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6章 聖女ディヴァリアと勇者リオン
179話 女神の試練
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俺達の前に現れた女神アルフィラ。
絆を持たぬ者の支配を認めないとは言っているが、武器を構えた様子はない。
攻撃を仕掛けてくる気配は感じないので、まだ敵対した訳ではないのかもしれない。
槍を持ってはいるのだが、ただ持っているだけという様子でもあるからな。
女神を殺せば世界が崩壊するという前提がある以上、対話から入っていきたい。
「あなたが、女神アルフィラなのですか? 絆を持たぬ者の支配を認めないとは、どういう意味ですか?」
「リオン。私が招いた特異点。あなたは思うがままに語れば良い。敬意など、求めていない」
俺の転生のきっかけは、女神アルフィラだったのか。
だとすると、何の目的で? いや、優先すべき質問は、アルフィラの目的か。
とにかく、敵対するメリットが薄すぎる。絶対に殺せない相手と敵になるとか、面倒でしか無い。
「招いた? リオンは、この世界で生まれた存在だよ」
「否定はしない。私はリオンの肉体に、魂を放り込んだだけ。本来死ぬべき運命だったものに」
リオンという名前のキャラクターには聞き覚えがない。重要人物の幼馴染なのに。
それは、俺の体は本当は生まれてこなかったからなのか。今思えば、気にすべきことだったかもな。
となると、ディヴァリアと俺を出会わせてくれたのは、女神アルフィラになる。
苦しい思い出もあったが、確かに感謝している現実だからな。
アルフィラの行動にも、礼を言うべきなのかもしれない。
まあ、それはアルフィラの目的次第だ。完全に敵に回るつもりなら、どうすれば良いのか。
今のところは対話に応じてくれているみたいだから、このまま話し続けよう。
「先ほどの質問に答えてほしい。何のために、俺達の前に現れた」
「簡単なこと。私は、最高の絆を見たいだけ。だから、今しかない。ここから先には、きっと強い絆は生まれないから」
だから、ディヴァリアの支配を認めないと言ったのか?
いや、絆を持たぬものというのが、ディヴァリアと決まったわけじゃない。
とにかく、アルフィラは絆を見たいだけ。以前から分かっていた事実だな。
そうなると、何をすれば良いだろうか。強い心奏共鳴を見せれば、手っ取り早いはず。
だが、心奏共鳴というのは、追い詰められないと引き出せないもの。
今の状況だと、実行するのは難しい。
「どうしたら、お前は俺たちの絆を認めてくれる?」
「私が見たことのない、これからも見ることのない心奏共鳴を見たい。それだけでいい」
「達成できなかったら、どうなるのかな?」
「リオンの魂をもらう。永遠に、私の手元においておく」
脅しだろうか。それとも、本音だろうか。
少なくとも、ディヴァリアの目つきは変わった。
俺としても、かなりの危機感を覚えている。
もしかしたら、アルフィラごと世界が滅ぶのではないかと。
「何のために、俺の魂を?」
「私の世界を愛してくれて、誰かとの絆が好きなあなたが欲しいから」
愛の言葉にしては、声に抑揚もなければ表情も動いていない。
アルフィラの心が、全く見えてこない。
俺に対する感情は本物なのか? それとも、ディヴァリアを焚き付けるためか?
いずれにせよ、ディヴァリアの方から冷ややかな気配を感じる。とても危険だ。
「リオンは、絶対に渡さないよ」
「だったら、2人で最高の絆を見せてくれれば良い。それだけで、あなたからリオンを奪ったりしない」
「分かったよ。リオン、心奏具を出して。詩歌え――チェインオブマインド」
「やるしかないな。歌謡え――トゥルースオブマインド」
このままでは、俺とディヴァリアは引き離されてしまう。
それだけではない。きっとディヴァリアはアルフィラを殺して、世界ごとみんなも失われる。
絶対に許してはいけないことだ。だから、応えてくれ。トゥルースオブマインド。
俺とディヴァリアでお揃いのブレスレット。これこそが、絆の証だろう。
やっと結ばれる道筋が生まれたんだ。こんなところで、離れ離れになりたくはない。
だから、お願いだ。俺とディヴァリアの時間を奪わないでくれ。
そう考えていると、俺とディヴァリアの心奏具どうしが、光で繋がっていった。
つまり、心奏共鳴。だが、まだ課題はある。アルフィラが納得するくらいの、最高の絆を。
俺達なら、絶対に大丈夫だ。積み重ねてきた時間がある。お互いへの想いがある。
ディヴァリアの顔を思い浮かべた。
俺と同じことを、相手も考えてくれていると感じる。
ディヴァリアへの想いは、誰よりも最高なんだ。
俺達は繋がっている。何よりも強い絆で。
今、俺達は1つだ。だから、俺達は最高だってこと。
行こう、ディヴァリア。これが、俺達の絆だ!
「「心奏共鳴――異体同心LV∞!」」
空間に輝きが満ちていって、万能感に包まれる。
今なら、きっと世界だって思い通りだ。そんな気すらした。
わずかな時間の後、アルフィラはこちらに微笑んだ。
「ありがとう。素晴らしいものを見せてくれた。これで、心が満たされるよう。偶然だったけど、リオンを見つけられて良かった」
「こちらこそ、ありがとうだ。ディヴァリアと出会えたのも、絆を結べたのも、お前のおかげなんだから」
「そうだね。リオンを連れてきてくれて、ありがとう。おかげで、いま幸せだよ」
ディヴァリアは輝くような笑顔を見せてくれる。
さっき、心が1つになったような感覚が、感情まで伝えてくれる気がした。
俺への想いでいっぱいになった笑顔だと、心から信じられる。
やはり、俺とディヴァリアの絆は誰にも負けない。そう理解できて、改めて女神に感謝した。
「あなた達には、この世界の中心で居てほしい。私の新しい望み。そのためなら、どんな協力でもする」
「なら、私達の結婚式を祝ってくれるかな? 女神が認めた夫婦なら、箔がつくでしょ?」
「こちらこそ、あなた達を祝福したい。これからも、あなた達を見守っていたい。ずっとそばで」
アルフィラの言葉を受けて、俺達はお互いを見て、自然に頷いた。
気持ちは同じだ。俺達の絆を再確認させてくれたアルフィラへの感謝があるから。
「もちろんだ。お前も、俺達の輪の中に入らないか?」
「そうだね。アルフィラなら、歓迎するよ。私達を認めてくれる、大切な相手としてね」
「ありがとう。私がこの世界を生み出したこと。ようやく報われた。最高の絆が、見られたから」
「こちらこそ、ありがとう。俺達の絆を、最高だと認めてくれて」
「そうだね。他人に言われるまでもないけど、私達が繋がった一瞬は、今までで一番幸せだったから」
絶望の未来では敵対していたディヴァリアとアルフィラだが、今では和やかに会話している。
これも、好転した未来と言えるのかもな。シャーナさんに感謝すべきことが、また増えてしまったな。
それにしても、アルフィラもやはり人外なのだな。
絆を見ることが全てで、これまでの犠牲なんて何も気にしていない様子だ。
まあ、当たり前か。絆を求めているのなら、絆のない人間なんてどうでもいいのだろう。
アルフィラが人間としての善性を持っていたら、今の光景はなかった。
「私の手で、最高の夫婦を祝福する。とても楽しみ。女神として、加護も授ける」
「ありがとう。念のために聞いておくが、俺達に害はないよな? 人間基準でだぞ」
「問題ない。あなた達が健やかに過ごせるように、協力するだけ。あなた達は、私の大切な存在だから」
「ありがとう、嬉しいよ。それで、これからも顕現し続けるの?」
「そうする。あなた達と、肉の体でも触れ合ってみたい。見ているだけではなく、手を取り合ってみたい」
「なら、握手でもするか? ほら、これでどうだ」
手を差し出すと、俺の手を両手で優しく握ってきた。そして、柔らかい笑顔になる。
先ほどまでの無表情は、全く感じられないな。
「リオン。あなたは最高の人。あなたには、永遠に感謝し続ける」
とても優しい声で言われて、とても穏やかな気持ちになった。
喜びまで自然と湧き上がってくるようで、女神としての力を感じた。
「私とも、手を繋ごうよ。友達か、他の何かかは分からないけれど。仲良くしていく証だよ」
「ありがとう、ディヴァリア。あなたの運命が変わったことが、私の最大の幸運だった」
そのままディヴァリアとも手をつなぎ、笑い合っている。
改めて考えると、とんでもないな。女神の祝福を得た結婚か。少し怖いが、楽しみだ。
「リオン、ディヴァリア。あなた達の敵は、私の敵。だから、安心してほしい。あなた達の幸福を、全力で手助けするから。私の設定した限界を超えてくれた、あなた達への感謝の形。忘れないで」
絆を持たぬ者の支配を認めないとは言っているが、武器を構えた様子はない。
攻撃を仕掛けてくる気配は感じないので、まだ敵対した訳ではないのかもしれない。
槍を持ってはいるのだが、ただ持っているだけという様子でもあるからな。
女神を殺せば世界が崩壊するという前提がある以上、対話から入っていきたい。
「あなたが、女神アルフィラなのですか? 絆を持たぬ者の支配を認めないとは、どういう意味ですか?」
「リオン。私が招いた特異点。あなたは思うがままに語れば良い。敬意など、求めていない」
俺の転生のきっかけは、女神アルフィラだったのか。
だとすると、何の目的で? いや、優先すべき質問は、アルフィラの目的か。
とにかく、敵対するメリットが薄すぎる。絶対に殺せない相手と敵になるとか、面倒でしか無い。
「招いた? リオンは、この世界で生まれた存在だよ」
「否定はしない。私はリオンの肉体に、魂を放り込んだだけ。本来死ぬべき運命だったものに」
リオンという名前のキャラクターには聞き覚えがない。重要人物の幼馴染なのに。
それは、俺の体は本当は生まれてこなかったからなのか。今思えば、気にすべきことだったかもな。
となると、ディヴァリアと俺を出会わせてくれたのは、女神アルフィラになる。
苦しい思い出もあったが、確かに感謝している現実だからな。
アルフィラの行動にも、礼を言うべきなのかもしれない。
まあ、それはアルフィラの目的次第だ。完全に敵に回るつもりなら、どうすれば良いのか。
今のところは対話に応じてくれているみたいだから、このまま話し続けよう。
「先ほどの質問に答えてほしい。何のために、俺達の前に現れた」
「簡単なこと。私は、最高の絆を見たいだけ。だから、今しかない。ここから先には、きっと強い絆は生まれないから」
だから、ディヴァリアの支配を認めないと言ったのか?
いや、絆を持たぬものというのが、ディヴァリアと決まったわけじゃない。
とにかく、アルフィラは絆を見たいだけ。以前から分かっていた事実だな。
そうなると、何をすれば良いだろうか。強い心奏共鳴を見せれば、手っ取り早いはず。
だが、心奏共鳴というのは、追い詰められないと引き出せないもの。
今の状況だと、実行するのは難しい。
「どうしたら、お前は俺たちの絆を認めてくれる?」
「私が見たことのない、これからも見ることのない心奏共鳴を見たい。それだけでいい」
「達成できなかったら、どうなるのかな?」
「リオンの魂をもらう。永遠に、私の手元においておく」
脅しだろうか。それとも、本音だろうか。
少なくとも、ディヴァリアの目つきは変わった。
俺としても、かなりの危機感を覚えている。
もしかしたら、アルフィラごと世界が滅ぶのではないかと。
「何のために、俺の魂を?」
「私の世界を愛してくれて、誰かとの絆が好きなあなたが欲しいから」
愛の言葉にしては、声に抑揚もなければ表情も動いていない。
アルフィラの心が、全く見えてこない。
俺に対する感情は本物なのか? それとも、ディヴァリアを焚き付けるためか?
いずれにせよ、ディヴァリアの方から冷ややかな気配を感じる。とても危険だ。
「リオンは、絶対に渡さないよ」
「だったら、2人で最高の絆を見せてくれれば良い。それだけで、あなたからリオンを奪ったりしない」
「分かったよ。リオン、心奏具を出して。詩歌え――チェインオブマインド」
「やるしかないな。歌謡え――トゥルースオブマインド」
このままでは、俺とディヴァリアは引き離されてしまう。
それだけではない。きっとディヴァリアはアルフィラを殺して、世界ごとみんなも失われる。
絶対に許してはいけないことだ。だから、応えてくれ。トゥルースオブマインド。
俺とディヴァリアでお揃いのブレスレット。これこそが、絆の証だろう。
やっと結ばれる道筋が生まれたんだ。こんなところで、離れ離れになりたくはない。
だから、お願いだ。俺とディヴァリアの時間を奪わないでくれ。
そう考えていると、俺とディヴァリアの心奏具どうしが、光で繋がっていった。
つまり、心奏共鳴。だが、まだ課題はある。アルフィラが納得するくらいの、最高の絆を。
俺達なら、絶対に大丈夫だ。積み重ねてきた時間がある。お互いへの想いがある。
ディヴァリアの顔を思い浮かべた。
俺と同じことを、相手も考えてくれていると感じる。
ディヴァリアへの想いは、誰よりも最高なんだ。
俺達は繋がっている。何よりも強い絆で。
今、俺達は1つだ。だから、俺達は最高だってこと。
行こう、ディヴァリア。これが、俺達の絆だ!
「「心奏共鳴――異体同心LV∞!」」
空間に輝きが満ちていって、万能感に包まれる。
今なら、きっと世界だって思い通りだ。そんな気すらした。
わずかな時間の後、アルフィラはこちらに微笑んだ。
「ありがとう。素晴らしいものを見せてくれた。これで、心が満たされるよう。偶然だったけど、リオンを見つけられて良かった」
「こちらこそ、ありがとうだ。ディヴァリアと出会えたのも、絆を結べたのも、お前のおかげなんだから」
「そうだね。リオンを連れてきてくれて、ありがとう。おかげで、いま幸せだよ」
ディヴァリアは輝くような笑顔を見せてくれる。
さっき、心が1つになったような感覚が、感情まで伝えてくれる気がした。
俺への想いでいっぱいになった笑顔だと、心から信じられる。
やはり、俺とディヴァリアの絆は誰にも負けない。そう理解できて、改めて女神に感謝した。
「あなた達には、この世界の中心で居てほしい。私の新しい望み。そのためなら、どんな協力でもする」
「なら、私達の結婚式を祝ってくれるかな? 女神が認めた夫婦なら、箔がつくでしょ?」
「こちらこそ、あなた達を祝福したい。これからも、あなた達を見守っていたい。ずっとそばで」
アルフィラの言葉を受けて、俺達はお互いを見て、自然に頷いた。
気持ちは同じだ。俺達の絆を再確認させてくれたアルフィラへの感謝があるから。
「もちろんだ。お前も、俺達の輪の中に入らないか?」
「そうだね。アルフィラなら、歓迎するよ。私達を認めてくれる、大切な相手としてね」
「ありがとう。私がこの世界を生み出したこと。ようやく報われた。最高の絆が、見られたから」
「こちらこそ、ありがとう。俺達の絆を、最高だと認めてくれて」
「そうだね。他人に言われるまでもないけど、私達が繋がった一瞬は、今までで一番幸せだったから」
絶望の未来では敵対していたディヴァリアとアルフィラだが、今では和やかに会話している。
これも、好転した未来と言えるのかもな。シャーナさんに感謝すべきことが、また増えてしまったな。
それにしても、アルフィラもやはり人外なのだな。
絆を見ることが全てで、これまでの犠牲なんて何も気にしていない様子だ。
まあ、当たり前か。絆を求めているのなら、絆のない人間なんてどうでもいいのだろう。
アルフィラが人間としての善性を持っていたら、今の光景はなかった。
「私の手で、最高の夫婦を祝福する。とても楽しみ。女神として、加護も授ける」
「ありがとう。念のために聞いておくが、俺達に害はないよな? 人間基準でだぞ」
「問題ない。あなた達が健やかに過ごせるように、協力するだけ。あなた達は、私の大切な存在だから」
「ありがとう、嬉しいよ。それで、これからも顕現し続けるの?」
「そうする。あなた達と、肉の体でも触れ合ってみたい。見ているだけではなく、手を取り合ってみたい」
「なら、握手でもするか? ほら、これでどうだ」
手を差し出すと、俺の手を両手で優しく握ってきた。そして、柔らかい笑顔になる。
先ほどまでの無表情は、全く感じられないな。
「リオン。あなたは最高の人。あなたには、永遠に感謝し続ける」
とても優しい声で言われて、とても穏やかな気持ちになった。
喜びまで自然と湧き上がってくるようで、女神としての力を感じた。
「私とも、手を繋ごうよ。友達か、他の何かかは分からないけれど。仲良くしていく証だよ」
「ありがとう、ディヴァリア。あなたの運命が変わったことが、私の最大の幸運だった」
そのままディヴァリアとも手をつなぎ、笑い合っている。
改めて考えると、とんでもないな。女神の祝福を得た結婚か。少し怖いが、楽しみだ。
「リオン、ディヴァリア。あなた達の敵は、私の敵。だから、安心してほしい。あなた達の幸福を、全力で手助けするから。私の設定した限界を超えてくれた、あなた達への感謝の形。忘れないで」
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