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決着
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流石に此処までやったからバレた。
放課後学校に残る様に言われて、家の母親百合子も呼び出された。
校長に教頭、担任、そして徹夜、邦夫に徹の親たちが来ていた。
まだ洋子の親は此処には居ない。
夜遊びの好きな洋子だからまだ親が気がついて居ないのかも知れない
「竜星! お前が何で此処に呼ばれたか解るか?」
嫌な話をするから百合子には廊下に下がって貰っている。
これは俺が決着を付けなくてはならない。
しかし、教頭の口は臭いな!
「何の事か解りません?」
「お前、何か盗まなかったか?」
「何も盗んでいません!」
「嘘を言わないで、貴方が遊びに来た後に、実印や家の権利書が無くなっているのよ!」
「ああっ、徹夜のお母さんですか? それは盗んだのではなく借金のかたに徹夜くんから貰ったんですよ!」
「嘘言わないで...それに借金なんてあったって、何千万なんて単位じゃ無いでしょう...返しなさい!」
「だったらちょっと待って...ほら!」
ボイスレコーダー
「おい、徹夜! 借金の方にこれを貰っていくわ!」
「それで良いのか?」
「ああっこれで勘弁してやるよ...もう残りは払わないで良いや! ただ残り二人からはしっかりと貰うからな? お前は介入してくんなよ!」
「ああ、解ったそれで良い!」
「ねぇ、ちゃんと徹夜くんに許可を貰っているでしょう?」
「おい、お前は頭が可笑しいのか?...幾ら何でも当人が許可したからって権利証を持ち出すなんて...何千万もの価値があるんだぞ!」
「せんせ..待って」
ボイスレコーダー
「子供同士の遊び」「大した事無い」「やり返さないお前が悪い」
「なんだこれは!」
「先生たちが前の虐めの時に言った言葉だ..」
「揚げ足を取るな..物事には限度がある、幾ら何でもやり過ぎだ」
「先生、前の時に僕が幾ら脅し取られたか解ってないんだ...三千万だぞ!」
「えっ...馬鹿言うな! そんな金子供が用意出来る訳ない」
「用意したんだよ...男相手に体売らされて...闇金から金引っ張らされてな!」
「そんなわけないだろう...」
「証拠はある!それが遊びなんでしょう? 三千万脅し取った事が遊びなら、今回も遊びじゃねーの?」
「前の時にそんな事があったのか..だがな」
「それにこれは脅しとったんじゃない! そいつ等に脅されて闇金から引っ張った金の返済に使ったんだぜ...徹夜や徹、邦夫の遊びの為に借りた金の返済に使ったんだ何の文句があるんだ?」
「だが、徹夜は未成年だ借金なんて法的に」
「徹夜のお父さん、生兵法だぜ良いか? 確かに未成年は保護されている、だがな...法を犯している者は別なんだよ、この場合は成人と偽った、脅したが該当する!今回は暴力で脅し取ったんだから弁済義務があるんだ」
「待て、確かに俺はお前からお金を脅し取ったが、そんな金額じゃない」
「俺だってそうだ」
「僕も」
「徹は関係ないだろう? 確かに12万円貰ったが...お前が昔脅し取った金額と比べてどうだ? 多いか?あん!」
「僕は釣り合っていると思う」
「どうかな? 徹のお母さん!貸し借り無しなんだから帰って貰えないかな? 徹も此処からは大きな金の話になる帰ってくれないかな!」
徹は貧乏だ、こんな物で良いだろう?
「ええ、解ったわ...前の時に脅し取ったお金がそんなだったのね...徹、本当に同等の金額だったのね?」
「うん」
「なら良いわ...喧嘩の事、その子が自殺未遂まで追い詰めたんだから仕方ない...これでもういい、終わりで良いのよね?」
「ああっ」
「そう? じゃぁ家は片付いたみたいだから帰らせて貰うわ」
これで1件終わり...後は2件と
「あのさぁ、徹夜に邦夫...じゅあ幾ら俺から脅し取ったか解るのか?...金額を言ってみろよ!」
「...」
「....そんな金額では無い筈だ」
「なぁ、良く考えろ? 1回が5万や7万でも数が多ければ直ぐに100万超えるんだぜ! しかもクラス全員の仕切りをお前が行っていた...結構高額にならないか?」
「だが、それは俺が手にした金じゃない」
「だがな、お前が許可出していただろう? ちゃんと証拠もある! 許可したって言う事ならお前が払うのが当たり前だ! 全員分合計したら俺の言う金額になるんじゃないのか? しっかり考えろよ!」
誰が幾らか何て解らないだろう。
こっちは水増ししてあるが手帳に金額を書いてある...つまり証拠が出せるのだ。
時間や日時が合っているのだからこっちが有利だ。
「誰が幾らかは解らない...全員のは把握してない」
「なぁ...先生にお父さんやお母さん方...これは単純な話だ、物凄い虐めをした挙句自殺に追い込んで死にかけた人間が、その時に奪われたお金を取り戻した、それだけだよ! 取り上げたお金は元々そいつ等が俺から取り上げたお金だ...良いのか?俺と揉めて! ゲームと称して自殺に追い込もうとした証拠もあるぜ! 自殺ゲ―ムっていう遊びなんだろう...教師迄関与してよ」
ボイスレコーダー
「お前な..ただ殴られたりしただけで自殺なんてするなよ...迷惑なんだよ」
「そうそう、やり返せないお前が悪いんだ、死のうなんて考えず、男ならガツンとやりかえせ」
「女の子に虐められるなんて情けないわ...言い返したりやり返せば良いのよ」
「なぁこれ問題にして困るのどっちだ? 自殺に生徒を追い込むのに教師が荷担、更に子供は自殺に追い込む事をゲームとしてやっていた...しかも脅しを掛けて売春させた挙句に闇金から金を引っ張らせた...流石に銀行強盗は出来ないから借りた、そのお金は全部アンタラの子供が使った...犯罪じゃ無いか?」
「「「「「「「............」」」」」」」
「俺がしたのは、あんた等の息子が俺から取り上げたお金の回収だけだ! 問題にして困るのはどっちだ?...警察呼ぼうぜ! 俺のは民事だから問題無いが困るのはそっちじゃないかな?」
まぁ俺も暴力を振るってはいるがな...だが、警察でもいじめが元で自殺未遂の調書があるから問題ない。
「それでどうする? 俺はどっちでも良い、ただ今度は黙らない、虐めの証拠から脅し取られた金の事や脅されて男相手に売春させられた事全部言うけど? 仕方ないよな、それが動機なんだからな、そして俺はただ取り上げられた金を返してほしかったそういうだけだ?」
「家を、家を帰して下さい...親から貰った大切な家なのよ」
「もう無いよ? 徹夜くんが遊んだお金の借金の方に渡したからね」
「おい、それじゃ家もか?」
「まぁね...仕方ないじゃん邦夫くんが遊んだお金の借金の方なんだからさぁ...もう闇金に渡しちゃったよ」
話し合いは夜まで続いた。
仕方ないから、闇金に電話して弁護士を連れてきて貰った。
弁護士に100仲介に50も取られたが仕方ない。
案外義理堅く、当人も来て法的に脅しを掛けて、しっかり示談書を書かせて終わり。
内容としては、「今回の件はこれで終わり...お互いに今後問題が生じても一切責任は無い」そんな内容だ。
これは凄くあくどい。
何故なら、実印や印鑑証明を使って「悪事をする」のはこれからだ...
それに対しても「俺が責任を取らなくて良い」そういう状態にしてくれたという事だ。
これで、今迄の虐め問題がようやくひと段落ついた...
放課後学校に残る様に言われて、家の母親百合子も呼び出された。
校長に教頭、担任、そして徹夜、邦夫に徹の親たちが来ていた。
まだ洋子の親は此処には居ない。
夜遊びの好きな洋子だからまだ親が気がついて居ないのかも知れない
「竜星! お前が何で此処に呼ばれたか解るか?」
嫌な話をするから百合子には廊下に下がって貰っている。
これは俺が決着を付けなくてはならない。
しかし、教頭の口は臭いな!
「何の事か解りません?」
「お前、何か盗まなかったか?」
「何も盗んでいません!」
「嘘を言わないで、貴方が遊びに来た後に、実印や家の権利書が無くなっているのよ!」
「ああっ、徹夜のお母さんですか? それは盗んだのではなく借金のかたに徹夜くんから貰ったんですよ!」
「嘘言わないで...それに借金なんてあったって、何千万なんて単位じゃ無いでしょう...返しなさい!」
「だったらちょっと待って...ほら!」
ボイスレコーダー
「おい、徹夜! 借金の方にこれを貰っていくわ!」
「それで良いのか?」
「ああっこれで勘弁してやるよ...もう残りは払わないで良いや! ただ残り二人からはしっかりと貰うからな? お前は介入してくんなよ!」
「ああ、解ったそれで良い!」
「ねぇ、ちゃんと徹夜くんに許可を貰っているでしょう?」
「おい、お前は頭が可笑しいのか?...幾ら何でも当人が許可したからって権利証を持ち出すなんて...何千万もの価値があるんだぞ!」
「せんせ..待って」
ボイスレコーダー
「子供同士の遊び」「大した事無い」「やり返さないお前が悪い」
「なんだこれは!」
「先生たちが前の虐めの時に言った言葉だ..」
「揚げ足を取るな..物事には限度がある、幾ら何でもやり過ぎだ」
「先生、前の時に僕が幾ら脅し取られたか解ってないんだ...三千万だぞ!」
「えっ...馬鹿言うな! そんな金子供が用意出来る訳ない」
「用意したんだよ...男相手に体売らされて...闇金から金引っ張らされてな!」
「そんなわけないだろう...」
「証拠はある!それが遊びなんでしょう? 三千万脅し取った事が遊びなら、今回も遊びじゃねーの?」
「前の時にそんな事があったのか..だがな」
「それにこれは脅しとったんじゃない! そいつ等に脅されて闇金から引っ張った金の返済に使ったんだぜ...徹夜や徹、邦夫の遊びの為に借りた金の返済に使ったんだ何の文句があるんだ?」
「だが、徹夜は未成年だ借金なんて法的に」
「徹夜のお父さん、生兵法だぜ良いか? 確かに未成年は保護されている、だがな...法を犯している者は別なんだよ、この場合は成人と偽った、脅したが該当する!今回は暴力で脅し取ったんだから弁済義務があるんだ」
「待て、確かに俺はお前からお金を脅し取ったが、そんな金額じゃない」
「俺だってそうだ」
「僕も」
「徹は関係ないだろう? 確かに12万円貰ったが...お前が昔脅し取った金額と比べてどうだ? 多いか?あん!」
「僕は釣り合っていると思う」
「どうかな? 徹のお母さん!貸し借り無しなんだから帰って貰えないかな? 徹も此処からは大きな金の話になる帰ってくれないかな!」
徹は貧乏だ、こんな物で良いだろう?
「ええ、解ったわ...前の時に脅し取ったお金がそんなだったのね...徹、本当に同等の金額だったのね?」
「うん」
「なら良いわ...喧嘩の事、その子が自殺未遂まで追い詰めたんだから仕方ない...これでもういい、終わりで良いのよね?」
「ああっ」
「そう? じゃぁ家は片付いたみたいだから帰らせて貰うわ」
これで1件終わり...後は2件と
「あのさぁ、徹夜に邦夫...じゅあ幾ら俺から脅し取ったか解るのか?...金額を言ってみろよ!」
「...」
「....そんな金額では無い筈だ」
「なぁ、良く考えろ? 1回が5万や7万でも数が多ければ直ぐに100万超えるんだぜ! しかもクラス全員の仕切りをお前が行っていた...結構高額にならないか?」
「だが、それは俺が手にした金じゃない」
「だがな、お前が許可出していただろう? ちゃんと証拠もある! 許可したって言う事ならお前が払うのが当たり前だ! 全員分合計したら俺の言う金額になるんじゃないのか? しっかり考えろよ!」
誰が幾らか何て解らないだろう。
こっちは水増ししてあるが手帳に金額を書いてある...つまり証拠が出せるのだ。
時間や日時が合っているのだからこっちが有利だ。
「誰が幾らかは解らない...全員のは把握してない」
「なぁ...先生にお父さんやお母さん方...これは単純な話だ、物凄い虐めをした挙句自殺に追い込んで死にかけた人間が、その時に奪われたお金を取り戻した、それだけだよ! 取り上げたお金は元々そいつ等が俺から取り上げたお金だ...良いのか?俺と揉めて! ゲームと称して自殺に追い込もうとした証拠もあるぜ! 自殺ゲ―ムっていう遊びなんだろう...教師迄関与してよ」
ボイスレコーダー
「お前な..ただ殴られたりしただけで自殺なんてするなよ...迷惑なんだよ」
「そうそう、やり返せないお前が悪いんだ、死のうなんて考えず、男ならガツンとやりかえせ」
「女の子に虐められるなんて情けないわ...言い返したりやり返せば良いのよ」
「なぁこれ問題にして困るのどっちだ? 自殺に生徒を追い込むのに教師が荷担、更に子供は自殺に追い込む事をゲームとしてやっていた...しかも脅しを掛けて売春させた挙句に闇金から金を引っ張らせた...流石に銀行強盗は出来ないから借りた、そのお金は全部アンタラの子供が使った...犯罪じゃ無いか?」
「「「「「「「............」」」」」」」
「俺がしたのは、あんた等の息子が俺から取り上げたお金の回収だけだ! 問題にして困るのはどっちだ?...警察呼ぼうぜ! 俺のは民事だから問題無いが困るのはそっちじゃないかな?」
まぁ俺も暴力を振るってはいるがな...だが、警察でもいじめが元で自殺未遂の調書があるから問題ない。
「それでどうする? 俺はどっちでも良い、ただ今度は黙らない、虐めの証拠から脅し取られた金の事や脅されて男相手に売春させられた事全部言うけど? 仕方ないよな、それが動機なんだからな、そして俺はただ取り上げられた金を返してほしかったそういうだけだ?」
「家を、家を帰して下さい...親から貰った大切な家なのよ」
「もう無いよ? 徹夜くんが遊んだお金の借金の方に渡したからね」
「おい、それじゃ家もか?」
「まぁね...仕方ないじゃん邦夫くんが遊んだお金の借金の方なんだからさぁ...もう闇金に渡しちゃったよ」
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案外義理堅く、当人も来て法的に脅しを掛けて、しっかり示談書を書かせて終わり。
内容としては、「今回の件はこれで終わり...お互いに今後問題が生じても一切責任は無い」そんな内容だ。
これは凄くあくどい。
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