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翌日刺繍大好きなメイドに刺繍の事を頼みました。
彼女はサク、21歳で普段は雑務担当らしいです。
所謂、「何でも屋」らしいです。
その日足りない部署に派遣される形らしいです。
サクに、今回の刺繍の件をお願いすると、
「え?刺繍していいんですか?合法的に?」
ん?
合法的って何?
刺繍に法律あったの?
私が悩んでいるとエマが補足してくれました。
どうやらこのサクはいつでも何処でも刺繍したいらしく、こっそり屋敷のカーテンというカーテンに刺繍をして怒られた前科があるとか…。
つまり屋敷のカーテンやシーツに無断で刺繍することが違法で、頼まれて刺繍することが合法と区別しているのだそうです。
勝手に屋敷のカーテンに刺繍…ある意味凄い精神力の持ち主です…。
今回は合法な刺繍とのことで、喜んで受けてくれました。
逆に、「私以外に渡さないでください!
」と言われたぐらいです…。
お金は支払うというとサクは、
「お金より刺繍糸やビーズ…できればジルコニアなんかが欲しいですけど…。」
と言うので、
私のドレスに使う分は経費で出すけれど、その他でもし欲しい物があれば、私からの給金で買うのはどうかと伝えました。
しばらく攻防を繰り広げましたが一応納得してもらえました。
これで何とか私の普段着とドレスが何とか用意ができそうです。
服の心配がなくなったのはいいのですが、今後もこの状態が続くとしたら…。
私家族に忘れられる可能性が0ではなくなりました…。
悲しい話ですが…。
なので、もう少し成長したらメイドとして働きたいとエマに相談しました。
エマは渋々という感じでしたが、私の勉強時間以外ならと色々な技術を教えてくれることになりました。
技術を持っていれば、この家から追い出された時にメイドとして働けますからね!
まだ歳も技術も足りてないので暫くは我慢です…。
早く色々やりたいよー!!!
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