382 / 411
第382話
しおりを挟む
どんな物にも簡単にこなせてしまう天才という人種は存在する。
それはこのゲームでも例外ではなく、タヂカラオの認識ではラーガストなどがそれに該当すると思っていた。 Sランクプレイヤーは文字通り次元が違う。
その為、タヂカラオには彼等の事は分からなかったが、感覚でやれてしまう者に共通する事があった。
ムラがある事だ。 個々人によって振れ幅があるが、才能に頼っている者は何故、自分が上手くできるかを理解していないケースが多々ある。 そういった者はちょっとした事で調子を大きく崩すのだ。
タヂカラオはその手のプレイヤーを何人も見てきた事もあって的は射ていると思っていた。
だからこそ付け入る隙はあると思っていたが、逆に時間をかけて基礎から積んでいた者にはそれがないとは言わないが、彼等は自分が何故、それができるのかを深く理解しているので常に安定したパフォーマンスを発揮する。 彼がヨシナリを警戒し、傘下に収めたいと思った最も大きな理由だった。
恐らくはタカミムスビも似たような事を考えているのだろう。
こうして撃ち合えば撃ち合うだけ、あのイベント戦での敗北がまぐれではないと分かる。
屈辱を感じているのは事実だが、それ以上にタヂカラオはヨシナリを高く評価していた。
武器の差を理解して隙を作らない為に拳銃に切り替えた判断も上手い。
それとリングを決して潜らない点からも慎重な性格である事が窺える。
トガクシの唯一の武装にして推進装置「サンゼンボウ」の特性にも気が付いていると見ていい。
手足に装着されている三つでワンセットの特殊リングだ。 それが四セット、十二個装備されている。
超小型のジェネレーターを内蔵しており、動力の一つとして機能するだけでなく、エネルギーリングの発生装置でありながら重力制御装置でもある。 トガクシが飛行できている理由でもあった。
三つのリングを用いる事で細かな出力調整を行えるので、見た目以上に攻撃範囲が広い。
この攻撃の目玉はリングの内側にある。 エネルギーリングの内側には重力異常が発生しており、潜った機体は変化した重力によって飛行に悪影響を及ぼす。 何度か検証を行ったが、大抵の機体は真っ直ぐ飛べなくなるので、大きな隙を晒す事となるのだ。
潜らせる事に成功すれば勝ちは決まったようなものだが、ヨシナリは察しているのか上手く躱す。
エネルギーリングは飛距離に応じて広がる仕様なので、距離を取ると自然と潜って躱すようになっているのだが近すぎず遠すぎずの距離を維持して潜らずに抜ける。
最初は警戒していると疑っていたが、この様子だと完全に理解しているとみて間違いない。
――同時に自分がそろそろ詰むという事も、だ。
タヂカラオはヨシナリの事を非常に高く評価したが、その上で勝てると確信した。
確かにホロスコープはキマイラのプラスフレームに最高級のパーツを惜しみなくつぎ込み、性能を可能な限り向上させている。 スペックだけで見るならジェネシスフレームと戦えるレベルだろう。
だが、それは勝負として成立するレベルであって、圧倒できる程ではない。
これまでの攻防でホロスコープの推進力、ヨシナリの回避の癖は一通り見た。
そしてヨシナリもタヂカラオの技量とトガクシの性能を見ているはずだ。
ならば性能の差は歴然。 最終的には長期戦は不利と判断するはずだ。
つまりそろそろ勝負に出る。 トガクシは腕に付いているリング――サンゼンボウにより攻守共に隙の無い機体だ。 それをどうにか突破しようとするはず。
リングを潜らずに躱す関係で距離を取れない以上、選択肢は接近戦。
可変して掻い潜る? それとも――リングの弱点を突くか?
ヨシナリを料理する算段は整っている。 どちらを選択したとしてもなんの問題もない。
エネルギーリングをばら撒くように連射。 同時に仕込みを行う。
――さぁ、餌は撒いたぞ。 喰らいつけ。
タヂカラオはアバターの向こうで僅かに目を細める。
ヨシナリは戦闘機形態へと変形し、直線加速とバレルロールの組み合わせでリングを躱しながら突っ込んで来た。 だが、そのやり方では全てを躱す事は不可能。
ならばどうするか?
ヨシナリは戦闘機形態の状態で背面に積んだ大型の複合銃でエネルギー弾を発射。
リングに当てて一部を欠けさせ、そのまま輪の中へ飛び込む。
――やはり気が付いていたか。
エネルギーリングには弱点がある。
リング内に潜った機体の周囲に重力異常を起こさせる力場を発生させるのだが、欠けると維持できなくなるのでリングの形状を崩せば無傷ですり抜けられるのだ。
ギリギリまで回避し、直撃するリングだけを正確に撃ち抜く技量は流石だった。
そのまま一気に肉薄。 直線加速に限るのならキマイラ+はジェネシスフレームと同等以上の性能を発揮する。 機体が通れるギリギリの大きさを見極め、弾幕を突き抜けた。
そのまま攻撃に入る為に変形。
合わせてタヂカラオはリングを回転させエネルギーによって円錐状の槍を形成し刺突を繰り出す。
ヨシナリは紙一重で回避。 反対側の腕にも同様に槍を形成してもう一突き。
今度は機体を横に傾けて躱しながら、推力偏向ノズルを噴かして蹴りによるカウンター。
上手い。 回避と攻撃を同時に行っている。
――だが、想定内だ。
ヨシナリは気付いているだろうか? トガクシのリングが減っている事に。
左右の腕に一つずつ。 さて、それは何処に行ったのだろうか?
答えはヨシナリの真下だ。 サンゼンボウは武装と推進装置を兼ねた武装。
推進装置である以上、単独で自立飛行が可能。 そして遠隔で操作できる機能も内蔵している。
つまり、攻撃ドローンとして扱う事が可能なのだ。 蹴りを繰り出した事により、回避はまず不可能。 恐らくヨシナリは気付いているが、リングの攻撃範囲から殴り合いの距離なら撃ち難いとでも思ったのだろう。
だが、ここでリングしか使っていなかった事が活きる。
全体を発光させる事でリング状のエネルギー弾だが、一部のみを機能させる事で精密な射撃も可能なのだ。 これで終わり――不意にリングが撃ち抜かれて砕け散る。
――は??
何故だと地上に意識を向けると一機のトルーパーが大型の狙撃銃をこちらに向けていた。
撃ち落とした? 二基のリングだけを? 正確に?
それにより僅かに思考に空白ができるが、タヂカラオはAランカー。
Sを除けばこのゲームの最高峰。 立て直すのも早かった。
ヨシナリの蹴りを迎撃する為に彼も蹴りを放ち、両者の足が交差し――
それはこのゲームでも例外ではなく、タヂカラオの認識ではラーガストなどがそれに該当すると思っていた。 Sランクプレイヤーは文字通り次元が違う。
その為、タヂカラオには彼等の事は分からなかったが、感覚でやれてしまう者に共通する事があった。
ムラがある事だ。 個々人によって振れ幅があるが、才能に頼っている者は何故、自分が上手くできるかを理解していないケースが多々ある。 そういった者はちょっとした事で調子を大きく崩すのだ。
タヂカラオはその手のプレイヤーを何人も見てきた事もあって的は射ていると思っていた。
だからこそ付け入る隙はあると思っていたが、逆に時間をかけて基礎から積んでいた者にはそれがないとは言わないが、彼等は自分が何故、それができるのかを深く理解しているので常に安定したパフォーマンスを発揮する。 彼がヨシナリを警戒し、傘下に収めたいと思った最も大きな理由だった。
恐らくはタカミムスビも似たような事を考えているのだろう。
こうして撃ち合えば撃ち合うだけ、あのイベント戦での敗北がまぐれではないと分かる。
屈辱を感じているのは事実だが、それ以上にタヂカラオはヨシナリを高く評価していた。
武器の差を理解して隙を作らない為に拳銃に切り替えた判断も上手い。
それとリングを決して潜らない点からも慎重な性格である事が窺える。
トガクシの唯一の武装にして推進装置「サンゼンボウ」の特性にも気が付いていると見ていい。
手足に装着されている三つでワンセットの特殊リングだ。 それが四セット、十二個装備されている。
超小型のジェネレーターを内蔵しており、動力の一つとして機能するだけでなく、エネルギーリングの発生装置でありながら重力制御装置でもある。 トガクシが飛行できている理由でもあった。
三つのリングを用いる事で細かな出力調整を行えるので、見た目以上に攻撃範囲が広い。
この攻撃の目玉はリングの内側にある。 エネルギーリングの内側には重力異常が発生しており、潜った機体は変化した重力によって飛行に悪影響を及ぼす。 何度か検証を行ったが、大抵の機体は真っ直ぐ飛べなくなるので、大きな隙を晒す事となるのだ。
潜らせる事に成功すれば勝ちは決まったようなものだが、ヨシナリは察しているのか上手く躱す。
エネルギーリングは飛距離に応じて広がる仕様なので、距離を取ると自然と潜って躱すようになっているのだが近すぎず遠すぎずの距離を維持して潜らずに抜ける。
最初は警戒していると疑っていたが、この様子だと完全に理解しているとみて間違いない。
――同時に自分がそろそろ詰むという事も、だ。
タヂカラオはヨシナリの事を非常に高く評価したが、その上で勝てると確信した。
確かにホロスコープはキマイラのプラスフレームに最高級のパーツを惜しみなくつぎ込み、性能を可能な限り向上させている。 スペックだけで見るならジェネシスフレームと戦えるレベルだろう。
だが、それは勝負として成立するレベルであって、圧倒できる程ではない。
これまでの攻防でホロスコープの推進力、ヨシナリの回避の癖は一通り見た。
そしてヨシナリもタヂカラオの技量とトガクシの性能を見ているはずだ。
ならば性能の差は歴然。 最終的には長期戦は不利と判断するはずだ。
つまりそろそろ勝負に出る。 トガクシは腕に付いているリング――サンゼンボウにより攻守共に隙の無い機体だ。 それをどうにか突破しようとするはず。
リングを潜らずに躱す関係で距離を取れない以上、選択肢は接近戦。
可変して掻い潜る? それとも――リングの弱点を突くか?
ヨシナリを料理する算段は整っている。 どちらを選択したとしてもなんの問題もない。
エネルギーリングをばら撒くように連射。 同時に仕込みを行う。
――さぁ、餌は撒いたぞ。 喰らいつけ。
タヂカラオはアバターの向こうで僅かに目を細める。
ヨシナリは戦闘機形態へと変形し、直線加速とバレルロールの組み合わせでリングを躱しながら突っ込んで来た。 だが、そのやり方では全てを躱す事は不可能。
ならばどうするか?
ヨシナリは戦闘機形態の状態で背面に積んだ大型の複合銃でエネルギー弾を発射。
リングに当てて一部を欠けさせ、そのまま輪の中へ飛び込む。
――やはり気が付いていたか。
エネルギーリングには弱点がある。
リング内に潜った機体の周囲に重力異常を起こさせる力場を発生させるのだが、欠けると維持できなくなるのでリングの形状を崩せば無傷ですり抜けられるのだ。
ギリギリまで回避し、直撃するリングだけを正確に撃ち抜く技量は流石だった。
そのまま一気に肉薄。 直線加速に限るのならキマイラ+はジェネシスフレームと同等以上の性能を発揮する。 機体が通れるギリギリの大きさを見極め、弾幕を突き抜けた。
そのまま攻撃に入る為に変形。
合わせてタヂカラオはリングを回転させエネルギーによって円錐状の槍を形成し刺突を繰り出す。
ヨシナリは紙一重で回避。 反対側の腕にも同様に槍を形成してもう一突き。
今度は機体を横に傾けて躱しながら、推力偏向ノズルを噴かして蹴りによるカウンター。
上手い。 回避と攻撃を同時に行っている。
――だが、想定内だ。
ヨシナリは気付いているだろうか? トガクシのリングが減っている事に。
左右の腕に一つずつ。 さて、それは何処に行ったのだろうか?
答えはヨシナリの真下だ。 サンゼンボウは武装と推進装置を兼ねた武装。
推進装置である以上、単独で自立飛行が可能。 そして遠隔で操作できる機能も内蔵している。
つまり、攻撃ドローンとして扱う事が可能なのだ。 蹴りを繰り出した事により、回避はまず不可能。 恐らくヨシナリは気付いているが、リングの攻撃範囲から殴り合いの距離なら撃ち難いとでも思ったのだろう。
だが、ここでリングしか使っていなかった事が活きる。
全体を発光させる事でリング状のエネルギー弾だが、一部のみを機能させる事で精密な射撃も可能なのだ。 これで終わり――不意にリングが撃ち抜かれて砕け散る。
――は??
何故だと地上に意識を向けると一機のトルーパーが大型の狙撃銃をこちらに向けていた。
撃ち落とした? 二基のリングだけを? 正確に?
それにより僅かに思考に空白ができるが、タヂカラオはAランカー。
Sを除けばこのゲームの最高峰。 立て直すのも早かった。
ヨシナリの蹴りを迎撃する為に彼も蹴りを放ち、両者の足が交差し――
0
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
【VRMMO】イースターエッグ・オンライン【RPG】
一樹
SF
ちょっと色々あって、オンラインゲームを始めることとなった主人公。
しかし、オンラインゲームのことなんてほとんど知らない主人公は、スレ立てをしてオススメのオンラインゲームを、スレ民に聞くのだった。
ゲーム初心者の活字中毒高校生が、オンラインゲームをする話です。
以前投稿した短編
【緩募】ゲーム初心者にもオススメのオンラインゲーム教えて
の連載版です。
連載するにあたり、短編は削除しました。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
私の召喚獣が、どう考えてもファンタジーじゃないんですけど? 〜もふもふ? いいえ……カッチカチです!〜
空クジラ
SF
愛犬の死をキッカケに、最新VRMMOをはじめた女子高生 犬飼 鈴 (いぬかい すず)は、ゲーム内でも最弱お荷物と名高い不遇職『召喚士』を選んでしまった。
右も左も分からぬまま、始まるチュートリアル……だが戦いの最中、召喚スキルを使った鈴に奇跡が起こる。
ご主人様のピンチに、死んだはずの愛犬コタロウが召喚されたのだ!
「この声? まさかコタロウ! ……なの?」
「ワン」
召喚された愛犬は、明らかにファンタジーをぶっちぎる姿に変わり果てていた。
これはどこからどう見ても犬ではないが、ご主人様を守るために転生した犬(?)と、お荷物職業とバカにされながらも、いつの間にか世界を救っていた主人公との、愛と笑いとツッコミの……ほのぼの物語である。
注意:この物語にモフモフ要素はありません。カッチカチ要素満載です! 口に物を入れながらお読みにならないよう、ご注意ください。
この小説は『小説家になろう』『カクヨム』にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる