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3章 歪みゆくリオン
89話 大切なもの
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今日はメルキオール学園でいつものように過ごしている。
エギルによる襲撃では犠牲者は出なかったので、初めて有翼連合に襲撃されたときよりも落ち着いている。
生徒達が戦争を経験したということも、今そこまで不安が広がっていない原因なのだろう。
良くも悪くも、今の生徒達は死に慣れてしまっている。俺にどうにかできる事ではないから、放っておくが。
サクラと話しながら授業を受けていると、ずいぶん早く時間が経ったような気がしていた。
やはり、サクラと過ごしている時間は楽しい。彼女は明るくて、一緒にいて居心地のいい相手だからな。
そのまま授業を終え、休み時間。今回は珍しく2人でゆっくりしていた。
いつもなら、他の誰かも一緒にいるのだがな。まあ、良い機会だ。最近はサクラとの時間をあまり取れなかったからな。
「最近、調子はどうだ? またいろいろ大変だったからな。少し心配だったんだ」
「いちばん大変なのは、あんたでしょうに。まあいいわ。心奏具の扱いにも慣れてきたし、だいぶ強くなれたんじゃないかしら」
サクラの心奏具が変化してからは、すでに俺より強いくらいだと思えたのだが。また強くなっているのか。
頼りになることだが、悔しさはどうしても消せない。どうして俺は弱いままなのだろうか。
俺の周りにいる人間は、ほとんどが俺よりも才能を持っていて、いずれは俺を置いていきそうだ。
何が違うのだろうな。やはり、才能だろうか。間違った努力をしているつもりはない。ちゃんと、強くなれる努力をしているはずなのにな。
「そうか。だったら、また力を貸してもらうかもな」
「ええ。任せておきなさい。あんたがあたしを必要とするなら、いつだって力を貸すわ」
ありがたいことだが、俺はしっかりしておかないとな。サクラの心奏具が壊れたことには、俺の油断の影響が絶対にある。
だから、サクラが危なくなったら助けられるように、もっと強くならないと。
結局、人に頼りきりになることがどれほど危険かはよく分かった。主人公でさえ、命の危機に追い詰められるのだから。
俺の親しい人たちに犠牲を出さないためにも、俺の努力は大切なんだ。
みんな俺より強いのだとしても、俺がやるべきことはいくらでもある。
サクラ達を危ない目に合わせないためにも、死力を尽くすべきだろう。
「いつだってサクラを求めてしまいそうだな。本当に頼りにしているんだ」
「ま、またあんたは……あんたにはディヴァリアがいるんだから、言葉には気をつけなさいよね」
どうして急にディヴァリアが出てくるのだろうか。また呆れられているみたいだから、変なことを言ったのだろうが。
そんなにおかしな事だっただろうか。サクラが頼りになるなんて、当たり前の話なのだが。
頼り過ぎだという雰囲気ではないから、俺のことが迷惑だというわけではないだろう。
「何が問題なんだ? サクラは俺にとっては欠けてはならない大事な友達なんだ。いや、役に立つとかどうではなく」
「そこを問題にしているわけじゃないのよね。まあ、あんたには分からないか。仕方ないわよね。リオンだし」
完全に諦められている。そこまで問題のある行動をしてきただろうか。
できることなら解決したいのだが、さじを投げられているからな。無理なのだろう。
というか、役に立つかどうかとして見ていると思われたわけでないのなら、何だったんだ。
まあ、教えてくれそうな雰囲気ではないし、諦めるしかないか。
「とてもダメな人間だと思われている気がするぞ」
「一部に関しては、本当にダメダメね。あんたは頼りになる友達だし、大好きではある。それはそれとして、ちょっとビックリする時があるのよね。もう慣れたけど」
そこまで非常識なことをしたのだろうか。俺としては、自分はまともなつもりでいるのだが。
いや、ディヴァリアの悪事を見逃し続けている人間がまともな訳はないか。
とはいえ、問題があると知っていても大切な友達だと思ってもらえるのだから、十分だろう。
俺のことを、良いところも悪いところも知った上で受け入れてくれているのだから。
「シルクやノエルからも呆れられた記憶があるが、同じ原因だと思うか?」
「きっと同じ理由ね。あんたの行動、ある意味では分かりやすいというか。自分を誤魔化しているのかもね」
自分を誤魔化す。どういうことだろうか。
俺は本心に従って行動していると思うが。誰かの希望になるという目標も、ディヴァリアを止めることも。
自分の心が分からないなんてこと、流石に無いだろう。俺の大切な相手はハッキリしているし、だからやりたいことも決まっている。
「分かりやすいのなら、いいのか?」
「まあ、みんな受け入れているんだから、いいんじゃない? ディヴァリアだって、悪く思っていないみたいだし」
ディヴァリアが問題視していないのならいい。サクラのセリフだから、よく分からない。
サクラはディヴァリアの本性を知らないはずだ。だから、どうして今の言葉が出てくるのだろう。
ディヴァリアの感情が、俺の行動の良し悪しにどう関係してくるというのか。
まあ、聞いたところで教えてもらえないのだから、気にしすぎても仕方ないか。
俺には答えは分からないというのが、サクラの見解なのだから。
「まあ、俺には直せないみたいだから、納得するしかないか。問題もあるのだろうが、どうにもできないからな」
「あたしはずっとあんたの友達よ。今のあんたの問題があったところでね。きっと、みんなも同じ。だから、気にしすぎることはないわ。そもそも直らないのは同感だし」
「なら、仕方ないか。直せるものなら直したいのだがな」
「絶対に無理よ。断言できるわ。でも、解決する手段もあるのよね。今は言わないけど。言っても意味がないでしょうし」
解決する手段があるのなら、聞いてみたいものだが。
それでも、サクラが無駄だと言うのならば、本当に無駄なのだろう。
気になりはするが、わざわざ聞いたところで良いことはないだろうな。
「そういうものか。なら、仕方ないな。サクラ達が受け入れてくれるのだから、それでいいと思っておくか」
「うん、いいんじゃないかしら。欠点ではあるとはいえ、致命的ではないはずよ。みんな分かってくれるわ。それに、もっと大きな魅力があるのよ。心配しなくていいわ」
「サクラがそう言うのなら、安心だな。サクラの言葉なら、全部信じていいだろうし」
「あたしだって間違えたりするのよ……? 気をつけなさいよね」
確かに、良くない考えだった。サクラの強さを盲信した結果、俺は彼女を失いかけた。
だから、ちゃんと気をつけておかないとな。良くない未来を避けるためにも。
「ああ、しっかりと気をつける。反省すべきことだな」
「そこまで真剣に聞かなくてもいいけどね。ミナやシルクにルミリエがいれば大丈夫でしょ」
「他人を盲信するのは危険だと、よく分かっているからな。疑うべきところは疑わないと」
「そうね。でも、全部うまくやるなんて無理なんだから、周りを頼りなさいよね。リオンは抱え込みすぎるから、心配だわ」
「シルク達にも言われたことだからな。ちゃんと頼らせてもらう。そのうえで、俺自身も努力するだけだ」
「ならいいわ。あたしも頑張るわね。あたしと、あんたと、ディヴァリアと、みんなと。ずっと一緒で居られるようにね」
サクラの言葉は、俺も考えていたことだ。みんなとの未来だけは、何があっても守りたいんだ。
だったら、サクラと俺の進むべき道は同じはずだ。安心していいよな。
「ああ、俺も同じ気持ちだ。お互い、頑張ろうな」
「ふふっ、初めて出会った頃みたいね。あの頃は、ディヴァリアを支えたいって言ってたっけ。今でも同じなの?」
「もちろんだ。サクラことだって、支えたいと思っているがな」
「なら、また協力しましょうね。あたし達の未来のために」
「ああ、そうだな。サクラ、これからもよろしくな」
「ええ、これからもずっとね。何があっても離れたりしないわ。永遠にね」
ああ、そうありたいものだ。マリオ達から奪ってしまったサクラを、これからもずっと、大切にするんだ。
エギルによる襲撃では犠牲者は出なかったので、初めて有翼連合に襲撃されたときよりも落ち着いている。
生徒達が戦争を経験したということも、今そこまで不安が広がっていない原因なのだろう。
良くも悪くも、今の生徒達は死に慣れてしまっている。俺にどうにかできる事ではないから、放っておくが。
サクラと話しながら授業を受けていると、ずいぶん早く時間が経ったような気がしていた。
やはり、サクラと過ごしている時間は楽しい。彼女は明るくて、一緒にいて居心地のいい相手だからな。
そのまま授業を終え、休み時間。今回は珍しく2人でゆっくりしていた。
いつもなら、他の誰かも一緒にいるのだがな。まあ、良い機会だ。最近はサクラとの時間をあまり取れなかったからな。
「最近、調子はどうだ? またいろいろ大変だったからな。少し心配だったんだ」
「いちばん大変なのは、あんたでしょうに。まあいいわ。心奏具の扱いにも慣れてきたし、だいぶ強くなれたんじゃないかしら」
サクラの心奏具が変化してからは、すでに俺より強いくらいだと思えたのだが。また強くなっているのか。
頼りになることだが、悔しさはどうしても消せない。どうして俺は弱いままなのだろうか。
俺の周りにいる人間は、ほとんどが俺よりも才能を持っていて、いずれは俺を置いていきそうだ。
何が違うのだろうな。やはり、才能だろうか。間違った努力をしているつもりはない。ちゃんと、強くなれる努力をしているはずなのにな。
「そうか。だったら、また力を貸してもらうかもな」
「ええ。任せておきなさい。あんたがあたしを必要とするなら、いつだって力を貸すわ」
ありがたいことだが、俺はしっかりしておかないとな。サクラの心奏具が壊れたことには、俺の油断の影響が絶対にある。
だから、サクラが危なくなったら助けられるように、もっと強くならないと。
結局、人に頼りきりになることがどれほど危険かはよく分かった。主人公でさえ、命の危機に追い詰められるのだから。
俺の親しい人たちに犠牲を出さないためにも、俺の努力は大切なんだ。
みんな俺より強いのだとしても、俺がやるべきことはいくらでもある。
サクラ達を危ない目に合わせないためにも、死力を尽くすべきだろう。
「いつだってサクラを求めてしまいそうだな。本当に頼りにしているんだ」
「ま、またあんたは……あんたにはディヴァリアがいるんだから、言葉には気をつけなさいよね」
どうして急にディヴァリアが出てくるのだろうか。また呆れられているみたいだから、変なことを言ったのだろうが。
そんなにおかしな事だっただろうか。サクラが頼りになるなんて、当たり前の話なのだが。
頼り過ぎだという雰囲気ではないから、俺のことが迷惑だというわけではないだろう。
「何が問題なんだ? サクラは俺にとっては欠けてはならない大事な友達なんだ。いや、役に立つとかどうではなく」
「そこを問題にしているわけじゃないのよね。まあ、あんたには分からないか。仕方ないわよね。リオンだし」
完全に諦められている。そこまで問題のある行動をしてきただろうか。
できることなら解決したいのだが、さじを投げられているからな。無理なのだろう。
というか、役に立つかどうかとして見ていると思われたわけでないのなら、何だったんだ。
まあ、教えてくれそうな雰囲気ではないし、諦めるしかないか。
「とてもダメな人間だと思われている気がするぞ」
「一部に関しては、本当にダメダメね。あんたは頼りになる友達だし、大好きではある。それはそれとして、ちょっとビックリする時があるのよね。もう慣れたけど」
そこまで非常識なことをしたのだろうか。俺としては、自分はまともなつもりでいるのだが。
いや、ディヴァリアの悪事を見逃し続けている人間がまともな訳はないか。
とはいえ、問題があると知っていても大切な友達だと思ってもらえるのだから、十分だろう。
俺のことを、良いところも悪いところも知った上で受け入れてくれているのだから。
「シルクやノエルからも呆れられた記憶があるが、同じ原因だと思うか?」
「きっと同じ理由ね。あんたの行動、ある意味では分かりやすいというか。自分を誤魔化しているのかもね」
自分を誤魔化す。どういうことだろうか。
俺は本心に従って行動していると思うが。誰かの希望になるという目標も、ディヴァリアを止めることも。
自分の心が分からないなんてこと、流石に無いだろう。俺の大切な相手はハッキリしているし、だからやりたいことも決まっている。
「分かりやすいのなら、いいのか?」
「まあ、みんな受け入れているんだから、いいんじゃない? ディヴァリアだって、悪く思っていないみたいだし」
ディヴァリアが問題視していないのならいい。サクラのセリフだから、よく分からない。
サクラはディヴァリアの本性を知らないはずだ。だから、どうして今の言葉が出てくるのだろう。
ディヴァリアの感情が、俺の行動の良し悪しにどう関係してくるというのか。
まあ、聞いたところで教えてもらえないのだから、気にしすぎても仕方ないか。
俺には答えは分からないというのが、サクラの見解なのだから。
「まあ、俺には直せないみたいだから、納得するしかないか。問題もあるのだろうが、どうにもできないからな」
「あたしはずっとあんたの友達よ。今のあんたの問題があったところでね。きっと、みんなも同じ。だから、気にしすぎることはないわ。そもそも直らないのは同感だし」
「なら、仕方ないか。直せるものなら直したいのだがな」
「絶対に無理よ。断言できるわ。でも、解決する手段もあるのよね。今は言わないけど。言っても意味がないでしょうし」
解決する手段があるのなら、聞いてみたいものだが。
それでも、サクラが無駄だと言うのならば、本当に無駄なのだろう。
気になりはするが、わざわざ聞いたところで良いことはないだろうな。
「そういうものか。なら、仕方ないな。サクラ達が受け入れてくれるのだから、それでいいと思っておくか」
「うん、いいんじゃないかしら。欠点ではあるとはいえ、致命的ではないはずよ。みんな分かってくれるわ。それに、もっと大きな魅力があるのよ。心配しなくていいわ」
「サクラがそう言うのなら、安心だな。サクラの言葉なら、全部信じていいだろうし」
「あたしだって間違えたりするのよ……? 気をつけなさいよね」
確かに、良くない考えだった。サクラの強さを盲信した結果、俺は彼女を失いかけた。
だから、ちゃんと気をつけておかないとな。良くない未来を避けるためにも。
「ああ、しっかりと気をつける。反省すべきことだな」
「そこまで真剣に聞かなくてもいいけどね。ミナやシルクにルミリエがいれば大丈夫でしょ」
「他人を盲信するのは危険だと、よく分かっているからな。疑うべきところは疑わないと」
「そうね。でも、全部うまくやるなんて無理なんだから、周りを頼りなさいよね。リオンは抱え込みすぎるから、心配だわ」
「シルク達にも言われたことだからな。ちゃんと頼らせてもらう。そのうえで、俺自身も努力するだけだ」
「ならいいわ。あたしも頑張るわね。あたしと、あんたと、ディヴァリアと、みんなと。ずっと一緒で居られるようにね」
サクラの言葉は、俺も考えていたことだ。みんなとの未来だけは、何があっても守りたいんだ。
だったら、サクラと俺の進むべき道は同じはずだ。安心していいよな。
「ああ、俺も同じ気持ちだ。お互い、頑張ろうな」
「ふふっ、初めて出会った頃みたいね。あの頃は、ディヴァリアを支えたいって言ってたっけ。今でも同じなの?」
「もちろんだ。サクラことだって、支えたいと思っているがな」
「なら、また協力しましょうね。あたし達の未来のために」
「ああ、そうだな。サクラ、これからもよろしくな」
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