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2章 怒りの契約と対象者
第6話「目覚めとお泊り」
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ある場所で堕天使達が新たな策略を思い付き動き始めたその頃再び葵の家にて--
(葵の家、楓視点)
「んっ、ここは……?」
葵のベッドに寝かされていた楓が目を覚ました。
(ガチャッ!)
すると、部屋の扉が開き葵が入ってくる
「あら、目が覚めたのね♪よかった!」
葵は楓の方を向いてそう言った
「葵先輩、ですよね……?」
楓は恐る恐る葵に聞いた。何故なら先ほど堕天使が葵に化けていたのだから仕方のない事だ。
「楓さん、私はもちろん本物よ?それにあんな事が、あった直後だもの、警戒するのも仕方ないわ」
[大丈夫だ!楓、そこに居る水木 葵は本物だ!私が保証する]
すると突然フェニックスの声が聞こえ楓の近くに小さな赤い鳥が姿を現した!
「えっと、フェニックスなの?」
[そうだが?]
「なんか、小さくない??」
[この部屋で普通サイズだと、狭くて部屋が壊れる!だからミニサイズになったのだ!]
「狭くて、悪かったわね……」
葵は不満げに言う。
「こら、フェニックス葵先輩に謝りなさい!」
楓は謝るように言った
[むぅ…すまんなかった、葵]
何故かフェニックスも不満な様子で葵に謝った。
「まぁ、気にしてないからいいのだけどね♪」
[謝って損したな……]
フェニックスは、ボソッとそう言葉にしたが、それをキッチリと楓は聞いていた。
「こら、フェニックス‼︎」
[むぅ・・・]
「(フフッ、すっかり仲良しね♪)」
葵は、楓とフェニックスのやり取りを見てニコニコと笑っていた。
「葵先輩、何で笑ってるんですか~!?」
「気にしなくていいわ!」
「「気になります!(なるぞ!)」」
すると、フェニックスも同じことを思ったのか声がハモった。
「あら、ハモったわね。相性がよろしいようで?」
「「え!?(なっ!?)」」
「流石に驚くわね!連続でなんて……」
「私とフェニックスって、本当に相性バッチリなのかなぁ~?」
[多分な・・・。まぁ、嫌ではないからいいが……]
「なるほど、嫌ではないんだ♪」
それを聞いた楓は笑顔になる。
「さてと、夜になっちゃったし楓さん今日は泊って行きなさい♪」
「えっ、でもいいんですか??」
楓は突然の葵の問いかけに驚きながら聞く
「大丈夫よ?ちゃんと夕飯も出すし!」
「なら、お言葉に甘えてお願いします」
「わかったわ♪」
それを聞いて返事をした葵はかなり機嫌が良かった!何せ楓とお泊りだからだ!まぁその事は絶対に口には出さないが。
そして、この後何事も無く一日が終わった。
(次の日)
「ん~、もう朝ね!あらっ?」
時刻は5時半、葵の起床は少し早い。
目を覚まし横を見ると、楓がスヤスヤとまだ眠っていた。
「寝ている顔もやっぱり可愛いわね♪」
葵は優しく手で楓の頭を撫でてみた。
「う~~……zzZ」
葵が優しく撫でていると楓が寝返りを打ちながら寝ている。この姿はまるで子供の様に見える。
「か、可愛い(//∇//)。はっ!?いけない、朝食の用意しないと!」
楓の寝ている姿を見て、照れていた葵は何とか平常心を保ち朝食の準備にかかるのだった。
「よし、これでokね。後は楓さんを起こすだけね!」
現在の時刻6時10分過ぎ、流石にそろそろ楓を起こさないといけない。
「楓さん、朝よ。そろそろ起きて!」
葵は優しく楓を揺すり起こそうとする。
「ん~~??」
だが、楓はまだ寝ぼけているのかまだ起きようとはしない。
「可愛いけど、流石に起こさないといけないからね。楓さん起きて!」
葵は、少し強く楓を揺すって起こそうとする。その時だった……。
「お母さん……、何で……」
「えっ!?」
突然、楓がお母さんと言い、涙を流し始めたのだ!それを見て葵は驚く。
「楓さん……」
葵は優しく楓の名前を呼ぶ。
「ん……、葵先輩どうしたんですか?」
すると、いつの間にか楓が起き上がってキョトンとしていた。
「えっ、いや、何でもないわよ?ほら朝食出来てるから早く着替えて食べましょう!」
葵は少し焦りつつも、頭では平常心を保っていた。しかし心の中では、かなり先ほどの楓の事が気になっていた。
「おはようございます!」
葵は朝食を準備しながら、考えていると楓が着替えてリビングに来た。
「おはよう、楓さん。じゃあ一緒に食べましょう♪」
「はい!」
そして、二人は朝食を食べ終え片付けて再びその場でゆっくりしていた。
「学校は竜巻の発生で校庭などがめちゃくちゃ見たいだから、今日から一週間は休校ってさっき学校からメールが来たわ。多分楓さんにもメールが来ているはずよ」
そう、昨日の竜巻は一般人の人間には見えないが、葵や楓の守護霊持ちの人間から見ると竜巻の発生は、堕天使の仕業だと確信出来る。一般の人間には自然災害としてしか認識されないだろう。何せ、堕天使などが存在しているなんて誰も信じれないだろうから。
「えっと、あっ、私のスマホにも学校からメールが来てますね」
楓も自分のスマホを出して、確認した。
「さて、これからどうしましょうか?」
葵は少し考えこむ
「あっ、私、一度家に帰りますね」
楓は鞄を持って立ち上がる。
「一人で大丈夫?私もついて行きましょうか?」
葵は楓を心配し、そう提案する。
「大丈夫です、フェニックスもいますし!何かあったら葵先輩に即座に電話しますので」
[楓のことは我に任せろ]
すると小サイズのフェニックスが出て来てそう言った。
「わかったわ、また来るわよね?」
葵は恐る恐る楓に聞いてみた
「もちろんです!一応荷物整理とかですし普段着に着替えてまた来ます」
「わかったわ。気をつけてね?」
葵はそう楓に伝えた。だがこの時葵はかなり楓の事を心配していた。何故なら、嫌な感じがしたからだ。それが実現しなければいいのだが、葵はそのまま楓を玄関まで見送り楓は葵の家を後にした。
(葵の家、楓視点)
「んっ、ここは……?」
葵のベッドに寝かされていた楓が目を覚ました。
(ガチャッ!)
すると、部屋の扉が開き葵が入ってくる
「あら、目が覚めたのね♪よかった!」
葵は楓の方を向いてそう言った
「葵先輩、ですよね……?」
楓は恐る恐る葵に聞いた。何故なら先ほど堕天使が葵に化けていたのだから仕方のない事だ。
「楓さん、私はもちろん本物よ?それにあんな事が、あった直後だもの、警戒するのも仕方ないわ」
[大丈夫だ!楓、そこに居る水木 葵は本物だ!私が保証する]
すると突然フェニックスの声が聞こえ楓の近くに小さな赤い鳥が姿を現した!
「えっと、フェニックスなの?」
[そうだが?]
「なんか、小さくない??」
[この部屋で普通サイズだと、狭くて部屋が壊れる!だからミニサイズになったのだ!]
「狭くて、悪かったわね……」
葵は不満げに言う。
「こら、フェニックス葵先輩に謝りなさい!」
楓は謝るように言った
[むぅ…すまんなかった、葵]
何故かフェニックスも不満な様子で葵に謝った。
「まぁ、気にしてないからいいのだけどね♪」
[謝って損したな……]
フェニックスは、ボソッとそう言葉にしたが、それをキッチリと楓は聞いていた。
「こら、フェニックス‼︎」
[むぅ・・・]
「(フフッ、すっかり仲良しね♪)」
葵は、楓とフェニックスのやり取りを見てニコニコと笑っていた。
「葵先輩、何で笑ってるんですか~!?」
「気にしなくていいわ!」
「「気になります!(なるぞ!)」」
すると、フェニックスも同じことを思ったのか声がハモった。
「あら、ハモったわね。相性がよろしいようで?」
「「え!?(なっ!?)」」
「流石に驚くわね!連続でなんて……」
「私とフェニックスって、本当に相性バッチリなのかなぁ~?」
[多分な・・・。まぁ、嫌ではないからいいが……]
「なるほど、嫌ではないんだ♪」
それを聞いた楓は笑顔になる。
「さてと、夜になっちゃったし楓さん今日は泊って行きなさい♪」
「えっ、でもいいんですか??」
楓は突然の葵の問いかけに驚きながら聞く
「大丈夫よ?ちゃんと夕飯も出すし!」
「なら、お言葉に甘えてお願いします」
「わかったわ♪」
それを聞いて返事をした葵はかなり機嫌が良かった!何せ楓とお泊りだからだ!まぁその事は絶対に口には出さないが。
そして、この後何事も無く一日が終わった。
(次の日)
「ん~、もう朝ね!あらっ?」
時刻は5時半、葵の起床は少し早い。
目を覚まし横を見ると、楓がスヤスヤとまだ眠っていた。
「寝ている顔もやっぱり可愛いわね♪」
葵は優しく手で楓の頭を撫でてみた。
「う~~……zzZ」
葵が優しく撫でていると楓が寝返りを打ちながら寝ている。この姿はまるで子供の様に見える。
「か、可愛い(//∇//)。はっ!?いけない、朝食の用意しないと!」
楓の寝ている姿を見て、照れていた葵は何とか平常心を保ち朝食の準備にかかるのだった。
「よし、これでokね。後は楓さんを起こすだけね!」
現在の時刻6時10分過ぎ、流石にそろそろ楓を起こさないといけない。
「楓さん、朝よ。そろそろ起きて!」
葵は優しく楓を揺すり起こそうとする。
「ん~~??」
だが、楓はまだ寝ぼけているのかまだ起きようとはしない。
「可愛いけど、流石に起こさないといけないからね。楓さん起きて!」
葵は、少し強く楓を揺すって起こそうとする。その時だった……。
「お母さん……、何で……」
「えっ!?」
突然、楓がお母さんと言い、涙を流し始めたのだ!それを見て葵は驚く。
「楓さん……」
葵は優しく楓の名前を呼ぶ。
「ん……、葵先輩どうしたんですか?」
すると、いつの間にか楓が起き上がってキョトンとしていた。
「えっ、いや、何でもないわよ?ほら朝食出来てるから早く着替えて食べましょう!」
葵は少し焦りつつも、頭では平常心を保っていた。しかし心の中では、かなり先ほどの楓の事が気になっていた。
「おはようございます!」
葵は朝食を準備しながら、考えていると楓が着替えてリビングに来た。
「おはよう、楓さん。じゃあ一緒に食べましょう♪」
「はい!」
そして、二人は朝食を食べ終え片付けて再びその場でゆっくりしていた。
「学校は竜巻の発生で校庭などがめちゃくちゃ見たいだから、今日から一週間は休校ってさっき学校からメールが来たわ。多分楓さんにもメールが来ているはずよ」
そう、昨日の竜巻は一般人の人間には見えないが、葵や楓の守護霊持ちの人間から見ると竜巻の発生は、堕天使の仕業だと確信出来る。一般の人間には自然災害としてしか認識されないだろう。何せ、堕天使などが存在しているなんて誰も信じれないだろうから。
「えっと、あっ、私のスマホにも学校からメールが来てますね」
楓も自分のスマホを出して、確認した。
「さて、これからどうしましょうか?」
葵は少し考えこむ
「あっ、私、一度家に帰りますね」
楓は鞄を持って立ち上がる。
「一人で大丈夫?私もついて行きましょうか?」
葵は楓を心配し、そう提案する。
「大丈夫です、フェニックスもいますし!何かあったら葵先輩に即座に電話しますので」
[楓のことは我に任せろ]
すると小サイズのフェニックスが出て来てそう言った。
「わかったわ、また来るわよね?」
葵は恐る恐る楓に聞いてみた
「もちろんです!一応荷物整理とかですし普段着に着替えてまた来ます」
「わかったわ。気をつけてね?」
葵はそう楓に伝えた。だがこの時葵はかなり楓の事を心配していた。何故なら、嫌な感じがしたからだ。それが実現しなければいいのだが、葵はそのまま楓を玄関まで見送り楓は葵の家を後にした。
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