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3章 歪みゆくリオン
68話 友情の約束
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メルキオール学園が休みなので、めずらしく1人で出かけていた。
すると、最近は会っていない人間に遭遇する。
「よう、リオン。お前も息抜きか?」
「そうだな、マリオ。こうして話すのも、久しぶりだな」
「だな。あの戦争のとき以来か。元気にしていたか?」
「ああ、問題ない。マリオの方こそ、どうなんだ?」
実際、かなり気になるところだ。戦争もあって、王族としても動きが多かっただろうからな。
ミナも相当いそがしそうにしていたから。王位から遠いミナでも。王の座を狙うマリオなら、負担は大きいだろう。
俺としては、マリオをそこまで応援はできない。それでも、マリオが幸福をつかんでくれたらいい。
「順調とは言いがたいな。だが、まだまだこれからさ」
「ああ、頑張ってくれ。それで、今日は何の用だったんだ?」
「キュアンの家に絵を見に行く予定だから、手土産でも買おうかと思ってな。なにかいい物はあるか?」
「食べ物が無難じゃないか? 置き場に困るものをもらっても、嬉しくないからな」
俺の経験からすると、相手の趣味で選ばれたものは、捨てる訳にはいかない上に邪魔だからな。
マリオがそのあたりの配慮ができるようになるには、まだまだ経験が必要だろう。
だから、今のうちはすぐに無くなるものが良いはず。食べ物なら、毒にだけ気をつければいいからな。
そして、毒くらいならば俺達は治療の手段を持っている。シルクやエギルなどの回復魔法で十分なんだ。
「そういうものか。勉強になるな。やはり、リオンは色々なことを教えてくれるな」
「マリオはまだまだ世間知らずと言っていいからな。俺でも教えられることがあるんだ」
「なるほどな。確かに、俺は知らないことが多いと感じるよ。キュアンやエギルと接していてもな」
だろうな。キャッチボールもボードゲームも何も知らないようなやつなんだから、当たり前の経験が少ないのだろう。
それでも、マリオからは向上心というか、これから知っていこうという意志を感じる。
今のマリオの行動が、こいつにとって、よりよい未来につながってくれれば良い。
「だが、お前は知ろうとしているじゃないか。誰にでもできることじゃない」
「それで良いのだろうか。俺は王になれるのだろうか」
「分からないが、やれることをやるしか無いだろう。背伸びしようとしても、失敗するだけだ」
「……そうだな。そのとおりだ。分かった。しっかりやるよ」
マリオは悩んでいるようだが、俺にできることなど無いに等しい。
結局のところ、王の選定には関われないからな。だから、王になる以外の道を見つけてほしかったのだが。
「ああ、そうだな。それで、キュアンの家にはいつ行くんだ?」
「これからだ。肉を買っていくつもりだから、手伝ってくれ」
生ものではあるが、まあいいか。キュアンは貴族なのだから、魔法で保存することもできるだろう。
そう考えて、マリオに合わせて肉選びに付き合った。
「リオン、助かったよ。お前も来るか? 久しぶりに4人で会うのも、悪くないだろう」
「急に行って大丈夫なものか?」
「リオンなら歓迎されるだろうさ。キュアンもお前に会いたがっていたぞ」
「なら、行くよ。楽しみだな」
それから、マリオと共にキュアンの家まで向かった。転移装置が使える場所への移動は、やはり便利だな。
ユリアを助けたときや、帝国との戦争では、転移装置がなくて不便だったんだ。
キュアンはマリオを出迎えようとして、俺の姿を見て飛び上がった。
「うわあっ! びっくりした! リオン君、来てたんですね。せっかくだから、僕の絵を見ていって下さい。エギル君も来ていますよ」
「一足先に、キュアン君の絵を見ていました。回復魔法がなくても、心が癒やされそうでしたよ」
キュアンの絵を見るのも久々だから、楽しみだ。上達しているのだろうか。
「それは気になるな。もともとキュアンの絵は良かったが、もっとうまくなったのか?」
「どうでしょうか。技術は俺には分かりません。ただ、俺にとっては最高の絵でしたよ」
「エギルが癒やしを言葉に使うくらいだからな。相当なのは分かっていたよ」
本当に、エギルは回復魔法の事ばかり考えているイメージだからな。
そんな人間が回復魔法と比べるほど。それは期待して良いだろう。
「なら、リオンを連れてきてよかったな。そんなにいい絵なら、大勢に見せたいだろうさ」
「今の僕は、僕の絵を好きでいてくれる人がいるだけで十分です。だから、そういう意味ではリオン君が来てくれてよかったですよ」
キュアンはある程度落ち着いた様子に見える。なんというか、出会った時にはふさぎ込んでいたからな。
自分の絵をマリオやエギルにも好きになってもらえて、心が満たされているのだろう。
「それで、どんな絵を描いたんだ?」
「内緒です。さあ、着いてきてください」
キュアンに案内されて、絵が飾られている部屋へと向かう。
そこには、さまざまな絵が飾られている。風景画、人物画、たくさんの種類があった。
色鮮やかなものから、単色で描かれたもの、現実的なものや、幻想的なもの。
キュアンは明らかに絵を描くことを楽しんでいると分かるくらいに、何でも試している様子がうかがえた。
どれも魅力的で、感心しながら眺めていると、ふとある絵が目に止まった。
それは、俺達4人が並んでいる絵。みんな笑顔で、きっとこれがキュアンの求める景色なのだろう。
実際に俺たちで遊んだことなど、数えられるほどしか無い。だとしても、俺達はキュアンにとって大きな存在になっている。
俺としては、とても嬉しかった。キュアンが俺達を大切に思ってくれていることが。
それにしても、俺達の絵はどこかイラストのようだな。あまりハッキリ憶えていないが、原作の絵がこんな感じだった気がする。
やはり、キュアンは原作での攻略対象なのだろうか。ならば、サクラと仲良くできたほうが良かったか?
とはいっても、いまさらなんだよな。これからサクラとキュアンが結ばれる未来は、あるようには思えない。
それよりも、今はキュアンの絵に集中するか。やはり上手だ。現実からは離れているのに、誰が誰かハッキリと分かる。
「どれも良いが、俺としては、俺達の絵が一番うまいと思う」
「リオンもか。俺も同感だ。つい俺も笑顔になってしまいそうだな」
「ですよね。俺達の友情の証でもあります。絵の力、あなどれませんね」
キュアンの方を見ると、目をうるませていた。そんなにか。
とはいえ、キュアンはずっと絵のことで悩んでいたようだからな。こうして褒められるのも、めずらしいのだろう。
「みんな、ありがとうございます。この4人で、これからもずっと一緒がいいですね」
「ああ、そうだな。いずれ俺が王になっても、また集まりたいな」
「いいですね。癒やしの力が必要なら、いつでも頼ってください」
「俺も同じだ。これからも仲良くできるといいな」
本当に思う。俺には男の友達なんて全然いないから、マリオ達との時間が楽しい。
いずれみんなが幸福を手に入れて、その様子を見ていられたらな。
「またこうして集まりましょうね。僕達はずっと友達です」
「ああ、王になったとしても、友情を忘れたりはしないさ」
「ええ。命が危なくなったとしても、かならず癒やしてあげます」
「約束しよう。またこうしてみんなで遊ぼう」
みんなうなずいてくれて、これからの未来に期待が高まった。
マリオ達は、これから先も大切にしていきたい友達だ。だから、こんな日々を続けるために、頑張っていこう。
すると、最近は会っていない人間に遭遇する。
「よう、リオン。お前も息抜きか?」
「そうだな、マリオ。こうして話すのも、久しぶりだな」
「だな。あの戦争のとき以来か。元気にしていたか?」
「ああ、問題ない。マリオの方こそ、どうなんだ?」
実際、かなり気になるところだ。戦争もあって、王族としても動きが多かっただろうからな。
ミナも相当いそがしそうにしていたから。王位から遠いミナでも。王の座を狙うマリオなら、負担は大きいだろう。
俺としては、マリオをそこまで応援はできない。それでも、マリオが幸福をつかんでくれたらいい。
「順調とは言いがたいな。だが、まだまだこれからさ」
「ああ、頑張ってくれ。それで、今日は何の用だったんだ?」
「キュアンの家に絵を見に行く予定だから、手土産でも買おうかと思ってな。なにかいい物はあるか?」
「食べ物が無難じゃないか? 置き場に困るものをもらっても、嬉しくないからな」
俺の経験からすると、相手の趣味で選ばれたものは、捨てる訳にはいかない上に邪魔だからな。
マリオがそのあたりの配慮ができるようになるには、まだまだ経験が必要だろう。
だから、今のうちはすぐに無くなるものが良いはず。食べ物なら、毒にだけ気をつければいいからな。
そして、毒くらいならば俺達は治療の手段を持っている。シルクやエギルなどの回復魔法で十分なんだ。
「そういうものか。勉強になるな。やはり、リオンは色々なことを教えてくれるな」
「マリオはまだまだ世間知らずと言っていいからな。俺でも教えられることがあるんだ」
「なるほどな。確かに、俺は知らないことが多いと感じるよ。キュアンやエギルと接していてもな」
だろうな。キャッチボールもボードゲームも何も知らないようなやつなんだから、当たり前の経験が少ないのだろう。
それでも、マリオからは向上心というか、これから知っていこうという意志を感じる。
今のマリオの行動が、こいつにとって、よりよい未来につながってくれれば良い。
「だが、お前は知ろうとしているじゃないか。誰にでもできることじゃない」
「それで良いのだろうか。俺は王になれるのだろうか」
「分からないが、やれることをやるしか無いだろう。背伸びしようとしても、失敗するだけだ」
「……そうだな。そのとおりだ。分かった。しっかりやるよ」
マリオは悩んでいるようだが、俺にできることなど無いに等しい。
結局のところ、王の選定には関われないからな。だから、王になる以外の道を見つけてほしかったのだが。
「ああ、そうだな。それで、キュアンの家にはいつ行くんだ?」
「これからだ。肉を買っていくつもりだから、手伝ってくれ」
生ものではあるが、まあいいか。キュアンは貴族なのだから、魔法で保存することもできるだろう。
そう考えて、マリオに合わせて肉選びに付き合った。
「リオン、助かったよ。お前も来るか? 久しぶりに4人で会うのも、悪くないだろう」
「急に行って大丈夫なものか?」
「リオンなら歓迎されるだろうさ。キュアンもお前に会いたがっていたぞ」
「なら、行くよ。楽しみだな」
それから、マリオと共にキュアンの家まで向かった。転移装置が使える場所への移動は、やはり便利だな。
ユリアを助けたときや、帝国との戦争では、転移装置がなくて不便だったんだ。
キュアンはマリオを出迎えようとして、俺の姿を見て飛び上がった。
「うわあっ! びっくりした! リオン君、来てたんですね。せっかくだから、僕の絵を見ていって下さい。エギル君も来ていますよ」
「一足先に、キュアン君の絵を見ていました。回復魔法がなくても、心が癒やされそうでしたよ」
キュアンの絵を見るのも久々だから、楽しみだ。上達しているのだろうか。
「それは気になるな。もともとキュアンの絵は良かったが、もっとうまくなったのか?」
「どうでしょうか。技術は俺には分かりません。ただ、俺にとっては最高の絵でしたよ」
「エギルが癒やしを言葉に使うくらいだからな。相当なのは分かっていたよ」
本当に、エギルは回復魔法の事ばかり考えているイメージだからな。
そんな人間が回復魔法と比べるほど。それは期待して良いだろう。
「なら、リオンを連れてきてよかったな。そんなにいい絵なら、大勢に見せたいだろうさ」
「今の僕は、僕の絵を好きでいてくれる人がいるだけで十分です。だから、そういう意味ではリオン君が来てくれてよかったですよ」
キュアンはある程度落ち着いた様子に見える。なんというか、出会った時にはふさぎ込んでいたからな。
自分の絵をマリオやエギルにも好きになってもらえて、心が満たされているのだろう。
「それで、どんな絵を描いたんだ?」
「内緒です。さあ、着いてきてください」
キュアンに案内されて、絵が飾られている部屋へと向かう。
そこには、さまざまな絵が飾られている。風景画、人物画、たくさんの種類があった。
色鮮やかなものから、単色で描かれたもの、現実的なものや、幻想的なもの。
キュアンは明らかに絵を描くことを楽しんでいると分かるくらいに、何でも試している様子がうかがえた。
どれも魅力的で、感心しながら眺めていると、ふとある絵が目に止まった。
それは、俺達4人が並んでいる絵。みんな笑顔で、きっとこれがキュアンの求める景色なのだろう。
実際に俺たちで遊んだことなど、数えられるほどしか無い。だとしても、俺達はキュアンにとって大きな存在になっている。
俺としては、とても嬉しかった。キュアンが俺達を大切に思ってくれていることが。
それにしても、俺達の絵はどこかイラストのようだな。あまりハッキリ憶えていないが、原作の絵がこんな感じだった気がする。
やはり、キュアンは原作での攻略対象なのだろうか。ならば、サクラと仲良くできたほうが良かったか?
とはいっても、いまさらなんだよな。これからサクラとキュアンが結ばれる未来は、あるようには思えない。
それよりも、今はキュアンの絵に集中するか。やはり上手だ。現実からは離れているのに、誰が誰かハッキリと分かる。
「どれも良いが、俺としては、俺達の絵が一番うまいと思う」
「リオンもか。俺も同感だ。つい俺も笑顔になってしまいそうだな」
「ですよね。俺達の友情の証でもあります。絵の力、あなどれませんね」
キュアンの方を見ると、目をうるませていた。そんなにか。
とはいえ、キュアンはずっと絵のことで悩んでいたようだからな。こうして褒められるのも、めずらしいのだろう。
「みんな、ありがとうございます。この4人で、これからもずっと一緒がいいですね」
「ああ、そうだな。いずれ俺が王になっても、また集まりたいな」
「いいですね。癒やしの力が必要なら、いつでも頼ってください」
「俺も同じだ。これからも仲良くできるといいな」
本当に思う。俺には男の友達なんて全然いないから、マリオ達との時間が楽しい。
いずれみんなが幸福を手に入れて、その様子を見ていられたらな。
「またこうして集まりましょうね。僕達はずっと友達です」
「ああ、王になったとしても、友情を忘れたりはしないさ」
「ええ。命が危なくなったとしても、かならず癒やしてあげます」
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