182 / 232
5章
(49)共存の道
しおりを挟む
俺たちが言い争いをしている間、レオハニーは終始ダアトの論文に集中して身動ぎすらしていなかった。
レオハニーは以前、浦敷博士と研究を共にしていたシモン博士の助手を務めていた経験がある。なので、論文の内容には知っている部分もかなりあっただろう。それでも速読にかなりの時間を要しているから、彼女にも知らされていない重要な研究が書かれているのかもしれない。
レオハニーが読み終わるまでまだ少し時間がかかりそうだ。その間、俺たちは制御室の中で情報収集をすることにした。
旧人類の言語が分かる俺とツクモは、モニターを使ってファイルの調査を。
エトロとアンリは、俺の横でちんぷんかんぷんながらも画面を追い、俺が見つけだした情報の精査を。
シャルは意味の分からない文字列に飽きてしまったらしく、シュレイブをお供に遺跡の中を探検しに行った。
そしてクライヴは、険しい面持ちでモニターを睨みながら何か思案している様子だった。
本当は俺もレオハニーのように浦敷博士の論文を読んでみたかった。だが、俺の英語力は中学生よりも酷いので、逆立しても解読は不可能だ。しかも論文のページはたった一日で読み切れるほど生半可な量ではない。もしここにUSBかスマホがあれば、里に持って帰ってゆっくり読むこともできただろうに。
ともかく、今は必要な情報だけを集めることに徹するしかない。黒幕の手掛かりについてはツクモが調べてくれているので、俺がやるべきは、モニター横のポッドをどうやって起動するかだ。
このポッドはおそらく、他のポッドと同様に機械仕掛けの世界に繋がっているはずだ。これが動かない事には浦敷博士と対面することすらできない。
一応、ポッドの周辺をくまなく調べてみたが、電源スイッチや操作パネルは装備されていなかった。モニター内のプログラムを覗いてみてもそれらしいものがなかなか見つからない。
「うーん、やっぱりどっかにボタンがあるのか?」
こつこつと透明なポッドを叩きながら悩んでいると、石像のように真ん中のモニターに居座っていたレオハニーがぐっと伸びをした。ついに論文を読み終わったらしい。
「レオハニーさん、どうでしたか?」
ポッドに寄りかかりながら話しかけると、レオハニーは目頭をつまんでぎゅっと目を閉じた。
「……この論文には、魂の移植方法について、シモン博士と浦敷博士の見解が書かれていた」
レオハニーはモニターの文字を指先でなぞり、さらに詳細を語った。
「これによると、NoDの身体に魂を移すのは不可能なのだそうだ。NoDが受け入れられるのはせいぜい自我データのみ。もし魂から再び肉体を得たいのなら、ダアトで作られたものではなく、純粋な人間の肉体でなければならないらしい」
「つまり……どういうことだ?」
エトロが首を傾げると、アンリが首を傾げながら苦笑した。
「つまり、旧人類はNoDの肉体じゃ復活できない。逆に、新人類の身体なら復活できるってこと。だよね?」
「その通り。ベートたちが何百年も終末の日に拘っているのも、間違いなくこれが原因だ」
レオハニーがそう断言した途端、エトロたちの雰囲気が急にピリついたものになった。
ベートがこれまでNoDたちの自我を暴走させ、肉体を奪ってこれたのも、複製できる自我データだからこそできたことだ。バルド村の監獄に収容したベートでさえも、肉体はNoDのものだった。
それは逆に言えば、ベートの本体である魂は、まだ機械仕掛けの世界の中で、虎視眈々と復活の機会を伺っているということでもあった。
俺と同じ結論に至ったレオハニーは、苦渋と言わんばかりに目元に皺を寄せた。
「リョーホ。もしそのポッドで機械仕掛けの世界に行けたとしても、ベートたちに待ち伏せされていたら私たちでは太刀打ちできない。危険すぎる」
「……分かっています。けど、あの世界がどうなっているか知らなければ、対策の打ち用もないでしょう」
「すでに機械仕掛けの世界全てが、ベートの手中に堕ちていたらどうする。自ら世界を破滅に導くつもり?」
「確かにもう手遅れかもしれない。けれど、俺は信じたい。氷の一族が守ってくれたこの遺跡も、旧人類と新人類の繋がりも」
目尻に力を込めながら血を吐くように訴えると、レオハニーは深く嘆息した。
「リョーホ。もう一度言おう。機械仕掛けの門は、一つ残らず破壊してしまったほうがいい。世界を形作るサーバーが壊れてしまえば、旧人類を一網打尽にできるし、今後一切、終末の日に怯えることも、旧人類の侵略に備える必要もなくなる。それが最も合理的で、平和的な道だ」
冷酷に告げられた言葉が制御室に反響し、沼地に引き摺り込まれたかのような重苦しい沈黙に満たされる。
機械仕掛けの世界は、所詮箱の中でしか存在を維持できない。外からの干渉には無防備で、ここにいる俺たちが牙を剥いても誰も止められないだろう。
そんなものは、一方的な虐殺でしかない。
「……レオハニーさんの提案は、ある意味では正しいでしょう。最小の犠牲で最大の幸福をもたらす手段は、いつの時代でも為政者が選び取ってきたから。けど、それじゃあベートたちと同じじゃないですか。自分たちさえ生き残ればいいからって、それ以外の人たちを殺していい理由にはならないでしょう?」
俺はなんだか泣きたいような気持ちになって、声を大きく戦慄かせながらレオハニーを見上げた。
「さっきクライヴにも言いましたが、俺は共存を諦めたくない。戦いを望んでいない人だっている、一緒に戦ってくれる人だっているかもしれないのに、そんな暴挙は取りたくない」
互いに命を握り合っているのに仲良くしようだなんて、綺麗事にも程があるだろう。俺はこれまで、自分が生き残るために数多のドラゴンの命を奪ってきた。それが人間相手になったら対話で済ませたいとは、虫が良いにも程がある。
けれど人間には理性がある。誰かを生かすため、自ら地獄に残ろうとするような動物は人間しか知らない。
「レオハニーさん。前に俺と約束しましたよね。絶対に俺と一緒に機械仕掛けの世界に行こうって。貴方は絶対、浦敷博士に会うべきだ!」
俺は全身の骨が震えそうなほどに声を張り上げた。無表情なレオハニーの顔が、モニターのノイズに照射されて荒く烟る。長い間放置されたモニターは、そのままふつりとライトを消してしまった。残る光は、ツクモが触れるモニター一台のみとなった。
暗くなった制御室の中で、レオハニーは肩から長い髪をざらりと流した。
「……私は一生、機械仕掛けの人々を信じることはできない。現実世界を捨て、楽園に逃げた罪人たちを……」
「──だが、君のことは信じよう」
俺は顔を上げ、暗闇の中にレオハニーの面差しを探した。見えなくとも、俺には仄かに笑みを浮かべる彼女の姿が見えた気がした。
小さな布擦れの音がして、レオハニーの指先がモニターをつつく。揺り起こされたモニターは即座に光を取り戻し、闇に沈んだ制御室の輪郭を再び浮き彫りにした。
レオハニーは俺から顔を背けるようにモニターに向き直り、なんてことのないような口調で言った。
「さあ、早く準備を進めよう。ここもいつまでベートに見つからずに済むか分からないからね」
「っはい!」
思わず大きな声で返事をしてしまいながら、俺は自分のモニターへと向き直った。
すると、さっきまで黙りこくっていたクライヴが後ろから話しかけてきた。
「鍵者。もし行くのなら俺も連れて行ってくれないか」
「……構わないが、どういう風の吹き回しだ?」
純粋な疑問を抱きながら振り返ると、クライヴは握りしめた己の拳を強く睨みつけた。
「俺は、実際にこの目で見るまで、エラムラの里を蛮族どもの集まりだとしか思っていなかった。だがそれは誤りだった。エラムラの里は俺が想像していた以上に穏やかな人間ばかりだった。スキュリアに伝わるほど虐殺巫女と語られたハウラも、里を守ろうと必死になる一人の女性でしかなかった」
クライヴは眉間の皺をさらに深くすると、まじめ腐った表情で俺の顔を凝視した
「俺は無知だ。知らぬ存在へと恐怖を募らせ、排除したがる臆病者だ。ならば知らねばなるまい。鍵者もまた人間だと知った時のように、敵を見定めたいのだ」
俺は意外な反応に囚われ、咄嗟に返事ができなかった。シュレイブも時々核心をつくような言葉で驚かせてくるが、クライヴも同類だったようだ。旧人類に対してあれだけの憎しみを露わにしたばかりだというのに、すぐに向き合おうとする柔軟性は驚嘆に値する。
しかし、俺は申し訳なさそうに二つしかないポッドへ目を向けた。
「クライヴの志はマジで頼もしいんだが、ポッドの空きがな……」
その時、遺跡の探検から帰ってきたシャルが、慌ただしく制御室に飛び込んできた。
「リョーホ! 別の秘密部屋を見つけたぞ!」
「え!?」
レオハニーは以前、浦敷博士と研究を共にしていたシモン博士の助手を務めていた経験がある。なので、論文の内容には知っている部分もかなりあっただろう。それでも速読にかなりの時間を要しているから、彼女にも知らされていない重要な研究が書かれているのかもしれない。
レオハニーが読み終わるまでまだ少し時間がかかりそうだ。その間、俺たちは制御室の中で情報収集をすることにした。
旧人類の言語が分かる俺とツクモは、モニターを使ってファイルの調査を。
エトロとアンリは、俺の横でちんぷんかんぷんながらも画面を追い、俺が見つけだした情報の精査を。
シャルは意味の分からない文字列に飽きてしまったらしく、シュレイブをお供に遺跡の中を探検しに行った。
そしてクライヴは、険しい面持ちでモニターを睨みながら何か思案している様子だった。
本当は俺もレオハニーのように浦敷博士の論文を読んでみたかった。だが、俺の英語力は中学生よりも酷いので、逆立しても解読は不可能だ。しかも論文のページはたった一日で読み切れるほど生半可な量ではない。もしここにUSBかスマホがあれば、里に持って帰ってゆっくり読むこともできただろうに。
ともかく、今は必要な情報だけを集めることに徹するしかない。黒幕の手掛かりについてはツクモが調べてくれているので、俺がやるべきは、モニター横のポッドをどうやって起動するかだ。
このポッドはおそらく、他のポッドと同様に機械仕掛けの世界に繋がっているはずだ。これが動かない事には浦敷博士と対面することすらできない。
一応、ポッドの周辺をくまなく調べてみたが、電源スイッチや操作パネルは装備されていなかった。モニター内のプログラムを覗いてみてもそれらしいものがなかなか見つからない。
「うーん、やっぱりどっかにボタンがあるのか?」
こつこつと透明なポッドを叩きながら悩んでいると、石像のように真ん中のモニターに居座っていたレオハニーがぐっと伸びをした。ついに論文を読み終わったらしい。
「レオハニーさん、どうでしたか?」
ポッドに寄りかかりながら話しかけると、レオハニーは目頭をつまんでぎゅっと目を閉じた。
「……この論文には、魂の移植方法について、シモン博士と浦敷博士の見解が書かれていた」
レオハニーはモニターの文字を指先でなぞり、さらに詳細を語った。
「これによると、NoDの身体に魂を移すのは不可能なのだそうだ。NoDが受け入れられるのはせいぜい自我データのみ。もし魂から再び肉体を得たいのなら、ダアトで作られたものではなく、純粋な人間の肉体でなければならないらしい」
「つまり……どういうことだ?」
エトロが首を傾げると、アンリが首を傾げながら苦笑した。
「つまり、旧人類はNoDの肉体じゃ復活できない。逆に、新人類の身体なら復活できるってこと。だよね?」
「その通り。ベートたちが何百年も終末の日に拘っているのも、間違いなくこれが原因だ」
レオハニーがそう断言した途端、エトロたちの雰囲気が急にピリついたものになった。
ベートがこれまでNoDたちの自我を暴走させ、肉体を奪ってこれたのも、複製できる自我データだからこそできたことだ。バルド村の監獄に収容したベートでさえも、肉体はNoDのものだった。
それは逆に言えば、ベートの本体である魂は、まだ機械仕掛けの世界の中で、虎視眈々と復活の機会を伺っているということでもあった。
俺と同じ結論に至ったレオハニーは、苦渋と言わんばかりに目元に皺を寄せた。
「リョーホ。もしそのポッドで機械仕掛けの世界に行けたとしても、ベートたちに待ち伏せされていたら私たちでは太刀打ちできない。危険すぎる」
「……分かっています。けど、あの世界がどうなっているか知らなければ、対策の打ち用もないでしょう」
「すでに機械仕掛けの世界全てが、ベートの手中に堕ちていたらどうする。自ら世界を破滅に導くつもり?」
「確かにもう手遅れかもしれない。けれど、俺は信じたい。氷の一族が守ってくれたこの遺跡も、旧人類と新人類の繋がりも」
目尻に力を込めながら血を吐くように訴えると、レオハニーは深く嘆息した。
「リョーホ。もう一度言おう。機械仕掛けの門は、一つ残らず破壊してしまったほうがいい。世界を形作るサーバーが壊れてしまえば、旧人類を一網打尽にできるし、今後一切、終末の日に怯えることも、旧人類の侵略に備える必要もなくなる。それが最も合理的で、平和的な道だ」
冷酷に告げられた言葉が制御室に反響し、沼地に引き摺り込まれたかのような重苦しい沈黙に満たされる。
機械仕掛けの世界は、所詮箱の中でしか存在を維持できない。外からの干渉には無防備で、ここにいる俺たちが牙を剥いても誰も止められないだろう。
そんなものは、一方的な虐殺でしかない。
「……レオハニーさんの提案は、ある意味では正しいでしょう。最小の犠牲で最大の幸福をもたらす手段は、いつの時代でも為政者が選び取ってきたから。けど、それじゃあベートたちと同じじゃないですか。自分たちさえ生き残ればいいからって、それ以外の人たちを殺していい理由にはならないでしょう?」
俺はなんだか泣きたいような気持ちになって、声を大きく戦慄かせながらレオハニーを見上げた。
「さっきクライヴにも言いましたが、俺は共存を諦めたくない。戦いを望んでいない人だっている、一緒に戦ってくれる人だっているかもしれないのに、そんな暴挙は取りたくない」
互いに命を握り合っているのに仲良くしようだなんて、綺麗事にも程があるだろう。俺はこれまで、自分が生き残るために数多のドラゴンの命を奪ってきた。それが人間相手になったら対話で済ませたいとは、虫が良いにも程がある。
けれど人間には理性がある。誰かを生かすため、自ら地獄に残ろうとするような動物は人間しか知らない。
「レオハニーさん。前に俺と約束しましたよね。絶対に俺と一緒に機械仕掛けの世界に行こうって。貴方は絶対、浦敷博士に会うべきだ!」
俺は全身の骨が震えそうなほどに声を張り上げた。無表情なレオハニーの顔が、モニターのノイズに照射されて荒く烟る。長い間放置されたモニターは、そのままふつりとライトを消してしまった。残る光は、ツクモが触れるモニター一台のみとなった。
暗くなった制御室の中で、レオハニーは肩から長い髪をざらりと流した。
「……私は一生、機械仕掛けの人々を信じることはできない。現実世界を捨て、楽園に逃げた罪人たちを……」
「──だが、君のことは信じよう」
俺は顔を上げ、暗闇の中にレオハニーの面差しを探した。見えなくとも、俺には仄かに笑みを浮かべる彼女の姿が見えた気がした。
小さな布擦れの音がして、レオハニーの指先がモニターをつつく。揺り起こされたモニターは即座に光を取り戻し、闇に沈んだ制御室の輪郭を再び浮き彫りにした。
レオハニーは俺から顔を背けるようにモニターに向き直り、なんてことのないような口調で言った。
「さあ、早く準備を進めよう。ここもいつまでベートに見つからずに済むか分からないからね」
「っはい!」
思わず大きな声で返事をしてしまいながら、俺は自分のモニターへと向き直った。
すると、さっきまで黙りこくっていたクライヴが後ろから話しかけてきた。
「鍵者。もし行くのなら俺も連れて行ってくれないか」
「……構わないが、どういう風の吹き回しだ?」
純粋な疑問を抱きながら振り返ると、クライヴは握りしめた己の拳を強く睨みつけた。
「俺は、実際にこの目で見るまで、エラムラの里を蛮族どもの集まりだとしか思っていなかった。だがそれは誤りだった。エラムラの里は俺が想像していた以上に穏やかな人間ばかりだった。スキュリアに伝わるほど虐殺巫女と語られたハウラも、里を守ろうと必死になる一人の女性でしかなかった」
クライヴは眉間の皺をさらに深くすると、まじめ腐った表情で俺の顔を凝視した
「俺は無知だ。知らぬ存在へと恐怖を募らせ、排除したがる臆病者だ。ならば知らねばなるまい。鍵者もまた人間だと知った時のように、敵を見定めたいのだ」
俺は意外な反応に囚われ、咄嗟に返事ができなかった。シュレイブも時々核心をつくような言葉で驚かせてくるが、クライヴも同類だったようだ。旧人類に対してあれだけの憎しみを露わにしたばかりだというのに、すぐに向き合おうとする柔軟性は驚嘆に値する。
しかし、俺は申し訳なさそうに二つしかないポッドへ目を向けた。
「クライヴの志はマジで頼もしいんだが、ポッドの空きがな……」
その時、遺跡の探検から帰ってきたシャルが、慌ただしく制御室に飛び込んできた。
「リョーホ! 別の秘密部屋を見つけたぞ!」
「え!?」
0
お気に入りに追加
33
あなたにおすすめの小説
死霊王は異世界を蹂躙する~転移したあと処刑された俺、アンデッドとなり全てに復讐する~
未来人A
ファンタジー
主人公、田宮シンジは妹のアカネ、弟のアオバと共に異世界に転移した。
待っていたのは皇帝の命令で即刻処刑されるという、理不尽な仕打ち。
シンジはアンデッドを自分の配下にし、従わせることの出来る『死霊王』というスキルを死後開花させる。
アンデッドとなったシンジは自分とアカネ、アオバを殺した帝国へ復讐を誓う。
死霊王のスキルを駆使して徐々に配下を増やし、アンデッドの軍団を作り上げていく。
30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
ある日仕事帰りに神様の手違いがあったが無事に転移させて貰いました。
いくみ
ファンタジー
寝てたら起こされて目を開けたら知らない場所で神様??が、君は死んだと告げられる。そして神様が、管理する世界(マジョル)に転生か転移しないかと提案され、キターファンタジーとガッツポーズする。
成宮暁彦は独身、サラリーマンだった
アラサー間近パットしない容姿で、プチオタ、完全独り身爆走中。そんな暁彦が神様に願ったのは、あり得ない位のチートの数々、神様に無理難題を言い困らせ
スキルやらetcを貰い転移し、冒険しながらスローライフを目指して楽しく暮らす場を探すお話になると?思います。
なにぶん、素人が書くお話なので
疑問やら、文章が読みにくいかも知れませんが、暖かい目でお読み頂けたらと思います。
あと、とりあえずR15指定にさせて頂きます。
没落令嬢カノンの冒険者生活〜ジョブ『道具師』のスキルで道具を修復・レベルアップ・進化できるようになりました〜
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
事業に失敗した父親の借金の返済期限がやって来た。数十人の金貸し達が屋敷に入って来る。
屋敷に一人残された男爵令嬢の三女カノン・ネロエスト(17歳)は、ペットの大型犬パトラッシュと一緒に追い出された。
長い金髪を切られ、着ていた高価な服もボロ服に変えられた。
そんな行く当てのない彼女に金貸しの男が、たったの2500ギルド渡して、冒険者ギルドを紹介した。
不幸の始まりかと思ったが、教会でジョブ『道具師』を習得した事で、幸福な生活がすぐに始まってしまう。
そんな幸福な日常生活の物語。
完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-
ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。
断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。
彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。
通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。
お惣菜お安いですよ?いかがです?
物語はまったり、のんびりと進みます。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
異世界でお取り寄せ生活
マーチ・メイ
ファンタジー
異世界の魔力不足を補うため、年に数人が魔法を貰い渡り人として渡っていく、そんな世界である日、日本で普通に働いていた橋沼桜が選ばれた。
突然のことに驚く桜だったが、魔法を貰えると知りすぐさま快諾。
貰った魔法は、昔食べて美味しかったチョコレートをまた食べたいがためのお取り寄せ魔法。
意気揚々と異世界へ旅立ち、そして桜の異世界生活が始まる。
貰った魔法を満喫しつつ、異世界で知り合った人達と緩く、のんびりと異世界生活を楽しんでいたら、取り寄せ魔法でとんでもないことが起こり……!?
そんな感じの話です。
のんびり緩い話が好きな人向け、恋愛要素は皆無です。
※小説家になろう、カクヨムでも同時掲載しております。
突然だけど、空間魔法を頼りに生き延びます
ももがぶ
ファンタジー
俺、空田広志(そらたひろし)23歳。
何故だか気が付けば、見も知らぬ世界に立っていた。
何故、そんなことが分かるかと言えば、自分の目の前には木の棒……棍棒だろうか、それを握りしめた緑色の醜悪な小人っぽい何か三体に囲まれていたからだ。
それに俺は少し前までコンビニに立ち寄っていたのだから、こんな何もない平原であるハズがない。
そして振り返ってもさっきまでいたはずのコンビニも見えないし、建物どころかアスファルトの道路も街灯も何も見えない。
見えるのは俺を取り囲む醜悪な小人三体と、遠くに森の様な木々が見えるだけだ。
「えっと、とりあえずどうにかしないと多分……死んじゃうよね。でも、どうすれば?」
にじり寄ってくる三体の何かを警戒しながら、どうにかこの場を切り抜けたいと考えるが、手元には武器になりそうな物はなく、持っているコンビニの袋の中は発泡酒三本とツナマヨと梅干しのおにぎり、後はポテサラだけだ。
「こりゃ、詰みだな」と思っていると「待てよ、ここが異世界なら……」とある期待が沸き上がる。
「何もしないよりは……」と考え「ステータス!」と呟けば、目の前に半透明のボードが現れ、そこには自分の名前と性別、年齢、HPなどが表記され、最後には『空間魔法Lv1』『次元の隙間からこぼれ落ちた者』と記載されていた。
恩恵沢山の奴隷紋を良かれと思ってクランの紋章にしていた俺は、突然仲間に追放されました
まったりー
ファンタジー
7つ星PTに昇格したばかりのPTで、サポート役をしていた主人公リケイルは、ある日PTリーダーであったアモスにクランに所属する全員を奴隷にしていたと告げられてしまいます。
当たらずとも遠からずな宣告をされ、説明もさせてもらえないままに追放されました。
クランの紋章として使っていた奴隷紋は、ステータスアップなどの恩恵がある以外奴隷としての扱いの出来ない物で、主人公は分かって貰えずショックを受けてしまい、仲間はもういらないと他のダンジョン都市で奴隷を買い、自分流のダンジョン探索をして暮らすお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる