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第1章 護衛騎士は交易の要の街に行く

護衛騎士のお仕事は明日からですが寝れません

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        その後、今日は顔合わせだけなので帰って良いとのお言葉を頂戴した俺は寄宿舎に帰ってきていた。

    色々言いたいことはあるがこれだけは叫びたい。



「なんだあの王女は!?」



       口が悪いとかそんなことより俺を地面に沈めたあの力。
 
    多分だが、あの幼女は魔法を使ったわけではなく、腕力と魔力操作だけで倍以上の身長差のある男(俺)をあっさり地面に沈めたのだ。


        反撃する暇も何をされたのかも理解する時間も無かったのだから、これが叫ばずにいられるだろうか!
    



「俺明日から毎日あの王女様に戦い挑む!」




「は?何言ってんの? お前の仕事は王女殿下を護ることだろ?」



    同室のやつには(頭の)心配と物騒だからしゃべるなとか散々言われたけど全く気にならない。


むしろ気にしない!!



        王女の護衛なんて暇だろと思っていた昨日の自分を殴りたいぐらいに今すごくワクワクしている。


    毎日あの王女に修行相手になってもらえると思うだけで多少口が悪いなんて事は相殺されてお釣りかくるレベルだ。


        まあ相手してくれなくても一方的に仕掛けるつもり満々だけどな!



        明日からの仕事がとても楽しみでしばらく俺は寝付けそうになかった。
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