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2章 希望を目指して
44話 ユリアの才能
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「そろそろ敵にぶつかる頃合いだね。今度は精鋭と言ってもいいかもね。心奏具を使える人だけみたい。とはいっても、リオンちゃん達よりは弱いけどね」
ルミリエからの知らせが来た。相変わらずミナのサッドネスオブロンリネスはとんでもない。
常に監視されていることを意識しない限り、情報をほとんど抜かれていくわけだからな。
ここは平原のようなものだから、不意打ちを食らう可能性はもともと少ないだろうが。
それでも、事前に心構えができるというだけでも、とても大きい。
というか、心奏具を使える相手が全てとなると厄介だな。前回ですら生徒に犠牲が出ていたのに。
まあ、心奏具もピンからキリまである。下の下であってくれれば楽なのだが。
とはいえ、希望的観測は避けるべきだ。詳細がわからないのならば、強いつもりでいよう。
「サクラ、ユリア、シルク。準備はいいか?」
「もちろんよ。どんな敵が来てもぶっ潰してやるわ」
「そうですねっ。リオンさんの敵は切り捨てますっ」
「当然です。皆さんは私が守ってみせます」
頼もしいことだ。この3人と一緒ならば、絶対に勝てる。そう思える程度には。
俺は弱いが、仲間が居るのならば、きっとどこまでも強くなれるはずだ。いつかはディヴァリアにも勝てるほどに。
まずは、目の前の敵を倒してからだがな。しっかりと倒しておかないと。
戦争なんてなければよいが、もう起こってしまったのだから進むしかない。悲しいことだがな。
「さて、行くぞ! 守護れ――エンドオブティアーズ!」
「続くわ! 関係われ――ソローオブメモリー!」
「今度こそ役に立ってみせますっ! 因縁れ――ホープオブブレイブ!」
「力を貸します。隠匿せ――アンガーオブドゥーム!」
心奏具を常に展開していなくてもいいというのも、ミナ達が居てくれてありがたいことの1つだ。
まあ、その分ミナとルミリエに負担をかけていると思えば、良いことばかりでもないのだが。
とはいえ、命の危険が減るのだと思えば、つい頼りたくなってしまう。
まあいい。今はこれから戦う敵が大事だ。ミナとルミリエは心配だが、とにかくここを乗り越えないことにはな。
しばらくして、敵が目の前に見えた。まずは俺とサクラで攻撃を仕掛ける。
「これでもくらいなさい!」
「行くぞ!」
サクラはソローオブメモリーからレーザーを放ち、俺はエンドオブティアーズの剣を伸ばす。
すると、敵兵の中から1人が前に出て、盾を構える。大きな壁のようなものが出てきて、俺達の攻撃は防がれてしまう。
「やああーっ!」
ユリアはすでに敵に駆け寄っており、盾を構える敵に向けて剣を振り下ろす。
「ただの剣が通じるかよ! 俺のシールド――」
敵はすべてセリフを言い終える前に、心奏具ごと切り裂かれていった。
そのままユリアは敵をまとめて切り捨てていく。動揺などは全く見られない。
まあ、戦場で人を殺した事実に悩まれるよりマシではあるが。
「さて、ユリアの補助をしてやらないとな!」
「そうね。こっちも行くわよ!」
「私の結界でユリアさんを守ってみせます!」
ユリアを狙う敵をエンドオブティアーズの剣で刺殺していく。
サクラもレーザーでうまく敵を葬っているみたいだ。
たまにユリアは攻撃されそうになるのだが、シルクが結界でうまく防ぐ。
「まだまだ、終わらせませんよっ!」
本当にユリアのホープオブブレイブは強い。まさか心奏具まで切り裂くほどとはな。
敵はユリアを恐れて逃げようとしているが、ユリアから離れてくれれば、俺とサクラが楽に攻撃できる。ユリアを巻き込む心配をしなくていいからな。
それにしても、俺達の能力がうまく噛み合っているな。なかなかに良い連携じゃないか?
ユリアに近づく敵はユリアが簡単に切り捨てていくし、危なくなったらシルクが守る。
後は、ユリアから遠い敵は俺とサクラが排除していく。心奏具を使える敵ばかりでも、ここまで楽に倒せるものなのか。
「なかなかいい調子だな! このまま片付けてしまいたいものだ!」
正直、口で言うほど気分がいい訳ではないが。やはり殺しの罪悪感はある。
敵が悪党だと分かっているというだけの事が、俺の中では相当大きかったらしいな。
だが、手を緩めてユリアを傷つけさせる訳にはいかないからな。我慢するしかない。
「そうね! ユリアも頑張ってるみたいだし、あたし達も活躍しないとね!」
「しっかり皆さんを支えてみせます!」
本当に頼りになる仲間たちであることだ。みんな、俺よりも優れた才能を持っている。
いや、今はそんな事を考えている場合じゃないな。余計な思考をやめろ。
それにしても、本当に敵が弱い。メルキオール学園に入学できるだけで、相当な上澄みとはいえ。
だからといって、ここまで楽に倒せるものなのだろうか。俺が物を知らないだけか?
まあ、楽ができるのならば、それに越したことはないとはいえ。考えすぎなのだろうか。
「やああーっ!」
またどんどんユリアが敵を切り捨てていっている。本当にホープオブブレイブが優秀なのもあるが、剣技もうまい。
剣を握り始めてからの期間を考えれば、信じられないほどだ。俺がどれだけ剣技に時間をかけていると思っているのだろうか。
ハッキリ言って、嫉妬の心はある。だとしても、ユリアが強いのならば安全は大きくなる。それで十分なはずなんだ。
分かっている。俺は弱い。才能なんてものはない。だから、嫉妬などしていてはキリがない。
なのに、どうして苦しいんだ。割り切ってしまえば、みんな幸せになれるはずなのに。
「リオン、ちゃんと集中しなさい! ここは戦場なのよ!」
サクラの言うとおりだ。俺は遠くから攻撃しているだけだから、危険なのはユリアだ。
つまらないことで、ユリアの安全を減らす訳にはいかないよな。しっかりしろ。
「ああ、大丈夫だ! ちゃんとやるさ!」
「リオン君、あとでゆっくり話しましょうね」
シルクも気にかかっている様子みたいだ。よほど態度に出ていたのだろう。戦場で余計なことを考えるべきではない。集中だ、集中。
敵は心奏具を展開しているようなのだが、ユリアに心奏具ごと斬られるか、射程外から俺とサクラに殺されるか、シルクの結界に防がれて何もできないかだ。
今回は他のメンバーの出番はないだろうな。俺達だけで全滅させられそうな勢いだ。
「そろそろ敵も限界みたいだね。油断は禁物だけど、ここからの逆転は無さそうかな」
まあ、ルミリエの言う通りだと思う。敵は組織だった行動を取れていない。
1人1人がバラバラに動いているだけで、連携も何もあったものでは無いからな。
俺としては楽でありがたい限りだが、このまま調子良く進んでくれるものなのだろうか。ちょっと不安だ。
「最後の1人が倒れるまで、ちゃんとやるわよ!」
「同意します! こんなところで犠牲は出しませんよ!」
「ああ! 最後の詰めだな!」
そこからしっかりと敵を倒していき、ついに最後の敵が倒れた。すぐにユリアはこちらに戻ってくる。
「リオンさんっ、わたしの活躍はどうでしたかっ!?」
さっきまで人を殺していたとは思えない笑顔だ。もしかして、俺はとんでもない執着をされていたりするのか?
まあ、当たり前か。ユリアは故郷で爪弾きにされていた様子がある。そこを命懸けで助けられたのだからな。
「ああ。すごかったよ。すぐに俺より強くなれるんじゃないか?」
間違いなく本音だ。ユリアほどの才能が俺にもあったならば。そう考えてしまう程度には。
「ふふっ。リオンさんは最強なんですっ。少なくとも、わたしにとっては」
嬉しい言葉なのは間違いない。それでも、俺より明らかに才能があるやつに言われると、素直に受け取ることができない。
まあ、ユリアは本気で俺を褒めてくれている。だから、水を差す訳にはいかないよな。
「ありがとう。ユリアがずっと尊敬してくれるように、俺も頑張らないとな」
「あんたは手を抜くことも覚えなさい。絶対に疲れているのよ」
今回余計なことを考えていた件だろうか。疲れているからなのか、どうなのか。
まあ、疲労が溜まっているのならば十全のパフォーマンスを発揮できない。当然の話だな。
「同感です。不安が頭をよぎるのも、疲れが原因ではないでしょうか」
シルクの言葉は気になるところだ。疲れすぎているというのなら、休むべき。それでも、今は戦場にいるわけだから。
どうするのが正解なのだろうな。分からない。
「みんな、目的の街までもう少し。敵はまだ現れるだろうけれど、バリバリ頑張っていこうね!」
あと少しだと言われると、希望が見えてきたな。こんな戦いは、早く終わってほしいものだ。
とはいえ、今から休むことは難しいのだろうな。だから、今は頑張りどころ。気合を入れていこう。
ルミリエからの知らせが来た。相変わらずミナのサッドネスオブロンリネスはとんでもない。
常に監視されていることを意識しない限り、情報をほとんど抜かれていくわけだからな。
ここは平原のようなものだから、不意打ちを食らう可能性はもともと少ないだろうが。
それでも、事前に心構えができるというだけでも、とても大きい。
というか、心奏具を使える相手が全てとなると厄介だな。前回ですら生徒に犠牲が出ていたのに。
まあ、心奏具もピンからキリまである。下の下であってくれれば楽なのだが。
とはいえ、希望的観測は避けるべきだ。詳細がわからないのならば、強いつもりでいよう。
「サクラ、ユリア、シルク。準備はいいか?」
「もちろんよ。どんな敵が来てもぶっ潰してやるわ」
「そうですねっ。リオンさんの敵は切り捨てますっ」
「当然です。皆さんは私が守ってみせます」
頼もしいことだ。この3人と一緒ならば、絶対に勝てる。そう思える程度には。
俺は弱いが、仲間が居るのならば、きっとどこまでも強くなれるはずだ。いつかはディヴァリアにも勝てるほどに。
まずは、目の前の敵を倒してからだがな。しっかりと倒しておかないと。
戦争なんてなければよいが、もう起こってしまったのだから進むしかない。悲しいことだがな。
「さて、行くぞ! 守護れ――エンドオブティアーズ!」
「続くわ! 関係われ――ソローオブメモリー!」
「今度こそ役に立ってみせますっ! 因縁れ――ホープオブブレイブ!」
「力を貸します。隠匿せ――アンガーオブドゥーム!」
心奏具を常に展開していなくてもいいというのも、ミナ達が居てくれてありがたいことの1つだ。
まあ、その分ミナとルミリエに負担をかけていると思えば、良いことばかりでもないのだが。
とはいえ、命の危険が減るのだと思えば、つい頼りたくなってしまう。
まあいい。今はこれから戦う敵が大事だ。ミナとルミリエは心配だが、とにかくここを乗り越えないことにはな。
しばらくして、敵が目の前に見えた。まずは俺とサクラで攻撃を仕掛ける。
「これでもくらいなさい!」
「行くぞ!」
サクラはソローオブメモリーからレーザーを放ち、俺はエンドオブティアーズの剣を伸ばす。
すると、敵兵の中から1人が前に出て、盾を構える。大きな壁のようなものが出てきて、俺達の攻撃は防がれてしまう。
「やああーっ!」
ユリアはすでに敵に駆け寄っており、盾を構える敵に向けて剣を振り下ろす。
「ただの剣が通じるかよ! 俺のシールド――」
敵はすべてセリフを言い終える前に、心奏具ごと切り裂かれていった。
そのままユリアは敵をまとめて切り捨てていく。動揺などは全く見られない。
まあ、戦場で人を殺した事実に悩まれるよりマシではあるが。
「さて、ユリアの補助をしてやらないとな!」
「そうね。こっちも行くわよ!」
「私の結界でユリアさんを守ってみせます!」
ユリアを狙う敵をエンドオブティアーズの剣で刺殺していく。
サクラもレーザーでうまく敵を葬っているみたいだ。
たまにユリアは攻撃されそうになるのだが、シルクが結界でうまく防ぐ。
「まだまだ、終わらせませんよっ!」
本当にユリアのホープオブブレイブは強い。まさか心奏具まで切り裂くほどとはな。
敵はユリアを恐れて逃げようとしているが、ユリアから離れてくれれば、俺とサクラが楽に攻撃できる。ユリアを巻き込む心配をしなくていいからな。
それにしても、俺達の能力がうまく噛み合っているな。なかなかに良い連携じゃないか?
ユリアに近づく敵はユリアが簡単に切り捨てていくし、危なくなったらシルクが守る。
後は、ユリアから遠い敵は俺とサクラが排除していく。心奏具を使える敵ばかりでも、ここまで楽に倒せるものなのか。
「なかなかいい調子だな! このまま片付けてしまいたいものだ!」
正直、口で言うほど気分がいい訳ではないが。やはり殺しの罪悪感はある。
敵が悪党だと分かっているというだけの事が、俺の中では相当大きかったらしいな。
だが、手を緩めてユリアを傷つけさせる訳にはいかないからな。我慢するしかない。
「そうね! ユリアも頑張ってるみたいだし、あたし達も活躍しないとね!」
「しっかり皆さんを支えてみせます!」
本当に頼りになる仲間たちであることだ。みんな、俺よりも優れた才能を持っている。
いや、今はそんな事を考えている場合じゃないな。余計な思考をやめろ。
それにしても、本当に敵が弱い。メルキオール学園に入学できるだけで、相当な上澄みとはいえ。
だからといって、ここまで楽に倒せるものなのだろうか。俺が物を知らないだけか?
まあ、楽ができるのならば、それに越したことはないとはいえ。考えすぎなのだろうか。
「やああーっ!」
またどんどんユリアが敵を切り捨てていっている。本当にホープオブブレイブが優秀なのもあるが、剣技もうまい。
剣を握り始めてからの期間を考えれば、信じられないほどだ。俺がどれだけ剣技に時間をかけていると思っているのだろうか。
ハッキリ言って、嫉妬の心はある。だとしても、ユリアが強いのならば安全は大きくなる。それで十分なはずなんだ。
分かっている。俺は弱い。才能なんてものはない。だから、嫉妬などしていてはキリがない。
なのに、どうして苦しいんだ。割り切ってしまえば、みんな幸せになれるはずなのに。
「リオン、ちゃんと集中しなさい! ここは戦場なのよ!」
サクラの言うとおりだ。俺は遠くから攻撃しているだけだから、危険なのはユリアだ。
つまらないことで、ユリアの安全を減らす訳にはいかないよな。しっかりしろ。
「ああ、大丈夫だ! ちゃんとやるさ!」
「リオン君、あとでゆっくり話しましょうね」
シルクも気にかかっている様子みたいだ。よほど態度に出ていたのだろう。戦場で余計なことを考えるべきではない。集中だ、集中。
敵は心奏具を展開しているようなのだが、ユリアに心奏具ごと斬られるか、射程外から俺とサクラに殺されるか、シルクの結界に防がれて何もできないかだ。
今回は他のメンバーの出番はないだろうな。俺達だけで全滅させられそうな勢いだ。
「そろそろ敵も限界みたいだね。油断は禁物だけど、ここからの逆転は無さそうかな」
まあ、ルミリエの言う通りだと思う。敵は組織だった行動を取れていない。
1人1人がバラバラに動いているだけで、連携も何もあったものでは無いからな。
俺としては楽でありがたい限りだが、このまま調子良く進んでくれるものなのだろうか。ちょっと不安だ。
「最後の1人が倒れるまで、ちゃんとやるわよ!」
「同意します! こんなところで犠牲は出しませんよ!」
「ああ! 最後の詰めだな!」
そこからしっかりと敵を倒していき、ついに最後の敵が倒れた。すぐにユリアはこちらに戻ってくる。
「リオンさんっ、わたしの活躍はどうでしたかっ!?」
さっきまで人を殺していたとは思えない笑顔だ。もしかして、俺はとんでもない執着をされていたりするのか?
まあ、当たり前か。ユリアは故郷で爪弾きにされていた様子がある。そこを命懸けで助けられたのだからな。
「ああ。すごかったよ。すぐに俺より強くなれるんじゃないか?」
間違いなく本音だ。ユリアほどの才能が俺にもあったならば。そう考えてしまう程度には。
「ふふっ。リオンさんは最強なんですっ。少なくとも、わたしにとっては」
嬉しい言葉なのは間違いない。それでも、俺より明らかに才能があるやつに言われると、素直に受け取ることができない。
まあ、ユリアは本気で俺を褒めてくれている。だから、水を差す訳にはいかないよな。
「ありがとう。ユリアがずっと尊敬してくれるように、俺も頑張らないとな」
「あんたは手を抜くことも覚えなさい。絶対に疲れているのよ」
今回余計なことを考えていた件だろうか。疲れているからなのか、どうなのか。
まあ、疲労が溜まっているのならば十全のパフォーマンスを発揮できない。当然の話だな。
「同感です。不安が頭をよぎるのも、疲れが原因ではないでしょうか」
シルクの言葉は気になるところだ。疲れすぎているというのなら、休むべき。それでも、今は戦場にいるわけだから。
どうするのが正解なのだろうな。分からない。
「みんな、目的の街までもう少し。敵はまだ現れるだろうけれど、バリバリ頑張っていこうね!」
あと少しだと言われると、希望が見えてきたな。こんな戦いは、早く終わってほしいものだ。
とはいえ、今から休むことは難しいのだろうな。だから、今は頑張りどころ。気合を入れていこう。
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