上 下
10 / 28

リリとの日々

しおりを挟む
「あむっうんぐっううん、ううん~んあむちゅばう~あむん」

昨日の今日だから、もう何が起きているのか解かる。

リリがフェラチオしている。

性的な事をどうするか考えた末に、俺は受け入れる事にした。

性的な事をしていないリリは、ぼやぁっとしているか、ニヘラ笑いをしていて何を考えているのか解らない。

明かに壊れているが…性的な事をしている時だけ、リリは少しだけ感情がある様な気がする。

オークと同じなのは解るが…それでも昨日は一度だけ『リフト』って言葉を言ってくれた。

正直言えば、フェラ以外は全く気持ち良くないが…それでもリリがしてくれている。

そう思うと、複雑だが、少し嬉しい気持ちになる。

「あむっずちゅう、あむあむああん、あむうぐっぐっうん、うんはうあむうぐっぐううううっ」

今リリが『はう』って言ったのは、少し違う気がしたもしかしたら言葉で『どう』って言った様な気がする…気のせいかも知れない…だけど、そのあと、思いっきり奥まで咥えたのはただの偶然だろうか?

あの後、何度か愛を囁いたり、頭を撫でたりしてからSEXをしようとしたが無反応だった。

まぁ、無理やりする事は出来るだろうが….それじゃ意味が無い。

『食事が絡んだ時』だけリリは自分から求めてくる。

恐らくはオークの所での生存本能が絡んでいるのかも知れない。

俺は昨日と同じ様にフェラで気持ち良くなった後…同じ様に両腕をリリに突っ込んでいかせてあげた。

「あああっあああんああああーーーっ」

手が膿で凄い匂いになるが気にしない。

悲しいが今はこの生活を続ける事しか、考えつかない。

リリは腰が悪いのか…真面に歩けない事に気がついた。

何時も這うか転がって移動している。

そう言えば、昨日の騎乗位の時も俺に跨った後倒れて腰を動かしていたっけ。

今日の午後に、洗体の人とその後に神官さんが来る事になっている。

腰や前と後ろの穴についても相談しても良いかも知れない。

少し、時間が経ち、俺はトイレに入った。

俺がトイレに入ると直ぐにリリは這ってトイレに入ってきた。

「リリ…どうしたんだ」

だが、リリは、ニタリと笑うといきなりフェラをしだした…

「うぐっううん、あむううん、ううんあ~む」

これも何かあるのか…

明かに感情があるようだったから、リリに任せた。

リリは、そのまま立ち上がり俺の背中に手を回すと抱き着いて俺の物を迎え入れた。

完全に立てない訳で無いようだ…
そのまま、腰を動かしてきた。

全然気持ち良くない。

暫くリリは何か考え、またフェラを再開しだした。

「うっ」

俺がいくとすぐにリリは便器の中を覗き込んでいた。

中に俺のウンコが無いのを確認すると、リリは悲しそうな顔をしていた。

そうか…壺屋の話では…リリはトイレに繋がれ、食事としてオークからウンコも食べさせられていた…

だから…

「リリ、そんな事しなくてもご飯はあげるから」

俺は慌てて部屋に戻り、携帯食を取り出し渡した。

美味そうに、リリは携帯食を食べていた。

携帯食なんて決して美味しくない…一緒のパーティの時には渋々食べていた物だ。

それをまるで宝物のように抱えて、盗られない様に抱え込むリリを見ていると…

また悲しくて涙が出てきた。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

性奴隷は泣かない〜現代ファンタジーBL〜

月歌(ツキウタ)
BL
性奴隷として生きた青年の物語です。 完結しました。

茶番には付き合っていられません

わらびもち
恋愛
私の婚約者の隣には何故かいつも同じ女性がいる。 婚約者の交流茶会にも彼女を同席させ仲睦まじく過ごす。 これではまるで私の方が邪魔者だ。 苦言を呈しようものなら彼は目を吊り上げて罵倒する。 どうして婚約者同士の交流にわざわざ部外者を連れてくるのか。 彼が何をしたいのかさっぱり分からない。 もうこんな茶番に付き合っていられない。 そんなにその女性を傍に置きたいのなら好きにすればいいわ。

デボルト辺境伯邸の奴隷。

ぽんぽこ狸
BL
シリアルキラーとして捕えられた青年は,処刑当日、物好きな辺境伯に救われ奴隷として仕える事となる。 主人と奴隷、秘密と嘘にまみれた二人の関係、その果てには何があるのか──────。 亜人との戦争を終え勝利をおさめたある巨大な国。その国境に、黒い噂の絶えない変わり者の辺境伯が住んでいた。 亜人の残党を魔術によって処分するために、あちこちに出張へと赴く彼は、久々に戻った自分の領地の広場で、大罪人の処刑を目にする。 少女とも、少年ともつかない、端麗な顔つきに、真っ赤な血染めのドレス。 今から処刑されると言うのに、そんな事はどうでもいいようで、何気ない仕草で、眩しい陽の光を手で遮る。 真っ黒な髪の隙間から、強い日差しでも照らし出せない闇夜のような瞳が覗く。 その瞳に感情が写ったら、どれほど美しいだろうか、そう考えてしまった時、自分は既に逃れられないほど、君を愛していた。 R18になる話には※マークをつけます。 BLコンテスト、応募用作品として作成致しました。応援して頂けますと幸いです。

《R18》このおんな危険人物ゆえ、俺が捕まえます

ぬるあまい
恋愛
「……お願いします。私を買ってください」 身体を震わせながら、声を震わせながら、目の前の女は俺にそう言ってきた……。 【独占欲強め警察官×いじめられっ子女子大生】 ※性器の直接的な描写や、成人向けの描写がふんだんに含まれていますので閲覧の際はお気をつけください。

ゲームっぽい世界に転生したので人間性を捨てて限界まで頑張る ~転生勇者もヒロインズも魔王もまとめてぶちのめす~

無職無能の自由人
ファンタジー
経験値2倍?秘密ルート?スキルビルド?勝手にやってろ ゲームっぽい世界に転生したので頑張って頑張っていこう! 馬鹿で才能が無く特別な知識も無い、それでも人格持ち越しこそがウルトラチート

【石のやっさん旧作】チートも無い.実力も無い..ただ有るのは..腐った目と美貌だけ..勇者がハーレム? 僕だってハーレムあるよ!

石のやっさん
ファンタジー
主人公の黒木は虐めからクラスメイトを救おうとして虐められる日々を送っている。 そんなある日、床が光り異世界へ転移召喚される。 その際に他の皆んなが色々な特典を貰うのだが、卑劣な罠で彼だけが貰えなかった。 もう、特典が無いなか、黒木は考える、どうしたら異世界を楽しく過ごせるのかを、黒木がだした決断とは...美醜が逆転した目を手に...楽しく生きる事だった。5/15 第5回オーバーラップWEB小説大賞にエントリーしてみました...

【R18】良い点取ったご褒美に

にのみや朱乃
大衆娯楽
(性的描写あり) 僕の家庭教師の先生はとても可愛い。 「満点取ったんだったら、ご褒美が欲しいよねぇ?」 そう言われて、僕がお願いしたご褒美とは。

さだめの星が紡ぐ糸

おにぎり1000米
BL
それは最初で最後の恋だった――不慮の事故でアルファの夫を亡くしたオメガの照井七星(てるいななせ)は、2年後、夫を看取った病院でアルファの三城伊吹(みしろいぶき)とすれちがう。ふたりは惹かれあったすえにおたがいを〈運命のつがい〉と自覚したが、三城には名門の妻がいた。しかし七星と伊吹のあいだにかけられた運命の糸は切り離されることがなく、ふたりを結びつけていく。 オメガバース 妻に裏切られているアルファ×夫を亡くしたオメガ ハッピーエンド *完結済み。小ネタの番外編をこのあと時々投下します。 *基本的なオメガバース設定として使っているのは「この世界の人々には男女以外にアルファ、オメガ、ベータの性特徴がある」「オメガは性周期によって、男性でも妊娠出産できる機能を持つ。また性周期に合わせた発情期がある」「特定のアルファ-オメガ間にある唯一無二の絆を〈運命のつがい〉と表現する」程度です。細かいところは独自解釈のアレンジです。 *パラレル現代もの設定ですが、オメガバース世界なので若干SFでかつファンタジーでもあるとご了承ください。『まばゆいほどに深い闇』と同じ世界の話ですが、キャラはかぶりません。

処理中です...