異世界でただ美しく! 男女比1対5の世界で美形になる事を望んだ俺は戦力外で追い出されましたので自由に生きます!

石のやっさん

文字の大きさ
上 下
72 / 77
第四章 自由な生活

第73話 これはもう買うしかない

しおりを挟む
凄いな!この光景…

前にも増して沢山の木製の檻の数々。

「買って!私を買ってーーーっ、私を買ってーーーっ」

「死ぬ気で貢ぐから、お願い私を買ってーーー」

「お兄さん、私を買って、お願い…お願いだよーーお兄さん」

相変わらず凄い光景だな。

奴隷市場ってこんなに頻繁に開かれるものなのか?

相変わらず、一番乱雑な場所にエルフの檻が置かれている。

ダークエルフも居るし…

「あらっ、また来られたのですね!理人様、奴隷の購入をお考えですか?」

「え~と、なんで俺の名前を知っているんですか?」

「そりゃ、男1人で外出する人なんて理人様しか居ないですからね!女王様と王女様からふれが出ていますから! それで今日はどういったご用件で?奴隷市場にようは無いと思いますが…」

「今日は、見学させて貰おうと思っています」

「あの…もしかして購入するのですか?」

「いえ、まだ購入するかどうかは決めて見ませんが、じっくり向き合ってみようかと思います!」

「そう…ですか? 理人様の場合は『金貨3枚(30万円) もしくは性的に使うなら基本無料。その代わり購入奴隷を使って精子カップを半年以内に12回提出する義務』これは免除になります…まぁ絶対にそんな少ない数じゃおさまらないと解っていますから…全員無料です…ですが、前にも言った通り、この国で奴隷に成るのは犯罪者のみです…本当に良いのですか?」

「まぁ、取り敢えず見るだけ…見させて下さい!」

「お兄さん、異世界人、買って、買って私を買ってよ~憧れのエルフだよ! 異世界ハーレムの始まりだぁぁぁーーー」

「そんなのより、私の方が良いよ? ダークエルフだから! 買ってよ!」

この二人、まだ売れてないのか?

だけど…可笑しい。

この世界じゃ『男性と触れ合う事はご褒美』みたいなものだ。

犯罪を犯した者にそういうチャンスがあるのは可笑しい気がする。

なんで前は気がつかなかったんだろう?

「今、思ったのですが何故、犯罪者は奴隷になるのですか?」

「ああっ、それはですね…男性のサンドバック用ですね」

「サンドバック?」

なんだか、物騒な話になってきたな。

「誤解なさらないで下さいね!理人様が思っているような凄い暴力じゃありません!精々が罵られて多少虐められる位です…そうですねビンタや腹パン…プレイならロウソクや乳首ピアス、あっお好きな刺青位は可能ですね…」

充分、凄いと思うんだが…

「え~と…」

「あっ、これは男性が購入した場合で、女性は彼女達に暴力を振るってはいけません…」

「なんだか、奴隷とはいえ酷くないですか?」

「ハァ~理人様は異世界人ですから、常識を知らないのですね」

「常識?」

なんで、そんな変な目で見られるんだ…

「それじゃ、常識を教えてあげますね! そこの奴隷話す事を許す…」

「あの、もしかして買って頂けるのですか?」

「いや…もし彼がお前を購入するとして、乳首にピアスをつけて全身に刺青をいれて犬の様に生涯扱う…そういう条件なら断るか?」

「あの…それさえすれば、お情けが頂けるのですか? 週に1回性処理をさせて頂けるのなら喜んで…」

「黙れ変態!」

「酷い…」

「理人様、これが現実です! 此奴らの殆どはSEXの為なら何でもするような変態が多いんです!わざわざそれ目当てで奴隷迄落ちてきた奴ら!そう考えて下さい」

マジか…

「だけど、それじゃ男が相手しないでしょう?」

「今はそうですが、昔は結構いたらしいんですよ!そのSとか言って女性を虐めながらなら性交出来る男性が、今はそれすら見かけないんですけどね…あはは、それじゃ、自由に見て回って下さい! 欲しい相手が居たら傍の奴隷商人に声を掛けて下さいね」

そう言うと彼女は去っていった。

最初は騒がしかったが、今は静かなもんだ。

基本、奴隷はこちらから話しかけないと話してはいけない。

そういうルールがあるらしく、急に静かになった。

しかし、奴隷市場というだけあって本当に沢山の種族の奴隷がいるんだな。

前に来た時はざっとしか見なかったけど、じっくり見ていくなら恐らく1日丸々掛かりそうだ。


エルフにダークエルフにドワーフ、本当に色々な種族が居る。

実は、奴隷市場に来たのには理由がある。

今現在、俺の嫁さんというか友達というか…まぁ、その…

ハーレムメンバーは凄い美少女と美女だが、スレンダーなタイプが多い。

そして男が女性らしい女性を嫌うから、街にいる女性もスレンダーばかりだ。

肉付きが良く、セクシーと言えるのはマリアーヌ位しか見た事が無い。

まぁサキュバを含むサキュバスは体型を自由自在に変更できるが、それは、ちょっと違う気がする。

何が言いたいかと言うとポッチャリ系の美少女が欲しい。

マリアーヌは年上だから、残念ながらちょっと違う。

男として最低…そう言われるかも知れないが...

肉付きの良い女性が友達に欲しいんだよ…

河合芳恵とか柏原奈央子みたいな…健康的な感じのふくよかな感じの水着が似合うアイドルとか、グラビア系の巨乳モデルみたいな感じのな。

しかし…本当にいない。

男性が女性らしい女性を嫌う世界だからなのか、なかなか居ないな。

ダークエルフとか肉付きの良いのが居そうな気がするんだけど…

「ぽっちゃりですか?デブって事かな? う~ん居ない訳じゃないけど数は少ないかな?」

色々と見て回ったが、本当にほぼ居ない。

まぁ、見るだけ見るか…そう思っていたら…居た。

顔は童顔ベビーフェイスで可愛いい。

胸は凄く大きくお腹はデブではなく綺麗な肉付き、そしてお尻は大きくて…EとかFカップのポッチャリ系アイドル…健康的で可愛い。

耳の形からすると…エルフなのかな?

だが、なんだか少し違う気がする。

「え~とエルフなのかな?」

「えっ?! 私? ハーフエルフです! 母はエルフですが父は種族は解りません…」

他のエルフと違って彼女は凄くグラマスだ。

「そうなんだ、それで名前はなんて言うの?」

「エルミナです…あの私、気持ち悪くないですか? こんな体で…」

熟女じゃなく若いのにムチムチした体…思わずごくりと生唾を飲んでしまう…

こういう言い方は失礼だけど、鑑賞用じゃなくて実戦にも向いたうん、凄くエロい。

ビキニが凄く似合いそうだ。

「いや全然…寧ろ触り心地が凄く良さそう」

「まぁ…男性から気持ち悪がられなかったの初めてですよ…嘘でも嬉しい」

一番近い感じだと『薄い本の巨乳エルフ古き日本アイドル風』そんな感じだ。

良し決めた!

「エルミナさん、君を買って良い?」

「えっ、宜しいんですか?」

これはもう買うしかないだろう…いや無料だけどさぁ…




しおりを挟む
感想 24

あなたにおすすめの小説

日本列島、時震により転移す!

黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる

僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。 スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。 だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。 それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。 色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。 しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。 ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。 一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。 土曜日以外は毎日投稿してます。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

異世界で魔法が使えるなんて幻想だった!〜街を追われたので馬車を改造して車中泊します!〜え、魔力持ってるじゃんて?違います、電力です!

あるちゃいる
ファンタジー
 山菜を採りに山へ入ると運悪く猪に遭遇し、慌てて逃げると崖から落ちて意識を失った。  気が付いたら山だった場所は平坦な森で、落ちたはずの崖も無かった。  不思議に思ったが、理由はすぐに判明した。  どうやら農作業中の外国人に助けられたようだ。  その外国人は背中に背負子と鍬を背負っていたからきっと近所の農家の人なのだろう。意外と流暢な日本語を話す。が、言葉の意味はあまり理解してないらしく、『県道は何処か?』と聞いても首を傾げていた。  『道は何処にありますか?』と言ったら、漸く理解したのか案内してくれるというので着いていく。  が、行けども行けどもどんどん森は深くなり、不審に思い始めた頃に少し開けた場所に出た。  そこは農具でも置いてる場所なのかボロ小屋が数軒建っていて、外国人さんが大声で叫ぶと、人が十数人ゾロゾロと小屋から出てきて、俺の周りを囲む。  そして何故か縄で手足を縛られて大八車に転がされ……。   ⚠️超絶不定期更新⚠️

最強の赤ん坊! 異世界に来てしまったので帰ります!

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
 病弱な僕は病院で息を引き取った  お母さんに親孝行もできずに死んでしまった僕はそれが無念でたまらなかった  そんな僕は運がよかったのか、異世界に転生した  魔法の世界なら元の世界に戻ることが出来るはず、僕は絶対に地球に帰る

~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる

静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】 【複数サイトでランキング入り】 追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語 主人公フライ。 仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。 フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。 外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。 しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。 そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。 「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」 最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。 仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。 そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。 そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。 一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。 イラスト 卯月凪沙様より

これダメなクラス召喚だわ!物を掌握するチートスキルで自由気ままな異世界旅

聖斗煉
ファンタジー
クラス全体で異世界に呼び出された高校生の主人公が魔王軍と戦うように懇願される。しかし、主人公にはしょっぱい能力しか与えられなかった。ところがである。実は能力は騙されて弱いものと思い込まされていた。ダンジョンに閉じ込められて死にかけたときに、本当は物を掌握するスキルだったことを知るーー。

俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~

シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。 目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。 『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。 カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。 ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。 ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。

処理中です...