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二章 麒麟の里帰り
8 自動販売機の前
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1・
一日のうちに、イプシロンノヴァから国連本部のある人工の星まで戻った。
五年に一度ある宇宙国際連合の総会には、ほぼ全ての加盟国の代表たちが訪れる。
その中には魔界を代表した形で、陸君とその部下たちも来ているようだ。
沢山の国の代表者たちだけしか入れない重要拠点地区でのうわさ話が、初めてここを訪れて案内されたロビーで、僕の耳にも入った。
総会は三日後にある。僕はその出席は重要視せず、陸君とアリスリデル様に会って話をするのと、ユールレム王オルフェンズ様との会談を成功させることだけを考えた。
ミネットティオル代表者に与えられた宿泊施設は、麒麟の護り人たちもまとめて寝泊まりできるような広々とした最上級ホテルのスイートルーム級の部屋ばかりで、同フロアを全て貸し切りとされていた。
僕らはまずそこに身を落ち着け、これからの予定を考えた。
ユールレム王オルフェンズ様との会談は、向こうが明日の午後に時間指定をしてきた。それに断りを入れる意味はないので、そのスケジュールで受けておいた。
後はここに確実にいる陸君と会うのと、いるかどうかまだ判明していないアリスリデル様と話し合えればいい。
決裂をしなければ、和解をしなくても良い。それがファルダニア様と出した僕の結論。
本当ならばお互いが歩み寄れれば良いのだけれど、殺し合いをしてしまった仲だ。そうは上手く行かないだろう。
しかしどこで会うべきかは決めていない。ウィリアムさんたちがまず陸君のところに行って交渉をと言ったけれど、そこで何かあれば僕が止められないので却下した。
その後、夜時間になってしまったのもあり、明日の朝にまた作戦会議をして決めるという結論になった。夜の間に、いい案を考えなければ。
早いうちに食事も風呂も済ませ、大きめのベッドに潜り込んだ。
しかしすぐ落ち着かなくて起きだし、ソファーに座ってイラついた。
今まで必死だったから気付かなかったけど、僕は明日の午後に宇宙の半分を勢力圏内に収める大国ユールレムの王様と会うことになっている。
寸前で正気に戻ったように気付いてしまい、突然に猛烈な緊張感に襲われた。
ようやく、懐かしくは感じるものの今の自分にとり異世界にいて、これから起こるかもしれない宇宙戦争を止めようとしているとも気付いた。
今まで勢いで流されてただけだと冷静になったが、もう遅すぎる。
ストレスが爆発しそうなぐらいイラついているのは、当たり前ながら周囲にばれた。
ばれてるけどどうしようもなく緊張して頭を抱えたら、ぽんぽんと肩を叩かれた。
顔を上げると、子供の面倒はみますという朗らか笑顔の男性陣が、散歩でも行きましょうと誘ってくれた。
僕はここはつき合ったほうがいいだろうと思って、彼らと一緒に一階ロビーにあるラウンジに行くことにした。
普通に部屋を出て高速エレベーターのあるホールに向かい、自分でボタンを押そうかなと思った。
その前に気配に気付き、横を向いた。
この階は僕らの貸し切りの筈なのだが、エレベーターホールにある自動販売機前のソファーに、どこかで見たような人が座っているのを発見した。
高校生としては背の低い部類だったところは変わらず、白だと思っていた長髪は光の加減で七色に光り輝き、とても美しく見える。
顔の作りは中性的な美しさを持つものの、笑顔は無くて冷たい視線で僕を見る。
だとしても、魔界風の豪華な装束が相まって、彼はとても美しい。
何故、うちの自動販売機の前にいるのだろうか。しかも、彼の部下たちだろう存在も連れて。そこで待ち伏せが流行りなのか?
と言うか、その前にとどめを刺しに?
って、そういう気配はなく、ただ僕を睨んでいる。
そのうち、話があるんだなと気付いた。早く言ってもらいたい。
僕は陸君に近付き、声をかけないで一度前を通り過ぎて自動販売機の前で立ち止まり、振り向いた。
「何か飲む?」
聞くと、彼の部下たちが挙手した。
仕方ないので彼らの好きなジュースやら何やらを買ってあげ、一通り行き渡ったところで白ぶどうのジュースのペットボトルを陸君に渡した。
「どうも」
彼は受け取ってくれた。
僕はその隣に座った。
「話があるんだろ?」
「ええ。一度きちんと話をしておかなくてはいけないと思いましてね。今のままでは、どちらが先に寝首を掻くかという話になってしまいます」
「ああ……そうかも」
自分は強襲しないつもりだが、絶対に話し合いをしたかった。
仲直りはいいことだ。
「ところで、どうやって生き延びました?」
「いや、知らない。気付いたら生きてた。そっちこそ、あの時どういう事に?」
「気付いたらって。あの現場は、私が魔人たちも含めて破壊したので、混乱状態に陥りました。私も混乱しているところ、フロストドラクの司会の方に丸め込まれて連れて行かれました。それこそ気付いたら魔界でした」
「ああ、お互い大変だったんだな」
何か違うが、そういうことにした。
「そういえば、無事にミネットティオルに到着されたんですね」
「うん。これも……偶然?」
何かの力が働いているみたいに思えるが、分からないのでそれで終わりに。
色々と悩んだ僕は、何だったんだろう。
「ああそうだ。バティスタ様も生まれ変わって、ユールレム王の孫になっているんだろう? しかもアリアナの息子だ。どんな感じ?」
「威厳に満ちあふれ、冷静かつ有能なお方です」
「再会できて良かったね。本当に」
陸君が少しイラついているようながら、僕としての率直な意見を伝えた。
「……貴方の味方には情報魔がたくさんおられるので、悟られていると想定していました。しかし…………話が早くて、助かります」
陸君は、途中で軌道修正したようだ。
「貴方は今、ミネットティオル星国の代表としてここにおられます。ですので、二日後の総会では、投票権を持ちます。その時、我らに味方してもらいますよ」
「……政治の話はよく分からないんだけど」
「貴方の興味ある話ですとも。我ら……ユールレムは今回の総会にて、閉鎖的文明への関与許可の法案を提出、可決にいたりたいと思っています。貴方は我らが無差別に別の星に干渉して、被害者を多く出すのを阻止したいとお考えでしょう。それを、国連を通すことで穏やかな活動にしようという提案です」
まさかそう来るとは思わず、とても驚いた。
でも軍事力にばかり目が行っていたが、当たり前ながら政治的にもユールレムは宇宙一だ。こういう手段も取れるんだ。
僕は自分がいかに田舎の野良犬か、思い知った。
「悪い話ではないでしょう? 賛成していただけますよね」
「麒麟は、流血をいっさい認めない」
僕は、床に視線をやって答えた。
「けれど……そんなミネットティオルでも、血を流しても麒麟を護ろうという人達ばっかりだ。僕らの身の安全は、血の犠牲の上に成り立っている」
だから色々とあったんだと、前世からの問題を思い浮かべた。
「武力が人々を救うことを知っているから……法案の内容しだいでは、ファルダニア様もミネットティオル政府も支持して下さると思う」
「では、草案の内容を」
陸君はフロストドラクの司会の人から書類を受け取り、僕に差し出した。
僕はそれを受け取り、軽く全体に目を通した。
「今すぐは返事が出来ない。せめて明日の朝まで待ってもらいたい」
「分かりました。明日のユールレム王との会談の前に、アリスリデル様と面会を行ってもらいます。その時に回答を」
「分かった」
僕は、片手を陸君に差し出した。陸君は一瞬躊躇したようながら、握手に応じてくれた。
それからすぐ、彼らはエレベーターで立ち去った。
僕は手元に残った書類を見て、能力が無いなら無いなりに精一杯力を尽くさなくてはいけないと決心した。
一日のうちに、イプシロンノヴァから国連本部のある人工の星まで戻った。
五年に一度ある宇宙国際連合の総会には、ほぼ全ての加盟国の代表たちが訪れる。
その中には魔界を代表した形で、陸君とその部下たちも来ているようだ。
沢山の国の代表者たちだけしか入れない重要拠点地区でのうわさ話が、初めてここを訪れて案内されたロビーで、僕の耳にも入った。
総会は三日後にある。僕はその出席は重要視せず、陸君とアリスリデル様に会って話をするのと、ユールレム王オルフェンズ様との会談を成功させることだけを考えた。
ミネットティオル代表者に与えられた宿泊施設は、麒麟の護り人たちもまとめて寝泊まりできるような広々とした最上級ホテルのスイートルーム級の部屋ばかりで、同フロアを全て貸し切りとされていた。
僕らはまずそこに身を落ち着け、これからの予定を考えた。
ユールレム王オルフェンズ様との会談は、向こうが明日の午後に時間指定をしてきた。それに断りを入れる意味はないので、そのスケジュールで受けておいた。
後はここに確実にいる陸君と会うのと、いるかどうかまだ判明していないアリスリデル様と話し合えればいい。
決裂をしなければ、和解をしなくても良い。それがファルダニア様と出した僕の結論。
本当ならばお互いが歩み寄れれば良いのだけれど、殺し合いをしてしまった仲だ。そうは上手く行かないだろう。
しかしどこで会うべきかは決めていない。ウィリアムさんたちがまず陸君のところに行って交渉をと言ったけれど、そこで何かあれば僕が止められないので却下した。
その後、夜時間になってしまったのもあり、明日の朝にまた作戦会議をして決めるという結論になった。夜の間に、いい案を考えなければ。
早いうちに食事も風呂も済ませ、大きめのベッドに潜り込んだ。
しかしすぐ落ち着かなくて起きだし、ソファーに座ってイラついた。
今まで必死だったから気付かなかったけど、僕は明日の午後に宇宙の半分を勢力圏内に収める大国ユールレムの王様と会うことになっている。
寸前で正気に戻ったように気付いてしまい、突然に猛烈な緊張感に襲われた。
ようやく、懐かしくは感じるものの今の自分にとり異世界にいて、これから起こるかもしれない宇宙戦争を止めようとしているとも気付いた。
今まで勢いで流されてただけだと冷静になったが、もう遅すぎる。
ストレスが爆発しそうなぐらいイラついているのは、当たり前ながら周囲にばれた。
ばれてるけどどうしようもなく緊張して頭を抱えたら、ぽんぽんと肩を叩かれた。
顔を上げると、子供の面倒はみますという朗らか笑顔の男性陣が、散歩でも行きましょうと誘ってくれた。
僕はここはつき合ったほうがいいだろうと思って、彼らと一緒に一階ロビーにあるラウンジに行くことにした。
普通に部屋を出て高速エレベーターのあるホールに向かい、自分でボタンを押そうかなと思った。
その前に気配に気付き、横を向いた。
この階は僕らの貸し切りの筈なのだが、エレベーターホールにある自動販売機前のソファーに、どこかで見たような人が座っているのを発見した。
高校生としては背の低い部類だったところは変わらず、白だと思っていた長髪は光の加減で七色に光り輝き、とても美しく見える。
顔の作りは中性的な美しさを持つものの、笑顔は無くて冷たい視線で僕を見る。
だとしても、魔界風の豪華な装束が相まって、彼はとても美しい。
何故、うちの自動販売機の前にいるのだろうか。しかも、彼の部下たちだろう存在も連れて。そこで待ち伏せが流行りなのか?
と言うか、その前にとどめを刺しに?
って、そういう気配はなく、ただ僕を睨んでいる。
そのうち、話があるんだなと気付いた。早く言ってもらいたい。
僕は陸君に近付き、声をかけないで一度前を通り過ぎて自動販売機の前で立ち止まり、振り向いた。
「何か飲む?」
聞くと、彼の部下たちが挙手した。
仕方ないので彼らの好きなジュースやら何やらを買ってあげ、一通り行き渡ったところで白ぶどうのジュースのペットボトルを陸君に渡した。
「どうも」
彼は受け取ってくれた。
僕はその隣に座った。
「話があるんだろ?」
「ええ。一度きちんと話をしておかなくてはいけないと思いましてね。今のままでは、どちらが先に寝首を掻くかという話になってしまいます」
「ああ……そうかも」
自分は強襲しないつもりだが、絶対に話し合いをしたかった。
仲直りはいいことだ。
「ところで、どうやって生き延びました?」
「いや、知らない。気付いたら生きてた。そっちこそ、あの時どういう事に?」
「気付いたらって。あの現場は、私が魔人たちも含めて破壊したので、混乱状態に陥りました。私も混乱しているところ、フロストドラクの司会の方に丸め込まれて連れて行かれました。それこそ気付いたら魔界でした」
「ああ、お互い大変だったんだな」
何か違うが、そういうことにした。
「そういえば、無事にミネットティオルに到着されたんですね」
「うん。これも……偶然?」
何かの力が働いているみたいに思えるが、分からないのでそれで終わりに。
色々と悩んだ僕は、何だったんだろう。
「ああそうだ。バティスタ様も生まれ変わって、ユールレム王の孫になっているんだろう? しかもアリアナの息子だ。どんな感じ?」
「威厳に満ちあふれ、冷静かつ有能なお方です」
「再会できて良かったね。本当に」
陸君が少しイラついているようながら、僕としての率直な意見を伝えた。
「……貴方の味方には情報魔がたくさんおられるので、悟られていると想定していました。しかし…………話が早くて、助かります」
陸君は、途中で軌道修正したようだ。
「貴方は今、ミネットティオル星国の代表としてここにおられます。ですので、二日後の総会では、投票権を持ちます。その時、我らに味方してもらいますよ」
「……政治の話はよく分からないんだけど」
「貴方の興味ある話ですとも。我ら……ユールレムは今回の総会にて、閉鎖的文明への関与許可の法案を提出、可決にいたりたいと思っています。貴方は我らが無差別に別の星に干渉して、被害者を多く出すのを阻止したいとお考えでしょう。それを、国連を通すことで穏やかな活動にしようという提案です」
まさかそう来るとは思わず、とても驚いた。
でも軍事力にばかり目が行っていたが、当たり前ながら政治的にもユールレムは宇宙一だ。こういう手段も取れるんだ。
僕は自分がいかに田舎の野良犬か、思い知った。
「悪い話ではないでしょう? 賛成していただけますよね」
「麒麟は、流血をいっさい認めない」
僕は、床に視線をやって答えた。
「けれど……そんなミネットティオルでも、血を流しても麒麟を護ろうという人達ばっかりだ。僕らの身の安全は、血の犠牲の上に成り立っている」
だから色々とあったんだと、前世からの問題を思い浮かべた。
「武力が人々を救うことを知っているから……法案の内容しだいでは、ファルダニア様もミネットティオル政府も支持して下さると思う」
「では、草案の内容を」
陸君はフロストドラクの司会の人から書類を受け取り、僕に差し出した。
僕はそれを受け取り、軽く全体に目を通した。
「今すぐは返事が出来ない。せめて明日の朝まで待ってもらいたい」
「分かりました。明日のユールレム王との会談の前に、アリスリデル様と面会を行ってもらいます。その時に回答を」
「分かった」
僕は、片手を陸君に差し出した。陸君は一瞬躊躇したようながら、握手に応じてくれた。
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