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第5章
第39話
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「お師匠さん。仕事がきません」
泣き言をいうセシル。
生きるためには金銭が必要で、金銭を得るためには、多くの場合、働かなくてはいけない。
「俺も魔術協会に顔を出してみたけど、なにも仕事はもらえなかった。どんな下請け仕事でも良いからって頼んでみたんだけどな」
ナイルが歎息する。
セシル商会に雑用をやらせるわけにはいかない、と、首を振られるだけ。
かといって、王家や領主からの信任も厚いセシル商会に任せるほどの大きな仕事もない。
「構成員が三人というのがネックだね。大人数を必要とする仕事は受けられないし、じゃあ少数で何とかなるような仕事ってのは雑用くらいしかない」
痛し痒しだよ、と、サトリスが両手を広げてみせた。
「……三人ってのはどういう事だ? 誰を計算からはずしやがった。サトリス」
「もちろんマルドゥクさまのことだよ。まさか竜王を働かせるつもりだったのかい? ナイル君。それとも自分が役立たずだと、いまさらながらに再認識したとか。うんうん。良い傾向だね。自覚しないよりずっと良い」
「よし。ケンカだ。おもて出ろ」
ヒートアップする男ども。
セシルに拾われた当時、ナイルはずいぶんおとなしかったのだが、サトリスという悪友を得て、ずいぶんにぎやかになった。
「実際のところ、どーなのよ? サトリス。おもに経営的な部分で」
「アイリン王国からもらった報酬があるからね。半年やそこらは、まったく仕事をしなくても餓えることはないよ」
「金の心配がないのは良いことじゃが、いい若者が昼間から暇をもてあましているというのはあまり見栄えの良い構図ではないの」
マルドゥクが微笑する。
愛弟子たちは優秀で有能だ。
無為徒食を潔しとするような人格ではない。
金があるから働かなくていいやー などとは考えないのだ。
「イリューズさまにも訊いてみたんですけどね。やっぱりこないだの一件で、王家御用達みたいなレッテルが貼られちゃってるんですよ」
肩をすくめるセシル。
人的な規模を考えれば下請け仕事しかできない商会が、下請け仕事を受けられない。
割と笑えない事態である。
「こうなると、依頼を待っている体制には無理が出てくるね」
ご用聞きができないなら、商店として物品販売に移行するしかない。
「つっても、うちには販路なんかないよ? 仕入れルートももってないし」
「なら、店に並んでる商品はどうやって仕入れたんだい? セシル」
「ダンジョンに潜ったときに手に入れたりとか、旅先で買ったりとか、そんな感じー」
「ふうむ」
サトリスが腕を組む。
それでは安定した商品供給など望めない。
売るものが無くては、商売は成立しないのは道理である。
「考えても仕方ないか。ダンジョンに挑もう。で、売り物になりそうなものを片っ端から持ち帰る」
「それさ。ダンジョンって部分を他人の家とかにしたら、普通に強盗だよな」
サトリスが出した結論にナイルが苦笑する。
「そういうこというな。哀しくなるから。あと夢こわすから」
「ま、他人の家に上がり込んで勝手にタンスとか漁るしな。国民的コンピュータロールプレイングでも」
「ああ。あれはさすがにどうかと思う。僕も」
残念ながら、現実世界では勇者だろうと英雄だろうと何をしても良いということにはなっていない。
罪を犯せば捕まるし、力ずくで押し通れば無法者として処断される。
「異世界って、もっと自由だと思っていたぜ」
「僕もだけどね。それは」
ため息を吐く男ども。
呆れたように見ていたセシルがカップを口元に近づける。
と、その動きが止まった。
「気付いたかの。セシルや」
「ええ。またまた焦った気配ですね。なんかこのパターン、記憶にあるような」
「同じ展開にはならんじゃろ。足音が軽い。子供じゃな」
「さすがお師匠さん。足音まではあたしには聞こえませんよ」
にこにこと女性陣が会話を楽しむ。
ハズレの依頼、と、呼ばれるものがある。
報酬が安すぎるとか、危険度が高すぎるとか、犯罪が絡んでいるとか、そういうものだ。
うっかり受けてしまって泣きを見た冒険者は数多いし、泣くだけならまだしも、捕まったり死んだりした者も少なくない。
「ラグル洞窟の奥に棲む火竜ボルケーノの秘宝を手に入れる。報酬はなんと銀貨三十枚」
失笑寸前の顔でサトリスが条件を語る。
セシル商会に持ち込まれた依頼だ。
三人でランチを食べたら消えてしまうくらいの金で、竜に挑むバカがいるととしたら、見てみたいくらいだ。
こんな仕事、誰も引き受けるはずがない。
あちこちの冒険者同業組合で門前払いされた依頼人は、困じ果ててセシル商会に持ち込んだ。
「でも、依頼人がその三十枚のお金を貯めるのに費やした時間は、三年だよー」
セシルが笑う。
依頼人は八歳の男の子。
とある富豪の屋敷で住み込みで働く母と、身を寄せ合って生きてきた。
しかし、つい先日、事件が起こった。
主人が大切にしている皿を割ってしまったのだ。
解雇になる。
屋敷を追い出されてしまう。
そう思った少年は、貯金箱を抱えて屋敷を飛び出した。
その中には、彼がいままで貯めてきたなけなしの給金が入ってる。
「まーどっこも受けないよねー こんな仕事ー」
「セシルはどうなんだ? と訊くのは愚問だよな。この場合」
「わかってんじゃん。ナイル」
にぱっと、いつもの笑顔を見せる店長さん。
銀貨三十枚では必要経費すら捻出できない。当然、セシル商会の会計から持ち出しになるだろう。
「バカだ。バカがいたよ。ここに」
サトリスも笑った。
探すまでもなかった。
うちの店長さんは、こういう人である。
「気に入らないなら、お前は残って良いんだぞ。腹黒摂政」
「まさかだろ。童貞魔導師。セシルの決定は絶対だよ」
ばちばちと男たちが視線をぶつける。
いつものじゃれ合いである。
「ボルケーノのう。では我もついていこうかの」
「おや珍しい。留守番じゃないんですか? お師匠さん」
「秘宝というのに興味がある。あの粗忽者がどんな宝物を溜め込んだのか」
そういって小首をかしげる幼女だった。
泣き言をいうセシル。
生きるためには金銭が必要で、金銭を得るためには、多くの場合、働かなくてはいけない。
「俺も魔術協会に顔を出してみたけど、なにも仕事はもらえなかった。どんな下請け仕事でも良いからって頼んでみたんだけどな」
ナイルが歎息する。
セシル商会に雑用をやらせるわけにはいかない、と、首を振られるだけ。
かといって、王家や領主からの信任も厚いセシル商会に任せるほどの大きな仕事もない。
「構成員が三人というのがネックだね。大人数を必要とする仕事は受けられないし、じゃあ少数で何とかなるような仕事ってのは雑用くらいしかない」
痛し痒しだよ、と、サトリスが両手を広げてみせた。
「……三人ってのはどういう事だ? 誰を計算からはずしやがった。サトリス」
「もちろんマルドゥクさまのことだよ。まさか竜王を働かせるつもりだったのかい? ナイル君。それとも自分が役立たずだと、いまさらながらに再認識したとか。うんうん。良い傾向だね。自覚しないよりずっと良い」
「よし。ケンカだ。おもて出ろ」
ヒートアップする男ども。
セシルに拾われた当時、ナイルはずいぶんおとなしかったのだが、サトリスという悪友を得て、ずいぶんにぎやかになった。
「実際のところ、どーなのよ? サトリス。おもに経営的な部分で」
「アイリン王国からもらった報酬があるからね。半年やそこらは、まったく仕事をしなくても餓えることはないよ」
「金の心配がないのは良いことじゃが、いい若者が昼間から暇をもてあましているというのはあまり見栄えの良い構図ではないの」
マルドゥクが微笑する。
愛弟子たちは優秀で有能だ。
無為徒食を潔しとするような人格ではない。
金があるから働かなくていいやー などとは考えないのだ。
「イリューズさまにも訊いてみたんですけどね。やっぱりこないだの一件で、王家御用達みたいなレッテルが貼られちゃってるんですよ」
肩をすくめるセシル。
人的な規模を考えれば下請け仕事しかできない商会が、下請け仕事を受けられない。
割と笑えない事態である。
「こうなると、依頼を待っている体制には無理が出てくるね」
ご用聞きができないなら、商店として物品販売に移行するしかない。
「つっても、うちには販路なんかないよ? 仕入れルートももってないし」
「なら、店に並んでる商品はどうやって仕入れたんだい? セシル」
「ダンジョンに潜ったときに手に入れたりとか、旅先で買ったりとか、そんな感じー」
「ふうむ」
サトリスが腕を組む。
それでは安定した商品供給など望めない。
売るものが無くては、商売は成立しないのは道理である。
「考えても仕方ないか。ダンジョンに挑もう。で、売り物になりそうなものを片っ端から持ち帰る」
「それさ。ダンジョンって部分を他人の家とかにしたら、普通に強盗だよな」
サトリスが出した結論にナイルが苦笑する。
「そういうこというな。哀しくなるから。あと夢こわすから」
「ま、他人の家に上がり込んで勝手にタンスとか漁るしな。国民的コンピュータロールプレイングでも」
「ああ。あれはさすがにどうかと思う。僕も」
残念ながら、現実世界では勇者だろうと英雄だろうと何をしても良いということにはなっていない。
罪を犯せば捕まるし、力ずくで押し通れば無法者として処断される。
「異世界って、もっと自由だと思っていたぜ」
「僕もだけどね。それは」
ため息を吐く男ども。
呆れたように見ていたセシルがカップを口元に近づける。
と、その動きが止まった。
「気付いたかの。セシルや」
「ええ。またまた焦った気配ですね。なんかこのパターン、記憶にあるような」
「同じ展開にはならんじゃろ。足音が軽い。子供じゃな」
「さすがお師匠さん。足音まではあたしには聞こえませんよ」
にこにこと女性陣が会話を楽しむ。
ハズレの依頼、と、呼ばれるものがある。
報酬が安すぎるとか、危険度が高すぎるとか、犯罪が絡んでいるとか、そういうものだ。
うっかり受けてしまって泣きを見た冒険者は数多いし、泣くだけならまだしも、捕まったり死んだりした者も少なくない。
「ラグル洞窟の奥に棲む火竜ボルケーノの秘宝を手に入れる。報酬はなんと銀貨三十枚」
失笑寸前の顔でサトリスが条件を語る。
セシル商会に持ち込まれた依頼だ。
三人でランチを食べたら消えてしまうくらいの金で、竜に挑むバカがいるととしたら、見てみたいくらいだ。
こんな仕事、誰も引き受けるはずがない。
あちこちの冒険者同業組合で門前払いされた依頼人は、困じ果ててセシル商会に持ち込んだ。
「でも、依頼人がその三十枚のお金を貯めるのに費やした時間は、三年だよー」
セシルが笑う。
依頼人は八歳の男の子。
とある富豪の屋敷で住み込みで働く母と、身を寄せ合って生きてきた。
しかし、つい先日、事件が起こった。
主人が大切にしている皿を割ってしまったのだ。
解雇になる。
屋敷を追い出されてしまう。
そう思った少年は、貯金箱を抱えて屋敷を飛び出した。
その中には、彼がいままで貯めてきたなけなしの給金が入ってる。
「まーどっこも受けないよねー こんな仕事ー」
「セシルはどうなんだ? と訊くのは愚問だよな。この場合」
「わかってんじゃん。ナイル」
にぱっと、いつもの笑顔を見せる店長さん。
銀貨三十枚では必要経費すら捻出できない。当然、セシル商会の会計から持ち出しになるだろう。
「バカだ。バカがいたよ。ここに」
サトリスも笑った。
探すまでもなかった。
うちの店長さんは、こういう人である。
「気に入らないなら、お前は残って良いんだぞ。腹黒摂政」
「まさかだろ。童貞魔導師。セシルの決定は絶対だよ」
ばちばちと男たちが視線をぶつける。
いつものじゃれ合いである。
「ボルケーノのう。では我もついていこうかの」
「おや珍しい。留守番じゃないんですか? お師匠さん」
「秘宝というのに興味がある。あの粗忽者がどんな宝物を溜め込んだのか」
そういって小首をかしげる幼女だった。
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