59 / 182
2章 希望を目指して
59話 未来に向けて
しおりを挟む
今日はディヴァリアと共に孤児院に来ている。
俺はフェミルとエリスの様子を見たかったから。ディヴァリアはノエルに話があるとのことだ。
ここにくるのも久しぶりで、なんだか落ち着く。やはり居心地のいい場所だ。
「リオンお兄ちゃん、聖女様、久しぶり。リオンお兄ちゃんが活躍したって、こっちにも伝わってきてるよ。フェミルさんとエリスもリオンお兄ちゃんがカッコいいって言ってたよ」
ノエルは相変わらず俺に飛びついてくる。しっかりと抱きつかれていて、暖かい。
こうしていると、懐かれていると感じるな。俺もノエルが大好きだから、嬉しい限りだ。
「それで、フェミルとエリスはうまくやれているか?」
「うん、大丈夫じゃないかな。みんな受け入れていると思うよ」
ノエルが言うのなら、正しいのだろう。この子は孤児院の中心的存在だからな。
そんな子が俺を大切に思ってくれている。とても素晴らしい事実だ。ディヴァリアが孤児院を開くと決めたとき、ノエルと出会えて良かった。
「聖女様、リオンさん、よくいらっしゃいました。歓迎します。あまりもてなしはできませんが、ゆっくりしていって下さい」
以前は色々と貰ったのに、なぜだろう。戦争の影響で物価が上がりでもしたのだろうか。俺は自分で買い物をしないから、その辺がよく分からないんだよな。
ただ、子供達が飢えているような雰囲気ではない。だから、今のところは大丈夫なのだろう。
それとも、単に急に来たから用意ができなかっただけだろうか。そちらだとありがたいな。
「エルザさん、フェミルとエリスを受け入れてくれて、ありがとうございました」
「いえ、お気になさらず。身寄りのない人に救いの手を差し伸べるのが、聖女様と私の理念ですから」
エルザさんは柔らかく微笑んでいる。この人にも、聖女という名前が似合いそうだよな。
本当に子供達を愛しているのが伝わってくるし、とても優しい人だとも感じる。
エルザさんをこの孤児院に連れてこられたのは、ディヴァリアの大きな成果だよな。ノエルがいい子で過ごせているのも、幸せそうなのも、エルザさんのおかげなのだから。
もちろん、他の子供達だって健やかに過ごせているというのがよく分かる。
俺達がいつ来ても、ここの子供達は笑顔であふれているからな。エルザさんの穏やかな人柄の影響は、とても大きいだろう。
ノエルやエルザさんに挨拶をしていると、フェミルとエリスもこちらにやってきていた。
前に見たときより顔色がいいし、いい生活を送ることができているのだろう。素晴らしいことだ。
フェミルは以前は張り詰めていたが、今は穏やかな雰囲気になっている。エリスともども、幸せに過ごせているんだな。
「リオン、あれ以来ね。どう? 元気にしてたの?」
「まあ、そこそこだな。悪いこともあるにはあったが、俺自身に問題はない」
「戦争をしていたのだし、そういうこともあるか。私に手伝えることがあるなら、言ってくれていいわ」
「ありがとう。だが、今は大丈夫だ。それより、今は幸せか?」
「ええ、もちろん。リオンのおかげよ。あなたがここを紹介してくれたから。そもそも私達を助けてくれたから。前にも言ったけど、リオンが望むのならば何でもするわ」
何でもと言われても困ってしまうのだが。俺は見返りを求めていたわけではない。フェミルの幸せそうな姿を見られただけで十分だ。
とはいえ、フェミルが恩を受け取ったままだと、罪悪感が生まれるかもしれない。恩を踏み倒せる人間には見えないからな。
だから、何か考えておいたほうがいいな。とはいえ、何があるだろうか。ゆっくり考えるしかないか。
「お兄ちゃん、ありがとう。お姉ちゃんといっしょで、うれしいよ」
「ああ、良かった。せっかく助けたんだから、幸せになってもらわないとな」
「だから、リオンお兄ちゃんはノエルを大切にしてくれるの?」
「それもある。だが、一番大きいのはノエルが大好きだという感情だな」
俺だって人間なのだから、嫌いな人間を幸福にするために力を尽くそうとは思えない。
だから、ノエルがいい子でいてくれたのは本当に良かった。疑うことなく、大好きでいられるのだからな。
ノエルは輝くような笑顔になったかと思うと、またこちらに飛びついてくる。
こちらからも抱き返していると、頬をこすりつけられた。なんだかマーキングみたいだな。まあ、ノエルにそんな意図はなくて、単に好きだと伝えてくれているだけなのだろうが。
「私もノエルが大好きですよ。だから、提案があるんです」
「聖女様、なんですか?」
「ノエル、リオンの使用人になりませんか? そして、メルキオール学園に入学しませんか?」
俺は何も聞いていないのだが。とはいえ、ノエルが使用人になってくれるのなら、大歓迎ではあるのだが。
それにしても、メルキオール学園に入学か。ノエルは以前は別にいいと言っていたが、あれは俺達の近くにいられないから。そのあたりはどうなっているのだろう。
「リオンお兄ちゃんの使用人になれるのなら、嬉しいよ! でも、メルキオール学園は、聖女様とリオンお兄ちゃんと一緒じゃないなら意味ないかな」
「大丈夫。私達と同じクラスになれるんです。ただ、そのためには、ノエルに乗り越えてほしい試験があるんです」
「だったら、どんな試験だって突破してみせるよ! 2人と一緒になれるのなら、何だってするからね」
ノエルは間違いなく本気だ。俺達と一緒にいるためなら、犠牲すら許容しかねないと思えた。
少しだけ危うさを感じる気がするから、無理だけはしないでほしいところだ。ノエルが幸せでさえあるのなら、十分なのだから。
「ところで、リオンの使用人は他に募集していたりするんですか、聖女様?」
「フェミルさんもリオンの使用人になりたいんですか?エリスさんはどうするつもりですか?」
「エリスはここでまってるよ。お姉ちゃん、おうえんするから」
先ほどお姉ちゃんと一緒にいられて嬉しいと言ったばかりだろうに。エリスもいい子なんだな。
とはいえ、フェミルにも同じ試験を課すのだろうか。ハッキリ言って、ノエルほどの才能は感じないが。
「なら、どうしましょうか。ノエルへの試験は、どちらかと言うと私の都合なんです。心奏具を使えるのならば、メルキオール学園への入学はそれほど難しくはありませんよ」
「聖女様がそう言うのなら、なにか理由があるんだよね? ノエルはもちろんいいよ! 聖女様とリオンお兄ちゃんのそばに居るためなら、どんな試練だって乗り越えてみせるから」
「私がメルキオール学園に入学する理由はあるんですか? リオンの使用人になれれば十分なんですけど」
「アインソフ家は侯爵家ですからね。何の才能もない人間が簡単に近づける場所ではないんです」
父さんも母さんも簡単にユリアを受け入れてくれたが。まあ、ユリアは才能に恵まれているとはいえ。
とはいえ、誰も彼もを受け入れてはまずいということは分かる。つまらない人間が寄ってきかねないからな。
さて、フェミルはどう返すだろうか。少し悩んでいる様子ではあるが。
「エリスさんのことは、私に任せて下さい。この孤児院の母として、かならず幸せにしてみせます」
やはりエルザさんは優しいな。ここに入ったばかりで抜けようとしているのに、嫌そうな雰囲気を少しも出さない。思うところがあるようにすら見えない。
「よし、決めた。リオンの役に立つために、メルキオール学園に入学するわ。というか、年齢は大丈夫なの?」
確かに、フェミルは俺たちより少し年上に見えるな。だが、ディヴァリアが誘うのだから、問題は解決しているのだろう。
「学生に欠員が大勢出ましたからね。学園側も、人材を集めるのに必死なんですよ」
間接的にとはいえ、ディヴァリアが原因だろうに。よくもまあぬけぬけと。
ただ、ノエルやフェミルと共に学園生活を送れるのなら、楽しいだろうな。俺としては歓迎だ。
「分かったわ。なら、なんとしてもメルキオール学園に入ってみせるわ」
「お姉ちゃん、がんばって」
「では、手続きはこちらで進めておきますね。ノエル、今から私達と一緒に来てくれますか?」
ディヴァリアの言う試験が始まるのだろう。ノエルならきっと突破できるだろうが、緊張するな。
俺はフェミルとエリスの様子を見たかったから。ディヴァリアはノエルに話があるとのことだ。
ここにくるのも久しぶりで、なんだか落ち着く。やはり居心地のいい場所だ。
「リオンお兄ちゃん、聖女様、久しぶり。リオンお兄ちゃんが活躍したって、こっちにも伝わってきてるよ。フェミルさんとエリスもリオンお兄ちゃんがカッコいいって言ってたよ」
ノエルは相変わらず俺に飛びついてくる。しっかりと抱きつかれていて、暖かい。
こうしていると、懐かれていると感じるな。俺もノエルが大好きだから、嬉しい限りだ。
「それで、フェミルとエリスはうまくやれているか?」
「うん、大丈夫じゃないかな。みんな受け入れていると思うよ」
ノエルが言うのなら、正しいのだろう。この子は孤児院の中心的存在だからな。
そんな子が俺を大切に思ってくれている。とても素晴らしい事実だ。ディヴァリアが孤児院を開くと決めたとき、ノエルと出会えて良かった。
「聖女様、リオンさん、よくいらっしゃいました。歓迎します。あまりもてなしはできませんが、ゆっくりしていって下さい」
以前は色々と貰ったのに、なぜだろう。戦争の影響で物価が上がりでもしたのだろうか。俺は自分で買い物をしないから、その辺がよく分からないんだよな。
ただ、子供達が飢えているような雰囲気ではない。だから、今のところは大丈夫なのだろう。
それとも、単に急に来たから用意ができなかっただけだろうか。そちらだとありがたいな。
「エルザさん、フェミルとエリスを受け入れてくれて、ありがとうございました」
「いえ、お気になさらず。身寄りのない人に救いの手を差し伸べるのが、聖女様と私の理念ですから」
エルザさんは柔らかく微笑んでいる。この人にも、聖女という名前が似合いそうだよな。
本当に子供達を愛しているのが伝わってくるし、とても優しい人だとも感じる。
エルザさんをこの孤児院に連れてこられたのは、ディヴァリアの大きな成果だよな。ノエルがいい子で過ごせているのも、幸せそうなのも、エルザさんのおかげなのだから。
もちろん、他の子供達だって健やかに過ごせているというのがよく分かる。
俺達がいつ来ても、ここの子供達は笑顔であふれているからな。エルザさんの穏やかな人柄の影響は、とても大きいだろう。
ノエルやエルザさんに挨拶をしていると、フェミルとエリスもこちらにやってきていた。
前に見たときより顔色がいいし、いい生活を送ることができているのだろう。素晴らしいことだ。
フェミルは以前は張り詰めていたが、今は穏やかな雰囲気になっている。エリスともども、幸せに過ごせているんだな。
「リオン、あれ以来ね。どう? 元気にしてたの?」
「まあ、そこそこだな。悪いこともあるにはあったが、俺自身に問題はない」
「戦争をしていたのだし、そういうこともあるか。私に手伝えることがあるなら、言ってくれていいわ」
「ありがとう。だが、今は大丈夫だ。それより、今は幸せか?」
「ええ、もちろん。リオンのおかげよ。あなたがここを紹介してくれたから。そもそも私達を助けてくれたから。前にも言ったけど、リオンが望むのならば何でもするわ」
何でもと言われても困ってしまうのだが。俺は見返りを求めていたわけではない。フェミルの幸せそうな姿を見られただけで十分だ。
とはいえ、フェミルが恩を受け取ったままだと、罪悪感が生まれるかもしれない。恩を踏み倒せる人間には見えないからな。
だから、何か考えておいたほうがいいな。とはいえ、何があるだろうか。ゆっくり考えるしかないか。
「お兄ちゃん、ありがとう。お姉ちゃんといっしょで、うれしいよ」
「ああ、良かった。せっかく助けたんだから、幸せになってもらわないとな」
「だから、リオンお兄ちゃんはノエルを大切にしてくれるの?」
「それもある。だが、一番大きいのはノエルが大好きだという感情だな」
俺だって人間なのだから、嫌いな人間を幸福にするために力を尽くそうとは思えない。
だから、ノエルがいい子でいてくれたのは本当に良かった。疑うことなく、大好きでいられるのだからな。
ノエルは輝くような笑顔になったかと思うと、またこちらに飛びついてくる。
こちらからも抱き返していると、頬をこすりつけられた。なんだかマーキングみたいだな。まあ、ノエルにそんな意図はなくて、単に好きだと伝えてくれているだけなのだろうが。
「私もノエルが大好きですよ。だから、提案があるんです」
「聖女様、なんですか?」
「ノエル、リオンの使用人になりませんか? そして、メルキオール学園に入学しませんか?」
俺は何も聞いていないのだが。とはいえ、ノエルが使用人になってくれるのなら、大歓迎ではあるのだが。
それにしても、メルキオール学園に入学か。ノエルは以前は別にいいと言っていたが、あれは俺達の近くにいられないから。そのあたりはどうなっているのだろう。
「リオンお兄ちゃんの使用人になれるのなら、嬉しいよ! でも、メルキオール学園は、聖女様とリオンお兄ちゃんと一緒じゃないなら意味ないかな」
「大丈夫。私達と同じクラスになれるんです。ただ、そのためには、ノエルに乗り越えてほしい試験があるんです」
「だったら、どんな試験だって突破してみせるよ! 2人と一緒になれるのなら、何だってするからね」
ノエルは間違いなく本気だ。俺達と一緒にいるためなら、犠牲すら許容しかねないと思えた。
少しだけ危うさを感じる気がするから、無理だけはしないでほしいところだ。ノエルが幸せでさえあるのなら、十分なのだから。
「ところで、リオンの使用人は他に募集していたりするんですか、聖女様?」
「フェミルさんもリオンの使用人になりたいんですか?エリスさんはどうするつもりですか?」
「エリスはここでまってるよ。お姉ちゃん、おうえんするから」
先ほどお姉ちゃんと一緒にいられて嬉しいと言ったばかりだろうに。エリスもいい子なんだな。
とはいえ、フェミルにも同じ試験を課すのだろうか。ハッキリ言って、ノエルほどの才能は感じないが。
「なら、どうしましょうか。ノエルへの試験は、どちらかと言うと私の都合なんです。心奏具を使えるのならば、メルキオール学園への入学はそれほど難しくはありませんよ」
「聖女様がそう言うのなら、なにか理由があるんだよね? ノエルはもちろんいいよ! 聖女様とリオンお兄ちゃんのそばに居るためなら、どんな試練だって乗り越えてみせるから」
「私がメルキオール学園に入学する理由はあるんですか? リオンの使用人になれれば十分なんですけど」
「アインソフ家は侯爵家ですからね。何の才能もない人間が簡単に近づける場所ではないんです」
父さんも母さんも簡単にユリアを受け入れてくれたが。まあ、ユリアは才能に恵まれているとはいえ。
とはいえ、誰も彼もを受け入れてはまずいということは分かる。つまらない人間が寄ってきかねないからな。
さて、フェミルはどう返すだろうか。少し悩んでいる様子ではあるが。
「エリスさんのことは、私に任せて下さい。この孤児院の母として、かならず幸せにしてみせます」
やはりエルザさんは優しいな。ここに入ったばかりで抜けようとしているのに、嫌そうな雰囲気を少しも出さない。思うところがあるようにすら見えない。
「よし、決めた。リオンの役に立つために、メルキオール学園に入学するわ。というか、年齢は大丈夫なの?」
確かに、フェミルは俺たちより少し年上に見えるな。だが、ディヴァリアが誘うのだから、問題は解決しているのだろう。
「学生に欠員が大勢出ましたからね。学園側も、人材を集めるのに必死なんですよ」
間接的にとはいえ、ディヴァリアが原因だろうに。よくもまあぬけぬけと。
ただ、ノエルやフェミルと共に学園生活を送れるのなら、楽しいだろうな。俺としては歓迎だ。
「分かったわ。なら、なんとしてもメルキオール学園に入ってみせるわ」
「お姉ちゃん、がんばって」
「では、手続きはこちらで進めておきますね。ノエル、今から私達と一緒に来てくれますか?」
ディヴァリアの言う試験が始まるのだろう。ノエルならきっと突破できるだろうが、緊張するな。
0
お気に入りに追加
77
あなたにおすすめの小説
NTRエロゲの世界に転移した俺、ヒロインの好感度は限界突破。レベルアップ出来ない俺はスキルを取得して無双する。~お前らNTRを狙いすぎだろ~
ぐうのすけ
ファンタジー
高校生で18才の【黒野 速人】はクラス転移で異世界に召喚される。
城に召喚され、ステータス確認で他の者はレア固有スキルを持つ中、速人の固有スキルは呪い扱いされ城を追い出された。
速人は気づく。
この世界、俺がやっていたエロゲ、プリンセストラップダンジョン学園・NTRと同じ世界だ!
この世界の攻略法を俺は知っている!
そして自分のステータスを見て気づく。
そうか、俺の固有スキルは大器晩成型の強スキルだ!
こうして速人は徐々に頭角を現し、ハーレムと大きな地位を築いていく。
一方速人を追放したクラスメートの勇者源氏朝陽はゲームの仕様を知らず、徐々に成長が止まり、落ちぶれていく。
そしてクラス1の美人【姫野 姫】にも逃げられ更に追い込まれる。
順調に強くなっていく中速人は気づく。
俺達が転移した事でゲームの歴史が変わっていく。
更にゲームオーバーを回避するためにヒロインを助けた事でヒロインの好感度が限界突破していく。
強くなり、ヒロインを救いつつ成り上がっていくお話。
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
カクヨムとアルファポリス同時掲載。
どーも、反逆のオッサンです
わか
ファンタジー
簡単なあらすじ オッサン異世界転移する。 少し詳しいあらすじ 異世界転移したオッサン...能力はスマホ。森の中に転移したオッサンがスマホを駆使して普通の生活に向けひたむきに行動するお話。 この小説は、小説家になろう様、カクヨム様にて同時投稿しております。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
クラス転移で神様に?
空見 大
ファンタジー
集団転移に巻き込まれ、クラスごと異世界へと転移することになった主人公晴人はこれといって特徴のない平均的な学生であった。
異世界の神から能力獲得について詳しく教えられる中で、晴人は自らの能力欄獲得可能欄に他人とは違う機能があることに気が付く。
そこに隠されていた能力は龍神から始まり魔神、邪神、妖精神、鍛冶神、盗神の六つの神の称号といくつかの特殊な能力。
異世界での安泰を確かなものとして受け入れ転移を待つ晴人であったが、神の能力を手に入れたことが原因なのか転移魔法の不発によりあろうことか異世界へと転生してしまうこととなる。
龍人の母親と英雄の父、これ以上ない程に恵まれた環境で新たな生を得た晴人は新たな名前をエルピスとしてこの世界を生きていくのだった。
現在設定調整中につき最新話更新遅れます2022/09/11~2022/09/17まで予定
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~
津ヶ谷
ファンタジー
綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。
ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。
目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。
その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。
その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。
そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。
これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。
二度目の異世界に来たのは最強の騎士〜吸血鬼の俺はこの世界で眷族(ハーレム)を増やす〜
北条氏成
ファンタジー
一度目の世界を救って、二度目の異世界にやってきた主人公は全能力を引き継いで吸血鬼へと転生した。
この物語は魔王によって人間との混血のハーフと呼ばれる者達が能力を失った世界で、最強種の吸血鬼が眷族を増やす少しエッチな小説です。
※物語上、日常で消費する魔力の補給が必要になる為、『魔力の補給(少しエッチな)』話を挟みます。嫌な方は飛ばしても問題はないかと思いますので更新をお待ち下さい。※
カクヨムで3日で修正という無理難題を突き付けられたので、今後は切り替えてこちらで投稿していきます!カクヨムで読んで頂いてくれていた読者の方々には大変申し訳ありません!!
*毎日投稿実施中!投稿時間は夜11時~12時頃です。*
※本作は眷族の儀式と魔力の補給というストーリー上で不可欠な要素が発生します。性描写が苦手な方は注意(魔力の補給が含まれます)を読まないで下さい。また、ギリギリを攻めている為、BAN対策で必然的に同じ描写が多くなります。描写が単調だよ? 足りないよ?という場合は想像力で補って下さい。できる限り毎日更新する為、話数を切って千文字程度で更新します。※
表紙はAIで作成しました。ヒロインのリアラのイメージです。ちょっと過激な感じなので、運営から言われたら消します!
俺だけ異世界行ける件〜会社をクビになった俺は異世界で最強となり、現実世界で気ままにスローライフを送る〜
平山和人
ファンタジー
平凡なサラリーマンである新城直人は不況の煽りで会社をクビになってしまう。
都会での暮らしに疲れた直人は、田舎の実家へと戻ることにした。
ある日、祖父の物置を掃除したら変わった鏡を見つける。その鏡は異世界へと繋がっていた。
さらに祖父が異世界を救った勇者であることが判明し、物置にあった武器やアイテムで直人はドラゴンをも一撃で倒す力を手に入れる。
こうして直人は異世界で魔物を倒して金を稼ぎ、現実では働かずにのんびり生きるスローライフ生活を始めるのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる