162 / 182
6章 聖女ディヴァリアと勇者リオン
161話 決して壊れないもの
しおりを挟む
「ディヴァリア、あたしに黙っていたことがあるそうね?」
ディヴァリアとサクラが目の前で顔を合わせると、突然サクラが明らかに不機嫌な声色で言い出した。
おいおい。まさかケンカになったりしないよな? 仲違いして、サクラは無事で居られるのか?
いや、それともシャーナさんの言っていた不安になる話か?
ディヴァリアの計画のうちだから、問題ないのだろうか。
だが、どう見てもサクラは本気だぞ。大丈夫なのか?
メルキオール学園の復旧に向けて、生徒たちが集まった中での出来事だ。
学園では多くの死人が出ていたし、戦争もあった。
だから、機能不全を起こしていたんだよな。それでも、なんとか形にできないかと試行錯誤している最中なんだ。
それよりも問題なのは、今のサクラの態度が演技なのかどうかだ。
とにかく迫真で、本気でディヴァリアに敵意を抱いているようにしか見えない。
ケンカくらいで殺されるとは思いたくないが、逆鱗に触れたりしないだろうか。
「隠していた事? いったい何ですか?」
「リオンと結婚するって事! あたしの想いを知っていて、黙っていたのよね!?」
あ、これは大丈夫なやつだ。
俺達が結婚することはとっくに知られているし、何ならサクラだって側室になる。
その前提を知っていると、安心して見守っていられるな。
本気で仲違いする未来は無さそうだ。助かるな。
ディヴァリアもサクラも大切な人だから、仲良くしてくれていると嬉しい。
「リオンは私のことが好きなんですから、仕方ないですよね」
「そんな訳ないでしょ!? あたしの気持ちを無視して!」
というか、俺が見世物になっているんだよな。どう考えても周囲に注目されている。
さて、止めた方が良いのだろうか。ディヴァリア達の望む動きは、なんだろうか。
仲違いしているとアピールする意図はあるのだろうが、他の目的は何だ?
まあ、俺が止めに入ってもこじれるくらいの方が、仲が悪い印象になるな。
「落ち着いてくれ、サクラ。黙っていたのは悪かったから……」
「うるさい! あんただって共犯でしょうに! あたしが告白したのに無視して!」
「サクラ。リオンを悪く言うのは許せないですよ」
ディヴァリアはサクラをにらんでいるが、いつもの怒りを感じない。
本当にプロレスなのだろうな。なら、のんびりと眺めていられる。
だが、周りは焦っていると言うか、本気でケンカしているように見えているみたいだ。
つまりは、この中の誰かに知られたい。あるいは、情報が広がってほしいのだな。
方向性は分かった。そうなると、俺は振り回される立ち位置が良いだろう。
どちらもなだめようとして、間でアワアワしている感じというか。
結果的に、対立が強調されることになるだろう。
「俺のことは気にしなくていいが、俺を理由にケンカをするのはやめてくれないか」
「リオン、あんたはどっちの味方なのよ!?」
「もちろん、私の味方ですよ。ね?」
これが本気だと思うと、恐ろしくて仕方ないな。
だが、演技だと考えているから冷静さを保てる。
俺としては、できれば目の前で見ていたくはないが。
ウソだと考えていても、苦しさはあるんだよな。
「ディヴァリアと結婚する訳だからな。サクラの味方は難しいよ」
「……そう。そうなのね。あんたも、あたしの気持ちを裏切るの」
底冷えしそうな声で、演技だと考えていても震えそうだ。世が世なら、女優としてもやっていけそうだな。
サクラは怒りを爆発させるイメージだが、今はぜんぜん違う。
だからこそ、まだ俺は落ち着いていられる。でも、本気で信じてしまいそうなんだよな。
「分かりましたか? リオンは私のものなんです。そして、私はリオンのもの」
「認めない。絶対に認めないわ。何があったとしても、あんたは許さない」
「リオンを傷つけるつもりなら、私にも考えがありますよ。詩歌え――チェインオブマインド」
「あんたがそのつもりなら。覚悟れ――プロミスオブボンド」
ディヴァリアの左手にブレスレットが現れ、サクラの首元にネックレスが現れる。
流石に笑えない。2人がぶつかりあえば、演技だとしても被害が大きいだろう。
そこで、2人の間に入り込む。お互い、俺を巻き込む訳にはいかないだろうからな。
「待ってくれ! 周りに人がいる状況でぶつかり合うつもりか!? 2人とも。そこで戦うのならば、俺を殺すつもりでやれ」
「……仕方ないわね。首を洗って待ってなさいよ、ディヴァリア」
「サクラさんでは、私には勝てませんよ」
サクラは心奏具の展開を解除して、ゆっくりと去っていく。
ディヴァリアは穏やかな笑みを浮かべて、俺の左手を握ってきた。
「サクラを挑発するようなこと、やめてくれないか。俺は2人のケンカを見たくないんだ」
そう言いつつ、手をしっかりと握り返す。
きっと、俺はディヴァリアの意図を理解していると伝わるはず。
俺が本気でディヴァリアを止めるつもりなら、今ここで手を振り払うくらいの方がいい。
だから、ずっと一緒にいたディヴァリアなら何も言う必要なんてない。
「人の旦那を奪い取ろうとする人に、優しくなんてできませんよ。私だって女なんですからね?」
人目があるから、お互いに本心を口にする訳にはいかない。
きっと、ディヴァリアの計画が崩壊してしまうから。
俺としては、ディヴァリアの言葉を信じたていで動くのが良いだろうな。
「俺が好きなのは、ディヴァリアだけだよ。でも、サクラだって友達なんだ」
「誰にでも優しいのはリオンの悪いところですね。フッてあげるのも大事なことなんですよ?」
サクラを俺の側室にしたいと言ってきたのはディヴァリアだ。
それを考えると、いけしゃあしゃあとという感想だな。思わず笑ってしまいそうなくらいだ。
だが、しっかりと演技をしないとな。俺がディヴァリアの計画を邪魔する訳にはいかない。
きっと、これまでのように戦争を引き起こすものではないと信じているからな。
「それを言われると弱いな……サクラには悪いが、ハッキリと付き合えないと言うよ」
「ありがとうございます、リオン。あなたは、私だけのもの。永遠にですよ」
「そうだな。聖女のものなんて、光栄だよ」
「聖女という立場だけなんですか? 私自身を、見てはくれないんですか? サクラさんより、リオンを幸せにできますよ?」
なかなかにサクラを煽っていくな。この場に居ないとはいえ、情報は伝わるだろうに。
自作自演だと考えると、微笑ましいものではあるが。わざわざ挑発するのも、サクラを信頼している証に思える。
今の言葉程度では、絶対に壊れない関係だと信じているのだろう。
いいな。ディヴァリアとサクラが、本気で親友だと分かる。
「ディヴァリアのことは信じているよ。俺を大切にしてくれると。その分を返すつもりだ」
「嬉しいです。リオンと私なら、最高の夫婦になれますよね。勇者と聖女。誰よりもふさわしい2人ですから」
「お前に釣り合う相手なんて、誰もいないと思っていたよ」
「リオンなら、ずっと私と対等でしたよ。幼馴染として、ずっと私を支えてくれたじゃないですか」
本心も入っているのだと信じたい。
俺はディヴァリアの役に立てていたのだと思いたい。
結婚する段になっても、能力では負けていると感じるからな。
それでも好きでいてくれる相手だから、絶対に裏切らないようにしないと。
「これからも、ずっと支え続けるよ。お前が大好きだからな」
「約束ですよ? 他の誰に嫌われるより、リオンに嫌われることが苦しいんですから。私を泣かせないでください。永遠に」
どんな未来が待っていたとしても、必ず。
ディヴァリアを愛し続けて、幸せにし続ける。俺自身に、ディヴァリアに、誓ってみせる。
ディヴァリアとサクラが目の前で顔を合わせると、突然サクラが明らかに不機嫌な声色で言い出した。
おいおい。まさかケンカになったりしないよな? 仲違いして、サクラは無事で居られるのか?
いや、それともシャーナさんの言っていた不安になる話か?
ディヴァリアの計画のうちだから、問題ないのだろうか。
だが、どう見てもサクラは本気だぞ。大丈夫なのか?
メルキオール学園の復旧に向けて、生徒たちが集まった中での出来事だ。
学園では多くの死人が出ていたし、戦争もあった。
だから、機能不全を起こしていたんだよな。それでも、なんとか形にできないかと試行錯誤している最中なんだ。
それよりも問題なのは、今のサクラの態度が演技なのかどうかだ。
とにかく迫真で、本気でディヴァリアに敵意を抱いているようにしか見えない。
ケンカくらいで殺されるとは思いたくないが、逆鱗に触れたりしないだろうか。
「隠していた事? いったい何ですか?」
「リオンと結婚するって事! あたしの想いを知っていて、黙っていたのよね!?」
あ、これは大丈夫なやつだ。
俺達が結婚することはとっくに知られているし、何ならサクラだって側室になる。
その前提を知っていると、安心して見守っていられるな。
本気で仲違いする未来は無さそうだ。助かるな。
ディヴァリアもサクラも大切な人だから、仲良くしてくれていると嬉しい。
「リオンは私のことが好きなんですから、仕方ないですよね」
「そんな訳ないでしょ!? あたしの気持ちを無視して!」
というか、俺が見世物になっているんだよな。どう考えても周囲に注目されている。
さて、止めた方が良いのだろうか。ディヴァリア達の望む動きは、なんだろうか。
仲違いしているとアピールする意図はあるのだろうが、他の目的は何だ?
まあ、俺が止めに入ってもこじれるくらいの方が、仲が悪い印象になるな。
「落ち着いてくれ、サクラ。黙っていたのは悪かったから……」
「うるさい! あんただって共犯でしょうに! あたしが告白したのに無視して!」
「サクラ。リオンを悪く言うのは許せないですよ」
ディヴァリアはサクラをにらんでいるが、いつもの怒りを感じない。
本当にプロレスなのだろうな。なら、のんびりと眺めていられる。
だが、周りは焦っていると言うか、本気でケンカしているように見えているみたいだ。
つまりは、この中の誰かに知られたい。あるいは、情報が広がってほしいのだな。
方向性は分かった。そうなると、俺は振り回される立ち位置が良いだろう。
どちらもなだめようとして、間でアワアワしている感じというか。
結果的に、対立が強調されることになるだろう。
「俺のことは気にしなくていいが、俺を理由にケンカをするのはやめてくれないか」
「リオン、あんたはどっちの味方なのよ!?」
「もちろん、私の味方ですよ。ね?」
これが本気だと思うと、恐ろしくて仕方ないな。
だが、演技だと考えているから冷静さを保てる。
俺としては、できれば目の前で見ていたくはないが。
ウソだと考えていても、苦しさはあるんだよな。
「ディヴァリアと結婚する訳だからな。サクラの味方は難しいよ」
「……そう。そうなのね。あんたも、あたしの気持ちを裏切るの」
底冷えしそうな声で、演技だと考えていても震えそうだ。世が世なら、女優としてもやっていけそうだな。
サクラは怒りを爆発させるイメージだが、今はぜんぜん違う。
だからこそ、まだ俺は落ち着いていられる。でも、本気で信じてしまいそうなんだよな。
「分かりましたか? リオンは私のものなんです。そして、私はリオンのもの」
「認めない。絶対に認めないわ。何があったとしても、あんたは許さない」
「リオンを傷つけるつもりなら、私にも考えがありますよ。詩歌え――チェインオブマインド」
「あんたがそのつもりなら。覚悟れ――プロミスオブボンド」
ディヴァリアの左手にブレスレットが現れ、サクラの首元にネックレスが現れる。
流石に笑えない。2人がぶつかりあえば、演技だとしても被害が大きいだろう。
そこで、2人の間に入り込む。お互い、俺を巻き込む訳にはいかないだろうからな。
「待ってくれ! 周りに人がいる状況でぶつかり合うつもりか!? 2人とも。そこで戦うのならば、俺を殺すつもりでやれ」
「……仕方ないわね。首を洗って待ってなさいよ、ディヴァリア」
「サクラさんでは、私には勝てませんよ」
サクラは心奏具の展開を解除して、ゆっくりと去っていく。
ディヴァリアは穏やかな笑みを浮かべて、俺の左手を握ってきた。
「サクラを挑発するようなこと、やめてくれないか。俺は2人のケンカを見たくないんだ」
そう言いつつ、手をしっかりと握り返す。
きっと、俺はディヴァリアの意図を理解していると伝わるはず。
俺が本気でディヴァリアを止めるつもりなら、今ここで手を振り払うくらいの方がいい。
だから、ずっと一緒にいたディヴァリアなら何も言う必要なんてない。
「人の旦那を奪い取ろうとする人に、優しくなんてできませんよ。私だって女なんですからね?」
人目があるから、お互いに本心を口にする訳にはいかない。
きっと、ディヴァリアの計画が崩壊してしまうから。
俺としては、ディヴァリアの言葉を信じたていで動くのが良いだろうな。
「俺が好きなのは、ディヴァリアだけだよ。でも、サクラだって友達なんだ」
「誰にでも優しいのはリオンの悪いところですね。フッてあげるのも大事なことなんですよ?」
サクラを俺の側室にしたいと言ってきたのはディヴァリアだ。
それを考えると、いけしゃあしゃあとという感想だな。思わず笑ってしまいそうなくらいだ。
だが、しっかりと演技をしないとな。俺がディヴァリアの計画を邪魔する訳にはいかない。
きっと、これまでのように戦争を引き起こすものではないと信じているからな。
「それを言われると弱いな……サクラには悪いが、ハッキリと付き合えないと言うよ」
「ありがとうございます、リオン。あなたは、私だけのもの。永遠にですよ」
「そうだな。聖女のものなんて、光栄だよ」
「聖女という立場だけなんですか? 私自身を、見てはくれないんですか? サクラさんより、リオンを幸せにできますよ?」
なかなかにサクラを煽っていくな。この場に居ないとはいえ、情報は伝わるだろうに。
自作自演だと考えると、微笑ましいものではあるが。わざわざ挑発するのも、サクラを信頼している証に思える。
今の言葉程度では、絶対に壊れない関係だと信じているのだろう。
いいな。ディヴァリアとサクラが、本気で親友だと分かる。
「ディヴァリアのことは信じているよ。俺を大切にしてくれると。その分を返すつもりだ」
「嬉しいです。リオンと私なら、最高の夫婦になれますよね。勇者と聖女。誰よりもふさわしい2人ですから」
「お前に釣り合う相手なんて、誰もいないと思っていたよ」
「リオンなら、ずっと私と対等でしたよ。幼馴染として、ずっと私を支えてくれたじゃないですか」
本心も入っているのだと信じたい。
俺はディヴァリアの役に立てていたのだと思いたい。
結婚する段になっても、能力では負けていると感じるからな。
それでも好きでいてくれる相手だから、絶対に裏切らないようにしないと。
「これからも、ずっと支え続けるよ。お前が大好きだからな」
「約束ですよ? 他の誰に嫌われるより、リオンに嫌われることが苦しいんですから。私を泣かせないでください。永遠に」
どんな未来が待っていたとしても、必ず。
ディヴァリアを愛し続けて、幸せにし続ける。俺自身に、ディヴァリアに、誓ってみせる。
0
お気に入りに追加
77
あなたにおすすめの小説
NTRエロゲの世界に転移した俺、ヒロインの好感度は限界突破。レベルアップ出来ない俺はスキルを取得して無双する。~お前らNTRを狙いすぎだろ~
ぐうのすけ
ファンタジー
高校生で18才の【黒野 速人】はクラス転移で異世界に召喚される。
城に召喚され、ステータス確認で他の者はレア固有スキルを持つ中、速人の固有スキルは呪い扱いされ城を追い出された。
速人は気づく。
この世界、俺がやっていたエロゲ、プリンセストラップダンジョン学園・NTRと同じ世界だ!
この世界の攻略法を俺は知っている!
そして自分のステータスを見て気づく。
そうか、俺の固有スキルは大器晩成型の強スキルだ!
こうして速人は徐々に頭角を現し、ハーレムと大きな地位を築いていく。
一方速人を追放したクラスメートの勇者源氏朝陽はゲームの仕様を知らず、徐々に成長が止まり、落ちぶれていく。
そしてクラス1の美人【姫野 姫】にも逃げられ更に追い込まれる。
順調に強くなっていく中速人は気づく。
俺達が転移した事でゲームの歴史が変わっていく。
更にゲームオーバーを回避するためにヒロインを助けた事でヒロインの好感度が限界突破していく。
強くなり、ヒロインを救いつつ成り上がっていくお話。
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
カクヨムとアルファポリス同時掲載。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
クラス転移で神様に?
空見 大
ファンタジー
集団転移に巻き込まれ、クラスごと異世界へと転移することになった主人公晴人はこれといって特徴のない平均的な学生であった。
異世界の神から能力獲得について詳しく教えられる中で、晴人は自らの能力欄獲得可能欄に他人とは違う機能があることに気が付く。
そこに隠されていた能力は龍神から始まり魔神、邪神、妖精神、鍛冶神、盗神の六つの神の称号といくつかの特殊な能力。
異世界での安泰を確かなものとして受け入れ転移を待つ晴人であったが、神の能力を手に入れたことが原因なのか転移魔法の不発によりあろうことか異世界へと転生してしまうこととなる。
龍人の母親と英雄の父、これ以上ない程に恵まれた環境で新たな生を得た晴人は新たな名前をエルピスとしてこの世界を生きていくのだった。
現在設定調整中につき最新話更新遅れます2022/09/11~2022/09/17まで予定
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~
津ヶ谷
ファンタジー
綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。
ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。
目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。
その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。
その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。
そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。
これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。
二度目の異世界に来たのは最強の騎士〜吸血鬼の俺はこの世界で眷族(ハーレム)を増やす〜
北条氏成
ファンタジー
一度目の世界を救って、二度目の異世界にやってきた主人公は全能力を引き継いで吸血鬼へと転生した。
この物語は魔王によって人間との混血のハーフと呼ばれる者達が能力を失った世界で、最強種の吸血鬼が眷族を増やす少しエッチな小説です。
※物語上、日常で消費する魔力の補給が必要になる為、『魔力の補給(少しエッチな)』話を挟みます。嫌な方は飛ばしても問題はないかと思いますので更新をお待ち下さい。※
カクヨムで3日で修正という無理難題を突き付けられたので、今後は切り替えてこちらで投稿していきます!カクヨムで読んで頂いてくれていた読者の方々には大変申し訳ありません!!
*毎日投稿実施中!投稿時間は夜11時~12時頃です。*
※本作は眷族の儀式と魔力の補給というストーリー上で不可欠な要素が発生します。性描写が苦手な方は注意(魔力の補給が含まれます)を読まないで下さい。また、ギリギリを攻めている為、BAN対策で必然的に同じ描写が多くなります。描写が単調だよ? 足りないよ?という場合は想像力で補って下さい。できる限り毎日更新する為、話数を切って千文字程度で更新します。※
表紙はAIで作成しました。ヒロインのリアラのイメージです。ちょっと過激な感じなので、運営から言われたら消します!
俺だけ異世界行ける件〜会社をクビになった俺は異世界で最強となり、現実世界で気ままにスローライフを送る〜
平山和人
ファンタジー
平凡なサラリーマンである新城直人は不況の煽りで会社をクビになってしまう。
都会での暮らしに疲れた直人は、田舎の実家へと戻ることにした。
ある日、祖父の物置を掃除したら変わった鏡を見つける。その鏡は異世界へと繋がっていた。
さらに祖父が異世界を救った勇者であることが判明し、物置にあった武器やアイテムで直人はドラゴンをも一撃で倒す力を手に入れる。
こうして直人は異世界で魔物を倒して金を稼ぎ、現実では働かずにのんびり生きるスローライフ生活を始めるのであった。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる