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勇者パーティSIDE 失われた力と潮時
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俺はロマーニ教皇とゼルド王にリヒト達が生きている事を伝えた。
「それがどうかされたのですか?」
「そうは言っても、セレス様にとっては友人ですから、教皇様」
何だか随分と反応が薄い。
勇者パーティが無事だった。
これは教皇にとっても朗報だと思うのだが。
「そうですね、元勇者が無事だったのですね、良かった」
「教皇様、セレス様にとっては親友が生きている可能性があると言う事ですよ」
「そうですね、心を痛められていたのですね、その心痛が薄れて良かったです、このロマーニ心から喜びますぞ」
何だか反応が凄く可笑しい。
◆◆◆
暫くするとロマーニが席を外した。
「本当に此処でお話をしていたいのですが、どうしても外せない様がありまして、スイマセン」
そう言うと残念そうに退席した。
教皇であるロマーニが席を外すとゼルド王が話しを進めた。
「セレス様、もう教皇様にとって『リヒト様達はどうでも良い人物』なのです」
なんで、そうなのか聞いた…その答えに俺は驚いた。
『勇者のジョブは1人しか持てない』
そうゼルド王は言いだした。
「本当にそうなのか? 俺とリヒト二人がジョブを持つ事はあり得ないのか?」
「絶対にあり得ません、2人の勇者が同時に現れたことは今までは無く、居たと言う話の多くは片側が偽物でした」
「それじゃ、リヒトは…」
「もし、セレス様のいう事が正しいのであれば『勇者の資格』を失い只の人として生きている可能性が高い筈です…聖剣は恐らく使えないでしょう」
「そんな」
「すみません、お気持ちは察しますが…真実でございます」
確かに言われて見れば、その可能性は無い。
勇者輩出国の国王が言うのだから、間違いは無いだろう。
何を俺は勘違いをしていたんだ。
『勇者が死んだ時から約5年経つと次の勇者が現れる』そういう話を聞いたじゃ無いか。
どうも、前世の記憶と混同する事がある。
何故、俺に『勇者』『聖女』のジョブが現れたのかは解らない。
だが、俺に現れたと言う事は、リヒト達が失った事を意味する。
何故こうなったか解らない、今度、帰ってからマリにでも聞いてみるしかないだろう。
途中で、通信が途絶えたから、きっとマリ達は心配しているに違いない。俺は皆に向けて手紙を書いた。
◆◆◆
俺の身に何が起きたんだ。
俺ことリヒトは仲間と一緒に王国と聖教国の権力の及ばない地に来ていた。
帝国を越えて、蛮族が住むと言われる地域だ。
此処まで来れば女神教だけでなく、色々な宗教が存在する。
女神教も幾つかある宗教の一つになる。
「リヒト、気のせいか僕、力が前程入らない気がする」
「そうだな、俺も何故か前程力が入らない、今戦ったらオーガ位ならどうにかなるが、ワイバーンに負けそうだ」
「私も何故か、ハイヒールが使えないわ、まぁヒールは使えるけど」
「私は今の所大丈夫、だけど皆どうしたの? まさかと思うけど…」
「何だ、リタ何か気が付いたのか?」
「いや、あくまで仮説だけど『聖女』『勇者』って聖なるジョブって言われているよね、それだともしかしたら、女神様への信仰を捨てたら不味いんじゃないの?」
「だけど『剣聖』の僕も弱体化しているんだけど」
「それは解らないわね、だけど『死んだ事になっている』から教会で鑑定して貰えないわ」
「ソニア、この際だ、お金はまだある、今のうちに記録紙を購入して使おう」
「金貨10枚は痛いけど仕方ないわ」
俺達は試しに『記録紙』を一枚買って使った。
話し合いの末、試すのは俺に決まった。
俺は記録紙を握りしめた。
可笑しい…記録紙に何も浮かび上がらない。
「この記録紙、まさか偽物を掴まされたのか? 何も浮かび上がらないぞ」
「そんな訳ないわ、ちょっと貸して」
そう言ってソニアも握りしめるが、何も文字が浮かび上がらない。
「教会で買ったのに..偽物は無い筈ですが、辺境だからでしょうか? 可笑しいです」
「ちょっと貸して…やっぱり普通に使えるじゃん! ほら」
可笑しい、リタには反応して『賢者』としっかりと浮かび上がった。
これでこの記録紙は終わり。
浮かび上がった以上はこれは偽物で無い筈。
ならば俺は..そうだ聖剣を握って見れば良い。
きっと白色に輝くはず…
「嘘だ…聖剣が輝かない」
「リヒト、それ所じゃないわ、聖剣が、聖剣が…嘘私の聖杖も…何でよ」
俺達の目の前から…かき消すように…消えていった。
「何でだよ」
「諦めるしかないわ、何が原因か知らないけど、聖に連なる物が消えたのよ、私とリヒトに記録紙が反応しなかったのは、ジョブが既にないからよ…ジョブを持って無ければ記録紙が反応しないのも頷ける」
「それじゃ僕も無くなるの?」
「解らないわ四職とはいえ『勇者』『聖女』と違い『賢者』『剣聖』は聖と違うわ、賢者なんて黒魔法まで使えるんだから」
「確かに『聖』と私はかけ離れている気がするよ…今回全く弱体化しないもの」
「僕はリヒトやソニア程じゃ無いけど、少し弱体化した気がする」
「どうすんだよこれ!」
「あのさぁ、余り気にしないで良いんじゃない」
「ソニア、それはどういう事だ」
「ジョブが無くなってもリヒトは『上級騎士』位の力はあるし、私だって『上級ヒーラー』位の力はある。リタはそのまま、ケイトは弱体しても『上級剣士』並みには強い。
「かなり弱っちいな」
これは本当に不味いな。
「まぁ、これで良いんじゃない? ある意味もう『魔族との戦い』から完璧に外れたわ」
「何を言い出すんだ?」
「いや、私の聖女のジョブがなくなって、リヒトの勇者のジョブが無くなれば、鑑定されても最早問題は無いじゃない? いまの実力で恐らくAランク位、恐らく4人なら、オーガやワイバーン位はギリギリ狩れるから月金貨50枚(約500万円)は固いわ。普通に楽しく暮らせるわ」
そうだな。
もう魔族と戦わないのなら『これで充分』だ。
だけど…多分俺一人でも月金貨10枚はいけそうだ。
「そうだな、充分だ、このまま楽しく暮らそう」
「そうね」
「そうだね」
「そうそう」
だけど、よく考えたら『こいつ等と離れる』そういう選択もあるんじゃないか。
昔にセレスと一緒に覗いた奴隷商には『エルフ』」や『ダークエルフ』が居た。
確かに3人とも可愛いが、あそこで見た高級奴隷はこの3人とは比べられない位綺麗だった。
『勇者』であればこの3人とは離れられない。
だから、セレスを追い出して独占したかった。
だが、今の俺は勇者じゃない。
お金で買える美女が居て『稼ぐ手段はある』。
そろそろ潮時かもな…
時期を見て…去る事にするか。
「それがどうかされたのですか?」
「そうは言っても、セレス様にとっては友人ですから、教皇様」
何だか随分と反応が薄い。
勇者パーティが無事だった。
これは教皇にとっても朗報だと思うのだが。
「そうですね、元勇者が無事だったのですね、良かった」
「教皇様、セレス様にとっては親友が生きている可能性があると言う事ですよ」
「そうですね、心を痛められていたのですね、その心痛が薄れて良かったです、このロマーニ心から喜びますぞ」
何だか反応が凄く可笑しい。
◆◆◆
暫くするとロマーニが席を外した。
「本当に此処でお話をしていたいのですが、どうしても外せない様がありまして、スイマセン」
そう言うと残念そうに退席した。
教皇であるロマーニが席を外すとゼルド王が話しを進めた。
「セレス様、もう教皇様にとって『リヒト様達はどうでも良い人物』なのです」
なんで、そうなのか聞いた…その答えに俺は驚いた。
『勇者のジョブは1人しか持てない』
そうゼルド王は言いだした。
「本当にそうなのか? 俺とリヒト二人がジョブを持つ事はあり得ないのか?」
「絶対にあり得ません、2人の勇者が同時に現れたことは今までは無く、居たと言う話の多くは片側が偽物でした」
「それじゃ、リヒトは…」
「もし、セレス様のいう事が正しいのであれば『勇者の資格』を失い只の人として生きている可能性が高い筈です…聖剣は恐らく使えないでしょう」
「そんな」
「すみません、お気持ちは察しますが…真実でございます」
確かに言われて見れば、その可能性は無い。
勇者輩出国の国王が言うのだから、間違いは無いだろう。
何を俺は勘違いをしていたんだ。
『勇者が死んだ時から約5年経つと次の勇者が現れる』そういう話を聞いたじゃ無いか。
どうも、前世の記憶と混同する事がある。
何故、俺に『勇者』『聖女』のジョブが現れたのかは解らない。
だが、俺に現れたと言う事は、リヒト達が失った事を意味する。
何故こうなったか解らない、今度、帰ってからマリにでも聞いてみるしかないだろう。
途中で、通信が途絶えたから、きっとマリ達は心配しているに違いない。俺は皆に向けて手紙を書いた。
◆◆◆
俺の身に何が起きたんだ。
俺ことリヒトは仲間と一緒に王国と聖教国の権力の及ばない地に来ていた。
帝国を越えて、蛮族が住むと言われる地域だ。
此処まで来れば女神教だけでなく、色々な宗教が存在する。
女神教も幾つかある宗教の一つになる。
「リヒト、気のせいか僕、力が前程入らない気がする」
「そうだな、俺も何故か前程力が入らない、今戦ったらオーガ位ならどうにかなるが、ワイバーンに負けそうだ」
「私も何故か、ハイヒールが使えないわ、まぁヒールは使えるけど」
「私は今の所大丈夫、だけど皆どうしたの? まさかと思うけど…」
「何だ、リタ何か気が付いたのか?」
「いや、あくまで仮説だけど『聖女』『勇者』って聖なるジョブって言われているよね、それだともしかしたら、女神様への信仰を捨てたら不味いんじゃないの?」
「だけど『剣聖』の僕も弱体化しているんだけど」
「それは解らないわね、だけど『死んだ事になっている』から教会で鑑定して貰えないわ」
「ソニア、この際だ、お金はまだある、今のうちに記録紙を購入して使おう」
「金貨10枚は痛いけど仕方ないわ」
俺達は試しに『記録紙』を一枚買って使った。
話し合いの末、試すのは俺に決まった。
俺は記録紙を握りしめた。
可笑しい…記録紙に何も浮かび上がらない。
「この記録紙、まさか偽物を掴まされたのか? 何も浮かび上がらないぞ」
「そんな訳ないわ、ちょっと貸して」
そう言ってソニアも握りしめるが、何も文字が浮かび上がらない。
「教会で買ったのに..偽物は無い筈ですが、辺境だからでしょうか? 可笑しいです」
「ちょっと貸して…やっぱり普通に使えるじゃん! ほら」
可笑しい、リタには反応して『賢者』としっかりと浮かび上がった。
これでこの記録紙は終わり。
浮かび上がった以上はこれは偽物で無い筈。
ならば俺は..そうだ聖剣を握って見れば良い。
きっと白色に輝くはず…
「嘘だ…聖剣が輝かない」
「リヒト、それ所じゃないわ、聖剣が、聖剣が…嘘私の聖杖も…何でよ」
俺達の目の前から…かき消すように…消えていった。
「何でだよ」
「諦めるしかないわ、何が原因か知らないけど、聖に連なる物が消えたのよ、私とリヒトに記録紙が反応しなかったのは、ジョブが既にないからよ…ジョブを持って無ければ記録紙が反応しないのも頷ける」
「それじゃ僕も無くなるの?」
「解らないわ四職とはいえ『勇者』『聖女』と違い『賢者』『剣聖』は聖と違うわ、賢者なんて黒魔法まで使えるんだから」
「確かに『聖』と私はかけ離れている気がするよ…今回全く弱体化しないもの」
「僕はリヒトやソニア程じゃ無いけど、少し弱体化した気がする」
「どうすんだよこれ!」
「あのさぁ、余り気にしないで良いんじゃない」
「ソニア、それはどういう事だ」
「ジョブが無くなってもリヒトは『上級騎士』位の力はあるし、私だって『上級ヒーラー』位の力はある。リタはそのまま、ケイトは弱体しても『上級剣士』並みには強い。
「かなり弱っちいな」
これは本当に不味いな。
「まぁ、これで良いんじゃない? ある意味もう『魔族との戦い』から完璧に外れたわ」
「何を言い出すんだ?」
「いや、私の聖女のジョブがなくなって、リヒトの勇者のジョブが無くなれば、鑑定されても最早問題は無いじゃない? いまの実力で恐らくAランク位、恐らく4人なら、オーガやワイバーン位はギリギリ狩れるから月金貨50枚(約500万円)は固いわ。普通に楽しく暮らせるわ」
そうだな。
もう魔族と戦わないのなら『これで充分』だ。
だけど…多分俺一人でも月金貨10枚はいけそうだ。
「そうだな、充分だ、このまま楽しく暮らそう」
「そうね」
「そうだね」
「そうそう」
だけど、よく考えたら『こいつ等と離れる』そういう選択もあるんじゃないか。
昔にセレスと一緒に覗いた奴隷商には『エルフ』」や『ダークエルフ』が居た。
確かに3人とも可愛いが、あそこで見た高級奴隷はこの3人とは比べられない位綺麗だった。
『勇者』であればこの3人とは離れられない。
だから、セレスを追い出して独占したかった。
だが、今の俺は勇者じゃない。
お金で買える美女が居て『稼ぐ手段はある』。
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