77 / 374
3章 アストラ学園にて
77話 超えるべき壁
しおりを挟む
あれから、ルースとハンナとは、ある程度は交流するようになった。とはいえ、仲が良いかは分からないが。何にせよ、できるだけ仲良くしたいものだ。
原作で起こる事件の多くは、放っておけば大災害につながるものも多い。それを考えると、戦力は多ければ多いほど良い。とはいえ、利益を考えて仲良くするのも、あんまりな。どうせなら、損があっても切れない関係が理想だ。
まあ、今は急ぎすぎず、段階を踏むところからだな。いくら原作で相手を知っているからと言って、軽率に踏み込むのは問題だろう。王女姉妹の時は、急ぎだったから踏み込んだとはいえ。
相手にも、俺にも、触れられたくない部分はある。それを理解した上で、一歩ずつ距離を縮めていきたい。
「レックスさん、あたくしの爆殺陣はいかがでして?」
「わたくしめの閃剣も、研鑽の証でありますよ」
ルースもハンナも、俺に魔法を見せてくる。2人とも、自信を持っている様子。実際、原作でも強い技だ。
まず、ルースの爆殺陣は、周囲を結界で包み込んで、その範囲に強い爆発を起こす技。鉄の鎧くらいなら、軽く粉々にできる技だ。四属性を超える魔法使いの技は、一発一発が必殺の威力を持っていると言って良い。とはいえ、同格以上の相手には防がれることも珍しくないが。
そして、ハンナの閃剣は、剣の形に固めた魔力を雨のように降らせる技。回避をするのは、ほぼ不可能と言っていいだろうな。まあ、俺の闇の衣なら、簡単に防げる程度ではあるが。
どちらも、確かな才能と研鑽を感じる技だ。少なくとも、多くの魔法使いが一生をかけても届かない領域だろう。とはいえ、原作の敵には、通じない相手も多いだろう。世界の命運をかけた戦いも多いからな。それ相応の規模を持つことになる。
「まあまあだな。それなりに強いようだが、俺には届かないだろうさ」
「そこまで言うのでしたら、あなたの魔法を見せていただきたいものでしてよ?」
「同感でありますな。どれほどのものなのか、見せていただきませんと」
2人とも、挑発的な目をしている。まあ、俺の言葉に対するものとしては当然だ。2人の魔法を軽く扱うようなセリフを言ったのだから。とはいえ、どうだろうな。カミラに見せたときは、ちょっと恐れられた。同じことになってしまえば、困るんだよな。
仮に心が折れたりしてしまえば、大きな問題であることは間違いない。だからこそ、あまりやり過ぎたくない。ただ、手加減をしても、相手をバカにしているように捉えられるかもしれない。どうしたものか。
いや、レックスのキャラなら、全力を見せるのが普通だよな。そこに従うのが、無難なところだろうか。仕方ない。見せるとするか。
「なら、望み通りにしてやろう。闇の刃!」
俺から放たれた闇属性の刃は、進路上のものを切り裂いた上で、大爆発を起こした。地面の土が、天高くまで吹き飛ぶくらいに。最低限は制御しているから、俺達には被害はない。とはいえ、強い風がこちらに飛んでくる。
2人は、目を見開いて俺の魔法を見ていた。驚いているのは間違いないだろうな。まあ、フィリスですら感心するほどの魔法を、さらに研鑽したんだ。強いのは当たり前だ。
「……ま、まさか、ここまで差があるなんて……。あたくしは……」
「わたくしめが見た中で、最大級の魔法というほかありません。悔しいですが、完敗ですね」
ルースはうつむいているし、ハンナは拳を握っている。これは、どんな反応だろうか。奮起してくれるのが理想ではあるが。
「まあ、俺は天才なんだからな。当然だろうさ」
「あたくしは負けなくってよ。必ずあなたに、あっと言わせてみせるわ」
「わたくしめも、諦めません。近衛騎士になるための試練ですから」
「せいぜい、努力を続けることだ。俺だって進化を止めないのだからな」
とりあえず、少なくとも俺に反抗的な態度を取れる程度ではあるようだ。ありがたい話だ。もっと強くなってくれれば、王女姉妹だって助かるだろう。
それからは、2人とも俺の様子を見に来ることが多かった。魔法の威力が高くなったと見せに来たり、俺の魔法を見せろと言ってきたり。なんとなく、ライバルっぽい関係に思える。
「それなら、魔力の伝達の効率が悪いだろう。ルース、見ていろ。こういう魔力操作をするんだ」
「確かに、効率は良くなりましたわね……。不本意ではありますが、聞いてあげましょう」
魔法について議論することもあったし、こちらからアドバイスすることもあった。反発される時もあるし、従われる時もある。総じて、悪い関係にはなっていないと思う。
「恐るべきことですね。レックス殿は、圧倒的な才能に溺れていない」
「全くよ。少しくらい、油断してくれれば可愛げもあるものを。嫌になることだわ」
「こんなもの、まだまだ頂には程遠い。油断するなど、気が早すぎる」
「生意気ですこと。でも、悪くないわ。あなたに勝てるのなら、あたくしは自分を認められるもの」
「同感でありますな。少なくとも、実力は本物です。良い目標となるでしょう」
これなら、お互いに成長するためのきっかけになるだろう。正直、あまり好かれている気はしないが。まあ、良い。敵対していないだけでも、十分だ。遠ざけられていないだけで。
俺の全力は、誰かを恐れさせることもある。以前のカミラや、入学試験の時の教師や他の受験生とか。そうなっていないのなら、まだ目はあるはずだからな。
「レックスさんには、本当に弱点が見当たりませんこと。まあ、人徳では勝てそうですけど。それは、あたくしの目標ではなくってよ」
「とはいえ、王女殿下の好意では負けている様子でありますから。数では勝てても、肝心な部分では……」
「確かに、強く慕われている相手では、負ける可能性もあるものね。でも、何よりも先に、あたくしは実力で勝ちたいわ」
「その通りではありますな。人徳を軽視するつもりはありませんが」
まあ、実際、俺は傍から見て、あまり良い人格とはいえないだろう。少なくとも、外部から見れば。口が悪いし、調子に乗っている感じだからな。とはいえ、最低限は認められていると思う。だから、悪くない。
これまでは、うまくいくことが多かった。とはいえ、嫌われてもおかしくはないのは事実だからな。
「さて、何年後になるだろうな。せいぜい、楽しみにさせてもらおうじゃないか」
「その顔を屈辱で歪ませる姿は、どれほど見応えがあることか。こちらこそ、楽しみでしてよ」
「言葉ほどには、油断していないのでありますね。ある程度は、分かってきましたね。だからこそ、勝ってみせます」
「突き放されないように、気を張っておくことだな。俺だって、こんなところで立ち止まるつもりはないんだから」
なんというか、超えるべき壁と思われた感じか? これからに期待といったところだな。2人との関係も、2人の実力も。さあ、まだまだ先は長い。気合を入れていこう。
原作で起こる事件の多くは、放っておけば大災害につながるものも多い。それを考えると、戦力は多ければ多いほど良い。とはいえ、利益を考えて仲良くするのも、あんまりな。どうせなら、損があっても切れない関係が理想だ。
まあ、今は急ぎすぎず、段階を踏むところからだな。いくら原作で相手を知っているからと言って、軽率に踏み込むのは問題だろう。王女姉妹の時は、急ぎだったから踏み込んだとはいえ。
相手にも、俺にも、触れられたくない部分はある。それを理解した上で、一歩ずつ距離を縮めていきたい。
「レックスさん、あたくしの爆殺陣はいかがでして?」
「わたくしめの閃剣も、研鑽の証でありますよ」
ルースもハンナも、俺に魔法を見せてくる。2人とも、自信を持っている様子。実際、原作でも強い技だ。
まず、ルースの爆殺陣は、周囲を結界で包み込んで、その範囲に強い爆発を起こす技。鉄の鎧くらいなら、軽く粉々にできる技だ。四属性を超える魔法使いの技は、一発一発が必殺の威力を持っていると言って良い。とはいえ、同格以上の相手には防がれることも珍しくないが。
そして、ハンナの閃剣は、剣の形に固めた魔力を雨のように降らせる技。回避をするのは、ほぼ不可能と言っていいだろうな。まあ、俺の闇の衣なら、簡単に防げる程度ではあるが。
どちらも、確かな才能と研鑽を感じる技だ。少なくとも、多くの魔法使いが一生をかけても届かない領域だろう。とはいえ、原作の敵には、通じない相手も多いだろう。世界の命運をかけた戦いも多いからな。それ相応の規模を持つことになる。
「まあまあだな。それなりに強いようだが、俺には届かないだろうさ」
「そこまで言うのでしたら、あなたの魔法を見せていただきたいものでしてよ?」
「同感でありますな。どれほどのものなのか、見せていただきませんと」
2人とも、挑発的な目をしている。まあ、俺の言葉に対するものとしては当然だ。2人の魔法を軽く扱うようなセリフを言ったのだから。とはいえ、どうだろうな。カミラに見せたときは、ちょっと恐れられた。同じことになってしまえば、困るんだよな。
仮に心が折れたりしてしまえば、大きな問題であることは間違いない。だからこそ、あまりやり過ぎたくない。ただ、手加減をしても、相手をバカにしているように捉えられるかもしれない。どうしたものか。
いや、レックスのキャラなら、全力を見せるのが普通だよな。そこに従うのが、無難なところだろうか。仕方ない。見せるとするか。
「なら、望み通りにしてやろう。闇の刃!」
俺から放たれた闇属性の刃は、進路上のものを切り裂いた上で、大爆発を起こした。地面の土が、天高くまで吹き飛ぶくらいに。最低限は制御しているから、俺達には被害はない。とはいえ、強い風がこちらに飛んでくる。
2人は、目を見開いて俺の魔法を見ていた。驚いているのは間違いないだろうな。まあ、フィリスですら感心するほどの魔法を、さらに研鑽したんだ。強いのは当たり前だ。
「……ま、まさか、ここまで差があるなんて……。あたくしは……」
「わたくしめが見た中で、最大級の魔法というほかありません。悔しいですが、完敗ですね」
ルースはうつむいているし、ハンナは拳を握っている。これは、どんな反応だろうか。奮起してくれるのが理想ではあるが。
「まあ、俺は天才なんだからな。当然だろうさ」
「あたくしは負けなくってよ。必ずあなたに、あっと言わせてみせるわ」
「わたくしめも、諦めません。近衛騎士になるための試練ですから」
「せいぜい、努力を続けることだ。俺だって進化を止めないのだからな」
とりあえず、少なくとも俺に反抗的な態度を取れる程度ではあるようだ。ありがたい話だ。もっと強くなってくれれば、王女姉妹だって助かるだろう。
それからは、2人とも俺の様子を見に来ることが多かった。魔法の威力が高くなったと見せに来たり、俺の魔法を見せろと言ってきたり。なんとなく、ライバルっぽい関係に思える。
「それなら、魔力の伝達の効率が悪いだろう。ルース、見ていろ。こういう魔力操作をするんだ」
「確かに、効率は良くなりましたわね……。不本意ではありますが、聞いてあげましょう」
魔法について議論することもあったし、こちらからアドバイスすることもあった。反発される時もあるし、従われる時もある。総じて、悪い関係にはなっていないと思う。
「恐るべきことですね。レックス殿は、圧倒的な才能に溺れていない」
「全くよ。少しくらい、油断してくれれば可愛げもあるものを。嫌になることだわ」
「こんなもの、まだまだ頂には程遠い。油断するなど、気が早すぎる」
「生意気ですこと。でも、悪くないわ。あなたに勝てるのなら、あたくしは自分を認められるもの」
「同感でありますな。少なくとも、実力は本物です。良い目標となるでしょう」
これなら、お互いに成長するためのきっかけになるだろう。正直、あまり好かれている気はしないが。まあ、良い。敵対していないだけでも、十分だ。遠ざけられていないだけで。
俺の全力は、誰かを恐れさせることもある。以前のカミラや、入学試験の時の教師や他の受験生とか。そうなっていないのなら、まだ目はあるはずだからな。
「レックスさんには、本当に弱点が見当たりませんこと。まあ、人徳では勝てそうですけど。それは、あたくしの目標ではなくってよ」
「とはいえ、王女殿下の好意では負けている様子でありますから。数では勝てても、肝心な部分では……」
「確かに、強く慕われている相手では、負ける可能性もあるものね。でも、何よりも先に、あたくしは実力で勝ちたいわ」
「その通りではありますな。人徳を軽視するつもりはありませんが」
まあ、実際、俺は傍から見て、あまり良い人格とはいえないだろう。少なくとも、外部から見れば。口が悪いし、調子に乗っている感じだからな。とはいえ、最低限は認められていると思う。だから、悪くない。
これまでは、うまくいくことが多かった。とはいえ、嫌われてもおかしくはないのは事実だからな。
「さて、何年後になるだろうな。せいぜい、楽しみにさせてもらおうじゃないか」
「その顔を屈辱で歪ませる姿は、どれほど見応えがあることか。こちらこそ、楽しみでしてよ」
「言葉ほどには、油断していないのでありますね。ある程度は、分かってきましたね。だからこそ、勝ってみせます」
「突き放されないように、気を張っておくことだな。俺だって、こんなところで立ち止まるつもりはないんだから」
なんというか、超えるべき壁と思われた感じか? これからに期待といったところだな。2人との関係も、2人の実力も。さあ、まだまだ先は長い。気合を入れていこう。
25
お気に入りに追加
156
あなたにおすすめの小説
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。
いいたか
ファンタジー
小説家になろうにて130万PVを達成!
この世界『アレスディア』には天職と呼ばれる物がある。
戦闘に秀でていて他を寄せ付けない程の力を持つ剣士や戦士などの戦闘系の天職や、鑑定士や聖女など様々な助けを担ってくれる補助系の天職、様々な天職の中にはこの『アストレア王国』をはじめ、いくつもの国では不遇とされ虐げられてきた鍛冶師や錬金術師などと言った生産系天職がある。
これは、そんな『アストレア王国』で不遇な天職を賜ってしまった違う世界『地球』の前世の記憶を蘇らせてしまった一人の少年の物語である。
彼の行く先は天国か?それとも...?
誤字報告は訂正後削除させていただきます。ありがとうございます。
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで連載中!
現在アルファポリス版は5話まで改稿中です。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる