219 / 411
第219話
しおりを挟む
ふわわの刃は僅かだが届かず、逆にヨシナリの銃弾はコックピット部分を正確に撃ち抜き機体の息の根を止めていた。
差はほとんどなく、勢いを失ったふわわの刃はホロスコープの胴体に触れはしたが刺さる事はなく、機体側からの制御を失った事により、刃が形状を失って弾ける。
――試合終了。
二人はアバター状態に戻り、ユニオンホームへと戻る。
いつも通りのふわわと明らかに消耗しているヨシナリ。 マルメルはその姿を見てどっちが勝ったんだよと少し思ったが、見ていた側としては凄まじい潰し合いだったと体を震わせる。
前回もそうだったが、ヨシナリとふわわ。
仲は悪くなく、寧ろいいとさえ言えるのだがいざ戦うとなるとお互いを全力で殺しに行っている。
その温度差に不思議な物を感じてはいたが、良好である以上は問題はないはずだ。
「お疲れ。 練習試合とは思えない熱い勝負だったな」
正直、見ていたマルメルは二人の動きが全く理解できなかった。
精々がお互いがお互いの動きを高いレベルで読み合っていた程度だ。
「いやー、やられちゃったわー。 強くなったねヨシナリ君」
「はは、そりゃどうも。 でも、これは機体と装備の性能差があったからなんで、ソルジャータイプのままだったら確実に俺が負けてましたよ」
「そう? ま、今回はやられたけど次はウチが勝つから覚悟しといてな?」
「それはどうですかね? 一先ず、今日は疲れたんでちょっと落ちます。 お疲れです」
「ほい、お疲れー」
ヨシナリはふらふらした状態でログアウト。 アバターが消失する。
少しの沈黙があったが、ややあってマルメルが何か喋らなきゃと思い口を開く。
「やられちまいましたね」
「だねー。 性能差だって言ってたけどヨシナリ君、今回もかなり仕上げてきてた」
ふわわの言う通りだった。 戦闘時、ヨシナリの動きの精度は以前とは比べ物にならない。
攻撃、反応――特にふわわを後退させた事実は何度も対戦しているマルメルからすれば少し信じがたいものだった。 前回のイベントからそう時間が経っていないにもかかわらずキマイラタイプのフレームを手に入れているのも驚きだったが、あの動きは一体なんだ?
「多分だけどセンサー系、かなりいいの積んでるね」
「そうなんですか?」
「うん。 明らかにウチの動きが見えとった。 アレは感覚やなくて、普通に視えてる感じやったから間違いないと思う」
マルメルはリプレイ映像でヨシナリの機体を確認するが、頭部パーツはカメラアイが多いだけでそこまで上等なパーツに視えなかった。 恐らくは頭部に完全に収まるタイプなのだろうが、ふわわが言うのなら間違いないだろう。
「俺としてはこの段階でキマイラタイプに乗り換えるとは思いませんでしたよ」
「そうやね。 多分、ここ最近とウチらがお休みしている間に頑張ったんやろうなぁ」
それを言われるとマルメルとして何も言えない。 約一か月。
親からログインを禁止言い渡された期間だ。 直近のユニオン対抗イベントは勿論、その後にヨシナリが遭遇したであろう出来事に一切関われなかった。 これがその差だというのだろうか?
前回のイベントでは機体が変わっていなかった事を考えるとフレームを購入する為に相当の苦労をした事は分かる。 ヨシナリは成果に見合った努力を積んだ結果、あの強さを手に入れた。
理解も納得もしている。 だが、何故だろうか――
「ちょっと――いや、かなり置いてかれた気分っすね」
「だったらマルメル君も頑張らないとねー。 ウチも反省点がぎょうさんあるし、ちょっと練習に付きおうてよ」
「はは、あの後だってのに元気っすね」
「寧ろやる気が出てきちゃったよー」
マルメルは苦笑して了解と頷くとふわわと練習用のフィールドへと移動した。
ログアウト。 ヨシナリから嘉成へ。
疲れた。 とにかく疲れた。 ふらふらとベッドに倒れ込む。
ふわわとの戦闘は非常に神経が磨り減るので、終わった後にどっと疲労感が襲ってくる。
枕に顔を埋めてしばらくの間、そうしていたがややあって体を震わせた。
勝った。 あのふわわをついに倒した。 そう素直に喜べるかと思ったが、嘉成の胸中に渦巻くのは怒りだった。
「――何だあのクソみたいなプレイは? 性能に酔いすぎだ。 クソ、クソ――」
強烈な自己嫌悪。 キマイラタイプとシックスセンスの性能に頼り切った雑な戦い方。
勝てたのは単純に性能差だけだ。 しかもその性能差があったにもかかわらずギリギリの辛勝。
性能差がなかったら確実に負けていた内容だった。 これでどう喜べというのだ。
「あぁ、畜生。 勝った気がしねぇ……」
前回は油断――というよりは焦りによる判断ミス。
今回は機体性能と装備に酔った結果、つまり自身の慢心の結果だ。
思い返せば返す程、反省点の多い戦いだった。 シックスセンスで観測するエネルギーの分布から次の挙動を予測するといった戦い方はふわわが相手であっても上手く機能していたので、彼女に通用するのであれば同ランク帯の相手であるならまず効果がある。
だが、嘉成自身の問題はその先読みできる事に胡坐をかいた事だ。
相手にアクションを起こさせた上で潰すのは確かに有効だが、何をしても無駄と見せつけて自分が上だと誇示する意味合いもあるので傲慢さが鼻につく。 動きを潰す事に固執しすぎの思い出して自分で吐き気がするプレイだ。
逆にやられたら徹底的に調べ上げてそいつをボコボコにするだろう。
相手の行動を潰すなら起点、その考え方に間違いはない。 折角、視えるのだから相手の動き自体を潰して選択肢を奪い、判断力を落とす事こそあの戦い方の真髄。 何をやっても対応されるのではといった疑念は相手を縛る大きな楔となるだろう。
その辺りを考えられなかったから腕に仕込んだグルーガンに対応できなかった。
正直、完全に意表を突かれた形だ。 何か仕込んでいるのは分かっていた。
当初の読みでは予備のブレードを格納しているか大型のニードルガンの発射機構、短射程の散弾銃のどれかだろうと思っていたのだが、完全に想定外だ。
だが、グルーガンというのは選択肢としては面白い。
軽く調べると正式名称は「グルーキャノン」機体内部に充填されているグルーを飛ばす装備なのだが、発射の際にノズル部分を操作する事で塊を飛ばすかホースのように吐き出すかを選択できる。
つまり多少離れていても扱える点にある。
今回は目つぶしと拘束に使用されたが、やり方次第ではいくらでも応用できる便利な代物だった。
差はほとんどなく、勢いを失ったふわわの刃はホロスコープの胴体に触れはしたが刺さる事はなく、機体側からの制御を失った事により、刃が形状を失って弾ける。
――試合終了。
二人はアバター状態に戻り、ユニオンホームへと戻る。
いつも通りのふわわと明らかに消耗しているヨシナリ。 マルメルはその姿を見てどっちが勝ったんだよと少し思ったが、見ていた側としては凄まじい潰し合いだったと体を震わせる。
前回もそうだったが、ヨシナリとふわわ。
仲は悪くなく、寧ろいいとさえ言えるのだがいざ戦うとなるとお互いを全力で殺しに行っている。
その温度差に不思議な物を感じてはいたが、良好である以上は問題はないはずだ。
「お疲れ。 練習試合とは思えない熱い勝負だったな」
正直、見ていたマルメルは二人の動きが全く理解できなかった。
精々がお互いがお互いの動きを高いレベルで読み合っていた程度だ。
「いやー、やられちゃったわー。 強くなったねヨシナリ君」
「はは、そりゃどうも。 でも、これは機体と装備の性能差があったからなんで、ソルジャータイプのままだったら確実に俺が負けてましたよ」
「そう? ま、今回はやられたけど次はウチが勝つから覚悟しといてな?」
「それはどうですかね? 一先ず、今日は疲れたんでちょっと落ちます。 お疲れです」
「ほい、お疲れー」
ヨシナリはふらふらした状態でログアウト。 アバターが消失する。
少しの沈黙があったが、ややあってマルメルが何か喋らなきゃと思い口を開く。
「やられちまいましたね」
「だねー。 性能差だって言ってたけどヨシナリ君、今回もかなり仕上げてきてた」
ふわわの言う通りだった。 戦闘時、ヨシナリの動きの精度は以前とは比べ物にならない。
攻撃、反応――特にふわわを後退させた事実は何度も対戦しているマルメルからすれば少し信じがたいものだった。 前回のイベントからそう時間が経っていないにもかかわらずキマイラタイプのフレームを手に入れているのも驚きだったが、あの動きは一体なんだ?
「多分だけどセンサー系、かなりいいの積んでるね」
「そうなんですか?」
「うん。 明らかにウチの動きが見えとった。 アレは感覚やなくて、普通に視えてる感じやったから間違いないと思う」
マルメルはリプレイ映像でヨシナリの機体を確認するが、頭部パーツはカメラアイが多いだけでそこまで上等なパーツに視えなかった。 恐らくは頭部に完全に収まるタイプなのだろうが、ふわわが言うのなら間違いないだろう。
「俺としてはこの段階でキマイラタイプに乗り換えるとは思いませんでしたよ」
「そうやね。 多分、ここ最近とウチらがお休みしている間に頑張ったんやろうなぁ」
それを言われるとマルメルとして何も言えない。 約一か月。
親からログインを禁止言い渡された期間だ。 直近のユニオン対抗イベントは勿論、その後にヨシナリが遭遇したであろう出来事に一切関われなかった。 これがその差だというのだろうか?
前回のイベントでは機体が変わっていなかった事を考えるとフレームを購入する為に相当の苦労をした事は分かる。 ヨシナリは成果に見合った努力を積んだ結果、あの強さを手に入れた。
理解も納得もしている。 だが、何故だろうか――
「ちょっと――いや、かなり置いてかれた気分っすね」
「だったらマルメル君も頑張らないとねー。 ウチも反省点がぎょうさんあるし、ちょっと練習に付きおうてよ」
「はは、あの後だってのに元気っすね」
「寧ろやる気が出てきちゃったよー」
マルメルは苦笑して了解と頷くとふわわと練習用のフィールドへと移動した。
ログアウト。 ヨシナリから嘉成へ。
疲れた。 とにかく疲れた。 ふらふらとベッドに倒れ込む。
ふわわとの戦闘は非常に神経が磨り減るので、終わった後にどっと疲労感が襲ってくる。
枕に顔を埋めてしばらくの間、そうしていたがややあって体を震わせた。
勝った。 あのふわわをついに倒した。 そう素直に喜べるかと思ったが、嘉成の胸中に渦巻くのは怒りだった。
「――何だあのクソみたいなプレイは? 性能に酔いすぎだ。 クソ、クソ――」
強烈な自己嫌悪。 キマイラタイプとシックスセンスの性能に頼り切った雑な戦い方。
勝てたのは単純に性能差だけだ。 しかもその性能差があったにもかかわらずギリギリの辛勝。
性能差がなかったら確実に負けていた内容だった。 これでどう喜べというのだ。
「あぁ、畜生。 勝った気がしねぇ……」
前回は油断――というよりは焦りによる判断ミス。
今回は機体性能と装備に酔った結果、つまり自身の慢心の結果だ。
思い返せば返す程、反省点の多い戦いだった。 シックスセンスで観測するエネルギーの分布から次の挙動を予測するといった戦い方はふわわが相手であっても上手く機能していたので、彼女に通用するのであれば同ランク帯の相手であるならまず効果がある。
だが、嘉成自身の問題はその先読みできる事に胡坐をかいた事だ。
相手にアクションを起こさせた上で潰すのは確かに有効だが、何をしても無駄と見せつけて自分が上だと誇示する意味合いもあるので傲慢さが鼻につく。 動きを潰す事に固執しすぎの思い出して自分で吐き気がするプレイだ。
逆にやられたら徹底的に調べ上げてそいつをボコボコにするだろう。
相手の行動を潰すなら起点、その考え方に間違いはない。 折角、視えるのだから相手の動き自体を潰して選択肢を奪い、判断力を落とす事こそあの戦い方の真髄。 何をやっても対応されるのではといった疑念は相手を縛る大きな楔となるだろう。
その辺りを考えられなかったから腕に仕込んだグルーガンに対応できなかった。
正直、完全に意表を突かれた形だ。 何か仕込んでいるのは分かっていた。
当初の読みでは予備のブレードを格納しているか大型のニードルガンの発射機構、短射程の散弾銃のどれかだろうと思っていたのだが、完全に想定外だ。
だが、グルーガンというのは選択肢としては面白い。
軽く調べると正式名称は「グルーキャノン」機体内部に充填されているグルーを飛ばす装備なのだが、発射の際にノズル部分を操作する事で塊を飛ばすかホースのように吐き出すかを選択できる。
つまり多少離れていても扱える点にある。
今回は目つぶしと拘束に使用されたが、やり方次第ではいくらでも応用できる便利な代物だった。
0
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
【VRMMO】イースターエッグ・オンライン【RPG】
一樹
SF
ちょっと色々あって、オンラインゲームを始めることとなった主人公。
しかし、オンラインゲームのことなんてほとんど知らない主人公は、スレ立てをしてオススメのオンラインゲームを、スレ民に聞くのだった。
ゲーム初心者の活字中毒高校生が、オンラインゲームをする話です。
以前投稿した短編
【緩募】ゲーム初心者にもオススメのオンラインゲーム教えて
の連載版です。
連載するにあたり、短編は削除しました。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
私の召喚獣が、どう考えてもファンタジーじゃないんですけど? 〜もふもふ? いいえ……カッチカチです!〜
空クジラ
SF
愛犬の死をキッカケに、最新VRMMOをはじめた女子高生 犬飼 鈴 (いぬかい すず)は、ゲーム内でも最弱お荷物と名高い不遇職『召喚士』を選んでしまった。
右も左も分からぬまま、始まるチュートリアル……だが戦いの最中、召喚スキルを使った鈴に奇跡が起こる。
ご主人様のピンチに、死んだはずの愛犬コタロウが召喚されたのだ!
「この声? まさかコタロウ! ……なの?」
「ワン」
召喚された愛犬は、明らかにファンタジーをぶっちぎる姿に変わり果てていた。
これはどこからどう見ても犬ではないが、ご主人様を守るために転生した犬(?)と、お荷物職業とバカにされながらも、いつの間にか世界を救っていた主人公との、愛と笑いとツッコミの……ほのぼの物語である。
注意:この物語にモフモフ要素はありません。カッチカチ要素満載です! 口に物を入れながらお読みにならないよう、ご注意ください。
この小説は『小説家になろう』『カクヨム』にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる