61 / 411
第61話
しおりを挟む
ツガルは突撃銃を乱射する。 下手に狙ってもどうせ当たらないのでばら撒くような形で撃ちまくる。
ふわわは同じトルーパーかと疑いたくなるような動きで即座にビルの陰入り、ツガルの射線が通らないように移動。 ビルの隙間を縫うように移動しており、狙いが付けられない。
――やり難い。
フカヤは彼の近くで身を隠して待機しており、隙を見せたら即座に撃ち抜けるように準備をしているのだが、その隙が全く存在しない。 明らかに警戒されている。
こうなると最初の一撃を躱されたのは痛かった。 ふわわの動きは明らかにフカヤの動きを警戒している。
この状態でモタつくとマルメルが追い付いてくるので急がなければならないが、フカヤは奇襲専門で正面切っての戦いは不向きだ。
そうなるとツガルが頑張る必要があるのだが、実質二対一になると非常に不味い。
特にふわわ相手に隙を晒すと一瞬で刈り取られる。 可能であればマルメルと離れている間に仕留めたい。
『星座盤』の戦い方はそれぞれの得意分野を最大限に活かしたもので、嵌まれば強いが人数の少なさ故に攻撃パターンの引き出しがそう多くない。
過去の戦闘映像と実際に行った数度の攻防で大雑把ではあるが見えて来た。
攻撃の要はふわわである事は間違いないが、彼女は連携をとるといった行動があまり得意ではないのか突出する傾向が強い。 それをフォローする形でマルメルがポジショニングしているが、機体の速度差もあって置いて行かれるのでふわわが突出し、少し遅れてマルメルが合流するといった形になっていた。
残りのヨシナリは戦場全体を俯瞰して戦況をコントロールといったところだろう。
ただ、そのヨシナリは現在、センドウに抑えられている状態なので機能していない。
その結果、彼女の突出を制御できる存在がおらず、味方を置いて突っ込ん行くといった形になっていた。
確かに個人技という点ではふわわの能力は突出しているといえる。
恐らくランク戦で当たれば高い確率で負けるだろう。 それほどまでに彼女は強い。
だが、これは集団戦。 チーム単位での連携が求められる以上、協調性のない個人はノイズでしかない。 厳しい相手であることは間違いないが、付け入る隙は充分にある。
そして隙があるなら勝機を手繰り寄せる事も可能。
「一応、格上なんでな。 簡単にやられてやる訳にはいかねーんだよ」
ツガルは小さくそう呟きながらマガジンを交換してビルの陰から飛び出し、フカヤはクロスボウを構えつつ隙を窺う。
――見失った。
ツガルによる足止めを受けた結果、本命のセンドウを取り逃がしてしまった。
ふわわはセンドウの処理を最優先事項として脳内に置いている。 センドウさえ始末すればヨシナリが自由になるので戦場の主導権を取り戻す事が可能だろう。 そうなってしまえば勝ちが見えてくる。
流石は格上のユニオン。 手強いとふわわは素直に敵の強さを認める。
一対一なら誰と当たっても勝つ自信はあるが、チーム単位となるとこうも違ってくるのか。
集団戦と銘打っているが所詮は個人戦の延長と捉えていた面もあったので、彼女は不利なこの状況になって連携の重要性を強く認識した。
だからと言ってやり方を変えるような真似はできない。 この『星座盤』というチームは個人技――各々の得意分野を阻害しない形で組み合わせて長所を活かしているので、本当の意味での連携は取れていない。 いや、以前のレラナイト戦を見ればヨシナリとマルメルに関しては上手に連携していたような気がする。 つまり連携ができていないのは自分だけなのだ。
実の所、自覚はあった。 後方から必死に追いかけてくるマルメルはどうにか自分をフォローしようとしてくれているのは理解していたが、ふわわのスピードに付いていけない以上はおいていかざるを得ない。 結果、彼女だけ連携の外に身を置く事となってしまったのだ。
分かってはいても無理に合わせると自身の長所が死ぬと彼女は考えているので、行動を変える事はしない。 ふわわは今の自分にできる事を全力でやり抜く。
それこそが味方の勝利に繋がると信じているからだ。 センドウを仕留める事は現状で難しい。
優先順位を切り替えるべきだ。 ここで狙うのはツガルではなくフカヤ。
あの居場所がはっきりしない暗殺者を仕留める事が出来たのならツガルをマルメルに任せる事ができる。 問題は近くにはいるはずだが、何処にいるのかが分からない事だ。
感じからしてツガルの近くにいるはずだ。 フカヤの武器は痕跡の掴み辛いの大型のクロスボウ。
身を隠すというスタイルとの兼ね合いで音が出る武器は持っていないはずだ。
そうなると選択肢はそう多くない。 恐らく他は持っていても精々、拳銃程度だろう。
加えて、あの距離で躱せた事を踏まえると射撃の腕はお世辞にもいいと言えない。
恐らく、フカヤ最大の強みはじっと相手の隙を伺う忍耐力だ。 陰で相手を観察し続け、隙を晒した瞬間に仕留めに行く。 そこまで分かればやりようはある。
こういう相手は餌を撒いて釣りだすのだ。 ビルの壁面を蹴ってあちこち飛び回る。
ツガルの突撃銃の照準がふわわを追い切れずにあちこちに彷徨う。 闇雲に撃たない点からも冷静である事が窺えるが、捉え切れていないのは分かっているので少し引っかき回せば隙を作る事は容易い。
上下、左右と縦横無尽に飛び回る。
ここまで軽やかな動きはⅡ型に変えていないと不可能だっただろう。
『クソ、猿かなにかかよ!』
「猿はちょっと酷いんじゃない?」
飛ぶと見せかけてビルの壁面を掴んで停止。
釣られたツガルの銃口が何もない場所に向いたと同時に真上を飛び越え、背後を取る。
『あ、クソ――』
咄嗟に振りむこうとするがもう遅い。 首を狙ってダガーを一閃しようとして身を屈める。
ふわわの頭上をボルトが通り過ぎた。 フカヤがツガルを守る為に仕掛けた攻撃だ。
――釣れた。
飛び道具である以上、射線上にツガルが居る位置からは放てない。
加えて身を隠せる場所と二つの条件を満たす場所はある程度絞り込める。
候補が分かれば後は動いた瞬間に反応すればいい。 そして案の定、仲間を守る為に撃ってきた。
この距離なら逃がさない。 ふわわはツガルの機体を蹴ってフカヤの方へと突っ込む。
向かってくる事に焦ったフカヤはクロスボウを投げ捨て、持っている拳銃を連射するが銃口が見えている状態での射撃なら躱す事は難しくなく、掻い潜ってそのまま肉薄。 瞬く間に暗殺者をその間合いに捉えた。
ふわわは同じトルーパーかと疑いたくなるような動きで即座にビルの陰入り、ツガルの射線が通らないように移動。 ビルの隙間を縫うように移動しており、狙いが付けられない。
――やり難い。
フカヤは彼の近くで身を隠して待機しており、隙を見せたら即座に撃ち抜けるように準備をしているのだが、その隙が全く存在しない。 明らかに警戒されている。
こうなると最初の一撃を躱されたのは痛かった。 ふわわの動きは明らかにフカヤの動きを警戒している。
この状態でモタつくとマルメルが追い付いてくるので急がなければならないが、フカヤは奇襲専門で正面切っての戦いは不向きだ。
そうなるとツガルが頑張る必要があるのだが、実質二対一になると非常に不味い。
特にふわわ相手に隙を晒すと一瞬で刈り取られる。 可能であればマルメルと離れている間に仕留めたい。
『星座盤』の戦い方はそれぞれの得意分野を最大限に活かしたもので、嵌まれば強いが人数の少なさ故に攻撃パターンの引き出しがそう多くない。
過去の戦闘映像と実際に行った数度の攻防で大雑把ではあるが見えて来た。
攻撃の要はふわわである事は間違いないが、彼女は連携をとるといった行動があまり得意ではないのか突出する傾向が強い。 それをフォローする形でマルメルがポジショニングしているが、機体の速度差もあって置いて行かれるのでふわわが突出し、少し遅れてマルメルが合流するといった形になっていた。
残りのヨシナリは戦場全体を俯瞰して戦況をコントロールといったところだろう。
ただ、そのヨシナリは現在、センドウに抑えられている状態なので機能していない。
その結果、彼女の突出を制御できる存在がおらず、味方を置いて突っ込ん行くといった形になっていた。
確かに個人技という点ではふわわの能力は突出しているといえる。
恐らくランク戦で当たれば高い確率で負けるだろう。 それほどまでに彼女は強い。
だが、これは集団戦。 チーム単位での連携が求められる以上、協調性のない個人はノイズでしかない。 厳しい相手であることは間違いないが、付け入る隙は充分にある。
そして隙があるなら勝機を手繰り寄せる事も可能。
「一応、格上なんでな。 簡単にやられてやる訳にはいかねーんだよ」
ツガルは小さくそう呟きながらマガジンを交換してビルの陰から飛び出し、フカヤはクロスボウを構えつつ隙を窺う。
――見失った。
ツガルによる足止めを受けた結果、本命のセンドウを取り逃がしてしまった。
ふわわはセンドウの処理を最優先事項として脳内に置いている。 センドウさえ始末すればヨシナリが自由になるので戦場の主導権を取り戻す事が可能だろう。 そうなってしまえば勝ちが見えてくる。
流石は格上のユニオン。 手強いとふわわは素直に敵の強さを認める。
一対一なら誰と当たっても勝つ自信はあるが、チーム単位となるとこうも違ってくるのか。
集団戦と銘打っているが所詮は個人戦の延長と捉えていた面もあったので、彼女は不利なこの状況になって連携の重要性を強く認識した。
だからと言ってやり方を変えるような真似はできない。 この『星座盤』というチームは個人技――各々の得意分野を阻害しない形で組み合わせて長所を活かしているので、本当の意味での連携は取れていない。 いや、以前のレラナイト戦を見ればヨシナリとマルメルに関しては上手に連携していたような気がする。 つまり連携ができていないのは自分だけなのだ。
実の所、自覚はあった。 後方から必死に追いかけてくるマルメルはどうにか自分をフォローしようとしてくれているのは理解していたが、ふわわのスピードに付いていけない以上はおいていかざるを得ない。 結果、彼女だけ連携の外に身を置く事となってしまったのだ。
分かってはいても無理に合わせると自身の長所が死ぬと彼女は考えているので、行動を変える事はしない。 ふわわは今の自分にできる事を全力でやり抜く。
それこそが味方の勝利に繋がると信じているからだ。 センドウを仕留める事は現状で難しい。
優先順位を切り替えるべきだ。 ここで狙うのはツガルではなくフカヤ。
あの居場所がはっきりしない暗殺者を仕留める事が出来たのならツガルをマルメルに任せる事ができる。 問題は近くにはいるはずだが、何処にいるのかが分からない事だ。
感じからしてツガルの近くにいるはずだ。 フカヤの武器は痕跡の掴み辛いの大型のクロスボウ。
身を隠すというスタイルとの兼ね合いで音が出る武器は持っていないはずだ。
そうなると選択肢はそう多くない。 恐らく他は持っていても精々、拳銃程度だろう。
加えて、あの距離で躱せた事を踏まえると射撃の腕はお世辞にもいいと言えない。
恐らく、フカヤ最大の強みはじっと相手の隙を伺う忍耐力だ。 陰で相手を観察し続け、隙を晒した瞬間に仕留めに行く。 そこまで分かればやりようはある。
こういう相手は餌を撒いて釣りだすのだ。 ビルの壁面を蹴ってあちこち飛び回る。
ツガルの突撃銃の照準がふわわを追い切れずにあちこちに彷徨う。 闇雲に撃たない点からも冷静である事が窺えるが、捉え切れていないのは分かっているので少し引っかき回せば隙を作る事は容易い。
上下、左右と縦横無尽に飛び回る。
ここまで軽やかな動きはⅡ型に変えていないと不可能だっただろう。
『クソ、猿かなにかかよ!』
「猿はちょっと酷いんじゃない?」
飛ぶと見せかけてビルの壁面を掴んで停止。
釣られたツガルの銃口が何もない場所に向いたと同時に真上を飛び越え、背後を取る。
『あ、クソ――』
咄嗟に振りむこうとするがもう遅い。 首を狙ってダガーを一閃しようとして身を屈める。
ふわわの頭上をボルトが通り過ぎた。 フカヤがツガルを守る為に仕掛けた攻撃だ。
――釣れた。
飛び道具である以上、射線上にツガルが居る位置からは放てない。
加えて身を隠せる場所と二つの条件を満たす場所はある程度絞り込める。
候補が分かれば後は動いた瞬間に反応すればいい。 そして案の定、仲間を守る為に撃ってきた。
この距離なら逃がさない。 ふわわはツガルの機体を蹴ってフカヤの方へと突っ込む。
向かってくる事に焦ったフカヤはクロスボウを投げ捨て、持っている拳銃を連射するが銃口が見えている状態での射撃なら躱す事は難しくなく、掻い潜ってそのまま肉薄。 瞬く間に暗殺者をその間合いに捉えた。
10
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【VRMMO】イースターエッグ・オンライン【RPG】
一樹
SF
ちょっと色々あって、オンラインゲームを始めることとなった主人公。
しかし、オンラインゲームのことなんてほとんど知らない主人公は、スレ立てをしてオススメのオンラインゲームを、スレ民に聞くのだった。
ゲーム初心者の活字中毒高校生が、オンラインゲームをする話です。
以前投稿した短編
【緩募】ゲーム初心者にもオススメのオンラインゲーム教えて
の連載版です。
連載するにあたり、短編は削除しました。
鉄錆の女王機兵
荻原数馬
SF
戦車と一体化した四肢無き女王と、荒野に生きる鉄騎士の物語。
荒廃した世界。
暴走したDNA、ミュータントの跳梁跋扈する荒野。
恐るべき異形の化け物の前に、命は無残に散る。
ミュータントに攫われた少女は
闇の中で、赤く光る無数の目に囲まれ
絶望の中で食われ死ぬ定めにあった。
奇跡か、あるいはさらなる絶望の罠か。
死に場所を求めた男によって助け出されたが
美しき四肢は無残に食いちぎられた後である。
慈悲無き世界で二人に迫る、甘美なる死の誘惑。
その先に求めた生、災厄の箱に残ったものは
戦車と一体化し、戦い続ける宿命。
愛だけが、か細い未来を照らし出す。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる