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22* うそ……こんなに

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 ひなたはずざざあっとソファーの端まで滑り、猛然と咀嚼を始めた。目を逸らせばヤられるとでも思っているのか、俺から一瞬も目を離さずにだ。
 煽ってるようにしか見えない。

 もう一つブドウを摘みひなたににじり寄る。
 ひなたがんーんー言いながら腕を突き出し首を振るので、ブドウを自分の口に含みその両腕を取った。
 すかさずソファーに押し倒して唇にブドウを寄せる。自分が今、すっげぇ愉しそうな顔をしているのが分かる。

 大人しくあーんさせとけば良かったのに。
 ああでも、指フェラくらいさせてたかも。
 そしたらやっぱ我慢しきれないな。

 目を大きく見開いてまだんーんー言うから、すぼめているその唇にブドウを強く押し付けた。
 ブドウが潰れ、ひなたの口から白い首筋まで汁が垂れる。
 抑えていた腕を頭上で一括りにすれば、観念したように口を開けブドウを受け入れた。
 親指で唇をなぞれば俺を睨む光が目に入る。指を口に突っ込めばその光が強くなって俺はますます愉しくなる。

「んんっ」

 舌とブドウを指でかき回し、溢れた汁を追い掛け首筋を舐め上げると、ひなたはくぐもった音を発した。
 きつく吸い上げればビクッと身体をはねさせて、舐めれば震えて鼻でふーふー言っている。

 右耳の感度がよりいいようなので、丹念に右耳を嬲る。舌でなぞり、咥えて舐めしゃぶり、耳穴を犯した。
 首筋を舐めていた時は耐えるように身体を固めていたのに、耳を舐め出した途端に暴れだし、それでも押さえ付けて嬲っていたら可愛らしい反応を返すようにまでなった。
 声が聞きたくなり口から指を抜き、ひなたの唾液とぐちゃぐちゃになったブドウを舌で絡め取る。
 ちゅるっと吸い上げれば途端にひなたが吼える。

「どけよっ。手ぇ放せ。キスマーク付けんなよ!」

 俺は片眉を跳ね上げる。前半は丸っと無視する事にする。息を上げているひなたもかわいい。

「見えるとこには付けてない」

「それでもダメだ!」

「ふうん? 気持良さそうに身体震わしてたけどな」

「そんなことない! いいからやめろ、放せ!」

「じゃ、ガマンしてみな」

 首筋をぺろりと舐めただけで俺の体の下でビクッとひなたの身体が跳ねる。

 唯一自由になる首だけ振ってひなたは抵抗する。
 俺は空いている片手でひなたのあごを捕えた。

「感じなかったら放してやるよ。時間は10分な」

「なんだよそれ! やめろ! んっくっ」

 一方的に言い切って、ツーっと首筋を大きく舐め上げる。
 ひなたの身体はまだ組み変え途中だ。
 テキストを読んで初めて知ったが、このTS組み変わり期が一番敏感らしい。人によってそれは、もう痛いほどに。
 昨日のおっぱいを思い出して、優しくを心掛ける。

 なんでこんなにいい匂いがするんだよ。男と同じ肌の張りに見えるのに、なんでこんなに柔らかいんだよ。
 ふわふわの肌を優しく食みながら舐める。手は使わない。絶対がっついてしまうから、また痛いって言われてしまう。
 ひなたを感じさせたいのに、俺の方がどうしようもなくなってる。ひなたの10分どころか、自分が5分もたないとか。やばい。柔肌に思う様吸い付きたい。噛みついて確かめたい。ブラウスのボタンを引きちぎってしまいたい。ひなたのけつまんこに指を突っ込んでかき回したい。ちんぽを突っ込んでひんひん啼かせたい。
 頭がショートしそうだ。なんだこれ。まずい。マジ本格的にまずい。止められない。どうなってんだ俺。

「ひなた悪い、出していい?」

「はぁ!?」

「やばいキツイ。このままだとお前にぶち込みそう」

「ちょっ! うそだろ……っ!」

 俺は自分の制服とパンツを蹴り脱ぎ、ガチガチのちんぽを取り出した。

「お前は何もしなくていいから。お前にも触れないから。逃げるな」

「ひ……っ! なんだよ、ソレ……っ!」

 ひなたは俺の言葉を聞いていないようだった。俺のちんぽを凝視している。俺はもう暴発しそうだ。
 ひなたの腕はすでに解放していたが、ひなたはもう逃げなかった。ただ俺のちんぽを愕然と見ているばかりだ。
 先走りを塗り広げてしごく。それだけでくちゃくちゃと水音が酷い。

「ひな、ひな、もうイく……! 気持ちいっ、ひなたぁっ」

 びゅるびゅると射精音が聞こえてきそうなほど、俺はたっぷりと出した。ひなたの太股付近は俺の白濁が滴っていて、射線がずれてひなの頭を越えていったやつもある。

「うそ……こんなに、濃いのが……、こんなに、いっぱい、出るの?」

 ひなたの呆然とした言葉と、べっとりと俺の精子に塗れたひなたを見て、俺は再びガチガチに勃起した。

「まだ出るぞ」

 ようやく余裕の出た俺は、ひなたの目の前で殊更にゆっくりとちんぽを扱いた。ひなたを跨いで膝立ちになっている足が、ガクガクしそうなほどに気持ち良い。
 やばい。ひなたに見せ付けてするセンズリに、ガチハマりしそうだ。鈴口やカリに指が掠めると、勝手に腰がビクッと動いてしまうほどだ。

「触ってみるか?」

 あんまりまじまじ見るもんだから、ついそう言ったら、ひなたは呆然としたまま手を伸ばしてきた。マジでか。放心し過ぎだろ。
 それでも黙って、ひなたのするようにさせてやるつもりで、自分の手を放した。
 ゆっくりひなたは起き上がり、ぺとっとその細い指先で俺のちんぽに触れる。
 ゆっくりと恐る恐る5指の先が触れてきた。たったそれだけでビリビリと快感が脳天まで駆け上がり、声が出そうになって息を止めた。血がますます腰に集まり思わず腰を突き上げた。ビタッとひなたの手の平にちんぽが当たって――暴走した。
 俺は思わずひなたの手ごとちんぽを握ってしごいた。そしてまた遠慮無くひなたにぶちまける。
 駄目だ超気持ち良い。情けない声が俺から漏れた。なんだそれ俺、ありえねえ。でも、腰が砕けるほど気持ち良いんだ、仕方ねえ。

「すごい……、まだ、こんなにかたい……。たまもおっきくて張ってて……」

「おまえ……っ、もう喋んなっ」

 こいつの性格上、なんの計算もない正直な気持ちなのがわかってしまう。
 くそ!! くそくそくそくそくそ!!
 なんなんだよ、こいつは!!


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