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三章
4.へぇーそうなんだ~異世界編
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両隣で寝ていた二人は、何事もなかったように目覚め。戸惑う俺がおかしいとでもいうように、至って普通で…朝の支度をしに部屋を出て行った。
いや?いやいや?おかしいよ?え?だからなんで寝ていたの?俺の横に?
その謎を残したまま、朝食が終わった。
その後、先生に話しがあると部屋に呼ばれたので、謎の答えかなと思って行ったが、違う内容だった。
いやだから、なんで俺の横に?
謎を残したまま話は進む。
「昨日の夜、何があった」
先生にそう言われ、何故バレたのだろうと思った。
いやそれよりも…。
「あの」
「何があった」
「いや」
だから…それよりも。
「ほら~やっぱりクロチャンはおれがいいんだって!!さあおいでクロチャン!」
「うるせぇ、敗者は黙れ」
「…くう~。あの時チョキを出していれば!!」
「え、と…」
「どうした?」
いやどういたって、そっちがどうした…と問いたい。
俺はどうして先生の膝の上に座った状態で、会話をしなければならないのでしょうか?
「おりたいんですけど…」
「駄目だ」
……駄目なのか。
「それで何があった?」
そしてまた会話が戻った。
「鍵が壊れていた」
「あぁあー」
そうか鍵が壊れていたからわかったのか。それもそうだ。俺としては起きる時には外されている事が多いので、そこまで意識してなかったというか…まぁ忘れていた。
鍵の開け閉めをしているのは先生だし、気づかない方がおかしいか。そりゃそうだ。
「…昨夜九が」
そのまま言おうとして…はっとする。子どもの罪を告げ口しているようになりかねない。
「あ、いや俺が!九に頼んで開けて貰ったんです」
「ほほお、お子ちゃまワンコロに」
「九?」
「ええ、そうなんです。俺がちょっと……廊下を…歩きたくなって?」
「………」
「クロチャンそれ本気で言ってる?」
「…割と」
「大丈夫だ。九の事は責めないから。詳細を話せ」
「はい」
そんな仕方ないなぁ…みたいに頭撫でないでください。
「しかし九もやるねえ~鍵壊しちゃうなんて」
「あ、その事で聞きたい事が…」
昨日、九の部屋で浮かんだ疑問を思い出す。
「ん?」
「ここの…生徒達って…えー…と」
正直、聞き辛い。
「あークロチャン。夜に九と会ってたんだよねえ」
「……」
「なるほどな。見たか?」
「はい…」
「あの子やっぱり犬なの?」
「言っていいものなんですかそれって?」
確認の為、先生を見てみれば、何故か頬にチュと唇を落とされた…。はい?え?
「自分から言いふらすようなものじゃねぇが、特に隠すもんでもないな」
「は、はぁ?」
え?今のキス何?
「そうだねえ」
そういって、近づいてきた兄先生に、反対側の頬に唇を落とされた。
「?」
え?だからなんで???
よくわからない流れを断ち切りたくて会話を優先させる事にした。
「狼だそうです」
「ああーーー狼か。そりゃまたいいやつだ」
「はぁ…?」
そうなのか。
「えーとそれで」
「ああ、妖怪だとか話聞いた?」
こくりと頷けば、あっさり望んだ答えが返ってくる。
「そうねえーまあそういう訳なんだよね」
「正確にいうと生徒だけじゃねぇ」
「そうだね。この世界の…こっちの世界の人間は全部そう」
「…ぇえ?」
つまりそのやっぱり妖怪で?でもどういう事だ。この山にいるような妖怪と同じって事?
俺が疑問を浮かべていると、またチュっと…今度は首筋にキスされた。
「っ!?」
驚いて逃げようとしたが、膝の上から全然動けなかった。
…定期的にキスされるそのシステムなんだ!?朝の時と同じように疑問を抱く事が理解されないようで、それに対する答えは貰えない。
「ん、チュッ!」
兄先生も負けじと逆方向にキスしてから、話を続ける。
「向こう…クロチャンの世界の人間はさ、猿が進化して人間になったじゃん?」
「うん、まぁ」
もうちょっと離れて話して欲しい。近距離で睨めば、今度は唇に触れられた。…唇で。
…いや?なんで?
「こっちではさ。妖怪が進化して、そっからそれ同士で繁殖したりしてんのが人間…人って呼ばれてる感じ」
「ぇえ」
「そもそもさ、異世界の人が自分と同じだと思ってたの?」
思…って…た…。
いやだって。見た目同じだし、何より基本的な文明も似てるし、そもそもそこが違うだなんて…。
「…祖っていうのは?」
「この山にもいるじゃない?ダンゴムシとかムカデとかそういう妖怪。そういうのから進化した場合はそれが祖になる訳。なんていえばいいのかな、進化元?」
つまり九は狼だったからあれだったけど…夜にムカデやらダンゴムシやらになる子もいると?
「……ま、祖なんて気にするのは変化する子ども位じゃない?あとは一族同じ系統揃えるのが好きとかいうこだわりタイプ?」
「ある程度育てば変化も起きないからな。祖が何かはそこまで重要視されない」
言い終わると、手が顔に回ってきて、顎をくいとひっぱられ、斜め後ろからキスされた。
もう何も突っ込まないぞ。
「祖がうまい具合に複数混ざって、子どもの時に変化がないとかだと一生わからないなんて子もいるしねえ」
「あ、でも見たら…その殺されるって」
「あーあーそれも九に言われたのか」
「……まぁ」
「正確には親がな」
「親?」
「クロチャンはさ、子育て中の巣穴に手え突っ込んだ事ある?」
「…えぇ」
そんなの普通ないんじゃ…。
「ま、実際に突っ込むかは別として、こっちの世界の子はさ、ああいう姿=凄く無防備な状態って見られるんだ。…だからかなあ?」
「子がその状態だと親が過剰に防衛しようとする」
「それこそ子育て真っ最中の気がたってる巣穴に手を突っ込むような感じの怒り」
「へぇ…」
「あくまでそういう傾向の親がいるってだけだが」
「だから見せない。隠す。ってが暗黙の了解みたいな感じになってるね」
「実際、暴走する親もいなくはない。…言っただろう。好戦的だと」
「あー」
あれは、こっちの世界の人間全てにあてはまる、と。
「でもそれなら、親元から離れてこういう所にくるような事自体、やらない方がいいんじゃ…」
「んーまぁその時間は部屋から出なければいいだけだし、全ての子どもがそうなるって訳じゃないから。そこまで縛りがある訳でもないんだよね」
「そういう子は隠すように教えられ育つしな。こういう所でも、大変って訳じゃねぇ」
「そうだね。そういう事もあって夜に子どもが出歩かないのが基本だし、その点じゃあっちより平和かもよ」
「へぇ…」
わかったような、わからないような。
「そういえば、先生達も?」
祖?元になった妖怪みたいなのがいるのか。ちょっと興味が出て訊いてみる。
「お、何お嫁さんは知りたがりいだな~えっちい」
「えぇ…」
そんなつもりで訊いた訳じゃ。というか、えっちって。特に隠すようなものじゃないんだから…えっちなはずが…。
「まあ、おれ達はちょっと特殊なんだけど。祖って言われると…強いて言うならワンコロが犬。おれは……猿?」
「…そうなるだろうな」
「だねえ」
「へぇ…」
犬と猿。仲悪そう。
いや?いやいや?おかしいよ?え?だからなんで寝ていたの?俺の横に?
その謎を残したまま、朝食が終わった。
その後、先生に話しがあると部屋に呼ばれたので、謎の答えかなと思って行ったが、違う内容だった。
いやだから、なんで俺の横に?
謎を残したまま話は進む。
「昨日の夜、何があった」
先生にそう言われ、何故バレたのだろうと思った。
いやそれよりも…。
「あの」
「何があった」
「いや」
だから…それよりも。
「ほら~やっぱりクロチャンはおれがいいんだって!!さあおいでクロチャン!」
「うるせぇ、敗者は黙れ」
「…くう~。あの時チョキを出していれば!!」
「え、と…」
「どうした?」
いやどういたって、そっちがどうした…と問いたい。
俺はどうして先生の膝の上に座った状態で、会話をしなければならないのでしょうか?
「おりたいんですけど…」
「駄目だ」
……駄目なのか。
「それで何があった?」
そしてまた会話が戻った。
「鍵が壊れていた」
「あぁあー」
そうか鍵が壊れていたからわかったのか。それもそうだ。俺としては起きる時には外されている事が多いので、そこまで意識してなかったというか…まぁ忘れていた。
鍵の開け閉めをしているのは先生だし、気づかない方がおかしいか。そりゃそうだ。
「…昨夜九が」
そのまま言おうとして…はっとする。子どもの罪を告げ口しているようになりかねない。
「あ、いや俺が!九に頼んで開けて貰ったんです」
「ほほお、お子ちゃまワンコロに」
「九?」
「ええ、そうなんです。俺がちょっと……廊下を…歩きたくなって?」
「………」
「クロチャンそれ本気で言ってる?」
「…割と」
「大丈夫だ。九の事は責めないから。詳細を話せ」
「はい」
そんな仕方ないなぁ…みたいに頭撫でないでください。
「しかし九もやるねえ~鍵壊しちゃうなんて」
「あ、その事で聞きたい事が…」
昨日、九の部屋で浮かんだ疑問を思い出す。
「ん?」
「ここの…生徒達って…えー…と」
正直、聞き辛い。
「あークロチャン。夜に九と会ってたんだよねえ」
「……」
「なるほどな。見たか?」
「はい…」
「あの子やっぱり犬なの?」
「言っていいものなんですかそれって?」
確認の為、先生を見てみれば、何故か頬にチュと唇を落とされた…。はい?え?
「自分から言いふらすようなものじゃねぇが、特に隠すもんでもないな」
「は、はぁ?」
え?今のキス何?
「そうだねえ」
そういって、近づいてきた兄先生に、反対側の頬に唇を落とされた。
「?」
え?だからなんで???
よくわからない流れを断ち切りたくて会話を優先させる事にした。
「狼だそうです」
「ああーーー狼か。そりゃまたいいやつだ」
「はぁ…?」
そうなのか。
「えーとそれで」
「ああ、妖怪だとか話聞いた?」
こくりと頷けば、あっさり望んだ答えが返ってくる。
「そうねえーまあそういう訳なんだよね」
「正確にいうと生徒だけじゃねぇ」
「そうだね。この世界の…こっちの世界の人間は全部そう」
「…ぇえ?」
つまりそのやっぱり妖怪で?でもどういう事だ。この山にいるような妖怪と同じって事?
俺が疑問を浮かべていると、またチュっと…今度は首筋にキスされた。
「っ!?」
驚いて逃げようとしたが、膝の上から全然動けなかった。
…定期的にキスされるそのシステムなんだ!?朝の時と同じように疑問を抱く事が理解されないようで、それに対する答えは貰えない。
「ん、チュッ!」
兄先生も負けじと逆方向にキスしてから、話を続ける。
「向こう…クロチャンの世界の人間はさ、猿が進化して人間になったじゃん?」
「うん、まぁ」
もうちょっと離れて話して欲しい。近距離で睨めば、今度は唇に触れられた。…唇で。
…いや?なんで?
「こっちではさ。妖怪が進化して、そっからそれ同士で繁殖したりしてんのが人間…人って呼ばれてる感じ」
「ぇえ」
「そもそもさ、異世界の人が自分と同じだと思ってたの?」
思…って…た…。
いやだって。見た目同じだし、何より基本的な文明も似てるし、そもそもそこが違うだなんて…。
「…祖っていうのは?」
「この山にもいるじゃない?ダンゴムシとかムカデとかそういう妖怪。そういうのから進化した場合はそれが祖になる訳。なんていえばいいのかな、進化元?」
つまり九は狼だったからあれだったけど…夜にムカデやらダンゴムシやらになる子もいると?
「……ま、祖なんて気にするのは変化する子ども位じゃない?あとは一族同じ系統揃えるのが好きとかいうこだわりタイプ?」
「ある程度育てば変化も起きないからな。祖が何かはそこまで重要視されない」
言い終わると、手が顔に回ってきて、顎をくいとひっぱられ、斜め後ろからキスされた。
もう何も突っ込まないぞ。
「祖がうまい具合に複数混ざって、子どもの時に変化がないとかだと一生わからないなんて子もいるしねえ」
「あ、でも見たら…その殺されるって」
「あーあーそれも九に言われたのか」
「……まぁ」
「正確には親がな」
「親?」
「クロチャンはさ、子育て中の巣穴に手え突っ込んだ事ある?」
「…えぇ」
そんなの普通ないんじゃ…。
「ま、実際に突っ込むかは別として、こっちの世界の子はさ、ああいう姿=凄く無防備な状態って見られるんだ。…だからかなあ?」
「子がその状態だと親が過剰に防衛しようとする」
「それこそ子育て真っ最中の気がたってる巣穴に手を突っ込むような感じの怒り」
「へぇ…」
「あくまでそういう傾向の親がいるってだけだが」
「だから見せない。隠す。ってが暗黙の了解みたいな感じになってるね」
「実際、暴走する親もいなくはない。…言っただろう。好戦的だと」
「あー」
あれは、こっちの世界の人間全てにあてはまる、と。
「でもそれなら、親元から離れてこういう所にくるような事自体、やらない方がいいんじゃ…」
「んーまぁその時間は部屋から出なければいいだけだし、全ての子どもがそうなるって訳じゃないから。そこまで縛りがある訳でもないんだよね」
「そういう子は隠すように教えられ育つしな。こういう所でも、大変って訳じゃねぇ」
「そうだね。そういう事もあって夜に子どもが出歩かないのが基本だし、その点じゃあっちより平和かもよ」
「へぇ…」
わかったような、わからないような。
「そういえば、先生達も?」
祖?元になった妖怪みたいなのがいるのか。ちょっと興味が出て訊いてみる。
「お、何お嫁さんは知りたがりいだな~えっちい」
「えぇ…」
そんなつもりで訊いた訳じゃ。というか、えっちって。特に隠すようなものじゃないんだから…えっちなはずが…。
「まあ、おれ達はちょっと特殊なんだけど。祖って言われると…強いて言うならワンコロが犬。おれは……猿?」
「…そうなるだろうな」
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