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1章 勇者リオンの始まり
21話 ディヴァリアの計画
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俺はアストライア王国の辺境まで来ていた。ディヴァリアが、このあたりにある村を滅ぼす計画を立てていたから。
俺としては、全員を救うつもりはない。もし仮にそんな事をしてしまえば、きっと俺はディヴァリアに殺される。命を捨ててまで、他人を助けたいとまでは思えないから。
それでも、1人でも多くを救えるのならば。そう考えていた。
俺がたどり着いた村は、のどかな雰囲気をしている。その村で、村人たちに警告すると決めた。
「俺はアインソフ家のリオン。村長に会わせてもらえるか?」
そのまま俺は案内され、村長のもとで説明する。
「この村に、帝国軍が襲いかかるという情報があった。できれば、避難してほしい」
ディヴァリアは、帝国兵に偽装した手駒にこの村を襲わせるつもりだ。そして、帝国に対して宣戦布告をおこなうきっかけにする。
ただ、そんな狙いをこの人達に話すつもりはない。そして、話したところで信じられやしないだろうな。
「わしらにも生活があります。そう簡単に故郷を捨てられませんよ」
これは信じている反応か、あるいは。どちらにせよ、もう少し説得してみるか。
「帝国兵に容赦はない。襲いかかられたのなら、子供まで殺すだろうよ」
「脅しのつもりですかな? どうせ、この村を出たところで生活などできんのです」
やんわりと断られてしまった。ただ、俺としてはせめて1人でも助けたい。どうしたものか。そのまま伝えてみるか。
「本当に逃げ出したいものは居ないのか? せめて1人でも多く逃げてほしいんだ」
「なら、そうですな。おい! ユリアを連れてこい!」
村長の言葉で連れてこられたのは、真っ白な女の子。髪も肌もとても白く、ただ、瞳だけが血のように赤い。
アルビノなのだろうか? だが、目はハッキリ見えていそうだが。もしアルビノならば、目が悪いという記憶があるけどな。
まあ、ゲームの中だし、そういうこともあるか。
それにしても、ユリアの外見はなんとなく庇護欲を誘うというか。おとなしそうな見た目と、低い身長。そして、卑屈そうな笑顔が原因だろうか。
「この者を連れて行くとよろしい。帝国兵が来るのならば、真っ先に殺されるでしょうからな」
おそらく、村長は信じていないのだろうな。なら、これ以上の説得は無駄かもしれない。
俺が直接戦ったところで、ディヴァリアの手駒は倒せないはず。それに、そいつらを殺してしまえば、ろくな死に方をできないかもしれないからな。
「わたし、ユリアといいますっ。どうか、わたしを連れて行ってくださいっ」
ユリアという子は、とても必死そうな顔で。だから、この子は連れて行くことに決めた。
「他に逃げ出したいものは居ないんだな? なら、俺は行く」
「どうぞ。達者でお過ごしください」
そのまま俺はユリアを連れて村を出た。これで良かったのだろうか。
せめて、ディヴァリアの手駒を足止めすればよかっただろうか。
だが、今から戻ったところで追い出されるだけだろう。もう俺はこの道を選んだんだ。突き進むしか無い。
できるだけユリアとともに走っていたが、ユリアが疲れ切っていた。
なので、いったん休みながら、お互いのことを話すことに。
「ユリア。言いたくなかったら言わなくてもいい。お前はあの村で排斥されていたのか?」
「そうですねっ。みなさん、わたしの事を気味が悪いって言って」
ユリアは暗い顔で言う。悪いことを聞いてしまったな。
原因はなんだろうか。考えても仕方ないか。これ以上聞くのも問題だろうからな。
「こんなに魅力的なのにな。もったいないことをするものだ」
「お世辞だとしても、嬉しいですっ。リオンさんは優しいんですねっ」
今の言葉程度で優しいと判断されるのか。だとすると、ユリアはろくな扱いを受けてこなかった可能性がある。
ならば、ユリアを連れてこられたのは良かったかもな。
これまでこの子が幸福を知らなかったのならば、俺の手で幸せを教えてやりたいと思う。
「俺が優しいかはともかく、ユリアのことはなんとしても助けてみせる」
「やっぱり、あの村は襲われちゃうんですか?」
「そうだな。間違いない。助けたいのか?」
「いえ、リオンさんを危険にさらしてまででは」
これは助けに行ってほしいのか、どうなのか。俺としては、すでに手遅れのように思えるが。
ディヴァリアの計画から考えて、ギリギリのタイミングだった。
ここから戻ってしまえば、ユリアすらも救えないだろう。そうなってしまえば、俺の行動になんの意味もなくなる。
「悪いな。今からは戻れそうにない」
「気にしないでくださいっ。リオンさんの気持ち、嬉しいですっ」
「ありがとう、助かる。俺の実力では、限界があるからな」
ディヴァリアが使う相手だから、確実に村人を葬り去る実力がある。
だとすると、俺が1人で立ち向かったところで死んで終わり。であるからには、ユリアを助けるために全力を尽くす。今できるのは、それだけだ。
もう何人か逃げてくれればな。まあ、いまさらではある。
「でも、リオンさんはわたしを助けてくれるんですよね?」
「そうだな。全力で助けてみせる」
「ねえ、リオンさん。わたしと手を繋いでくれますか?」
ユリアの望むがまま、俺はユリアの手を取る。暖かさと柔らかさが伝わって、女の子なのだなと感じた。
間違いなく今この子は生きている。だから、ユリアを死なせないために頑張ってみせる。
「どうだ? 楽しいか?」
「これが人の暖かさなんですねっ。リオンさん、ありがとうございます」
ユリアは少しだけ笑顔をみせてくれる。まさかユリアは人の暖かさを知らない?
本当に、あの村ではろくな扱いをされてこなかった? だったら、この子がもっと笑顔でいられるように。
かならず2人で生き延びて、楽しいことを教えてみせる。
「こんなこと、礼を言われる必要はない。もっと色々なことをしてやるから」
「リオンさん……わたしも、リオンさんに何かしたいですっ。うまく逃げられたら、希望を教えて下さいねっ」
ユリアはなんだか楽しそうだ。ずっと暗い表情をしていたユリアだから、普通の笑顔でも輝いて見える。
でも、いつかこの子の最高の笑顔を見てみせる。それが、今の俺の目標だな。
「まずは、無事に生き延びて見せないとな。追いかけてくる可能性だってあるから」
「そうですねっ。生まれて初めて楽しいと思えたので、もっと続いてほしいですからっ」
ユリアの言葉は冗談には聞こえない。つまり、この子は間違いなく虐げられてきた。
さっきの村に対して、若干の嫌悪感が浮かんできたな。まあ、今から助けられるわけでなし、気にしても仕方ないか。
「ああ、必ずもっと続けような」
「はいっ! リオンさんと一緒なら、わたしはきっと笑っていられますからっ」
だったら、できるだけこの子と一緒にいないとな。それに、サクラ達ならもっとこの子を笑顔にできるかもしれない。
うん、いい考えかもな。ユリアが幸せになれるように力を尽くす。きっと素晴らしい達成感が得られるはずだ。
「そうか。ユリアにそう思ってもらえて嬉しいよ」
「リオンさんは素敵な人ですよっ。こんなわたしでも、大切にしようとしてくれる」
ユリアはなんというか、自分を軽く見ているな。
まあ、察することができる環境からして、当たり前ではあるのだが。
そんなユリアが自分を大切に思えるように、希望を与えたいんだ。
「ユリアと話すのが楽しいからだ。本当につまらない人間なら、もっと雑に扱っているよ」
「リオンさんは本当に優しいです。だから、わたしを見捨てないでくださいねっ。わたしには、リオンさんしかいないんですからっ」
「ああ、もちろ――守護れ――エンドオブティアーズ!」
なにか嫌な予感がしたから、心奏具を展開した。案の定、俺の目の前に敵が現れていたんだ。
なんとしても、ユリアを守りきってみせる!
俺としては、全員を救うつもりはない。もし仮にそんな事をしてしまえば、きっと俺はディヴァリアに殺される。命を捨ててまで、他人を助けたいとまでは思えないから。
それでも、1人でも多くを救えるのならば。そう考えていた。
俺がたどり着いた村は、のどかな雰囲気をしている。その村で、村人たちに警告すると決めた。
「俺はアインソフ家のリオン。村長に会わせてもらえるか?」
そのまま俺は案内され、村長のもとで説明する。
「この村に、帝国軍が襲いかかるという情報があった。できれば、避難してほしい」
ディヴァリアは、帝国兵に偽装した手駒にこの村を襲わせるつもりだ。そして、帝国に対して宣戦布告をおこなうきっかけにする。
ただ、そんな狙いをこの人達に話すつもりはない。そして、話したところで信じられやしないだろうな。
「わしらにも生活があります。そう簡単に故郷を捨てられませんよ」
これは信じている反応か、あるいは。どちらにせよ、もう少し説得してみるか。
「帝国兵に容赦はない。襲いかかられたのなら、子供まで殺すだろうよ」
「脅しのつもりですかな? どうせ、この村を出たところで生活などできんのです」
やんわりと断られてしまった。ただ、俺としてはせめて1人でも助けたい。どうしたものか。そのまま伝えてみるか。
「本当に逃げ出したいものは居ないのか? せめて1人でも多く逃げてほしいんだ」
「なら、そうですな。おい! ユリアを連れてこい!」
村長の言葉で連れてこられたのは、真っ白な女の子。髪も肌もとても白く、ただ、瞳だけが血のように赤い。
アルビノなのだろうか? だが、目はハッキリ見えていそうだが。もしアルビノならば、目が悪いという記憶があるけどな。
まあ、ゲームの中だし、そういうこともあるか。
それにしても、ユリアの外見はなんとなく庇護欲を誘うというか。おとなしそうな見た目と、低い身長。そして、卑屈そうな笑顔が原因だろうか。
「この者を連れて行くとよろしい。帝国兵が来るのならば、真っ先に殺されるでしょうからな」
おそらく、村長は信じていないのだろうな。なら、これ以上の説得は無駄かもしれない。
俺が直接戦ったところで、ディヴァリアの手駒は倒せないはず。それに、そいつらを殺してしまえば、ろくな死に方をできないかもしれないからな。
「わたし、ユリアといいますっ。どうか、わたしを連れて行ってくださいっ」
ユリアという子は、とても必死そうな顔で。だから、この子は連れて行くことに決めた。
「他に逃げ出したいものは居ないんだな? なら、俺は行く」
「どうぞ。達者でお過ごしください」
そのまま俺はユリアを連れて村を出た。これで良かったのだろうか。
せめて、ディヴァリアの手駒を足止めすればよかっただろうか。
だが、今から戻ったところで追い出されるだけだろう。もう俺はこの道を選んだんだ。突き進むしか無い。
できるだけユリアとともに走っていたが、ユリアが疲れ切っていた。
なので、いったん休みながら、お互いのことを話すことに。
「ユリア。言いたくなかったら言わなくてもいい。お前はあの村で排斥されていたのか?」
「そうですねっ。みなさん、わたしの事を気味が悪いって言って」
ユリアは暗い顔で言う。悪いことを聞いてしまったな。
原因はなんだろうか。考えても仕方ないか。これ以上聞くのも問題だろうからな。
「こんなに魅力的なのにな。もったいないことをするものだ」
「お世辞だとしても、嬉しいですっ。リオンさんは優しいんですねっ」
今の言葉程度で優しいと判断されるのか。だとすると、ユリアはろくな扱いを受けてこなかった可能性がある。
ならば、ユリアを連れてこられたのは良かったかもな。
これまでこの子が幸福を知らなかったのならば、俺の手で幸せを教えてやりたいと思う。
「俺が優しいかはともかく、ユリアのことはなんとしても助けてみせる」
「やっぱり、あの村は襲われちゃうんですか?」
「そうだな。間違いない。助けたいのか?」
「いえ、リオンさんを危険にさらしてまででは」
これは助けに行ってほしいのか、どうなのか。俺としては、すでに手遅れのように思えるが。
ディヴァリアの計画から考えて、ギリギリのタイミングだった。
ここから戻ってしまえば、ユリアすらも救えないだろう。そうなってしまえば、俺の行動になんの意味もなくなる。
「悪いな。今からは戻れそうにない」
「気にしないでくださいっ。リオンさんの気持ち、嬉しいですっ」
「ありがとう、助かる。俺の実力では、限界があるからな」
ディヴァリアが使う相手だから、確実に村人を葬り去る実力がある。
だとすると、俺が1人で立ち向かったところで死んで終わり。であるからには、ユリアを助けるために全力を尽くす。今できるのは、それだけだ。
もう何人か逃げてくれればな。まあ、いまさらではある。
「でも、リオンさんはわたしを助けてくれるんですよね?」
「そうだな。全力で助けてみせる」
「ねえ、リオンさん。わたしと手を繋いでくれますか?」
ユリアの望むがまま、俺はユリアの手を取る。暖かさと柔らかさが伝わって、女の子なのだなと感じた。
間違いなく今この子は生きている。だから、ユリアを死なせないために頑張ってみせる。
「どうだ? 楽しいか?」
「これが人の暖かさなんですねっ。リオンさん、ありがとうございます」
ユリアは少しだけ笑顔をみせてくれる。まさかユリアは人の暖かさを知らない?
本当に、あの村ではろくな扱いをされてこなかった? だったら、この子がもっと笑顔でいられるように。
かならず2人で生き延びて、楽しいことを教えてみせる。
「こんなこと、礼を言われる必要はない。もっと色々なことをしてやるから」
「リオンさん……わたしも、リオンさんに何かしたいですっ。うまく逃げられたら、希望を教えて下さいねっ」
ユリアはなんだか楽しそうだ。ずっと暗い表情をしていたユリアだから、普通の笑顔でも輝いて見える。
でも、いつかこの子の最高の笑顔を見てみせる。それが、今の俺の目標だな。
「まずは、無事に生き延びて見せないとな。追いかけてくる可能性だってあるから」
「そうですねっ。生まれて初めて楽しいと思えたので、もっと続いてほしいですからっ」
ユリアの言葉は冗談には聞こえない。つまり、この子は間違いなく虐げられてきた。
さっきの村に対して、若干の嫌悪感が浮かんできたな。まあ、今から助けられるわけでなし、気にしても仕方ないか。
「ああ、必ずもっと続けような」
「はいっ! リオンさんと一緒なら、わたしはきっと笑っていられますからっ」
だったら、できるだけこの子と一緒にいないとな。それに、サクラ達ならもっとこの子を笑顔にできるかもしれない。
うん、いい考えかもな。ユリアが幸せになれるように力を尽くす。きっと素晴らしい達成感が得られるはずだ。
「そうか。ユリアにそう思ってもらえて嬉しいよ」
「リオンさんは素敵な人ですよっ。こんなわたしでも、大切にしようとしてくれる」
ユリアはなんというか、自分を軽く見ているな。
まあ、察することができる環境からして、当たり前ではあるのだが。
そんなユリアが自分を大切に思えるように、希望を与えたいんだ。
「ユリアと話すのが楽しいからだ。本当につまらない人間なら、もっと雑に扱っているよ」
「リオンさんは本当に優しいです。だから、わたしを見捨てないでくださいねっ。わたしには、リオンさんしかいないんですからっ」
「ああ、もちろ――守護れ――エンドオブティアーズ!」
なにか嫌な予感がしたから、心奏具を展開した。案の定、俺の目の前に敵が現れていたんだ。
なんとしても、ユリアを守りきってみせる!
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