326 / 365
10章 DT、マリッジブルーを味わう
289話 彼女の名前は多分……のようです
しおりを挟む
北川家で生活していたアリア達の朝は早い。鶏ですら寝ている頃に目を覚まして活動するが、そのアリア達ですら寝ている時間に叫び声が響き渡る。
「あっ――! ミュウのパンがないっ!!」
その叫び声でアリア達が飛び起き、「パンがない?」と眠そうな顔をしながら皆が台所にやってくるとパンを入れてた籠を持って涙目のミュウが立っていた。
アリア達の顔を見つめながら籠の中身を見せてくるミュウ。
「パンない」
「あら、本当?」
「ああ、それだったら僕が原因だから」
一斉に皆の視線が向く、若干、ミュウの視線が親の仇を見るような目な気がするのは気のせいどうかは不明である。
「どういう事なの?」
「うん、夜に目を覚ましたらあの女の人が起きてたんだ。それでお腹が減ってたらしいからパンを出したら全部食べてしまって、そのまま寝ちゃった」
寝た少女をダンテがお姫様抱っこして運んだそうだ。
アリア達は、なんだ、とばかりに嘆息する。
「1度、目を覚ましたら心配ない。しかもそれだけ食欲旺盛なら特に」
「でも、ミュウのパン食べた!」
アリアが少し安心したように息を吐く半面呆れてるようだが、ミュウはパンを全部食べられた事がご立腹のようだ。
そして、みんながまだ早いから戻ろうとした瞬間、ある疑問が皆の頭をもたげる。
振り返った皆がミュウを見つめる。
「なぁ、ミュウ。なんでこんな時間に台所にいたんだ?」
レイアにそう言われたミュウは、んっ? という顔をした後、目をパチパチさせる。
ミュウは両手を合わせて印を組むようにする。
「とんずら」
ミュウが足下に小さな玉みたいなのを叩きつけると辺りが白くなる。
白い煙を吸って咳き込むアリア達。
「こ、これ小麦粉だ! ミュウを追いかけるよ!」
そして、ミュウを掴まえるというアリア達の早朝訓練が急遽始まった。
▼
いつもより濃い早朝訓練になったアリア達は見事にミュウを掴まえる事に成功した。
その当のミュウは今、地面で正座させられてミカンの木箱を机に朝食をワクワクと待っていた。
首から紐で引っ掛けられたカードには『盗み食い未遂しました。ごめんなさい』とミュウの直筆で書かれたモノを付けていた。
おそらく反省してる事はないであろう。
そのミュウが何か音を拾ったようで玄関に目を向ける。
ミュウが目を向けた直後ぐらいにドアが開きパンを抱えたレイアが帰ってくる。
「丁度、焼き立てでラッキーだったぜ!」
熱そうに持つレイアの紙袋からは湯気が立っており、それを見つめるミュウの口許からも涎が垂れていた。
そのタイミングを見ていたかのようにダンテとヒースが目玉焼きとサラダがワンプレートになった物を運んでくる。
配膳も済んで、さて、食事を始めようかという時、奥の部屋のドアが開く。
そこから出てきたのは修道服を着ている薄い水色の髪の少女がほとんど開いてない目で前を見つめながらふらついて歩いてくる。
「ああ、良い匂いです~」
まだ寝惚けてるのが傍目でも分かり、空いてる席に断りもなしに座ると隣にいるヒースに言う。
「アタシのご飯はどこでしょうか?」
「あ、もう1つ作ってくるので、これを食べておいてください」
そう言うと手を付けてないヒースの目玉焼きが載った皿を差し出すと立ち上がる。
寝ぼけ眼で嬉しそうにする少女は口許を緩めると自然な動きでパンをガシッと掴んで熱かったみたいでお手玉して皿に置くと隣にいるダンテに唇を尖らせて見つめる。
「熱いなら熱いって教えてください」
「えっと、ごめんなさい?」
なんか違うとばかりに首を傾げるダンテがとりあえず謝ると柔らかい笑みを浮かべる少女がダンテの頭を撫でる。
満足するまで撫でた少女が熱そうにパンを両手で持って割り、目の前にあったバターを塗ると溶けて湯気があがるのを目を見開いて眺める顔は嬉しげであった。
あ―ん、と幸せそうにパンを齧ろうとするのをスゥが止める。
「待つの、食べる前に色々聞きたい事が……」
口に入れる寸前に止められた少女のパンに載ってたバターが垂れてスカートの上に落ちる。
落ちたバターを見つめる少女が顔を上げると目端に涙を浮かべて泣きそうになってるのを見たスゥが眉間を揉む。
「分かったの。食べてからでいいの」
ダンテから渡された布巾でスカートに落ちたバターを取ると再びバターを塗り、今度こそ口に入れると幸せそうにモグモグと咀嚼を始める。
それを見つめるスゥは溜息を吐く。
「シホーヌとアクアを相手にしてる気分になってくるの……」
スゥの言葉にアリア達も激しく同意だと溜息で示した。
食事が終えて、牛乳を飲みながらスゥは改めて先程の話を切り出す事にした。
「お腹が膨れて眠くても我慢して話に付き合って欲しいの」
そう言われた少女が欠伸を噛み殺すと眠くありませんよ! と目力を強くするあたりも駄目な2人と被って見えるスゥは沈痛な思いでコメカミを揉む。
気を取り直して少女に話しかける。
「まずはお名前は?」
「名前?」
そう言うと顎の下に指を当てて明後日に視線を向ける仕草を見せると俯いていき「むむむ!」と言い出すのを見て不安になるスゥ達。
「ポロネだったような気がします」
「どうして気がする?」
自分の名前が分からないであれば記憶喪失であるが、ような気がするではグレーゾーンである。
「さぁ? そう思えるだけで何故か分かりません」
「じゃ、最近の事で覚えてる事を何でもいいから言って欲しいの」
うん、と力強く頷く仕草に期待するスゥ達。
「さっきのパンが美味しかった」
仲良く頭を机に打ち付けるスゥ達のパーティとしての呼吸もバッチリであった。
「姉ちゃん、最近過ぎるよ! アタシ等と会う前の話で!」
レイアが机をバンと叩いて言うからポロネがビクついて涙目になる。
悪い事した気分になったレイアが謝ると話し始める。
「夜に、この子、名前なんていうの?」
「あっ、ダンテです」
ダンテが名前を紹介した皮切りに皆の名前も紹介していく。
分かったとばかりに頷いて再開する。
「夜にダンテに会う前の事は何も……あっ、1つだけ、寝てるところを何か強い力に引きずられたような気がする」
「なんか聞いてると物騒だよね?」
「いや、単純に盗み食いが止まらないので折檻で縛られて引きずられたかもしれない」
雄一が留守の時に盗み食いしたシホーヌとアクアが縛られてディータに引きずられたと力説するが、特にダンテが「姉さんみたいなのが2人いたら怖いよ」と本人がいないから言えるセリフを放つ。
なんとなくあの2人に似た感じがするせいか、悪人には思えないスゥ達であったが、どう扱ったらいいか悩みどころであった。
スゥはダンテを呼んで耳を寄せさせると伝える。
「悪人じゃないとは思うの。でも事件に巻き込まれてる可能性はあるけど、どうする、リーダ―?」
スゥが判断付かないから丸投げをする気だと分かったダンテが苦笑いする。
「とりあえず、しばらく預かってテツさん達と合流してから考えよう。何か先にする用事があるとか言ってたから、それまでは僕達で面倒を見ようよ」
「分かったの。とりあえず今日、私が街で2人で出かけてみるの。何か思い出せば良し、関係者が現れたら事情が聞けるの」
皆に伝えようと思い、見渡すとどうやら聞こえてたようで頷かれる。
話が早いとダンテも頷くとポロネに向き合う。
「何か思い出すキッカケになるかもしれないからスゥと今日は街を散歩してきてくれるかな?」
「はーい!」
嬉しそうにするポロネを見て、本当に違う意味で不安に駆られるダンテ達であったが、スゥとポロネを残して冒険者ギルドへと仕事に受けにダンテとアリアは向かい、レイアとミュウとヒースは昨日の現場へと出かけて行った。
「あっ――! ミュウのパンがないっ!!」
その叫び声でアリア達が飛び起き、「パンがない?」と眠そうな顔をしながら皆が台所にやってくるとパンを入れてた籠を持って涙目のミュウが立っていた。
アリア達の顔を見つめながら籠の中身を見せてくるミュウ。
「パンない」
「あら、本当?」
「ああ、それだったら僕が原因だから」
一斉に皆の視線が向く、若干、ミュウの視線が親の仇を見るような目な気がするのは気のせいどうかは不明である。
「どういう事なの?」
「うん、夜に目を覚ましたらあの女の人が起きてたんだ。それでお腹が減ってたらしいからパンを出したら全部食べてしまって、そのまま寝ちゃった」
寝た少女をダンテがお姫様抱っこして運んだそうだ。
アリア達は、なんだ、とばかりに嘆息する。
「1度、目を覚ましたら心配ない。しかもそれだけ食欲旺盛なら特に」
「でも、ミュウのパン食べた!」
アリアが少し安心したように息を吐く半面呆れてるようだが、ミュウはパンを全部食べられた事がご立腹のようだ。
そして、みんながまだ早いから戻ろうとした瞬間、ある疑問が皆の頭をもたげる。
振り返った皆がミュウを見つめる。
「なぁ、ミュウ。なんでこんな時間に台所にいたんだ?」
レイアにそう言われたミュウは、んっ? という顔をした後、目をパチパチさせる。
ミュウは両手を合わせて印を組むようにする。
「とんずら」
ミュウが足下に小さな玉みたいなのを叩きつけると辺りが白くなる。
白い煙を吸って咳き込むアリア達。
「こ、これ小麦粉だ! ミュウを追いかけるよ!」
そして、ミュウを掴まえるというアリア達の早朝訓練が急遽始まった。
▼
いつもより濃い早朝訓練になったアリア達は見事にミュウを掴まえる事に成功した。
その当のミュウは今、地面で正座させられてミカンの木箱を机に朝食をワクワクと待っていた。
首から紐で引っ掛けられたカードには『盗み食い未遂しました。ごめんなさい』とミュウの直筆で書かれたモノを付けていた。
おそらく反省してる事はないであろう。
そのミュウが何か音を拾ったようで玄関に目を向ける。
ミュウが目を向けた直後ぐらいにドアが開きパンを抱えたレイアが帰ってくる。
「丁度、焼き立てでラッキーだったぜ!」
熱そうに持つレイアの紙袋からは湯気が立っており、それを見つめるミュウの口許からも涎が垂れていた。
そのタイミングを見ていたかのようにダンテとヒースが目玉焼きとサラダがワンプレートになった物を運んでくる。
配膳も済んで、さて、食事を始めようかという時、奥の部屋のドアが開く。
そこから出てきたのは修道服を着ている薄い水色の髪の少女がほとんど開いてない目で前を見つめながらふらついて歩いてくる。
「ああ、良い匂いです~」
まだ寝惚けてるのが傍目でも分かり、空いてる席に断りもなしに座ると隣にいるヒースに言う。
「アタシのご飯はどこでしょうか?」
「あ、もう1つ作ってくるので、これを食べておいてください」
そう言うと手を付けてないヒースの目玉焼きが載った皿を差し出すと立ち上がる。
寝ぼけ眼で嬉しそうにする少女は口許を緩めると自然な動きでパンをガシッと掴んで熱かったみたいでお手玉して皿に置くと隣にいるダンテに唇を尖らせて見つめる。
「熱いなら熱いって教えてください」
「えっと、ごめんなさい?」
なんか違うとばかりに首を傾げるダンテがとりあえず謝ると柔らかい笑みを浮かべる少女がダンテの頭を撫でる。
満足するまで撫でた少女が熱そうにパンを両手で持って割り、目の前にあったバターを塗ると溶けて湯気があがるのを目を見開いて眺める顔は嬉しげであった。
あ―ん、と幸せそうにパンを齧ろうとするのをスゥが止める。
「待つの、食べる前に色々聞きたい事が……」
口に入れる寸前に止められた少女のパンに載ってたバターが垂れてスカートの上に落ちる。
落ちたバターを見つめる少女が顔を上げると目端に涙を浮かべて泣きそうになってるのを見たスゥが眉間を揉む。
「分かったの。食べてからでいいの」
ダンテから渡された布巾でスカートに落ちたバターを取ると再びバターを塗り、今度こそ口に入れると幸せそうにモグモグと咀嚼を始める。
それを見つめるスゥは溜息を吐く。
「シホーヌとアクアを相手にしてる気分になってくるの……」
スゥの言葉にアリア達も激しく同意だと溜息で示した。
食事が終えて、牛乳を飲みながらスゥは改めて先程の話を切り出す事にした。
「お腹が膨れて眠くても我慢して話に付き合って欲しいの」
そう言われた少女が欠伸を噛み殺すと眠くありませんよ! と目力を強くするあたりも駄目な2人と被って見えるスゥは沈痛な思いでコメカミを揉む。
気を取り直して少女に話しかける。
「まずはお名前は?」
「名前?」
そう言うと顎の下に指を当てて明後日に視線を向ける仕草を見せると俯いていき「むむむ!」と言い出すのを見て不安になるスゥ達。
「ポロネだったような気がします」
「どうして気がする?」
自分の名前が分からないであれば記憶喪失であるが、ような気がするではグレーゾーンである。
「さぁ? そう思えるだけで何故か分かりません」
「じゃ、最近の事で覚えてる事を何でもいいから言って欲しいの」
うん、と力強く頷く仕草に期待するスゥ達。
「さっきのパンが美味しかった」
仲良く頭を机に打ち付けるスゥ達のパーティとしての呼吸もバッチリであった。
「姉ちゃん、最近過ぎるよ! アタシ等と会う前の話で!」
レイアが机をバンと叩いて言うからポロネがビクついて涙目になる。
悪い事した気分になったレイアが謝ると話し始める。
「夜に、この子、名前なんていうの?」
「あっ、ダンテです」
ダンテが名前を紹介した皮切りに皆の名前も紹介していく。
分かったとばかりに頷いて再開する。
「夜にダンテに会う前の事は何も……あっ、1つだけ、寝てるところを何か強い力に引きずられたような気がする」
「なんか聞いてると物騒だよね?」
「いや、単純に盗み食いが止まらないので折檻で縛られて引きずられたかもしれない」
雄一が留守の時に盗み食いしたシホーヌとアクアが縛られてディータに引きずられたと力説するが、特にダンテが「姉さんみたいなのが2人いたら怖いよ」と本人がいないから言えるセリフを放つ。
なんとなくあの2人に似た感じがするせいか、悪人には思えないスゥ達であったが、どう扱ったらいいか悩みどころであった。
スゥはダンテを呼んで耳を寄せさせると伝える。
「悪人じゃないとは思うの。でも事件に巻き込まれてる可能性はあるけど、どうする、リーダ―?」
スゥが判断付かないから丸投げをする気だと分かったダンテが苦笑いする。
「とりあえず、しばらく預かってテツさん達と合流してから考えよう。何か先にする用事があるとか言ってたから、それまでは僕達で面倒を見ようよ」
「分かったの。とりあえず今日、私が街で2人で出かけてみるの。何か思い出せば良し、関係者が現れたら事情が聞けるの」
皆に伝えようと思い、見渡すとどうやら聞こえてたようで頷かれる。
話が早いとダンテも頷くとポロネに向き合う。
「何か思い出すキッカケになるかもしれないからスゥと今日は街を散歩してきてくれるかな?」
「はーい!」
嬉しそうにするポロネを見て、本当に違う意味で不安に駆られるダンテ達であったが、スゥとポロネを残して冒険者ギルドへと仕事に受けにダンテとアリアは向かい、レイアとミュウとヒースは昨日の現場へと出かけて行った。
0
お気に入りに追加
1,914
あなたにおすすめの小説
側妃に追放された王太子
基本二度寝
ファンタジー
「王が倒れた今、私が王の代理を務めます」
正妃は数年前になくなり、側妃の女が現在正妃の代わりを務めていた。
そして、国王が体調不良で倒れた今、側妃は貴族を集めて宣言した。
王の代理が側妃など異例の出来事だ。
「手始めに、正妃の息子、現王太子の婚約破棄と身分の剥奪を命じます」
王太子は息を吐いた。
「それが国のためなら」
貴族も大臣も側妃の手が及んでいる。
無駄に抵抗するよりも、王太子はそれに従うことにした。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
外れギフト魔石抜き取りの奇跡!〜スライムからの黄金ルート!婚約破棄されましたのでもうお貴族様は嫌です〜
KeyBow
ファンタジー
この世界では、数千年前に突如現れた魔物が人々の生活に脅威をもたらしている。中世を舞台にした典型的なファンタジー世界で、冒険者たちは剣と魔法を駆使してこれらの魔物と戦い、生計を立てている。
人々は15歳の誕生日に神々から加護を授かり、特別なギフトを受け取る。しかし、主人公ロイは【魔石操作】という、死んだ魔物から魔石を抜き取るという外れギフトを授かる。このギフトのために、彼は婚約者に見放され、父親に家を追放される。
運命に翻弄されながらも、ロイは冒険者ギルドの解体所部門で働き始める。そこで彼は、生きている魔物から魔石を抜き取る能力を発見し、これまでの外れギフトが実は隠された力を秘めていたことを知る。
ロイはこの新たな力を使い、自分の運命を切り開くことができるのか?外れギフトを当りギフトに変え、チートスキルを手に入れた彼の物語が始まる。
巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!
あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!?
資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。
そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。
どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。
「私、ガンバる!」
だったら私は帰してもらえない?ダメ?
聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。
スローライフまでは到達しなかったよ……。
緩いざまああり。
注意
いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。
愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
召喚アラサー女~ 自由に生きています!
マツユキ
ファンタジー
異世界に召喚された海藤美奈子32才。召喚されたものの、牢屋行きとなってしまう。
牢から出た美奈子は、冒険者となる。助け、助けられながら信頼できる仲間を得て行く美奈子。地球で大好きだった事もしつつ、異世界でも自由に生きる美奈子
信頼できる仲間と共に、異世界で奮闘する。
初めは一人だった美奈子のの周りには、いつの間にか仲間が集まって行き、家が村に、村が街にとどんどんと大きくなっていくのだった
***
異世界でも元の世界で出来ていた事をやっています。苦手、または気に入らないと言うかたは読まれない方が良いかと思います
かなりの無茶振りと、作者の妄想で出来たあり得ない魔法や設定が出てきます。こちらも抵抗のある方は読まれない方が良いかと思います
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる