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夏休み
今日もラジオ体操
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早朝のラジオ体操は、眠い。
最近は暑すぎて早朝より、もっと朝に起きるてしまうので、今がちょうど一番眠たい。
あずき先輩は、いつもの体操の時間まで待っているベンチに来たら、そうそうに猫になってまるまってねちゃったけど……。
僕は、おにぃさんだから眠気にたえる! がんばる! ねむい! もうねちゃおうかな~。
と、思ったけどみずほちゃんが、こっち見てた。猫のあずき先輩だっこして、(あずき先輩も起きてるよ――)ってしようと、したらあずき先輩の胴どうがすごくのびるんだけど……! えっ? えっ? 大丈夫?
「あずきは、寝てるけど大丈夫?」
気づくとみずほちゃんが、僕達のベンチまで来て僕達を見おろす。
「あずき先輩が、すごくのびるんだけど――」
「えっと~こっちの手で、あずきのお尻支えて、ここに手を通したほうがあずきも楽かも?」
みずほちゃんに、だっこの仕方を教えて貰うと、あずき先輩がのびずに抱っこが出来た。
「あずき先輩、ふわふわで、かわいいですねぇ~」
ほっぺをあずき先輩の頭に、スリスリする。そうするといきなり、先輩は、暴れ出してベンチに降りると、ふたたび人間に変身して「勘弁かんべんしてくれ」と言った。(何を?)
「あずき、ねむいんだったら家に帰ってね。わかった?」
「大丈夫、大丈夫」と、言ってあずき先輩は、顔をごしごしする。
「じゃ――下へ行くね」とみずほちゃんは行ってしまった。
子ども達が多く集まる広場は、近いけど、遠い距離、僕らがラジオ体操の集まりの時間に、あそこへ行く事はたぶんない。みずほちゃんに触れた人には、しっぽのある僕達の事が見えちゃうからね。
そんな僕の気持ちも知らないで、あずき先輩はいつものベンチを掴む格好をする。
「稲穂、俺達猫は寝る様に出来ているんだ……」と、言ったので、やっぱりあずき先輩はなんか、かっこいい。
僕も今度『僕は人間になった時は、美味しい物を食べる様に出来ているんだ』と、あずき先輩が忘れた頃に先輩に言ってみよう。きっとかっこいいはず!
そんなかっこいい僕は、ラジオ体操の音楽が鳴り始めると、今日もちゃんと体操をする事が出来た。でも、のびる運動の時は、ふとさっきの事を思い出し、あずき先輩を見たが大丈夫。普通に伸びていただけだった。
そんな、ねむねむ、ハラハラ、ドキドキのラジオ体操は、ねろちゃんのはんこうをカードに押す事で終わった。
僕達の横の道をするがくんが、太郎くんと通る。黒い帽子を被ったするがくんは、僕達の方を少しだけ見て……顔の下まで、手を上げる様な形で、手をクイッと上げる。
「何してるんだ、駿河?」と、太郎くんがするがくんに聞く。
「猫の神様に挨拶……の練習」
「なんか、わかんないけど……頑張れ――」
「お前も宿題頑張れ」
「お前もおばあちゃんみたいな事、言うなぁ……」
通り過ぎたけど……僕とみんなの近付けるは距離は、少しだけ近くなった。と思う。たぶん、きっと……。
じゃあ、この後の奉納ほうのうの舞まいの練習を頑張ろかな。ねっ、あずき先輩♪
僕は、ベンチの方を振り向く。あずき先輩が、ねっ、寝・て・る・!?
そうして僕は、みずほちゃんのもとまで、猫のあずき先輩を抱っこして連れて行ったのだった。
あわり
最近は暑すぎて早朝より、もっと朝に起きるてしまうので、今がちょうど一番眠たい。
あずき先輩は、いつもの体操の時間まで待っているベンチに来たら、そうそうに猫になってまるまってねちゃったけど……。
僕は、おにぃさんだから眠気にたえる! がんばる! ねむい! もうねちゃおうかな~。
と、思ったけどみずほちゃんが、こっち見てた。猫のあずき先輩だっこして、(あずき先輩も起きてるよ――)ってしようと、したらあずき先輩の胴どうがすごくのびるんだけど……! えっ? えっ? 大丈夫?
「あずきは、寝てるけど大丈夫?」
気づくとみずほちゃんが、僕達のベンチまで来て僕達を見おろす。
「あずき先輩が、すごくのびるんだけど――」
「えっと~こっちの手で、あずきのお尻支えて、ここに手を通したほうがあずきも楽かも?」
みずほちゃんに、だっこの仕方を教えて貰うと、あずき先輩がのびずに抱っこが出来た。
「あずき先輩、ふわふわで、かわいいですねぇ~」
ほっぺをあずき先輩の頭に、スリスリする。そうするといきなり、先輩は、暴れ出してベンチに降りると、ふたたび人間に変身して「勘弁かんべんしてくれ」と言った。(何を?)
「あずき、ねむいんだったら家に帰ってね。わかった?」
「大丈夫、大丈夫」と、言ってあずき先輩は、顔をごしごしする。
「じゃ――下へ行くね」とみずほちゃんは行ってしまった。
子ども達が多く集まる広場は、近いけど、遠い距離、僕らがラジオ体操の集まりの時間に、あそこへ行く事はたぶんない。みずほちゃんに触れた人には、しっぽのある僕達の事が見えちゃうからね。
そんな僕の気持ちも知らないで、あずき先輩はいつものベンチを掴む格好をする。
「稲穂、俺達猫は寝る様に出来ているんだ……」と、言ったので、やっぱりあずき先輩はなんか、かっこいい。
僕も今度『僕は人間になった時は、美味しい物を食べる様に出来ているんだ』と、あずき先輩が忘れた頃に先輩に言ってみよう。きっとかっこいいはず!
そんなかっこいい僕は、ラジオ体操の音楽が鳴り始めると、今日もちゃんと体操をする事が出来た。でも、のびる運動の時は、ふとさっきの事を思い出し、あずき先輩を見たが大丈夫。普通に伸びていただけだった。
そんな、ねむねむ、ハラハラ、ドキドキのラジオ体操は、ねろちゃんのはんこうをカードに押す事で終わった。
僕達の横の道をするがくんが、太郎くんと通る。黒い帽子を被ったするがくんは、僕達の方を少しだけ見て……顔の下まで、手を上げる様な形で、手をクイッと上げる。
「何してるんだ、駿河?」と、太郎くんがするがくんに聞く。
「猫の神様に挨拶……の練習」
「なんか、わかんないけど……頑張れ――」
「お前も宿題頑張れ」
「お前もおばあちゃんみたいな事、言うなぁ……」
通り過ぎたけど……僕とみんなの近付けるは距離は、少しだけ近くなった。と思う。たぶん、きっと……。
じゃあ、この後の奉納ほうのうの舞まいの練習を頑張ろかな。ねっ、あずき先輩♪
僕は、ベンチの方を振り向く。あずき先輩が、ねっ、寝・て・る・!?
そうして僕は、みずほちゃんのもとまで、猫のあずき先輩を抱っこして連れて行ったのだった。
あわり
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