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3章 歪みゆくリオン
69話 約束と願い
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そろそろ次代の王が選ばれるのではないかと、市井の間でも噂になっている。
つまり、本当に準備が整ってきたのだろう。おそらくミナは選ばれない。悲しいが、この国の価値観を考えると仕方がない。
より強い人間が上に立つべきという思想が根底にある国だからな。
俺の周りの人間は、この国の考え方に苦しめられている人間が多い。
ミナ、シルク、ルミリエは本人から言われたし、キュアンだって絵のことで悩んでいた。
ただ、俺の力ではこの国の価値観を変えることはできない。
どうにかしたいとは考えていたが、有効な手段を思いつけずにいた。
ディヴァリアならば、あるいはなんとかできるのかもしれないが。
とはいえ、外道であるディヴァリアに頼って、なにか良くないことが起きないかという不安もある。
大きく何かが動く予感を感じつつも、俺自身が動くことはできない。王家に何かをして、ただでは済まないと分かり切っているからな。
結局、いつもどおりの日常を過ごしていた。
そんな休日、久しぶりにディヴァリアの家で2人きりになっていた。
ディヴァリアは完全にくつろいでいて、俺はいて当然の存在なんだと感じられる。
やはり、幼馴染だけあって、心を許されていると思えてしまう。
それが、どうしようもなく嬉しい。ディヴァリアからの信頼を感じ取るだけで、笑顔になってしまいそうだ。
「ねえ、リオン。ミナが王様になってくれたら嬉しいよね?」
当たり前だ。俺にとっては、最もいい王になってくれるだろう人だからな。
ミナの優しさと思慮深さがあれば、きっとこの国をより良い方向性へと導いてくれる。
それに何より、ミナは王になることを望んでいるから。友達として、その夢を応援したい。
「そうだな。ミナならば、俺が知る誰よりも王に向いていると思う」
「だよね。ミナが王様になっている姿、私も見たいんだ」
ディヴァリアも同じ思いなのか。そうだよな。俺達とミナは友達なんだから、良いところはいっぱい知っている。
ミナがどれほど努力してきたのか。心奏具がどれほど素晴らしいのか。どれほど人を大切に思える人なのか。
ミナが王になった未来は、俺達にとっての希望だったはず。ディヴァリアも、シルクも、ノエルも、きっと同じ。
だから、本音を言えば、他の王位継承者にはあまり目立ってほしくない。
とはいえ、国を混乱させてまで王になることを、ミナは望まないだろうから。
「まあ、現実的には、ミナが王になる道筋など見当たらないんだが」
「そうかもね。でも、まだ諦めないでしょ?」
「そうだな。ミナが王になったのなら、俺は誰よりも喜ぶと思う。できることがあるなら、何でもする」
間違いなく本音だ。さすがに無実の人々を殺しはしないが、多少の苦痛がともなうくらいなら、別に構わない。
ミナが王になった姿を想像するだけで、俺はとても嬉しくなれるからな。
だから、手間をかけたくらいでミナが王になれるのなら、いくらでも構わない。
「私も、諦めるつもりはないよ。ミナは大切な友達だからね」
ディヴァリアは穏やかな顔でほほえみながら言う。
ミナを大切に感じてくれていることは嬉しいが、どこか不安を感じる気がする。
まあ、理由は分かっている。ディヴァリアは好意で人を殺しかねない雰囲気があるからな。
なにか、ミナにとって良くない形で王へと押し上げてしまうのではないかと思うのだろう。
とはいえ、さすがに大丈夫だろう。これまでの時間で、ミナがどういう人間なのかは理解してくれているはず。
きっと、ミナを喜ばせるために、本末転倒なことはしないはずだ。
「無理はするなよ。お前が傷ついたら、ミナも俺も悲しいんだからな」
俺にできる精一杯の忠告かもしれない。直接的におかしな事をするなと言うのは、はばかられるからな。
ただ、どこまで通じるだろうか。俺としては、自分を大事にしてほしいのも本音ではあるが。
ディヴァリアが死ぬようなことになれば、俺は悲しいでは済まないからな。
「分かっているよ。私は最強だから、そこまで心配はいらないけどね」
「いつかも言ったが、強い相手を殺す手段だってあるんだからな。気をつけろよ」
「大丈夫。毒は常に回復魔法を展開しているから、絶対に効かないし、寝込みだって私の防御を貫ける攻撃はできないから。そんな威力の攻撃なら、絶対に目が覚めるからね」
ディヴァリアは得意げにしている。
まあ、それはそうか。今説明を受けたほどの対策があるならば、そうそう殺せはしない。
つまり、ディヴァリアが暴走したときに止める手段が、更に減ったという事でもあるのだが。
いや、ディヴァリアを殺したいわけでは無いのだが。それでも、優秀すぎる相手を止めるというのは大変だ。
感情に訴えかけて通じる相手ではないだろうからな。倫理観なんて、そもそも持ち合わせているか怪しいのだし。
「なら、安心だな。ディヴァリアに何かあれば、俺はどうしていいか分からないからな」
「そうだね。安心していて良いよ。私は絶対に死なないからね。リオンこそ、気をつけてね。リオンに何かあったら、私は自分でもどうなるか分からないから」
つまり、俺の事をそれほど大切に思ってくれているはず。嬉しいけど、少し重いな。
まあいい。本音を言えば、戦争をやめてもらいたいのだが。それでも、俺の危険など分かった上で引き起こしているのだろうから。
ディヴァリアには、何が何でも叶えたい願いがあるのだろう。それが何かは分からないが。
もしかしたら、ディヴァリアの願いを叶えたら、戦争なんてどうでもいいと思ってくれるのかもしれない。
だとしたら、何を目標としているのか、知ることができたらな。直接聞いて返ってくるなら、すでに言われているはずなのだが。
ディヴァリアは、気になったことは何でも質問してくるからな。手段に悩んだ時点で、相談してくれたはず。
だから、きっと後ろめたい何かがあるんだと思う。俺がディヴァリアを嫌いになりはしないから、伝えてほしい。
でも、きっと隠すと決めたのなら、ずっと秘めたままにするだろうからな。
難しいものだ。俺の望みとディヴァリアの望み、どうすれば両立できるのだろう。
ディヴァリアは、戦争は目的とすべきものではない事など分かる知性を持っている。
つまり、戦争が起こることで、なにか得られるものがあるのだろう。そのなにかが知りたい。
だが、なぜ戦争を起こすのかなんて聞くわけにはいかない。おそらく、ろくな結果にならないからな。
「ああ。任せてくれ。俺は友達を悲しませないために、絶対に生きのびてみせる。約束だ」
「絶対だよ? リオンは変な所で無理をするからね」
変な所とはどういう所だ。俺が無理をしたと思うのは、ユリアを助けた時と、サクラの心奏具が壊れた時。
だから、大切な誰かを助けるためにしか無理をしていない。
ディヴァリアにだって、大切な人を思う心は理解できるはず。
ならば、なぜ俺は変な所でなんて言われているのだろう。
分からない。だが、ディヴァリアに心配をかけているのだろうから、しっかりしなくてはな。
「分かった。俺の大切な人のためにしか、無理はしないよ。それに、避けられそうならば避けるよ」
「うん、それでいいかな。どうしても力が欲しかったら、私も協力するから。だから、頼ってくれても良いんだからね」
ディヴァリアの力があれば、それこそ何でもできそうだ。だから、どうしてもという局面ではない限り、頼ることは無いだろう。
ただ、頼っていいと言ってもらえることは嬉しい。やはり、大切に思われていると実感できるからな。
「ああ。必要になれば、頼らせてもらう。よろしくな、ディヴァリア」
「本当にだからね。1人で先走らないように。ねえ、リオン。これからもずっと一緒にいてくれるよね?」
「ああ、もちろんだ」
「こっちも約束だからね。裏切ったら、誰がどうなっても知らないよ? だから、ずっと一緒にいようね」
俺だって、できることならばディヴァリアとずっと一緒がいい。だから、世界の敵になるようなことはやめてくれ。お願いだ。
伝えられない俺は、勇気がないのだろうな。だけど、必ずディヴァリアを遠くに行かせやしない。何があったとしても。
つまり、本当に準備が整ってきたのだろう。おそらくミナは選ばれない。悲しいが、この国の価値観を考えると仕方がない。
より強い人間が上に立つべきという思想が根底にある国だからな。
俺の周りの人間は、この国の考え方に苦しめられている人間が多い。
ミナ、シルク、ルミリエは本人から言われたし、キュアンだって絵のことで悩んでいた。
ただ、俺の力ではこの国の価値観を変えることはできない。
どうにかしたいとは考えていたが、有効な手段を思いつけずにいた。
ディヴァリアならば、あるいはなんとかできるのかもしれないが。
とはいえ、外道であるディヴァリアに頼って、なにか良くないことが起きないかという不安もある。
大きく何かが動く予感を感じつつも、俺自身が動くことはできない。王家に何かをして、ただでは済まないと分かり切っているからな。
結局、いつもどおりの日常を過ごしていた。
そんな休日、久しぶりにディヴァリアの家で2人きりになっていた。
ディヴァリアは完全にくつろいでいて、俺はいて当然の存在なんだと感じられる。
やはり、幼馴染だけあって、心を許されていると思えてしまう。
それが、どうしようもなく嬉しい。ディヴァリアからの信頼を感じ取るだけで、笑顔になってしまいそうだ。
「ねえ、リオン。ミナが王様になってくれたら嬉しいよね?」
当たり前だ。俺にとっては、最もいい王になってくれるだろう人だからな。
ミナの優しさと思慮深さがあれば、きっとこの国をより良い方向性へと導いてくれる。
それに何より、ミナは王になることを望んでいるから。友達として、その夢を応援したい。
「そうだな。ミナならば、俺が知る誰よりも王に向いていると思う」
「だよね。ミナが王様になっている姿、私も見たいんだ」
ディヴァリアも同じ思いなのか。そうだよな。俺達とミナは友達なんだから、良いところはいっぱい知っている。
ミナがどれほど努力してきたのか。心奏具がどれほど素晴らしいのか。どれほど人を大切に思える人なのか。
ミナが王になった未来は、俺達にとっての希望だったはず。ディヴァリアも、シルクも、ノエルも、きっと同じ。
だから、本音を言えば、他の王位継承者にはあまり目立ってほしくない。
とはいえ、国を混乱させてまで王になることを、ミナは望まないだろうから。
「まあ、現実的には、ミナが王になる道筋など見当たらないんだが」
「そうかもね。でも、まだ諦めないでしょ?」
「そうだな。ミナが王になったのなら、俺は誰よりも喜ぶと思う。できることがあるなら、何でもする」
間違いなく本音だ。さすがに無実の人々を殺しはしないが、多少の苦痛がともなうくらいなら、別に構わない。
ミナが王になった姿を想像するだけで、俺はとても嬉しくなれるからな。
だから、手間をかけたくらいでミナが王になれるのなら、いくらでも構わない。
「私も、諦めるつもりはないよ。ミナは大切な友達だからね」
ディヴァリアは穏やかな顔でほほえみながら言う。
ミナを大切に感じてくれていることは嬉しいが、どこか不安を感じる気がする。
まあ、理由は分かっている。ディヴァリアは好意で人を殺しかねない雰囲気があるからな。
なにか、ミナにとって良くない形で王へと押し上げてしまうのではないかと思うのだろう。
とはいえ、さすがに大丈夫だろう。これまでの時間で、ミナがどういう人間なのかは理解してくれているはず。
きっと、ミナを喜ばせるために、本末転倒なことはしないはずだ。
「無理はするなよ。お前が傷ついたら、ミナも俺も悲しいんだからな」
俺にできる精一杯の忠告かもしれない。直接的におかしな事をするなと言うのは、はばかられるからな。
ただ、どこまで通じるだろうか。俺としては、自分を大事にしてほしいのも本音ではあるが。
ディヴァリアが死ぬようなことになれば、俺は悲しいでは済まないからな。
「分かっているよ。私は最強だから、そこまで心配はいらないけどね」
「いつかも言ったが、強い相手を殺す手段だってあるんだからな。気をつけろよ」
「大丈夫。毒は常に回復魔法を展開しているから、絶対に効かないし、寝込みだって私の防御を貫ける攻撃はできないから。そんな威力の攻撃なら、絶対に目が覚めるからね」
ディヴァリアは得意げにしている。
まあ、それはそうか。今説明を受けたほどの対策があるならば、そうそう殺せはしない。
つまり、ディヴァリアが暴走したときに止める手段が、更に減ったという事でもあるのだが。
いや、ディヴァリアを殺したいわけでは無いのだが。それでも、優秀すぎる相手を止めるというのは大変だ。
感情に訴えかけて通じる相手ではないだろうからな。倫理観なんて、そもそも持ち合わせているか怪しいのだし。
「なら、安心だな。ディヴァリアに何かあれば、俺はどうしていいか分からないからな」
「そうだね。安心していて良いよ。私は絶対に死なないからね。リオンこそ、気をつけてね。リオンに何かあったら、私は自分でもどうなるか分からないから」
つまり、俺の事をそれほど大切に思ってくれているはず。嬉しいけど、少し重いな。
まあいい。本音を言えば、戦争をやめてもらいたいのだが。それでも、俺の危険など分かった上で引き起こしているのだろうから。
ディヴァリアには、何が何でも叶えたい願いがあるのだろう。それが何かは分からないが。
もしかしたら、ディヴァリアの願いを叶えたら、戦争なんてどうでもいいと思ってくれるのかもしれない。
だとしたら、何を目標としているのか、知ることができたらな。直接聞いて返ってくるなら、すでに言われているはずなのだが。
ディヴァリアは、気になったことは何でも質問してくるからな。手段に悩んだ時点で、相談してくれたはず。
だから、きっと後ろめたい何かがあるんだと思う。俺がディヴァリアを嫌いになりはしないから、伝えてほしい。
でも、きっと隠すと決めたのなら、ずっと秘めたままにするだろうからな。
難しいものだ。俺の望みとディヴァリアの望み、どうすれば両立できるのだろう。
ディヴァリアは、戦争は目的とすべきものではない事など分かる知性を持っている。
つまり、戦争が起こることで、なにか得られるものがあるのだろう。そのなにかが知りたい。
だが、なぜ戦争を起こすのかなんて聞くわけにはいかない。おそらく、ろくな結果にならないからな。
「ああ。任せてくれ。俺は友達を悲しませないために、絶対に生きのびてみせる。約束だ」
「絶対だよ? リオンは変な所で無理をするからね」
変な所とはどういう所だ。俺が無理をしたと思うのは、ユリアを助けた時と、サクラの心奏具が壊れた時。
だから、大切な誰かを助けるためにしか無理をしていない。
ディヴァリアにだって、大切な人を思う心は理解できるはず。
ならば、なぜ俺は変な所でなんて言われているのだろう。
分からない。だが、ディヴァリアに心配をかけているのだろうから、しっかりしなくてはな。
「分かった。俺の大切な人のためにしか、無理はしないよ。それに、避けられそうならば避けるよ」
「うん、それでいいかな。どうしても力が欲しかったら、私も協力するから。だから、頼ってくれても良いんだからね」
ディヴァリアの力があれば、それこそ何でもできそうだ。だから、どうしてもという局面ではない限り、頼ることは無いだろう。
ただ、頼っていいと言ってもらえることは嬉しい。やはり、大切に思われていると実感できるからな。
「ああ。必要になれば、頼らせてもらう。よろしくな、ディヴァリア」
「本当にだからね。1人で先走らないように。ねえ、リオン。これからもずっと一緒にいてくれるよね?」
「ああ、もちろんだ」
「こっちも約束だからね。裏切ったら、誰がどうなっても知らないよ? だから、ずっと一緒にいようね」
俺だって、できることならばディヴァリアとずっと一緒がいい。だから、世界の敵になるようなことはやめてくれ。お願いだ。
伝えられない俺は、勇気がないのだろうな。だけど、必ずディヴァリアを遠くに行かせやしない。何があったとしても。
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