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第137話
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「だよなぁ……。 話だけでも聞いてもらう事は難しいか?」
「勘弁してください。 まだ二、三日の付き合いですよ。 そこまで図々しくはなれませんって」
お前達とは違うと言いかけたが、言葉をどうにか飲み込む。
我ながら凄まじく不機嫌になっているなとヨシナリは思う。 理由も何となくだが理解できているので抑えが利いている事は不幸中の幸いか。 内心で色々と言っているがヨシナリはツガルという人間に対して不快感は抱いていない。 大きくカテゴライズするなら間違いなく善人と括るだろう。
今回の話も仲間のカナタの為に色々と何とかしてやりたいと思っているからだ。
彼女の態度を見ればどれだけユウヤに執着しているのかが分かる。 だから意地でも勝ってユウヤを引き入れたい。 そんな気持ちでこんな提案をしているのも理解できる。
ユニオン『栄光』は傍から見ているだけでも和やかな雰囲気、仲間同士の空気感を見れば上手くやっている事は明らかだ。 この話もカナタ本人は何も知らずに彼女の為にとツガルが動いた結果だろう。
美しい友情で、良好な関係だとヨシナリは手放しでそう思うが、一点だけ許容できない事があった。
こいつ等はラーガストさえ抑えればなんの問題もないとそう思っている。
つまるところヨシナリは勘定に入っていないのだ。 分かっている。 これも理解はしているのだ。
前回の模擬戦、ヨシナリはセンドウに抑え込まれてほぼ置物と化しており、フカヤの奇襲を受けて即死。
何の良い所もなく沈んだ。 だから、ツガル達からすればどうにでもなる雑魚。
そう認識されても無理のない話ではある。 分かっているだ。
だからと言ってそれを素直に受け入れられるかはまた別の話で、有り体に言うとヨシナリは少しキレかかっていた。 こいつ等は俺の事を舐め切っている。 その事実がヨシナリの神経を大きく逆撫でしていたのだ。
「そうか。 なんか悪いな?」
「いえいえ、そろそろ始まりますし、お手柔らかにお願いしますよ」
意識してにこやかな声を出す。
ツガルは仕方がないといった様子で小さく手を上げて戻っていった。
――ぶっ潰す。
手を振り返しながらヨシナリはその背を見て強くそう思った。
ぶっ潰してやるではなくぶっ潰すだ。 彼の中で以前の借りを返す事は確定事項となった。
その為に何が必要なのかを頭の中で組み立てる。 全試合が終了し、四回戦が始まろうとしていた。
ヨシナリはラーガストとユウヤのいる場所に戻る。
二人は普段通り、特に反応は示さないがラーガスト小さく首を傾げた。
「……何かあったか?」
「えぇ、ちょっと。 今回、ついに依頼の本命の相手って事なんですけど俺から少しいいですか?」
ヨシナリは二人の返事を待たずに自身の考えを二人に伝えるとラーガストとユウヤは思わず顔を見合わせた。
「俺は邪魔が入らなければなんでもいい」
「好きにしろ」
「助かります。 では、お二人ともよろしくお願いします」
話が纏まった所でカウントが始まり、試合が開始となった。
後は指定されるマップ次第だが――ヨシナリがそう考えていると移動が開始され四回戦のフィールドへと移動した。
移動先は市街地。 奇しくも以前に戦ったあのフィールドだった。
ヨシナリは最高の環境だと笑みを深くする。 戦闘開始と共にラーガストがいつものように突っ込んでいき、アルフレッドは迷彩機能を使って姿を消し、ユウヤも飛び出していった。
ヨシナリも無言で動き出す。 その動きに迷いはなかった。
「ユウヤは私が相手をする。 皆はラーガストをお願い! なるべく早く決着を着けるからそれまで頑張って!」
場所は変わって戦場の反対側。 栄光のプレイヤー達は事前に取り決めた動き――そもそも彼等の連携はある種の完成の域にまで達しているので細かく指示を出さなくても問題はない。
フカヤはすっと光学迷彩で姿を消して暗殺を狙い、センドウは下がって狙撃のポジショニング。
ツガルは他の足の速い機体を引き連れて進み。 イワモトが距離を維持してそれを追う。
対策に関してはそこまで複雑なものではない。 センドウが前回と同じようにヨシナリの頭を押さえ、フカヤが仕留める。 カナタはユウヤと一騎打ち。 残りはラーガストへの対処だ。
ラーガスト対策に関しては元々、想定される仮想敵だったので以前から訓練はしてきた。
これで彼も仲間を引き連れていたら絶望的だったが、幸いにも単騎だ。
ならば抑えるぐらいはどうにもでもなる。 それが彼等の認識であった。
ツガルとしては何とかなるとは思っていたが、絶対ではないので大人しくさせる事ができるならそれに越した事はないと思っていたのだが――当てが外れたと思いはするが、付き合いが浅いヨシナリにそこまでさせるのは少し図々しかったかと後悔をしていたが、今回に限ってはユウヤをどうにかする貴重なチャンスだ。 意地でも勝ちに行きたい。
態度にこそ出していなかったがツガルも少し必死だった。
彼はこのゲームとこのユニオンに居心地の良さを感じており、そのリーダーであるカナタ達の事も気に入っている。 だから、彼女達が困っているのならどうにかしてやりたいと思っていたのだ。
ヨシナリに金を握らせて動かそうと考えたのもそれ故だが、あまり良い行動ではなかったと即座に後悔した。 あれではヨシナリの立つ瀬がない。
――やっちまったな。
表面上はあまり怒っている様子はなかったが傷つけてしまったかもしれない。
だとしたら申し訳ない事をしてしまった。 後で何かフォローを入れよう。
そんな事を考えたのも刹那。 思考を戦闘に切り替える。
来た。 敵の出現ポイントらしき場所が僅かに光ったと同時に光が凄まじい速さで突っ込んで来る。
ツガルは即座に変形させてシールドを展開。 同時に凄まじい衝撃が伝わり機体が吹き飛ぶ。
「くっそ、練習したけどこれ何発も受けられないぞ!」
ラーガストの攻撃モーションは穴が空くほど映像を見て予習はしておいたのだが、実際に見てみると凄まじい。 二枚重ねたエネルギーシールドが大きく切り裂かれている。
「散開! 意地でも時間を稼ぐぞ!」
最悪、全滅しても構わない。 この勝負の本当の意味での勝利はカナタがユウヤを降す事にある。
要するに二人の戦いが終わるまでこの最強を抑え込む事が出来れば勝ったようなものだ。
言うには容易いが実行できるかは少し怪しいが――
「勘弁してください。 まだ二、三日の付き合いですよ。 そこまで図々しくはなれませんって」
お前達とは違うと言いかけたが、言葉をどうにか飲み込む。
我ながら凄まじく不機嫌になっているなとヨシナリは思う。 理由も何となくだが理解できているので抑えが利いている事は不幸中の幸いか。 内心で色々と言っているがヨシナリはツガルという人間に対して不快感は抱いていない。 大きくカテゴライズするなら間違いなく善人と括るだろう。
今回の話も仲間のカナタの為に色々と何とかしてやりたいと思っているからだ。
彼女の態度を見ればどれだけユウヤに執着しているのかが分かる。 だから意地でも勝ってユウヤを引き入れたい。 そんな気持ちでこんな提案をしているのも理解できる。
ユニオン『栄光』は傍から見ているだけでも和やかな雰囲気、仲間同士の空気感を見れば上手くやっている事は明らかだ。 この話もカナタ本人は何も知らずに彼女の為にとツガルが動いた結果だろう。
美しい友情で、良好な関係だとヨシナリは手放しでそう思うが、一点だけ許容できない事があった。
こいつ等はラーガストさえ抑えればなんの問題もないとそう思っている。
つまるところヨシナリは勘定に入っていないのだ。 分かっている。 これも理解はしているのだ。
前回の模擬戦、ヨシナリはセンドウに抑え込まれてほぼ置物と化しており、フカヤの奇襲を受けて即死。
何の良い所もなく沈んだ。 だから、ツガル達からすればどうにでもなる雑魚。
そう認識されても無理のない話ではある。 分かっているだ。
だからと言ってそれを素直に受け入れられるかはまた別の話で、有り体に言うとヨシナリは少しキレかかっていた。 こいつ等は俺の事を舐め切っている。 その事実がヨシナリの神経を大きく逆撫でしていたのだ。
「そうか。 なんか悪いな?」
「いえいえ、そろそろ始まりますし、お手柔らかにお願いしますよ」
意識してにこやかな声を出す。
ツガルは仕方がないといった様子で小さく手を上げて戻っていった。
――ぶっ潰す。
手を振り返しながらヨシナリはその背を見て強くそう思った。
ぶっ潰してやるではなくぶっ潰すだ。 彼の中で以前の借りを返す事は確定事項となった。
その為に何が必要なのかを頭の中で組み立てる。 全試合が終了し、四回戦が始まろうとしていた。
ヨシナリはラーガストとユウヤのいる場所に戻る。
二人は普段通り、特に反応は示さないがラーガスト小さく首を傾げた。
「……何かあったか?」
「えぇ、ちょっと。 今回、ついに依頼の本命の相手って事なんですけど俺から少しいいですか?」
ヨシナリは二人の返事を待たずに自身の考えを二人に伝えるとラーガストとユウヤは思わず顔を見合わせた。
「俺は邪魔が入らなければなんでもいい」
「好きにしろ」
「助かります。 では、お二人ともよろしくお願いします」
話が纏まった所でカウントが始まり、試合が開始となった。
後は指定されるマップ次第だが――ヨシナリがそう考えていると移動が開始され四回戦のフィールドへと移動した。
移動先は市街地。 奇しくも以前に戦ったあのフィールドだった。
ヨシナリは最高の環境だと笑みを深くする。 戦闘開始と共にラーガストがいつものように突っ込んでいき、アルフレッドは迷彩機能を使って姿を消し、ユウヤも飛び出していった。
ヨシナリも無言で動き出す。 その動きに迷いはなかった。
「ユウヤは私が相手をする。 皆はラーガストをお願い! なるべく早く決着を着けるからそれまで頑張って!」
場所は変わって戦場の反対側。 栄光のプレイヤー達は事前に取り決めた動き――そもそも彼等の連携はある種の完成の域にまで達しているので細かく指示を出さなくても問題はない。
フカヤはすっと光学迷彩で姿を消して暗殺を狙い、センドウは下がって狙撃のポジショニング。
ツガルは他の足の速い機体を引き連れて進み。 イワモトが距離を維持してそれを追う。
対策に関してはそこまで複雑なものではない。 センドウが前回と同じようにヨシナリの頭を押さえ、フカヤが仕留める。 カナタはユウヤと一騎打ち。 残りはラーガストへの対処だ。
ラーガスト対策に関しては元々、想定される仮想敵だったので以前から訓練はしてきた。
これで彼も仲間を引き連れていたら絶望的だったが、幸いにも単騎だ。
ならば抑えるぐらいはどうにもでもなる。 それが彼等の認識であった。
ツガルとしては何とかなるとは思っていたが、絶対ではないので大人しくさせる事ができるならそれに越した事はないと思っていたのだが――当てが外れたと思いはするが、付き合いが浅いヨシナリにそこまでさせるのは少し図々しかったかと後悔をしていたが、今回に限ってはユウヤをどうにかする貴重なチャンスだ。 意地でも勝ちに行きたい。
態度にこそ出していなかったがツガルも少し必死だった。
彼はこのゲームとこのユニオンに居心地の良さを感じており、そのリーダーであるカナタ達の事も気に入っている。 だから、彼女達が困っているのならどうにかしてやりたいと思っていたのだ。
ヨシナリに金を握らせて動かそうと考えたのもそれ故だが、あまり良い行動ではなかったと即座に後悔した。 あれではヨシナリの立つ瀬がない。
――やっちまったな。
表面上はあまり怒っている様子はなかったが傷つけてしまったかもしれない。
だとしたら申し訳ない事をしてしまった。 後で何かフォローを入れよう。
そんな事を考えたのも刹那。 思考を戦闘に切り替える。
来た。 敵の出現ポイントらしき場所が僅かに光ったと同時に光が凄まじい速さで突っ込んで来る。
ツガルは即座に変形させてシールドを展開。 同時に凄まじい衝撃が伝わり機体が吹き飛ぶ。
「くっそ、練習したけどこれ何発も受けられないぞ!」
ラーガストの攻撃モーションは穴が空くほど映像を見て予習はしておいたのだが、実際に見てみると凄まじい。 二枚重ねたエネルギーシールドが大きく切り裂かれている。
「散開! 意地でも時間を稼ぐぞ!」
最悪、全滅しても構わない。 この勝負の本当の意味での勝利はカナタがユウヤを降す事にある。
要するに二人の戦いが終わるまでこの最強を抑え込む事が出来れば勝ったようなものだ。
言うには容易いが実行できるかは少し怪しいが――
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