320 / 392
9章 価値ある戦い
319話 次への約束
しおりを挟む
敵に攻められるまでして情報を集める動きをしたおかげで、怪しい相手にあたりをつけることができた。ということで、その情報をミーアに渡して、調査を進めてもらっている。
結果が出たら、後は戦うための準備になるな。根っこを絶たなければ、また同じことが繰り返されるだけだろう。いや、もっと過激になる可能性の方が高い。
それなら、できるだけ早く対処したいところだよな。いい加減、面倒になってきた。このままでは、民衆にも明確な被害が出てくるだろう。今でも、不安が広がるくらいはしている様子だし。それに、経済状況にも影響が出ているように見える。
だから、こんな問題は終わらせないといけない。ブラック家の平穏のために、さっさと死んでもらわないとな。平気で人を殺そうとしている自分がいるが、まあ殺しにかかってくる相手に容赦するのは、いくらなんでも甘すぎるからな。
殺そうとしてきているのに許したら、舐められてしまうだけだ。さらなる被害を増やすだけの考えだと言えるだろう。暴力で自分の利益を確保しようとする人間は、許しておいてはいけない。
そんなこんなで、今はミーアの回答を待っているところだ。そうしたら、通話が飛んできた。
「レックス君、ありがとう! おかげで、黒幕がベージュ家だとハッキリしたわ!」
なるほどな。相手が偽情報を流してきた訳ではなかったか。それなら、もう後は単純だな。相手を攻撃して、叩き潰す。
とはいえ、大義名分はほしいところだ。明確な証拠を突きつけるくらいはしないと、ブラック家が暴走しただけだと思われかねない。嫌われ者だからこそ、安易な行動は避けるべきだ。
少なくとも、王家の許可を取っているという体くらいは持っておきたいところだな。
「なら良かった。とはいえ、どうやって攻める口実を手に入れたものか」
「安心して! 私に任せてくれればいいわ! レックス君は、戦いの準備だけしておいてね!」
これまでも、ミーアはうまく情報をつかんでいたからな。そのあたりは、任せてもいいだろう。俺の苦手な分野でもあるし、変に手出ししない方が良いよな。
そうなると、すぐに攻められるようにしておくのが良いだろう。転移して、さっさと仕留めるのが理想だな。
「分かった。そうさせてもらうよ。とりあえず、転移の準備をしておいた方が良いよな」
「ええ、そうね。ルースちゃんの家からなら近いから、そこを起点にしてもらおうかしら」
確かに、ブラック家から直接飛んでいくと、目立つだろうからな。それに、近いだけで必要な時間は減る。いろいろな意味で、ミーアの案は効率がいいと言えるだろう。
それなら、言うことを聞いておいた方が良いな。とはいえ、ルースの家か。どんなところだろうな。まあ、相手の当主なんかと会うことはないか。あまり、ブラック家とホワイト家の関係は良いとは言えないし。
あくまで、俺とルースの個人間の関係でしかない。それなら、転移の拠点として使って、気づかれないように動くくらいでちょうど良いのではないだろうか。
「ああ。ルースにも、手伝ってもらうんだな」
「快諾してくれたわよ! レックス君は慕われているわね!」
本当に、ありがたいことだ。ルースにも、リスクやら何やらがあるだろうに。俺に表立って味方すれば、色々と大変だろうからな。
そういう意味でも、とても感謝したいところだ。何かお礼を考えておかないとな。
「良い友達を持ったものだよ。ルースに何かあったら、俺が助けてやらないとな。もちろん、ミーアも」
「その時には、お願いするかもね。まずは、ベージュ家をどうやって倒すかだけど」
「口実は、ミーアが用意してくれるんだよな。どんな形にするんだ?」
「簡単よ。ベージュ家の悪事を告発するから、それに合わせてレックス君に攻撃してもらうわ!」
ふむ。何かしら、悪事なら実行しているだろう。それが貴族というものだ。だが、それで大丈夫だろうか。暗黙の了解に踏み込んだりしないか?
いや、ミーアが考えていないはずがないよな。そうなると、十分な罪を犯しているのだろう。ミーアに限って、冤罪ということもあるまい。
「なるほどな。それで、逃げる準備なんかには警戒しなくて良いのか?」
「大丈夫よ! 王家で告発した段階で、相手に情報が伝わる前に攻めてもらうもの!」
ミーアが告発したタイミングで俺が動くことは、まあ可能だ。通話と転移があれば、そういうところの問題は全部なくなる。
やはり、便利な魔法を生み出したものだ。元となるアイデアを出してくれたミーアには、感謝しておかないとな。
まあ、ミーアも有効活用しているのだろうし、お互いにとって利益がある話ではあるのだが。
「それなら、まあ倒すことだけ考えていれば良いのか。助かるよ、ミーア」
「レックス君のためだもの。当たり前だわ! リーナちゃんだって、手伝ってくれたのよ!」
リーナまで。なら、確実に勝たないとな。油断なんてして逃がしてしまえば、おしまいだ。さて、気を抜かずにいかないとな。
それにしても、王女がふたりも手伝ってくれるのは、かなりの大ごとというかなんというか。気軽に頼み事なんて、本来できない相手だからな。
「それなら、感謝していたと伝えておいてくれ。そのうち、顔を見せに行くとも」
「分かったわ。任せておいてね! きっと、リーナちゃんも喜んでくれるわ!」
「ああ、そうだと嬉しいところだ。お茶会でもしたいところだな」
「約束、覚えてくれていたのね! やっぱり、レックス君は素敵だわ!」
この事件が始まったあたりで、ミーアが言っていたはずだからな。覚えていたのは、自分を褒めてやりたいところだ。
まあ、俺だって楽しみにしていたからな。だから、覚えていられたのだろう。
「俺としても、やりたいことだったからな。あまり、記憶力には自信がないんだ」
「女の子の言葉は、いっぱい覚えておいて損はないわよ。なんて、レックス君には必要ないかもね」
まあ、自分の話を忘れられて嬉しい人なんて、そうは居ないだろうからな。話を聞いていたアピールにもなるし、確かに損はないのだろう。
とはいえ、そんな打算で覚えていたい訳では無いが。大切な友達のことをちゃんと知っておきたいのは、普通のことだよな。
「それはどういう意味だ? まあ、親しい相手のことは、できるだけ覚えておきたいものだ」
「ふふっ、良い子ね! 私も、レックス君のことはいっぱい覚えているわよ!」
あまり、恥ずかしいことは覚えてほしくないのだが。ミーアの前で大泣きしていたこととか。まあ、大事な思い出といえばそうなのだが。
なんだかんだで、色々なことがあったからな。印象深いことも、いっぱいある。とはいえ、忘れてほしいこともあるにはある。
「何を覚えているのかは、聞かないでおこうか」
「出会ってすぐに口説かれたことは、忘れていないわよ! リーナちゃんも口説いていたわよね!」
またそんなことを。あの頃は、ミーアとリーナの関係を改善したかったんだよな。今では、当たり前のように仲良くしている。俺が行動してきた中でも、確かな成果だと言えるだろう。まあ、口説いたつもりはないのだが。
「完全に記憶違いだな。俺はそこまで軽薄なつもりはないぞ」
「なら、新しい記憶で上書きしてもらおうかしら。そのためにも、早くお茶会をしましょうよ」
ミーアなりに、お茶会を楽しみにしてくれているのだろう。そして、俺を応援してくれているのだろう。その気持ちに答えるためにも、さっさと終わらせてしまわないとな。
「まずは、ベージュ家を打ち破らないとな。楽しい時間は、それからだ」
ミーアやリーナとのお茶会は、きっととても素晴らしい思い出になるだろう。そうするためにも、必ず勝たないとな。
結果が出たら、後は戦うための準備になるな。根っこを絶たなければ、また同じことが繰り返されるだけだろう。いや、もっと過激になる可能性の方が高い。
それなら、できるだけ早く対処したいところだよな。いい加減、面倒になってきた。このままでは、民衆にも明確な被害が出てくるだろう。今でも、不安が広がるくらいはしている様子だし。それに、経済状況にも影響が出ているように見える。
だから、こんな問題は終わらせないといけない。ブラック家の平穏のために、さっさと死んでもらわないとな。平気で人を殺そうとしている自分がいるが、まあ殺しにかかってくる相手に容赦するのは、いくらなんでも甘すぎるからな。
殺そうとしてきているのに許したら、舐められてしまうだけだ。さらなる被害を増やすだけの考えだと言えるだろう。暴力で自分の利益を確保しようとする人間は、許しておいてはいけない。
そんなこんなで、今はミーアの回答を待っているところだ。そうしたら、通話が飛んできた。
「レックス君、ありがとう! おかげで、黒幕がベージュ家だとハッキリしたわ!」
なるほどな。相手が偽情報を流してきた訳ではなかったか。それなら、もう後は単純だな。相手を攻撃して、叩き潰す。
とはいえ、大義名分はほしいところだ。明確な証拠を突きつけるくらいはしないと、ブラック家が暴走しただけだと思われかねない。嫌われ者だからこそ、安易な行動は避けるべきだ。
少なくとも、王家の許可を取っているという体くらいは持っておきたいところだな。
「なら良かった。とはいえ、どうやって攻める口実を手に入れたものか」
「安心して! 私に任せてくれればいいわ! レックス君は、戦いの準備だけしておいてね!」
これまでも、ミーアはうまく情報をつかんでいたからな。そのあたりは、任せてもいいだろう。俺の苦手な分野でもあるし、変に手出ししない方が良いよな。
そうなると、すぐに攻められるようにしておくのが良いだろう。転移して、さっさと仕留めるのが理想だな。
「分かった。そうさせてもらうよ。とりあえず、転移の準備をしておいた方が良いよな」
「ええ、そうね。ルースちゃんの家からなら近いから、そこを起点にしてもらおうかしら」
確かに、ブラック家から直接飛んでいくと、目立つだろうからな。それに、近いだけで必要な時間は減る。いろいろな意味で、ミーアの案は効率がいいと言えるだろう。
それなら、言うことを聞いておいた方が良いな。とはいえ、ルースの家か。どんなところだろうな。まあ、相手の当主なんかと会うことはないか。あまり、ブラック家とホワイト家の関係は良いとは言えないし。
あくまで、俺とルースの個人間の関係でしかない。それなら、転移の拠点として使って、気づかれないように動くくらいでちょうど良いのではないだろうか。
「ああ。ルースにも、手伝ってもらうんだな」
「快諾してくれたわよ! レックス君は慕われているわね!」
本当に、ありがたいことだ。ルースにも、リスクやら何やらがあるだろうに。俺に表立って味方すれば、色々と大変だろうからな。
そういう意味でも、とても感謝したいところだ。何かお礼を考えておかないとな。
「良い友達を持ったものだよ。ルースに何かあったら、俺が助けてやらないとな。もちろん、ミーアも」
「その時には、お願いするかもね。まずは、ベージュ家をどうやって倒すかだけど」
「口実は、ミーアが用意してくれるんだよな。どんな形にするんだ?」
「簡単よ。ベージュ家の悪事を告発するから、それに合わせてレックス君に攻撃してもらうわ!」
ふむ。何かしら、悪事なら実行しているだろう。それが貴族というものだ。だが、それで大丈夫だろうか。暗黙の了解に踏み込んだりしないか?
いや、ミーアが考えていないはずがないよな。そうなると、十分な罪を犯しているのだろう。ミーアに限って、冤罪ということもあるまい。
「なるほどな。それで、逃げる準備なんかには警戒しなくて良いのか?」
「大丈夫よ! 王家で告発した段階で、相手に情報が伝わる前に攻めてもらうもの!」
ミーアが告発したタイミングで俺が動くことは、まあ可能だ。通話と転移があれば、そういうところの問題は全部なくなる。
やはり、便利な魔法を生み出したものだ。元となるアイデアを出してくれたミーアには、感謝しておかないとな。
まあ、ミーアも有効活用しているのだろうし、お互いにとって利益がある話ではあるのだが。
「それなら、まあ倒すことだけ考えていれば良いのか。助かるよ、ミーア」
「レックス君のためだもの。当たり前だわ! リーナちゃんだって、手伝ってくれたのよ!」
リーナまで。なら、確実に勝たないとな。油断なんてして逃がしてしまえば、おしまいだ。さて、気を抜かずにいかないとな。
それにしても、王女がふたりも手伝ってくれるのは、かなりの大ごとというかなんというか。気軽に頼み事なんて、本来できない相手だからな。
「それなら、感謝していたと伝えておいてくれ。そのうち、顔を見せに行くとも」
「分かったわ。任せておいてね! きっと、リーナちゃんも喜んでくれるわ!」
「ああ、そうだと嬉しいところだ。お茶会でもしたいところだな」
「約束、覚えてくれていたのね! やっぱり、レックス君は素敵だわ!」
この事件が始まったあたりで、ミーアが言っていたはずだからな。覚えていたのは、自分を褒めてやりたいところだ。
まあ、俺だって楽しみにしていたからな。だから、覚えていられたのだろう。
「俺としても、やりたいことだったからな。あまり、記憶力には自信がないんだ」
「女の子の言葉は、いっぱい覚えておいて損はないわよ。なんて、レックス君には必要ないかもね」
まあ、自分の話を忘れられて嬉しい人なんて、そうは居ないだろうからな。話を聞いていたアピールにもなるし、確かに損はないのだろう。
とはいえ、そんな打算で覚えていたい訳では無いが。大切な友達のことをちゃんと知っておきたいのは、普通のことだよな。
「それはどういう意味だ? まあ、親しい相手のことは、できるだけ覚えておきたいものだ」
「ふふっ、良い子ね! 私も、レックス君のことはいっぱい覚えているわよ!」
あまり、恥ずかしいことは覚えてほしくないのだが。ミーアの前で大泣きしていたこととか。まあ、大事な思い出といえばそうなのだが。
なんだかんだで、色々なことがあったからな。印象深いことも、いっぱいある。とはいえ、忘れてほしいこともあるにはある。
「何を覚えているのかは、聞かないでおこうか」
「出会ってすぐに口説かれたことは、忘れていないわよ! リーナちゃんも口説いていたわよね!」
またそんなことを。あの頃は、ミーアとリーナの関係を改善したかったんだよな。今では、当たり前のように仲良くしている。俺が行動してきた中でも、確かな成果だと言えるだろう。まあ、口説いたつもりはないのだが。
「完全に記憶違いだな。俺はそこまで軽薄なつもりはないぞ」
「なら、新しい記憶で上書きしてもらおうかしら。そのためにも、早くお茶会をしましょうよ」
ミーアなりに、お茶会を楽しみにしてくれているのだろう。そして、俺を応援してくれているのだろう。その気持ちに答えるためにも、さっさと終わらせてしまわないとな。
「まずは、ベージュ家を打ち破らないとな。楽しい時間は、それからだ」
ミーアやリーナとのお茶会は、きっととても素晴らしい思い出になるだろう。そうするためにも、必ず勝たないとな。
0
お気に入りに追加
155
あなたにおすすめの小説
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
告白をしていないのにふられた俺はイケメン女子とハーレムを目指す
山田空
恋愛
部長に恋をした俺は部長に恋愛相談をされる。
全てがいやになった俺は男友達に部長のことが好きだったことと部長に恋愛相談をされたことの2つを口にする。
そしたら「それなら僕と付き合ってみないかい?」
そんなことをいってくるのでもちろん俺は断ろうとするのだが
「俺たちは男だ……別にその気持ちを否定するつもりはないがその」
「……うんああ僕は女だよ」
「は?」
「それじゃあ付き合えるよね」
「いやまあそうだけどうん……でもえ?」
まさかの男友達(女)と付き合うことになった。
でも実は俺のことを好きな人は男友達(女)だけではなかったみたいで
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる