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3章 アストラ学園にて
90話 誰かとのつながり
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王女姉妹と、新しい技を開発できた。それは素晴らしいことだ。ただ、俺の抱える問題が解決した訳じゃない。希望が見える流れではあるものの、本筋というか、目標というか、そういうものには関係がないからな。
それでも、確かな進歩ではあるんだ。俺達が強くなったならば、倒せる敵は増えるだろうからな。話が通じない、単なる化け物の敵も、原作には多く居た。それを考えると、どれほど強くなったとしても、無駄にはならないだろう。
というか、王女姉妹との関係は大事だよな。この国の未来を大きく左右する人間なんだから。どう関わるにしても、軽く扱うのは論外だと言って良い。
個人的にも、2人は好ましく感じているからな。原作のことを抜きにしても、仲良くしたい相手なのは間違いない。
ということで、王女姉妹から話しかけられることが増えたのは、俺にとっては都合が良い流れだな。まあ、2人が悪意によって傷つかないように気をつける必要はあるとはいえ。
「ねえ、レックス君。せっかくだから、あなたの友達とも会ってみたいわ! 確か、一緒に連れてきてた子がいるわよね?」
おそらくは、ジュリア達、学校もどきに通っていた生徒のことだよな。ジュリアとミーアが仲良くなってくれるのなら、今後の役に立つ場面が多いだろう。そういう事を考えなくても、知り合いどうしが親しくなるのは、俺にとっては嬉しいことだ。
つまりは、俺は賛成だな。まあ、ジュリア達の意見を無視するのは問題だが。前向きに考えていきたくはある。
「姉さんの思いつきに付き合わせちゃいますね。でも、私も気になりますね。レックスさんが注目する人は」
「分かった。本人次第ではあるが、場を作ろうじゃないか」
ということで、ジュリア達に話を持っていくことにする。受けてくれれば、これから先、良い関係になってくれるはずだ。原作では、主人公とメインヒロインだったからな。ジュリアとミーアは。
まあ、原作だと、主人公は男だったのだが。ジュリアが女として生きていることで、どんな変化があるのだろうか。あまり心配はしていないが。ジュリアのまっすぐな性格が、ミーアの好みだったみたいだし。
「お前達、王女に興味はあるか?」
「レックス様、興味があるって言ったら、あたし達を会わせてくれるんですか?」
アストラ学園に入ってからも、ラナ達は一緒に居ることが多い様子だ。つまり、本当に仲が良いのだろう。俺としては、助かる。見えないところでギスギスされると、困るどころではないからな。
できることならば、親しい相手どうしを天秤にはかけたくない。みんなと仲良くできるのが、一番の理想だ。
「そうだな、ラナ。一応、知り合いではあるからな。お前達次第ではあるが、紹介する予定だ」
「すごいね、レックス様! まさか、王女様とも知り合いだなんて!」
「レックス様が会ってほしいなら会う。違うなら会わない」
「サラの言うように、私達は、レックス様のお役に立ちたいんです。ですから、お任せしますね」
主体性がないのは、良いことなのか悪いことなのか。俺の意志に従ってくれるのは、都合が良くはあるのだが。親しい相手としては、もっと自分を出しても良いと思う。
ただ、俺の考え次第で、ジュリア達の運命はいかようにもできるという事実は忘れてはならない。俺が素を出せと言ったとしても、実質的には強制なんだ。それも、俺の機嫌を損ねることを恐れながら綱渡りをさせる形の。
だって、素を出して俺の不興を買ったら、どんな目に合うか分かったものではないだろう。少なくとも、ジュリア達の視点では。だからこそ、俺は慎重に言葉を選ばなければならない。
「なら、会っておけ。そうしておけば、あとで役に立つだろうさ」
ジュリア達は頷いていた。実際、王女姉妹と親しくなれば、俺に対する手札を持っている状況を作れるだろう。俺がジュリア達をおとしめようとしても、王女姉妹が防ぐという形で。それなら、ジュリア達にもメリットはあるはずだ。
ということで、後日に王女姉妹とお茶会をする流れになった。学園の寮の近く、中庭みたいな場所でテーブルにお茶とお菓子が用意されている。いかにもって感じだが、王女姉妹、特にミーアの雰囲気のおかげで、あまり重苦しさはないな。
「こんにちは、よく会いに来てくれたわ! 私はミーア。レックス君の友達よ!」
「リーナです。まあ、レックスさんの友達と言って、問題ないでしょう」
「僕はジュリア。よろしくね、王女様」
「もう、失礼でしょう、ジュリア。私はシュテルと申します。レックス様のもとで、学びを進めていました」
ミーアは気にしないだろうが、危なっかしくはある。場を間違えれば、不敬だなんだと言う人も出てくるだろう。そういう意味では、シュテルの言葉はありがたい。
実際、原作でも、主人公の言葉づかいから問題が発生する流れは、あったはずだから。ただ、ミーア本人は、親しい態度を望む人な気はする。場所に応じて態度を変えるのが、理想だよな。
「気にしなくて良いわ! 他の誰かが文句を言うなら、私が止めてあげるもの!」
「それはそれで、面倒な会話が増えそうですけどね……」
リーナの言うことは、よく分かる気がするな。俺だって、両親が見ている前でジュリアのような態度を取られたら、かなり困ってしまうからな。
ブラック家の嫡男を軽く見られているとか言って怒る姿が、容易に想像できてしまう。今後を考える上で、大事になってきそうだ。
「私はサラ。よろしく」
「あたしは、ラナ・ペスカ・インディゴと申します。どうぞ、よろしくお願いいたします」
「みんな、仲良くしてほしいわ! そういえば、ジュリアちゃんは無属性を使えるのよね。見せてもらって良い?」
「もちろんだよ。どう?結構強いんじゃないかな」
ジュリアは魔力を収束させていく。全くこちらに余波が来ず、かなりの精度で制御されているのが伝わる。それを上に向けて放つと、大きめの衝撃が伝わってきた。ちょっと、お茶が揺れていて困ってしまったが。まあ、ミーアが見せろと言ったのだから、気にしないだろう。
「見事だ、ジュリア。確かな努力を感じるぞ」
「すごいわ! やっぱり、色んな人と仲良くなるのは最高ね!」
まあ、多くの人と交流すれば、様々な才能に出会える。それは確かだな。そういう意味では、ミーアには共感できる。俺の周りには、俺にできないことをできる人間が多いからな。それは、とても素晴らしいことだ。
「流石です、ミーア様。あたしも見習いたいですね」
「レックスさん、やっぱり見る目がありますね。シュテルさんもサラさんも、高い実力を感じますし」
「私が強くなれたのは、全部レックス様のおかげなんです。素晴らしい方ですよね」
「実際、恩人。私達みんな、レックス様が居なければ、学ぶことすらできなかった」
正確には、ジュリアは原作の流れだと、放っておいてもアストラ学園には入学していたのだが。それを知らないサラからすれば、恩を感じるのは当然か。だからこそ、あまり無理をさせたくない。恩は、人を縛り付ける鎖でもあるからな。
「やっぱり、レックス君と友達になってよかったわね! こうして、輪が広がっていくんだもの!」
「まあ、協力するのは悪くないですね。敵と戦うことを考えても。信頼できる相手は、どうしても少ないんですよ」
「レックス様の友達なら、僕も信じるよ! 一緒に、頑張ろうね」
この繋がりが、素晴らしい未来に繋がってくれれば。そう祈っている俺がいた。
それでも、確かな進歩ではあるんだ。俺達が強くなったならば、倒せる敵は増えるだろうからな。話が通じない、単なる化け物の敵も、原作には多く居た。それを考えると、どれほど強くなったとしても、無駄にはならないだろう。
というか、王女姉妹との関係は大事だよな。この国の未来を大きく左右する人間なんだから。どう関わるにしても、軽く扱うのは論外だと言って良い。
個人的にも、2人は好ましく感じているからな。原作のことを抜きにしても、仲良くしたい相手なのは間違いない。
ということで、王女姉妹から話しかけられることが増えたのは、俺にとっては都合が良い流れだな。まあ、2人が悪意によって傷つかないように気をつける必要はあるとはいえ。
「ねえ、レックス君。せっかくだから、あなたの友達とも会ってみたいわ! 確か、一緒に連れてきてた子がいるわよね?」
おそらくは、ジュリア達、学校もどきに通っていた生徒のことだよな。ジュリアとミーアが仲良くなってくれるのなら、今後の役に立つ場面が多いだろう。そういう事を考えなくても、知り合いどうしが親しくなるのは、俺にとっては嬉しいことだ。
つまりは、俺は賛成だな。まあ、ジュリア達の意見を無視するのは問題だが。前向きに考えていきたくはある。
「姉さんの思いつきに付き合わせちゃいますね。でも、私も気になりますね。レックスさんが注目する人は」
「分かった。本人次第ではあるが、場を作ろうじゃないか」
ということで、ジュリア達に話を持っていくことにする。受けてくれれば、これから先、良い関係になってくれるはずだ。原作では、主人公とメインヒロインだったからな。ジュリアとミーアは。
まあ、原作だと、主人公は男だったのだが。ジュリアが女として生きていることで、どんな変化があるのだろうか。あまり心配はしていないが。ジュリアのまっすぐな性格が、ミーアの好みだったみたいだし。
「お前達、王女に興味はあるか?」
「レックス様、興味があるって言ったら、あたし達を会わせてくれるんですか?」
アストラ学園に入ってからも、ラナ達は一緒に居ることが多い様子だ。つまり、本当に仲が良いのだろう。俺としては、助かる。見えないところでギスギスされると、困るどころではないからな。
できることならば、親しい相手どうしを天秤にはかけたくない。みんなと仲良くできるのが、一番の理想だ。
「そうだな、ラナ。一応、知り合いではあるからな。お前達次第ではあるが、紹介する予定だ」
「すごいね、レックス様! まさか、王女様とも知り合いだなんて!」
「レックス様が会ってほしいなら会う。違うなら会わない」
「サラの言うように、私達は、レックス様のお役に立ちたいんです。ですから、お任せしますね」
主体性がないのは、良いことなのか悪いことなのか。俺の意志に従ってくれるのは、都合が良くはあるのだが。親しい相手としては、もっと自分を出しても良いと思う。
ただ、俺の考え次第で、ジュリア達の運命はいかようにもできるという事実は忘れてはならない。俺が素を出せと言ったとしても、実質的には強制なんだ。それも、俺の機嫌を損ねることを恐れながら綱渡りをさせる形の。
だって、素を出して俺の不興を買ったら、どんな目に合うか分かったものではないだろう。少なくとも、ジュリア達の視点では。だからこそ、俺は慎重に言葉を選ばなければならない。
「なら、会っておけ。そうしておけば、あとで役に立つだろうさ」
ジュリア達は頷いていた。実際、王女姉妹と親しくなれば、俺に対する手札を持っている状況を作れるだろう。俺がジュリア達をおとしめようとしても、王女姉妹が防ぐという形で。それなら、ジュリア達にもメリットはあるはずだ。
ということで、後日に王女姉妹とお茶会をする流れになった。学園の寮の近く、中庭みたいな場所でテーブルにお茶とお菓子が用意されている。いかにもって感じだが、王女姉妹、特にミーアの雰囲気のおかげで、あまり重苦しさはないな。
「こんにちは、よく会いに来てくれたわ! 私はミーア。レックス君の友達よ!」
「リーナです。まあ、レックスさんの友達と言って、問題ないでしょう」
「僕はジュリア。よろしくね、王女様」
「もう、失礼でしょう、ジュリア。私はシュテルと申します。レックス様のもとで、学びを進めていました」
ミーアは気にしないだろうが、危なっかしくはある。場を間違えれば、不敬だなんだと言う人も出てくるだろう。そういう意味では、シュテルの言葉はありがたい。
実際、原作でも、主人公の言葉づかいから問題が発生する流れは、あったはずだから。ただ、ミーア本人は、親しい態度を望む人な気はする。場所に応じて態度を変えるのが、理想だよな。
「気にしなくて良いわ! 他の誰かが文句を言うなら、私が止めてあげるもの!」
「それはそれで、面倒な会話が増えそうですけどね……」
リーナの言うことは、よく分かる気がするな。俺だって、両親が見ている前でジュリアのような態度を取られたら、かなり困ってしまうからな。
ブラック家の嫡男を軽く見られているとか言って怒る姿が、容易に想像できてしまう。今後を考える上で、大事になってきそうだ。
「私はサラ。よろしく」
「あたしは、ラナ・ペスカ・インディゴと申します。どうぞ、よろしくお願いいたします」
「みんな、仲良くしてほしいわ! そういえば、ジュリアちゃんは無属性を使えるのよね。見せてもらって良い?」
「もちろんだよ。どう?結構強いんじゃないかな」
ジュリアは魔力を収束させていく。全くこちらに余波が来ず、かなりの精度で制御されているのが伝わる。それを上に向けて放つと、大きめの衝撃が伝わってきた。ちょっと、お茶が揺れていて困ってしまったが。まあ、ミーアが見せろと言ったのだから、気にしないだろう。
「見事だ、ジュリア。確かな努力を感じるぞ」
「すごいわ! やっぱり、色んな人と仲良くなるのは最高ね!」
まあ、多くの人と交流すれば、様々な才能に出会える。それは確かだな。そういう意味では、ミーアには共感できる。俺の周りには、俺にできないことをできる人間が多いからな。それは、とても素晴らしいことだ。
「流石です、ミーア様。あたしも見習いたいですね」
「レックスさん、やっぱり見る目がありますね。シュテルさんもサラさんも、高い実力を感じますし」
「私が強くなれたのは、全部レックス様のおかげなんです。素晴らしい方ですよね」
「実際、恩人。私達みんな、レックス様が居なければ、学ぶことすらできなかった」
正確には、ジュリアは原作の流れだと、放っておいてもアストラ学園には入学していたのだが。それを知らないサラからすれば、恩を感じるのは当然か。だからこそ、あまり無理をさせたくない。恩は、人を縛り付ける鎖でもあるからな。
「やっぱり、レックス君と友達になってよかったわね! こうして、輪が広がっていくんだもの!」
「まあ、協力するのは悪くないですね。敵と戦うことを考えても。信頼できる相手は、どうしても少ないんですよ」
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