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3章 歪みゆくリオン
84話 敵の正体
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さて、敵が送り込まれてくる転移装置のもとまでたどり着いた。ここからどうすべきだろうか。
この装置を使うのならば、敵の拠点に進むことになる。だから、ある程度の戦力はほしい。
転移装置を壊すのならば、根本は残ったままだ。だが、今回の事件だけは終わる。
「ルミリエ、俺達の戦力で、この先の敵をどうにかできそうか?」
「大丈夫だと思うけど、フェミルちゃんは連れて行かないほうがいいかな」
「なら、ここでフェミルを守る人間も必要か。ノエル、ユリア、頼めるか?」
「分かったよ、リオンお兄ちゃん。みんなで待ってるね」
「本当はリオンさんに着いていきたいんですけどねっ。仕方ないです」
これで大丈夫だろうか。気になるところだ。ノエルも戦いには慣れていないんだよな。
とはいえ、ここで戦力を削って、本命の敵を倒せるかどうか。どうしたものか。
「それなら、サクラちゃんもここでみんなを守ってもらおうかな。たぶん、リオンちゃんとシルクちゃんで十分だと思うよ」
ミナの判断なのだろうから、信頼してもいいか。
それにしても、俺とシルクで戦うことになるなんてな。ずっと想像していなかった。
ルミリエにサポートしてもらったクーデターの件といい、俺はみんなに戦わせてばかりだな。情けないことだ。
「なら、仕方ないわね。リオン、しっかりやりなさいよ」
「また恩が増えちゃったか。リオン、武運を祈るわ。女神アルフィラよ、お願いします」
今のメルキオール学園にもまだ敵はいる以上、ここに居るから安心な訳ではない。
それでも、敵の本拠地に向かうよりはマシだろうからな。みんなとまた無事に会えることを祈って、この先に進むだけだ。
さて、どんな敵が待っているのだろうな。誰が相手にしろ、手加減はできそうにないが。
メルキオール学園の生徒を殺そうなんて、ろくなやつだとは思えない。
だから、遠慮なく始末をつけさせてもらおう。今のところは、犠牲者は見つかっていないとはいえ。
「じゃあ、行くか。シルク、着いてきてくれ」
「当然です。どこまでも、お供しますから」
「私とミナちゃんもサポートするね。しっかりと敵の情報を伝えるよ」
ディヴァリアを除いたいつものメンバーになりそうだな。
このメンバーで日常を過ごすのなら、何よりも嬉しいのだが。
どうして戦いばかりが襲いかかってくるのだろうか。嫌になってくるよ。
それでも、生きるためには戦い続けるしかない。悲しいことだがな。
「3人なら、安心して背中を預けられるな。よし、行こうか」
そして俺とシルクは転移装置の先へと進む。そこは教会らしき場所で、まだまだ敵が居た。
早速俺はエンドオブティアーズの剣を伸ばして攻撃する。そのまま大勢の敵が死んでいき、だいぶ道がひらけた。
先は長そうだが、まずは第一歩だ。目標である親玉にたどり着くまで、しっかりと体力を残しておかないとな。
「リオン君、私も手伝います。一気に片付けましょう」
シルクはアンガーオブドゥームの結界を大きく横に張り、あたり一面の敵を上下に分割した。
とても恐ろしい技だ。ここまで凶悪だと、なかなか対処は難しそうだ。
シルクが敵になることはないだろうが、どうしても対策を考えたくなるな。
結局のところ、心奏具を使う余裕を持たせないというところに落ち着くのだろうが。
真正面から戦って、俺はシルクに勝てるのか? そんな疑問が浮かぶほど、強力だ。
まあ、結界を壊すことができれば、しばらくは再び発動できない。つまり、どうにかエンドオブティアーズで結界を抜くことが勝負になるだろう。
いや、今考えるべきことではないな。それよりも、ここにいる敵をどう始末していくかだ。
とはいえ、目の前にいる敵は弱いんだよな。つい油断しそうになってしまう程度には。
だが、所詮は金で集められた素人だ。黒幕がどれほどの存在か分からない以上、気を抜く訳にはいかない。
それに、いくら雑魚だとしても、シルクの命もかかっているのだから。しっかりやらないとな。
「ありがとう、シルク。無理はしていないよな?」
「否定します。この程度、どうということはありません。私にとって大切なものは、ハッキリしているのですから」
「後で苦しくなったりしたら、言ってくれよ。解決できなくても、言葉にするだけでも楽になる時はあるんだからな」
「同感です。だからこそ、リオン君はもっと言葉にすることを覚えるべきなんです」
「そうだよ。リオンちゃんは、ちょっと隠しすぎ。コソコソしすぎ。反省して?」
「す、すまん……」
シルクのことを心配しただけなのに、こちらが責められてしまった。そんなに抱え込んでいるように見えるだろうか。
まあ、今反省すべきことではない。敵を皆殺しにした後で、ゆっくりと考えさせてもらおうじゃないか。
それからも、エンドオブティアーズの剣を駆使して刺し貫き、切り裂き、敵を駆除していく。
やはり、雑兵相手なら心奏具の力は絶大だな。ほとんど抵抗できないまま、面白いように敵が死んでいく。
なんだか楽しくなってしまいそうなくらいだ。だが、人殺しを楽しむ訳にはいかないよな。
「まったく、殺しても殺しても湧いてきて、面倒なことだ。ゴキブリか何かか?」
「もう、リオンちゃん! 女の子の前で、その虫の話をしないで! デリカシーが無いよ!」
「同意します。少し想像してしまいましたよ」
「わ、悪い……」
確かに失敗だった。とはいえ、シルクの動きは乱れていないから、大きな問題ではないな。
これがもっと余計な発言だったならば、シルクの集中を乱していた可能性がある。だから、しっかりとした反省が必要ではあるが。
それにしても、シルクは初めての戦いの割に落ち着いているな。本人の言うように、どうということはないのかもしれない。
だとしても、後でシルクの様子は確認するが。脳内物質でごまかされているだけならば、後が大変だろうから。
シルクの様子を横目に見ながら、まだまだ俺は敵を片付けていく。
いいかげん、敵にもおびえが出てきたようで、逃げ出そうとする相手もいる。
交戦するつもりの相手と押し合って、いい感じに混乱してくれた。
そのスキをついて、今までよりも効率的に敵を殺していける。ありがたいことだ。
所詮、金のために人を殺そうとする奴らだ。死んだとしても心は傷まないな。
それよりも、余計なところで被害が増えないように、ここでしっかりと処分しておいた方がいいかもしれない。
もしディヴァリアの孤児院にでも目をつけられたらと思うと、さっさと殺してしまいたいくらいだ。
なにせ、あの孤児院は金があると思われているからな。狙うやつが居てもおかしくはない。
「さあ、リオンちゃん。あとちょっとだよ」
「理解しました。この先に黒幕が居るのですね」
ルミリエの言葉で、俺は改めて気合を入れる。ここからが本番だ。なにせ、今みたいな大きな事件を計画できるのだから、警戒が必要な相手だろう。
そして俺は敵を殺しながら進んでいき、教会の広間まで出る。
大勢に対して語りかけている人物が居て、鬨の声のようなものがあがっている。
「さあ、メルキオール学園の生徒を誰か殺せば、一生遊んで暮らせるだけのお金が手に入りますよ! 我こそはと思うものは、全力でこの先に向かうのです!」
そんな演説をしているものが居た。
聞き覚えのある声に、まさかと思いながら演説の中心を見る。
その先に居たのは、エギルだった。
この装置を使うのならば、敵の拠点に進むことになる。だから、ある程度の戦力はほしい。
転移装置を壊すのならば、根本は残ったままだ。だが、今回の事件だけは終わる。
「ルミリエ、俺達の戦力で、この先の敵をどうにかできそうか?」
「大丈夫だと思うけど、フェミルちゃんは連れて行かないほうがいいかな」
「なら、ここでフェミルを守る人間も必要か。ノエル、ユリア、頼めるか?」
「分かったよ、リオンお兄ちゃん。みんなで待ってるね」
「本当はリオンさんに着いていきたいんですけどねっ。仕方ないです」
これで大丈夫だろうか。気になるところだ。ノエルも戦いには慣れていないんだよな。
とはいえ、ここで戦力を削って、本命の敵を倒せるかどうか。どうしたものか。
「それなら、サクラちゃんもここでみんなを守ってもらおうかな。たぶん、リオンちゃんとシルクちゃんで十分だと思うよ」
ミナの判断なのだろうから、信頼してもいいか。
それにしても、俺とシルクで戦うことになるなんてな。ずっと想像していなかった。
ルミリエにサポートしてもらったクーデターの件といい、俺はみんなに戦わせてばかりだな。情けないことだ。
「なら、仕方ないわね。リオン、しっかりやりなさいよ」
「また恩が増えちゃったか。リオン、武運を祈るわ。女神アルフィラよ、お願いします」
今のメルキオール学園にもまだ敵はいる以上、ここに居るから安心な訳ではない。
それでも、敵の本拠地に向かうよりはマシだろうからな。みんなとまた無事に会えることを祈って、この先に進むだけだ。
さて、どんな敵が待っているのだろうな。誰が相手にしろ、手加減はできそうにないが。
メルキオール学園の生徒を殺そうなんて、ろくなやつだとは思えない。
だから、遠慮なく始末をつけさせてもらおう。今のところは、犠牲者は見つかっていないとはいえ。
「じゃあ、行くか。シルク、着いてきてくれ」
「当然です。どこまでも、お供しますから」
「私とミナちゃんもサポートするね。しっかりと敵の情報を伝えるよ」
ディヴァリアを除いたいつものメンバーになりそうだな。
このメンバーで日常を過ごすのなら、何よりも嬉しいのだが。
どうして戦いばかりが襲いかかってくるのだろうか。嫌になってくるよ。
それでも、生きるためには戦い続けるしかない。悲しいことだがな。
「3人なら、安心して背中を預けられるな。よし、行こうか」
そして俺とシルクは転移装置の先へと進む。そこは教会らしき場所で、まだまだ敵が居た。
早速俺はエンドオブティアーズの剣を伸ばして攻撃する。そのまま大勢の敵が死んでいき、だいぶ道がひらけた。
先は長そうだが、まずは第一歩だ。目標である親玉にたどり着くまで、しっかりと体力を残しておかないとな。
「リオン君、私も手伝います。一気に片付けましょう」
シルクはアンガーオブドゥームの結界を大きく横に張り、あたり一面の敵を上下に分割した。
とても恐ろしい技だ。ここまで凶悪だと、なかなか対処は難しそうだ。
シルクが敵になることはないだろうが、どうしても対策を考えたくなるな。
結局のところ、心奏具を使う余裕を持たせないというところに落ち着くのだろうが。
真正面から戦って、俺はシルクに勝てるのか? そんな疑問が浮かぶほど、強力だ。
まあ、結界を壊すことができれば、しばらくは再び発動できない。つまり、どうにかエンドオブティアーズで結界を抜くことが勝負になるだろう。
いや、今考えるべきことではないな。それよりも、ここにいる敵をどう始末していくかだ。
とはいえ、目の前にいる敵は弱いんだよな。つい油断しそうになってしまう程度には。
だが、所詮は金で集められた素人だ。黒幕がどれほどの存在か分からない以上、気を抜く訳にはいかない。
それに、いくら雑魚だとしても、シルクの命もかかっているのだから。しっかりやらないとな。
「ありがとう、シルク。無理はしていないよな?」
「否定します。この程度、どうということはありません。私にとって大切なものは、ハッキリしているのですから」
「後で苦しくなったりしたら、言ってくれよ。解決できなくても、言葉にするだけでも楽になる時はあるんだからな」
「同感です。だからこそ、リオン君はもっと言葉にすることを覚えるべきなんです」
「そうだよ。リオンちゃんは、ちょっと隠しすぎ。コソコソしすぎ。反省して?」
「す、すまん……」
シルクのことを心配しただけなのに、こちらが責められてしまった。そんなに抱え込んでいるように見えるだろうか。
まあ、今反省すべきことではない。敵を皆殺しにした後で、ゆっくりと考えさせてもらおうじゃないか。
それからも、エンドオブティアーズの剣を駆使して刺し貫き、切り裂き、敵を駆除していく。
やはり、雑兵相手なら心奏具の力は絶大だな。ほとんど抵抗できないまま、面白いように敵が死んでいく。
なんだか楽しくなってしまいそうなくらいだ。だが、人殺しを楽しむ訳にはいかないよな。
「まったく、殺しても殺しても湧いてきて、面倒なことだ。ゴキブリか何かか?」
「もう、リオンちゃん! 女の子の前で、その虫の話をしないで! デリカシーが無いよ!」
「同意します。少し想像してしまいましたよ」
「わ、悪い……」
確かに失敗だった。とはいえ、シルクの動きは乱れていないから、大きな問題ではないな。
これがもっと余計な発言だったならば、シルクの集中を乱していた可能性がある。だから、しっかりとした反省が必要ではあるが。
それにしても、シルクは初めての戦いの割に落ち着いているな。本人の言うように、どうということはないのかもしれない。
だとしても、後でシルクの様子は確認するが。脳内物質でごまかされているだけならば、後が大変だろうから。
シルクの様子を横目に見ながら、まだまだ俺は敵を片付けていく。
いいかげん、敵にもおびえが出てきたようで、逃げ出そうとする相手もいる。
交戦するつもりの相手と押し合って、いい感じに混乱してくれた。
そのスキをついて、今までよりも効率的に敵を殺していける。ありがたいことだ。
所詮、金のために人を殺そうとする奴らだ。死んだとしても心は傷まないな。
それよりも、余計なところで被害が増えないように、ここでしっかりと処分しておいた方がいいかもしれない。
もしディヴァリアの孤児院にでも目をつけられたらと思うと、さっさと殺してしまいたいくらいだ。
なにせ、あの孤児院は金があると思われているからな。狙うやつが居てもおかしくはない。
「さあ、リオンちゃん。あとちょっとだよ」
「理解しました。この先に黒幕が居るのですね」
ルミリエの言葉で、俺は改めて気合を入れる。ここからが本番だ。なにせ、今みたいな大きな事件を計画できるのだから、警戒が必要な相手だろう。
そして俺は敵を殺しながら進んでいき、教会の広間まで出る。
大勢に対して語りかけている人物が居て、鬨の声のようなものがあがっている。
「さあ、メルキオール学園の生徒を誰か殺せば、一生遊んで暮らせるだけのお金が手に入りますよ! 我こそはと思うものは、全力でこの先に向かうのです!」
そんな演説をしているものが居た。
聞き覚えのある声に、まさかと思いながら演説の中心を見る。
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