173 / 182
6章 聖女ディヴァリアと勇者リオン
172話 互いに貰うもの
しおりを挟む
シルクは最近、教会での仕事で忙しかったようだ。
少し落ち着いたので、俺たちと一緒に過ごす時間を取ってくれたとのこと。
やはり、時間ができた時に遊びたい相手だと思われているのは嬉しいな。
俺にしろディヴァリアにしろ、友達と言える人間が多いわけではないから。
「シルクのおかげで、うまく教会に私達の手駒を送り込めたよ。ありがとう」
「当然です。ミナとディヴァリアが干渉してくれたほうが、私にとっても都合がいいですから」
そんな事になっていたのか。俺の知らないところで、いろいろと動いているのだな。
シルクが教会のことを好きでないのはきっと事実。だから、仮に教会が崩壊しても、あまり気にしないのだろうな。
回復魔法を使い続けて、当然という顔をされて、あまつさえ仕事が遅いと罵られてすらいた。
そんな環境に追いやった組織のことを、どうやって好きになるというのか。
シルクとしても、必要だから仕事をこなしているのだろう。
いくら優しい彼女でも、恨みを抱えないわけがないんだから。
教会の全てが悪人ではないのだろうが、シルクから見ればな。
まあ、嫌いだからといって踏みにじるような人じゃない。そこは信頼している。
「大司教になって、嫌な思いをしていたりしないか? 無理は禁物だぞ」
「問題ありません。リオン君のおかげで、環境は快適に近いです」
「教会は、ミナやリオン、私の機嫌を取らないといけないからね。教国のように壊されたくないから」
そこに俺も混ざるのか。心を確かに持っていないと、悪事に手を染めてしまいそうだ。
俺は弱い人間だからな。何でもできそうな状況で、自制が効くかは怪しい。
顔色をうかがうばかりの人間達が相手だとしても、ちゃんと自分を保たないと。
結局のところ、俺は小市民的な精神性の持ち主だからな。
みんなから嫌われることのないように、気をつけていかないと。
「シルクが俺達の友達だってのは、知られているんだよな」
「そうだね。だから、教会はシルクを大司教に指名したんだよ」
「リオン君達の力になりたくて、仕事を引き受けたんです。権力は武器ですからね」
権力によって、がんじがらめにならないか心配だった。
だが、今のところは問題無さそうだな。俺はシルクを苦しめてまで、力になってほしくはないから。安心できる。
「シルクが苦しい思いをしていたら、手伝ってくれても無意味だからな。そこは安心できそうだ」
「リオンはちょっと優しすぎるかな。シルクだって、自分で立つくらいのことはできる人なんだよ」
「幸福ですよ。私を心配される感覚は、何度味わっても良い気分ですから」
シルクは、というか俺の友達はだいたい、周りから軽んじられてきたからな。
俺にとって当たり前の行動でも、嬉しいと感じてしまうくらいには。
ただ、ディヴァリアの発言はシルクを子供扱いするなという注意なのだろう。
当然のことだ。シルクは俺より優秀と言っていい人間なんだから。
それに、自分の足で立てなくなるほど甘やかすのは本人のためにならない。やり過ぎには注意しないと。
「シルクに頼ってばかりの割に、偉そうな物言いかもな。悪い」
「否定します。リオン君の優しさは伝わっていますよ。あなたが私を大好きだということも」
「まあ、そうだね。偉そうというよりは、加減を知らないって感じだったし」
「肯定します。出会ったばかりのユリアさんやフェミルさんのために命をかける。優しさと言うには過激すぎる」
シルクは、俺が命をかけるたびに苦しんでいたからな。
根に持っていると言うと言葉が悪いが、相応に腹を立てていたのだろう。
俺だって、親しい相手が危険な目にあっていて、心配しないはずがない。
それを思えば、やり過ぎではあった。後悔はしていないが。ユリアもフェミルも、今では大切な相手だから。
「これからのリオンは、無茶をする必要もないよ。私も居るし、トゥルースオブマインドもあるからね」
「同感です。リオン君が傷つく姿は、もう見なくて済みそうですね。嬉しい限りです」
「なんだかんだで、シルクも優しいよね。もっと責めたって良いくらいだと思うよ」
「まあ、否定はできないが。何度も泣かせたもんな」
俺が逆の立場なら、心配のあまりに厳しい言葉を投げかけてしまいそうだ。
それを思えば、シルクがどれほど優しいかが伝わってくる。
にも関わらず、シルクの悲しみを無視し続けていたんだからな。罪深いことだ。
これからシルクを幸福にしていくことで、しっかりと償っていかないと。
「それでも、リオン君にもらったものの方が多いですから。気にしなくていいです」
「私達はみんな、リオンのおかげで幸せなんだからね。そこは確かな成果だよ」
みんなが幸せであるのならば、誰の成果でも構わないが。
それでも、俺の力が役立っているのだと思うと嬉しい。
みんな大切な友達で、ディヴァリアは愛する人なんだから。
俺の望みは、手の中にある小さな世界を守っていくことだ。
「ありがとう。お前達が幸福なのだと思うと、俺も幸せになれそうだよ」
「感謝します。相手の幸福を素直に喜べるあなただから、私は救われた」
「そうだね。私達のために、リオンはいっぱい尽くしてくれたから」
大切な相手のために、全力を尽くす。当たり前のことではあるが、難しい。
俺だって、何度も折れそうになりながら進んできたからな。
他の誰かが俺と同じ立場なら、もっとうまくやれたのかもしれない。そう思ったことも一度や二度じゃない。
そんな苦しみが報われたのだと思えるほどの価値が、シルク達の笑顔にはある。
今穏やかに微笑んでいる顔は、きっと未来でだって忘れないだろう。
「お前達の感謝は、確かに俺の力になっていた。だから、お互い様だよ」
「ふふっ、リオンらしいね。自分の力だって誇ってもいいのに」
「ですが、そんなリオン君だからこそ出会えてよかったんです」
「確かにね。私だって、リオンにはいっぱい助けられてきたけど。感謝を求められたりはしなかったから」
「別に俺だって無欲じゃない。ディヴァリア達が好きだったからこそ、努力できただけのことだ」
完全にどうでもいい相手からの感謝と、大事な相手からの感謝。比べるまでもない。
大切な相手が幸せそうで居てくれる。俺にとっては最高の報酬だったと言うだけだ。
金や名誉よりも、俺には大事だったというだけ。欲の種類が違っただけ。
結局のところ、俺だって人間なんだから。報われないと分かっていても努力なんてできない。
「私達を好きになる相手が、どれだけ居たかってことだよ。今では別だけど、昔はね」
「同感です。リオン君が求めてくれた。それが私達の始まりだったんです」
「なら、俺という人間にも価値があったということか。ただ先に出会っただけという訳でもなく」
「ああ、そこを気にしていたんだ。心配しなくていいよ。私達みんな、リオンだから大切なんだよ」
「同意します。誰でも手を差し伸べられた訳じゃない。私達の前には、大勢の人が居た。それでも、リオン君だけだったんですから」
俺が俺を認められなかった原因として、他の誰かでも良かったんじゃないかという考えはあるはず。
だって、優しくしただけのことだったから。でも、確かに俺以外には居なかった。なら、大事な役割だったんだよな。
そういえば、シャーナさんにも言われていた。俺だから救えたんだって。
なら、誇りに思ってもいいだろう。誰に伝えるわけでもないけど、俺の中に抱えておく感情として。
「ありがとう。俺達は、お互いにお互いが救われているな」
「そうだね。最高の出会いだったって、みんな思っているよ。だから、この関係を永遠にしたいんだ」
「同感です。私達の手で、私達が幸福になれる世界を作りましょうね」
少し落ち着いたので、俺たちと一緒に過ごす時間を取ってくれたとのこと。
やはり、時間ができた時に遊びたい相手だと思われているのは嬉しいな。
俺にしろディヴァリアにしろ、友達と言える人間が多いわけではないから。
「シルクのおかげで、うまく教会に私達の手駒を送り込めたよ。ありがとう」
「当然です。ミナとディヴァリアが干渉してくれたほうが、私にとっても都合がいいですから」
そんな事になっていたのか。俺の知らないところで、いろいろと動いているのだな。
シルクが教会のことを好きでないのはきっと事実。だから、仮に教会が崩壊しても、あまり気にしないのだろうな。
回復魔法を使い続けて、当然という顔をされて、あまつさえ仕事が遅いと罵られてすらいた。
そんな環境に追いやった組織のことを、どうやって好きになるというのか。
シルクとしても、必要だから仕事をこなしているのだろう。
いくら優しい彼女でも、恨みを抱えないわけがないんだから。
教会の全てが悪人ではないのだろうが、シルクから見ればな。
まあ、嫌いだからといって踏みにじるような人じゃない。そこは信頼している。
「大司教になって、嫌な思いをしていたりしないか? 無理は禁物だぞ」
「問題ありません。リオン君のおかげで、環境は快適に近いです」
「教会は、ミナやリオン、私の機嫌を取らないといけないからね。教国のように壊されたくないから」
そこに俺も混ざるのか。心を確かに持っていないと、悪事に手を染めてしまいそうだ。
俺は弱い人間だからな。何でもできそうな状況で、自制が効くかは怪しい。
顔色をうかがうばかりの人間達が相手だとしても、ちゃんと自分を保たないと。
結局のところ、俺は小市民的な精神性の持ち主だからな。
みんなから嫌われることのないように、気をつけていかないと。
「シルクが俺達の友達だってのは、知られているんだよな」
「そうだね。だから、教会はシルクを大司教に指名したんだよ」
「リオン君達の力になりたくて、仕事を引き受けたんです。権力は武器ですからね」
権力によって、がんじがらめにならないか心配だった。
だが、今のところは問題無さそうだな。俺はシルクを苦しめてまで、力になってほしくはないから。安心できる。
「シルクが苦しい思いをしていたら、手伝ってくれても無意味だからな。そこは安心できそうだ」
「リオンはちょっと優しすぎるかな。シルクだって、自分で立つくらいのことはできる人なんだよ」
「幸福ですよ。私を心配される感覚は、何度味わっても良い気分ですから」
シルクは、というか俺の友達はだいたい、周りから軽んじられてきたからな。
俺にとって当たり前の行動でも、嬉しいと感じてしまうくらいには。
ただ、ディヴァリアの発言はシルクを子供扱いするなという注意なのだろう。
当然のことだ。シルクは俺より優秀と言っていい人間なんだから。
それに、自分の足で立てなくなるほど甘やかすのは本人のためにならない。やり過ぎには注意しないと。
「シルクに頼ってばかりの割に、偉そうな物言いかもな。悪い」
「否定します。リオン君の優しさは伝わっていますよ。あなたが私を大好きだということも」
「まあ、そうだね。偉そうというよりは、加減を知らないって感じだったし」
「肯定します。出会ったばかりのユリアさんやフェミルさんのために命をかける。優しさと言うには過激すぎる」
シルクは、俺が命をかけるたびに苦しんでいたからな。
根に持っていると言うと言葉が悪いが、相応に腹を立てていたのだろう。
俺だって、親しい相手が危険な目にあっていて、心配しないはずがない。
それを思えば、やり過ぎではあった。後悔はしていないが。ユリアもフェミルも、今では大切な相手だから。
「これからのリオンは、無茶をする必要もないよ。私も居るし、トゥルースオブマインドもあるからね」
「同感です。リオン君が傷つく姿は、もう見なくて済みそうですね。嬉しい限りです」
「なんだかんだで、シルクも優しいよね。もっと責めたって良いくらいだと思うよ」
「まあ、否定はできないが。何度も泣かせたもんな」
俺が逆の立場なら、心配のあまりに厳しい言葉を投げかけてしまいそうだ。
それを思えば、シルクがどれほど優しいかが伝わってくる。
にも関わらず、シルクの悲しみを無視し続けていたんだからな。罪深いことだ。
これからシルクを幸福にしていくことで、しっかりと償っていかないと。
「それでも、リオン君にもらったものの方が多いですから。気にしなくていいです」
「私達はみんな、リオンのおかげで幸せなんだからね。そこは確かな成果だよ」
みんなが幸せであるのならば、誰の成果でも構わないが。
それでも、俺の力が役立っているのだと思うと嬉しい。
みんな大切な友達で、ディヴァリアは愛する人なんだから。
俺の望みは、手の中にある小さな世界を守っていくことだ。
「ありがとう。お前達が幸福なのだと思うと、俺も幸せになれそうだよ」
「感謝します。相手の幸福を素直に喜べるあなただから、私は救われた」
「そうだね。私達のために、リオンはいっぱい尽くしてくれたから」
大切な相手のために、全力を尽くす。当たり前のことではあるが、難しい。
俺だって、何度も折れそうになりながら進んできたからな。
他の誰かが俺と同じ立場なら、もっとうまくやれたのかもしれない。そう思ったことも一度や二度じゃない。
そんな苦しみが報われたのだと思えるほどの価値が、シルク達の笑顔にはある。
今穏やかに微笑んでいる顔は、きっと未来でだって忘れないだろう。
「お前達の感謝は、確かに俺の力になっていた。だから、お互い様だよ」
「ふふっ、リオンらしいね。自分の力だって誇ってもいいのに」
「ですが、そんなリオン君だからこそ出会えてよかったんです」
「確かにね。私だって、リオンにはいっぱい助けられてきたけど。感謝を求められたりはしなかったから」
「別に俺だって無欲じゃない。ディヴァリア達が好きだったからこそ、努力できただけのことだ」
完全にどうでもいい相手からの感謝と、大事な相手からの感謝。比べるまでもない。
大切な相手が幸せそうで居てくれる。俺にとっては最高の報酬だったと言うだけだ。
金や名誉よりも、俺には大事だったというだけ。欲の種類が違っただけ。
結局のところ、俺だって人間なんだから。報われないと分かっていても努力なんてできない。
「私達を好きになる相手が、どれだけ居たかってことだよ。今では別だけど、昔はね」
「同感です。リオン君が求めてくれた。それが私達の始まりだったんです」
「なら、俺という人間にも価値があったということか。ただ先に出会っただけという訳でもなく」
「ああ、そこを気にしていたんだ。心配しなくていいよ。私達みんな、リオンだから大切なんだよ」
「同意します。誰でも手を差し伸べられた訳じゃない。私達の前には、大勢の人が居た。それでも、リオン君だけだったんですから」
俺が俺を認められなかった原因として、他の誰かでも良かったんじゃないかという考えはあるはず。
だって、優しくしただけのことだったから。でも、確かに俺以外には居なかった。なら、大事な役割だったんだよな。
そういえば、シャーナさんにも言われていた。俺だから救えたんだって。
なら、誇りに思ってもいいだろう。誰に伝えるわけでもないけど、俺の中に抱えておく感情として。
「ありがとう。俺達は、お互いにお互いが救われているな」
「そうだね。最高の出会いだったって、みんな思っているよ。だから、この関係を永遠にしたいんだ」
「同感です。私達の手で、私達が幸福になれる世界を作りましょうね」
0
お気に入りに追加
77
あなたにおすすめの小説
異世界で生きていく。
モネ
ファンタジー
目が覚めたら異世界。
素敵な女神様と出会い、魔力があったから選ばれた主人公。
魔法と調合スキルを使って成長していく。
小さな可愛い生き物と旅をしながら新しい世界で生きていく。
旅の中で出会う人々、訪れる土地で色々な経験をしていく。
3/8申し訳ありません。
章の編集をしました。
【完結】悪役に転生したのにメインヒロインにガチ恋されている件
エース皇命
ファンタジー
前世で大好きだったファンタジー大作『ロード・オブ・ザ・ヒーロー』の悪役、レッド・モルドロスに転生してしまった桐生英介。もっと努力して意義のある人生を送っておけばよかった、という後悔から、学院で他を圧倒する努力を積み重ねる。
しかし、その一生懸命な姿に、メインヒロインであるシャロットは惚れ、卒業式の日に告白してきて……。
悪役というより、むしろ真っ当に生きようと、ファンタジーの世界で生き抜いていく。
ヒロインとの恋、仲間との友情──あれ? 全然悪役じゃないんだけど! 気づけば主人公になっていた、悪役レッドの物語!
※小説家になろう、エブリスタにも投稿しています。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~
津ヶ谷
ファンタジー
綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。
ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。
目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。
その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。
その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。
そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。
これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。
貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!
やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり
目覚めると20歳無職だった主人公。
転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。
”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。
これではまともな生活ができない。
――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう!
こうして彼の転生生活が幕を開けた。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる