば、感覚として理解し難い面があったようにも思います。
　日本の場合、二重国籍を認めていません。ですが、特別永住者という形で、居住権を持つという考え方は、国籍取得で宙に浮いた状態に対しての対処と言うことになっています。当該、議員も似たような状況からの日本国籍取得であったようです。
　国策で、海外に移住した、日本人の子供達が、日本で働くにあたっての課題というのも、少なからず存在します。
　こういった国からの、出稼ぎ労働者が、一時期大量に日本に在住し、そのまま国内で家族を持った場合についても、課題は山積みとなっています。



　人口減少が、インフラの維持限界を越える地域は、2020年以降には、加速度的に増加していくと言われます。こういった状況の中でインフラを維持するため移住推進が実施された場合、特別永住者に関する適応範囲の拡大が起きる可能性があります。
　特定ビザや就労ビザの適応範囲の拡大についても、おそらくは、近々に課題となり規制が緩和されていく可能性もあると思います。



　現実として、2020年以降の10年は、社会が抱えている状況をどのように解釈し、判断して対応していくのかというのが、問われる10年になうように思います。