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第13話 麻里奈のルーツ
しおりを挟む「酷いよ~正平くん…麻里奈は麻里奈はもう連絡が来ないと思っていたよ~」
完全に泣く寸前の顔だ。
知らなかったとは言え傷つけてしまったようだ。
「ゴメン、僕記憶が曖昧だから、まさか女の子から連絡が出来ないなんて思わなかったんだ」
「そう…だけど『ご学友』決まったんだよね…綾瀬亜美ちゃん…凄く可愛いよね」
「そりゃ日本一だから可愛いのは当たり前だよ」
「グスッ、すんすんグスッ…麻里奈だってもっと美人に生まれたかったよスンスン…でも生まれつきなんだから、仕方ないよグスッグスッうええぇぇぇぇぇぇー-ん」
最初に言っておくが麻里奈はブスじゃない。
はっきり言えば美少女だ…但し系統が亜美とは違いエロ本系。
昔のロリコン写真集の表紙を飾るか、大人になったらアダルトDVDの単独AV嬢になるような感じに見える。
この世界にはビッチは居ない。
だが、どう見てもロリビッチにしか見えない恰好をして雰囲気までそれだ。
「泣いている所悪いが…麻里奈のその服装に拘りがあったりするのか?」
「すんすん、これ…これは麻里奈のご先祖様が着ていて …凄くモテた服を模して作って貰ったのグスッグスッ…今じゃ変態みたいに思われるけどねぇ…麻里奈は…」
上條麻里奈?…まさかな…
だが、言われてみれば似てなくもない。
あの子を子供にしたらこんな感じかも知れない。
「なぁ麻里奈…ちょっとお願いして良い」
「グスッ…良いよ、麻里奈、正平くんがしたいなら、何でもしてあげるよ」
「人差し指と中指を口の中に入れて咥えてみてくれるかな?」
「うん、こふっ」
見れば見る程似ている。
麻里奈の着ているあの服…あれだ。
有名な…そうだ…あれだよ、あれ
「正平くん…グスッ、もう麻里奈に飽きちゃったんだぁぁぁぁー-」
「何でもするから、お金だって稼いでちゃんと貢から…ねぇ」
ダメだ、後少しなのに思い出せない。
「大人になったら、お金稼いで全部上げるからグスッグスッ捨てないでよ…怖いよなにか話して…」
思い出した…上條まみ
有名なAV女優じゃないか?
「あのさぁ、もしかして麻里奈のご先祖様って上條まみじゃないのか?」
「嘘、正平くんが何でしっているの? グスっすんすん」
知っているも何も…散々お世話になった方だ。
まだDVDも無くVHSかベータ―というビデオがようやく普及された時代、今みたいなアダルト作品が安く無いからレンタルビデオで良く借りたわ。
1000人斬り、日本一裸でいる時間が長い女…そしてロリビッチの女王(本当は20歳だが中学生に見える)と呼ばれた伝説のAV嬢、そして俺のホスト時代の客でもあった…まぁ来たときはおばさんだったが、その子孫だから、そう見えるのか…まぁ良いや。
「所で麻里奈はなんで泣いているの」
「だって、正平くんに『ご学友』が出来たらもう、その子と将来決めちゃったんでしょう…良いよもうグスっさようなら…」
「何でそうなるんだ?」
「だって男の子は女の子が嫌いなんだもん…だから義務の女の子1人決めたら…もう女の子なんてうえぇぇぇぇぇー-ん」
泣いている麻里奈から時間を掛けて、ようやく聞けば『ご学友』の義務は1人だけ…2人目を望む男は少ないらしい。
だから泣いているのか?
「麻里奈、何でもするって約束忘れるなよ…ほら申請してやるから出せ」
「グスッ 出せってなにを…」
「ご学友の申請画面だよ…サインしてあげるから」
「嘘…本当」
「急がないと気が変わるかもな」
「急ぐから、急ぐからー-っ切らないで…お願い」
「どうしようかなー-っ」
「嫌だ嫌だー-っ出したよ、麻里奈だしたよ」
凄いなMの才能があるのか、何故か虐めたくなる。
「約束だ、サインしてやるよ…」
この後、琴美さんに「いい加減自重してくださいね」とやんわり怒られた。
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