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9章 DTの後継者候補!
238話 モンスターハウスのようです
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大きなフロアに入ったアリア達は前方を額に汗を浮かばせながら見つめていた。
予想通り、罠であり、当然のように入口は塞がってしまっていた。
レイアとミュウが塞がった壁を叩いて感じを見ていたが、アリア達に向き合うと首を横に振ってくる。
どうやら、力技で潰せるような状況ではないらしい。
「ダンテの予想は合ってたようなの。確かに、問答無用のデストラップという訳でもないし、20階層で自信を付けたパーティがリタイヤする確率が高いというのも頷けるの」
「その中に私達が含まれる可能性も無視できないレベルなのが笑えたら良かったんだけどね」
スゥがヒースが調べた文献の内容と照らし合わせて冷静に判断し、現在の自分達の状況を正しく伝えるアリア。
どちらにしても笑みを浮かべたくなるような情報は皆無であった。
「これで無駄足だったら、笑うしかないのは間違いないんじゃないですか?」
ヒースは自嘲するように引き攣った笑みを頑張って浮かべるがすぐに強張った顔に戻る。
そんなアリア達の目の前には、100体は超えると思われるゴブリンとその最奥に大きなゴブリンが2体の姿が見えた。
目を瞑っていたダンテが目を開くとアリア達に伝える。
「精霊に聞いてみたけど、普通のゴブリンが148体、ゴブリンクィーンが1体、ゴブリンキングが1体で全部で150体いるらしい。たまたまかもしれないけど150というキリの良い数字な辺りが製作者の性格が見える気がするね」
「見えるのは性格が悪いだけだろ? 40階層にゴブリンキングとか出るって言ってるのにその手前で出るだけじゃなく、部下付きでダンジョンでなら軍と変わらねぇ」
ダンテの言葉を受けて、胸糞悪いという気持ちを隠さずに本音を唾棄する。
ダンテ達も本当に軍と変わらないと思うので、レイアの気持ちは痛いほど理解できた。
そんなゴブリン達を目の前にして、こんな風にアリア達が会話ができてるのには訳が合った。
「おそらく、私達がこの目の前の赤い線を越えたら襲ってくる」
「まず間違いないの。ただ、出た者だけを襲うのか、それがスイッチになって動き出すのか分からないの」
アリア達の目の前に赤い線が引かれており、その向こう側ではゴブリン達が武器を構えてアリア達をジッと見つめていた。
「出た者だけ、とは考えない方がいいね。確かにレイアの言うように性格は悪いのだろうけど、冷静さを失わなければ作戦会議ができるように処置されてる辺りは、製作意図を見失ってない事だけは感謝だね」
そう言うダンテは、「どうしたのものか……」と呟きながらゴブリン達を見つめる。
ジッと見つめられている時点で不意打ちは取る事が無理だと判断していたが、駄目押しで壁を調べに行ったレイアとミュウを目で追うゴブリンに気付いたダンテは儚い希望は捨てていた。
「そんなの最弱モンスターのゴブリンなんか蹴散らせばいいんだ!」
「ミュウ、頑張る!」
多少、巴に可愛がられた事で頭を使う場面が見え始めたが、どうしても脳筋な2人は力押しをしたがる事が多く、1度、痛い目に遭ってから考える。
以前は、1度駄目でも「もう一度!」と根性論で突っ込むお馬鹿さんだったのを考えれば成長と見れなくはないが、まだまだ、自分の衝動を抑える事は苦手としていた。
「30階層以降で現れたゴブリンが主のパーティで一撃を貰いそうになったのを忘れたのかい?」
考える仕草をしたまま、レイアとミュウを見ずに話すダンテの言葉に仰け反る脳筋の2人。
今のように力押しをしようとして、1匹が囮となり、レイアとミュウが襲いかかる横合いから2匹のゴブリンに左右から挟撃された。
だが、それを離れた所で見ていたダンテが冷静に牽制の水球を放った事で一撃を貰わずに撃退した事があった。
「あの時は少数だったからフォローして上げられたけど、今度は期待されてもできないし、レイア達もあの数に飲み込まれるだけだよ?」
レイア達がいくら強いと言っても数の暴力には勝てないし、まして、ゴブリンキング、ゴブリンクィーンという司令官がいる以上、統率されたゴブリンとなると手強さが跳ね上がる。
「じゃ、どうするダンテ?」
「うん、色々、考えてみたけど奇策を使える状況でもないし、1人で打開できるような状況でもないから……」
ヒースの言葉に答えるダンテは、「ここにホーラ姉さんかテツ兄さんがいれば、特攻して貰えば終わるんだけどね」と笑う姿を見せるがアリア達が否定しない事に驚くヒース。
「僕達の戦いを見てた人達ですよね? そんなに凄い人達なんですか?」
「多分、私達、全員でかかっても勝つビジョンが見えない。傷を負わせられたら自分を褒めてあげたい」
「少なくとも、あの2人には、レイアもミュウも力で抗おうという考えを持たないレベルと言えば分かるの」
質問したヒースがホーラとテツの強さを伝えるアリアとスゥを見つめながら呆ける。
呆けるヒースを見つめ返すスゥは、その2人ですら子供扱いする雄一の存在を知ったら戦意が喪失しそうだな、と判断して伝えるのを止め、ダンテに続きを促す。
「ここは下手な事をせず、セオリー通りにいこうと思う。まずは統率者の首を取る。突破力のあるレイア、ミュウ、ヒースにお願いしたい。できる限りのフォローはするけど、もっとも危険な役目だけど頼める?」
「ああ、任せろよ! アタシを外すと言ったら殴ってたぞ!」
「前みたいに手こずったりしない。ミュウ、強くなってる!」
「うん、僕も難しく考えるよりシンプルな役目の方が集中できる」
ダンテの要望にレイア達3人は快く了承してくれる。
レイアとミュウは、ミュウが言うように以前の村長絡みの時のゴブリンキングに苦戦した事が納得いってなく、巴の一件で成長した自分をぶつける相手として申し分ないと息込んでいた。
3人から良い返事を受けたダンテはスゥとアリアを見つめる。
「私とアリアはダンテの警護でいいの?」
「話が早くて助かるよ。本当なら僕も自分の身を守りながら戦うべきなんだけど、フォローに専念しようとすると、この数は捌き切れない」
「しょうがない。それぞれの役割を果たしてこそのパーティ」
理解が早く、ダンテの気持ちを汲んでくれる2人にダンテは感謝しながら続ける。
「じゃ、始めから通して作戦を説明するよ?」
ダンテの言葉に頷くアリア達を確認するとダンテは説明を始めた。
ゴブリン達が動きだすタイミングは何がキーになってるかは分かってない事が多い。目の前にある赤い線を越えたら、というのはありそうだが、ダンテが魔法でゴブリンキング達がいる方向に道を作る為に大きな魔法を発動させる準備を黙って見てくれるか不明だったので、最初は皆でダンテを守る。
ゴブリンが襲ってくるか襲ってこない問わずにダンテの魔法が完成して放たれるとレイアとミュウ、そしてヒースがそれを追うように走り出す。
魔法を放ったダンテは休まずに作れるだけの水球を生み出し、レイア達に向かって行こうとするゴブリン達に牽制目的、と言うには優しくない当たりどころが悪かったら即死もある魔法を放つ。
レイア達のフォローに集中するダンテに襲いかかるゴブリン達をアリアとスゥが相手にするという至ってシンプルな作戦を伝える。
「至ってシンプルだけど、僕が魔法を放った後は時間との勝負になると思ってね? 統率者である2匹をいかに早く倒せるかで、残るゴブリン達を烏合の衆にできるかが勝負のカギ」
そう言ってくるダンテの言葉にアリア達は頷いてくる。
同じように頷き返すダンテはアリア達に伝える。
「じゃ、魔法の準備を始めるから動き出したらお願いね?」
そう言って目を瞑るダンテの上空に沢山の水球が生み出されていき、それが一つに集まっていく。
ダンテの魔法を横目に見つめるスゥが襲ってこないゴブリン達を見てアリアに伝える。
「どうやら準備では襲ってこないようなの。アリア、突撃チームに強化魔法をかけてあげて」
「わかった」
そう言って、レイア達にかけていくアリア。
アリアに強化魔法をかけて貰っているレイアはダンテが生み出そうとしてるものを見て笑みを浮かべる。
「ダンテ、お前、それ気に入ったのか?」
そう言葉にしたと同時に目を開いたダンテが苦笑するようして困った顔をする。
「こないだ使ったばかりでイメージしやすかったのと、とても強いイメージがあるから魔力を込め易かったんだよ」
そう言うダンテの上空には青竜刀、雄一の武器、巴を模写したモノが浮いていた。
ダンテが作り出した青竜刀を見つめるアリアは少し驚いた顔をする。
「あの時とは別物のように魔力が籠ってる。ダンテも腕を上げた」
「有難う。でも、あの時は魔力を籠める事より、似せる事と速度を重視したからね。何せ、巴さんを怒らせるのが目的だったから」
一息吐いたダンテが周りを見渡し、ゴブリン達が未だに動こうとしないのを見て、アリア達を見つめる。
「お喋りはここまで。準備はいい?」
見つめられているアリア達はダンテに頷いて見せる。
それを確認したダンテが目を細めるようにゴブリンキングがいる方向を睨む。
「じゃ、始めるよ」
ダンテが、ゴォー! と叫ぶと同時にダンテの上空に造られた水でできた青竜刀が放たれた。
予想通り、罠であり、当然のように入口は塞がってしまっていた。
レイアとミュウが塞がった壁を叩いて感じを見ていたが、アリア達に向き合うと首を横に振ってくる。
どうやら、力技で潰せるような状況ではないらしい。
「ダンテの予想は合ってたようなの。確かに、問答無用のデストラップという訳でもないし、20階層で自信を付けたパーティがリタイヤする確率が高いというのも頷けるの」
「その中に私達が含まれる可能性も無視できないレベルなのが笑えたら良かったんだけどね」
スゥがヒースが調べた文献の内容と照らし合わせて冷静に判断し、現在の自分達の状況を正しく伝えるアリア。
どちらにしても笑みを浮かべたくなるような情報は皆無であった。
「これで無駄足だったら、笑うしかないのは間違いないんじゃないですか?」
ヒースは自嘲するように引き攣った笑みを頑張って浮かべるがすぐに強張った顔に戻る。
そんなアリア達の目の前には、100体は超えると思われるゴブリンとその最奥に大きなゴブリンが2体の姿が見えた。
目を瞑っていたダンテが目を開くとアリア達に伝える。
「精霊に聞いてみたけど、普通のゴブリンが148体、ゴブリンクィーンが1体、ゴブリンキングが1体で全部で150体いるらしい。たまたまかもしれないけど150というキリの良い数字な辺りが製作者の性格が見える気がするね」
「見えるのは性格が悪いだけだろ? 40階層にゴブリンキングとか出るって言ってるのにその手前で出るだけじゃなく、部下付きでダンジョンでなら軍と変わらねぇ」
ダンテの言葉を受けて、胸糞悪いという気持ちを隠さずに本音を唾棄する。
ダンテ達も本当に軍と変わらないと思うので、レイアの気持ちは痛いほど理解できた。
そんなゴブリン達を目の前にして、こんな風にアリア達が会話ができてるのには訳が合った。
「おそらく、私達がこの目の前の赤い線を越えたら襲ってくる」
「まず間違いないの。ただ、出た者だけを襲うのか、それがスイッチになって動き出すのか分からないの」
アリア達の目の前に赤い線が引かれており、その向こう側ではゴブリン達が武器を構えてアリア達をジッと見つめていた。
「出た者だけ、とは考えない方がいいね。確かにレイアの言うように性格は悪いのだろうけど、冷静さを失わなければ作戦会議ができるように処置されてる辺りは、製作意図を見失ってない事だけは感謝だね」
そう言うダンテは、「どうしたのものか……」と呟きながらゴブリン達を見つめる。
ジッと見つめられている時点で不意打ちは取る事が無理だと判断していたが、駄目押しで壁を調べに行ったレイアとミュウを目で追うゴブリンに気付いたダンテは儚い希望は捨てていた。
「そんなの最弱モンスターのゴブリンなんか蹴散らせばいいんだ!」
「ミュウ、頑張る!」
多少、巴に可愛がられた事で頭を使う場面が見え始めたが、どうしても脳筋な2人は力押しをしたがる事が多く、1度、痛い目に遭ってから考える。
以前は、1度駄目でも「もう一度!」と根性論で突っ込むお馬鹿さんだったのを考えれば成長と見れなくはないが、まだまだ、自分の衝動を抑える事は苦手としていた。
「30階層以降で現れたゴブリンが主のパーティで一撃を貰いそうになったのを忘れたのかい?」
考える仕草をしたまま、レイアとミュウを見ずに話すダンテの言葉に仰け反る脳筋の2人。
今のように力押しをしようとして、1匹が囮となり、レイアとミュウが襲いかかる横合いから2匹のゴブリンに左右から挟撃された。
だが、それを離れた所で見ていたダンテが冷静に牽制の水球を放った事で一撃を貰わずに撃退した事があった。
「あの時は少数だったからフォローして上げられたけど、今度は期待されてもできないし、レイア達もあの数に飲み込まれるだけだよ?」
レイア達がいくら強いと言っても数の暴力には勝てないし、まして、ゴブリンキング、ゴブリンクィーンという司令官がいる以上、統率されたゴブリンとなると手強さが跳ね上がる。
「じゃ、どうするダンテ?」
「うん、色々、考えてみたけど奇策を使える状況でもないし、1人で打開できるような状況でもないから……」
ヒースの言葉に答えるダンテは、「ここにホーラ姉さんかテツ兄さんがいれば、特攻して貰えば終わるんだけどね」と笑う姿を見せるがアリア達が否定しない事に驚くヒース。
「僕達の戦いを見てた人達ですよね? そんなに凄い人達なんですか?」
「多分、私達、全員でかかっても勝つビジョンが見えない。傷を負わせられたら自分を褒めてあげたい」
「少なくとも、あの2人には、レイアもミュウも力で抗おうという考えを持たないレベルと言えば分かるの」
質問したヒースがホーラとテツの強さを伝えるアリアとスゥを見つめながら呆ける。
呆けるヒースを見つめ返すスゥは、その2人ですら子供扱いする雄一の存在を知ったら戦意が喪失しそうだな、と判断して伝えるのを止め、ダンテに続きを促す。
「ここは下手な事をせず、セオリー通りにいこうと思う。まずは統率者の首を取る。突破力のあるレイア、ミュウ、ヒースにお願いしたい。できる限りのフォローはするけど、もっとも危険な役目だけど頼める?」
「ああ、任せろよ! アタシを外すと言ったら殴ってたぞ!」
「前みたいに手こずったりしない。ミュウ、強くなってる!」
「うん、僕も難しく考えるよりシンプルな役目の方が集中できる」
ダンテの要望にレイア達3人は快く了承してくれる。
レイアとミュウは、ミュウが言うように以前の村長絡みの時のゴブリンキングに苦戦した事が納得いってなく、巴の一件で成長した自分をぶつける相手として申し分ないと息込んでいた。
3人から良い返事を受けたダンテはスゥとアリアを見つめる。
「私とアリアはダンテの警護でいいの?」
「話が早くて助かるよ。本当なら僕も自分の身を守りながら戦うべきなんだけど、フォローに専念しようとすると、この数は捌き切れない」
「しょうがない。それぞれの役割を果たしてこそのパーティ」
理解が早く、ダンテの気持ちを汲んでくれる2人にダンテは感謝しながら続ける。
「じゃ、始めから通して作戦を説明するよ?」
ダンテの言葉に頷くアリア達を確認するとダンテは説明を始めた。
ゴブリン達が動きだすタイミングは何がキーになってるかは分かってない事が多い。目の前にある赤い線を越えたら、というのはありそうだが、ダンテが魔法でゴブリンキング達がいる方向に道を作る為に大きな魔法を発動させる準備を黙って見てくれるか不明だったので、最初は皆でダンテを守る。
ゴブリンが襲ってくるか襲ってこない問わずにダンテの魔法が完成して放たれるとレイアとミュウ、そしてヒースがそれを追うように走り出す。
魔法を放ったダンテは休まずに作れるだけの水球を生み出し、レイア達に向かって行こうとするゴブリン達に牽制目的、と言うには優しくない当たりどころが悪かったら即死もある魔法を放つ。
レイア達のフォローに集中するダンテに襲いかかるゴブリン達をアリアとスゥが相手にするという至ってシンプルな作戦を伝える。
「至ってシンプルだけど、僕が魔法を放った後は時間との勝負になると思ってね? 統率者である2匹をいかに早く倒せるかで、残るゴブリン達を烏合の衆にできるかが勝負のカギ」
そう言ってくるダンテの言葉にアリア達は頷いてくる。
同じように頷き返すダンテはアリア達に伝える。
「じゃ、魔法の準備を始めるから動き出したらお願いね?」
そう言って目を瞑るダンテの上空に沢山の水球が生み出されていき、それが一つに集まっていく。
ダンテの魔法を横目に見つめるスゥが襲ってこないゴブリン達を見てアリアに伝える。
「どうやら準備では襲ってこないようなの。アリア、突撃チームに強化魔法をかけてあげて」
「わかった」
そう言って、レイア達にかけていくアリア。
アリアに強化魔法をかけて貰っているレイアはダンテが生み出そうとしてるものを見て笑みを浮かべる。
「ダンテ、お前、それ気に入ったのか?」
そう言葉にしたと同時に目を開いたダンテが苦笑するようして困った顔をする。
「こないだ使ったばかりでイメージしやすかったのと、とても強いイメージがあるから魔力を込め易かったんだよ」
そう言うダンテの上空には青竜刀、雄一の武器、巴を模写したモノが浮いていた。
ダンテが作り出した青竜刀を見つめるアリアは少し驚いた顔をする。
「あの時とは別物のように魔力が籠ってる。ダンテも腕を上げた」
「有難う。でも、あの時は魔力を籠める事より、似せる事と速度を重視したからね。何せ、巴さんを怒らせるのが目的だったから」
一息吐いたダンテが周りを見渡し、ゴブリン達が未だに動こうとしないのを見て、アリア達を見つめる。
「お喋りはここまで。準備はいい?」
見つめられているアリア達はダンテに頷いて見せる。
それを確認したダンテが目を細めるようにゴブリンキングがいる方向を睨む。
「じゃ、始めるよ」
ダンテが、ゴォー! と叫ぶと同時にダンテの上空に造られた水でできた青竜刀が放たれた。
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