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二章
11.求愛*
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そうしてきれいになったベッドで、先生は兄先生に言った。
「出ていけ」
「ええーー?」
「…………」
「ちょっと、冗談でしょ?」
冗談ではないと、先生の視線が雄弁に語っている。
「あーーっそう、そういう事言っちゃうんだ」
「お前の治療は終わった」
「終わったら即行ポイ捨てとか、ひっど」
「あとの調整はオレだけで出来る」
「うっわ…うっわあ……、じっくりねっとり一人で楽しむ気だな…いやだおれも混ぜて!!」
「馬鹿か」
「…え、っと」
必要ないなら俺としても出ていって欲しい。時間を置いたせいか、体は落ち着いているし。そうなると、ベッドの上に情事のあとが残る裸の男三人…という状況が辛くて、せめて二人にして欲しいと思ってしまう。
「…んーーーー。おれさあ、クロチャンに求婚したんだよね」
「あぁ?」
脈絡なく、兄先生が昼間の事を話し出す。
「だからさーお嫁さんの治療に、旦那が参加しないっておかしいと思うんだよね。おかしいよねえ?」
いや、おかしくない。旦那が治療に参加する必要はないと思う。そもそも嫁じゃない。
「求婚?」
先生が、俺に疑いの目を向ける。
「う、受けていませんから」
「でも断られてないもん。脈ありって事だもん」
「……おい」
「う…」
確かに断ってはいないけど、断れなかっただけで…。
「おい馬鹿。くだらない冗談でこいつを振り回すな」
「……ふうん。ワンコロも冗談だと思うの?」
あ…まただ、間引きを遠くから見ていた時と同じ。今回はあの時と違って口は笑っているけど、目は前以上に鋭い。…その視線が…殺気が先生に向けられている。
「ひっ……」
怖い。俺に向けられたものじゃないのに…。捕食者から逃れようと、自然息が浅くなり、体温が下がる。
「…………」
先生もこの状況がきついのか、つぅと汗が顔を伝うのが見えた。
「これは、おれの…メスだよ」
「はっ…メスときたか」
嫁じゃなかったのか。いや嫁でもないけど。虚勢をはって突っ込んでみたが、心の中で思うのがやっとで、当然声にも出てない。
「ただね、別のオスの事を否定する気はないんだ。だっておれのお嫁さんにはワンコロも必要だしさあ」
「…………治療の間はな」
「やだなあ。終わっても必要だとおれは思うよ」
「どういう意味だ」
「そのまんまの意味」
「………」
「同じ群れなら共有するのもありじゃない」
「…異常だ」
「そうかなあ?」
正直もうなんの話やら…。兄先生の突拍子のなさは本当に訳がわからない。先生は緊張を誤魔化すように、頭をがしがしとかいている。
「っくそ…」
その様子を見て、兄先生がころりと態度を戻す。
「あはっ。ま、ワンコロも考えておきなよ。何がベストかを、さ」
「……ぁあ」
緊張状態が解かれたのはありがたいけど、話にはついていけてない。
一応俺の話…だったはず?しかも俺を挟んでされていた会話なのに、途中から追い出されていたようにも感じた。
「そんな訳でおれがここから出て行くと思う?」
「………力ずくでどうにか出来れば早かったがな」
「残念だったねえ」
「…ちっ」
「あ、の?」
「おい」
「は、い?」
「やるぞ」
「ぇえ?な、何を」
「治療を、だ」
「あ、え…ぇえ?」
するのかやっぱり。そして兄先生に見られている状態で…。
「ぅう…」
俺を…俺達を見ている彼の目が、にやにやと見事なまでの弧を描いている。
「こっちに集中していろ」
「ん…ぅ…は…」
先生のほうを向かされ、目と口をふさがれる。
再び戻った視界に映ったのは、何かを堪えているかのような先生の顔だった。
「これは…治療だ」
「?」
当然の事を確かめるように言う。背後で、にやつく兄先生と違い、この人は俺の治療を渋々引き受けてくれているにすぎない。それは言われなくても理解している。
苦しそうな雰囲気もあるし、かなり迷惑を掛けているに違いないだろう。
「ごめんなさい」
「どうして謝った?」
「いえその…治療とはいえ、俺みたいなのをまた抱かなきゃいけないのは苦痛だろうな…と」
「ぷっ」
背後で聞こえた笑い声は無視する。あれはもう勝手に喋る置物と思おう。
先生はたっぷり間を置き、口を開く。
「……………これは治療だが」
「はい」
「治療とは別に…お前を抱きたいとも思っている」
「はい?」
「お、思ったより早い展開だな」
「え?え?」
戸惑う俺の首筋に、先生が舌を這わせる。
「ひあ…っ」
何度も…何度も表皮をなぞり、徐々に敏感になった首に、今度は唇が寄せられた。
「うっぁ…なっ」
きつく吸われると共に、後孔に指が挿し込まれる。先程の行為で弛緩していたそこは、自分でも驚く程簡単に指を飲み込む。
先生に抱き込まれるようにほぐされているので、…四つん這いの時とまではいかないが、また後孔を兄先生に晒されている気がする。
「あはっ、そんなに主張しなくても」
「………っ…く」
「ぅあ!?いった…あ」
吸われた所に重ねるように、歯がたてられた。
「いやいや。今回は見るだけで、おとなしくしててあげるって」
「はっじゃあ、ただ見ていろ。こいつがよがって…オレに溺れていくのを」
ひりつく痛みに、違和感がある。ひょっとして血が出たんだろうか。そう思っても自分で見える位置ではないし、何より全てを舐めとるように舌が皮膚を撫でていくので、真実はわからないままだ。
「…あ、やっぱちょっともやもやしてきた」
「………………オレのだ…」
「ひん!?」
兄先生のような性急さで、俺の中に先生が入ってくる。
「ぅあああ…え、う…うそ…あぁああっひぐ…ッ」
その体位は偶然にも、以前兄先生が俺を治療した時と同じものだ。抱き合うように相手を迎え入れる体勢は、俺自身の自重でより深く陰茎を飲み込んでしまう。
「はっ…ぅうう…ん…くッッ」
「……おい」
「んん…ぁ……な?」
挿入の衝撃から、意識がまだらになっていた俺に先生が、じ…と目線を合わせる。
「好きだ」
「いやそんな状態で言うのってずるくない?」
「うるせぇ」
「ははっ。ま、逆に覚えてないとかありそうだけど」
「…んうう…ぐぅ…アゥッアぁあ!?ッ」
俺が言った訳じゃないのに、忘れるのか?と怒りをぶつけるように、中を責めたてられた。
「やッ…す…き…って…ァアアア!?ぅあ…ひ…」
「……っ」
「ほら夢中になってないで、ちゃんと整えてあげなー。せっかくおれが注いだのにワンコロが乱してどうするの」
「わかっている」
「ぃあ…あ…う…あぁああッ」
「にしても、クロチャンダブルで求婚されちゃったね」
「な、ぁ…や…なに……?…そ…ァアアア!?…ッッ」
「あ、でも好きじゃ求婚じゃないねえ。おれの求婚とは比較にならないな」
「あ?」
「ひぅ…アぅ…ン!」
「うるせぇな。好きだ結婚したい。嫁になれ。これでいいだろう」
「うわ、雑う」
「え、…そ……ぅ…ぃ…あぁあ…も……き…もち…ち…アっ」
言われた言葉を考えさせて欲しいのに、ごちゅごちゅと中を刺激され思考が邪魔される。加えて体の中を掴まれて整えられていくような快楽を内側から施されていく。優しく溶かされるような心地よさは、ますます考えをまとまらなくさせる。
「おい」
「ふ…くぅ…あ…んん」
「んー?」
おとなしく見ているはずの兄先生が俺に近づく。揺さぶられている俺の首筋に器用に吸いつき、先生とは逆の箇所に痕を残される。
「これ位、いいでしょ?」
「……………っ」
「あああ…ぃあ!?う…ひァアアアッ…やぁ…そっ…は…げ…しァ…ァ…っ…」
少し緩やかになっていた抽挿は、兄先生の行動後恐ろしい程激しくなり、あっという間に俺の意識を刈り取った。
「出ていけ」
「ええーー?」
「…………」
「ちょっと、冗談でしょ?」
冗談ではないと、先生の視線が雄弁に語っている。
「あーーっそう、そういう事言っちゃうんだ」
「お前の治療は終わった」
「終わったら即行ポイ捨てとか、ひっど」
「あとの調整はオレだけで出来る」
「うっわ…うっわあ……、じっくりねっとり一人で楽しむ気だな…いやだおれも混ぜて!!」
「馬鹿か」
「…え、っと」
必要ないなら俺としても出ていって欲しい。時間を置いたせいか、体は落ち着いているし。そうなると、ベッドの上に情事のあとが残る裸の男三人…という状況が辛くて、せめて二人にして欲しいと思ってしまう。
「…んーーーー。おれさあ、クロチャンに求婚したんだよね」
「あぁ?」
脈絡なく、兄先生が昼間の事を話し出す。
「だからさーお嫁さんの治療に、旦那が参加しないっておかしいと思うんだよね。おかしいよねえ?」
いや、おかしくない。旦那が治療に参加する必要はないと思う。そもそも嫁じゃない。
「求婚?」
先生が、俺に疑いの目を向ける。
「う、受けていませんから」
「でも断られてないもん。脈ありって事だもん」
「……おい」
「う…」
確かに断ってはいないけど、断れなかっただけで…。
「おい馬鹿。くだらない冗談でこいつを振り回すな」
「……ふうん。ワンコロも冗談だと思うの?」
あ…まただ、間引きを遠くから見ていた時と同じ。今回はあの時と違って口は笑っているけど、目は前以上に鋭い。…その視線が…殺気が先生に向けられている。
「ひっ……」
怖い。俺に向けられたものじゃないのに…。捕食者から逃れようと、自然息が浅くなり、体温が下がる。
「…………」
先生もこの状況がきついのか、つぅと汗が顔を伝うのが見えた。
「これは、おれの…メスだよ」
「はっ…メスときたか」
嫁じゃなかったのか。いや嫁でもないけど。虚勢をはって突っ込んでみたが、心の中で思うのがやっとで、当然声にも出てない。
「ただね、別のオスの事を否定する気はないんだ。だっておれのお嫁さんにはワンコロも必要だしさあ」
「…………治療の間はな」
「やだなあ。終わっても必要だとおれは思うよ」
「どういう意味だ」
「そのまんまの意味」
「………」
「同じ群れなら共有するのもありじゃない」
「…異常だ」
「そうかなあ?」
正直もうなんの話やら…。兄先生の突拍子のなさは本当に訳がわからない。先生は緊張を誤魔化すように、頭をがしがしとかいている。
「っくそ…」
その様子を見て、兄先生がころりと態度を戻す。
「あはっ。ま、ワンコロも考えておきなよ。何がベストかを、さ」
「……ぁあ」
緊張状態が解かれたのはありがたいけど、話にはついていけてない。
一応俺の話…だったはず?しかも俺を挟んでされていた会話なのに、途中から追い出されていたようにも感じた。
「そんな訳でおれがここから出て行くと思う?」
「………力ずくでどうにか出来れば早かったがな」
「残念だったねえ」
「…ちっ」
「あ、の?」
「おい」
「は、い?」
「やるぞ」
「ぇえ?な、何を」
「治療を、だ」
「あ、え…ぇえ?」
するのかやっぱり。そして兄先生に見られている状態で…。
「ぅう…」
俺を…俺達を見ている彼の目が、にやにやと見事なまでの弧を描いている。
「こっちに集中していろ」
「ん…ぅ…は…」
先生のほうを向かされ、目と口をふさがれる。
再び戻った視界に映ったのは、何かを堪えているかのような先生の顔だった。
「これは…治療だ」
「?」
当然の事を確かめるように言う。背後で、にやつく兄先生と違い、この人は俺の治療を渋々引き受けてくれているにすぎない。それは言われなくても理解している。
苦しそうな雰囲気もあるし、かなり迷惑を掛けているに違いないだろう。
「ごめんなさい」
「どうして謝った?」
「いえその…治療とはいえ、俺みたいなのをまた抱かなきゃいけないのは苦痛だろうな…と」
「ぷっ」
背後で聞こえた笑い声は無視する。あれはもう勝手に喋る置物と思おう。
先生はたっぷり間を置き、口を開く。
「……………これは治療だが」
「はい」
「治療とは別に…お前を抱きたいとも思っている」
「はい?」
「お、思ったより早い展開だな」
「え?え?」
戸惑う俺の首筋に、先生が舌を這わせる。
「ひあ…っ」
何度も…何度も表皮をなぞり、徐々に敏感になった首に、今度は唇が寄せられた。
「うっぁ…なっ」
きつく吸われると共に、後孔に指が挿し込まれる。先程の行為で弛緩していたそこは、自分でも驚く程簡単に指を飲み込む。
先生に抱き込まれるようにほぐされているので、…四つん這いの時とまではいかないが、また後孔を兄先生に晒されている気がする。
「あはっ、そんなに主張しなくても」
「………っ…く」
「ぅあ!?いった…あ」
吸われた所に重ねるように、歯がたてられた。
「いやいや。今回は見るだけで、おとなしくしててあげるって」
「はっじゃあ、ただ見ていろ。こいつがよがって…オレに溺れていくのを」
ひりつく痛みに、違和感がある。ひょっとして血が出たんだろうか。そう思っても自分で見える位置ではないし、何より全てを舐めとるように舌が皮膚を撫でていくので、真実はわからないままだ。
「…あ、やっぱちょっともやもやしてきた」
「………………オレのだ…」
「ひん!?」
兄先生のような性急さで、俺の中に先生が入ってくる。
「ぅあああ…え、う…うそ…あぁああっひぐ…ッ」
その体位は偶然にも、以前兄先生が俺を治療した時と同じものだ。抱き合うように相手を迎え入れる体勢は、俺自身の自重でより深く陰茎を飲み込んでしまう。
「はっ…ぅうう…ん…くッッ」
「……おい」
「んん…ぁ……な?」
挿入の衝撃から、意識がまだらになっていた俺に先生が、じ…と目線を合わせる。
「好きだ」
「いやそんな状態で言うのってずるくない?」
「うるせぇ」
「ははっ。ま、逆に覚えてないとかありそうだけど」
「…んうう…ぐぅ…アゥッアぁあ!?ッ」
俺が言った訳じゃないのに、忘れるのか?と怒りをぶつけるように、中を責めたてられた。
「やッ…す…き…って…ァアアア!?ぅあ…ひ…」
「……っ」
「ほら夢中になってないで、ちゃんと整えてあげなー。せっかくおれが注いだのにワンコロが乱してどうするの」
「わかっている」
「ぃあ…あ…う…あぁああッ」
「にしても、クロチャンダブルで求婚されちゃったね」
「な、ぁ…や…なに……?…そ…ァアアア!?…ッッ」
「あ、でも好きじゃ求婚じゃないねえ。おれの求婚とは比較にならないな」
「あ?」
「ひぅ…アぅ…ン!」
「うるせぇな。好きだ結婚したい。嫁になれ。これでいいだろう」
「うわ、雑う」
「え、…そ……ぅ…ぃ…あぁあ…も……き…もち…ち…アっ」
言われた言葉を考えさせて欲しいのに、ごちゅごちゅと中を刺激され思考が邪魔される。加えて体の中を掴まれて整えられていくような快楽を内側から施されていく。優しく溶かされるような心地よさは、ますます考えをまとまらなくさせる。
「おい」
「ふ…くぅ…あ…んん」
「んー?」
おとなしく見ているはずの兄先生が俺に近づく。揺さぶられている俺の首筋に器用に吸いつき、先生とは逆の箇所に痕を残される。
「これ位、いいでしょ?」
「……………っ」
「あああ…ぃあ!?う…ひァアアアッ…やぁ…そっ…は…げ…しァ…ァ…っ…」
少し緩やかになっていた抽挿は、兄先生の行動後恐ろしい程激しくなり、あっという間に俺の意識を刈り取った。
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